ジオン共和国の正体~地球の重力に魂を引かれた精神病者たちの隔離施設~
作者:ミノフスキーのしっぽ

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ルビーロザリオ  2020年06月08日(月) 19:15 (Good:4Bad:1) 報告

天皇がどうだとか……
なんというかまあ、とにかくイタいね

返信:ミノフスキーのしっぽ 2020年06月08日(月) 20:38

 こんにちは。
 感想ありがとうございます。

 あなたにそう言ってもらえると安心します。

 それと陛下と尊称をつけたほうが良いと思います。

 それでは失礼致します。


アライズ  2020年05月28日(木) 04:59 (Good:2Bad:0) 報告

普通に考えれば、人類の半数を死に追いやった連中のいる場所に、連邦軍が容赦するはずもないと思うのですが?

確かにジオン公国は人類の半数を死に追いやっており、彼らが虐殺者であることは変わりません。
ですが仕方ないとはいえ国家として認め戦時条約を結んだ相手である以上『彼らは虐殺者だから何をしてもいい』という理屈は通用しません。
だからこそバナージもミネバを守るためとはいえジオン残党に同調し、ラプラスの箱を開けることを決意したのではないかと思われます。

-追記-

ただ言わせてもらうなら、一年戦争での占領地ですよね?ジオン軍がいる場所はすべからく戦場となる運命のはずです。

についてですが、それが当てはまるとしてもアメリカが『沖縄戦』で行った『沖縄住民虐殺』と同様でありやはり正当化はできないものと思われます。

返信:ミノフスキーのしっぽ 2020年05月29日(金) 21:14

 こんにちは。
 
 まずはコメントの書き直しありがとうございました。やっとコメントを返せる内容になりました。

 そこで、そもそも論の話をしたいと思います。

 確かに沖縄戦でアメリカ軍は虐殺をやらかしていてギルティです。

 しかし、それはすでに両国の政府の間ですべて日本側が悪かったということで決着が付いているのです。もう両国政府が双方でそういうこととして条約を結んだ場合、それが歴史の真実になります。

 そうなった以上、日本側の人間がそのことで文句を言うことはすでに筋違いなのです。

 許す許さないなんて問題ではもうないのです。

 もちろん、沖縄戦や、沖縄住民虐殺を理由に、日本人が政府の決定に反抗することも、それを理由にテロ行為に及ぶこともギルティです。
 なぜなら、民主主義で決められた正統政府同士がそういうことで合意しているからです。

 それに意義を差し挟むことは許されません。

 やってしまえば、国家間の合意を反故にすることとなり、外交的に大問題に発展します。
 
 国家間の条約とは、それ程までに重い決定なのです。

 たとえば、大手保守系まとめサイトなどで同様の文言が度々書き込んであることがありますが、みんなそのコメントを無視しているでしょう?

 あれは、上記のことを理解していない奴が書き込んでいると見做されて、「馬鹿め」と唾棄すべき対象と思われているからです。
 あるいは、同盟関係にあるアメリカと日本を分断する反民主主義勢力の分断工作と思われているからです。

 それはガンダム世界でも一緒なのです。

 一年戦争でザビ家が事実上壊滅(ミネバ除く)し、ジオン公国が共和国となり終戦協定が結ばれました。

 一年戦争はジオン側が悪かったと認める。かわりに連邦側はジオン本国に攻め込まない。そういうことで両国政府間で話は付いていたのです。

 以後、デラーズフリートなどジオン公国の残党は、共和国の民衆たちから不当に離反した存在と見做され、すべての活動は非合法化しています。
 実際にジオン共和国には別に正規軍が存在していたのですから。

 それ故に、ジオン公国残党は正当性皆無なテロリスト集団に過ぎないのです。

 それは、後の世に一時的に地球圏の一部を掌握していたアクシズ除き(エゥーゴに敗北後は同じ残党扱い)、シャア率いるネオ・ジオン、フル・フロンタル率いる袖付きも同様なのです。

 つまり、そういった終戦協定含む条約のやり取りが両国にあった以上、地球連邦やジオン共和国に帰順しないジオン残党は、存在自体がギルティで、それに協力した者は何者であろうとギルティとなるのです。

 すべては騒乱の元となったジオン残党が悪いとなり、ジオン残党に対抗した連邦軍、連邦市民は、そこに残虐行為があったとしても正統化されるのです。

 たとえば、メガラニカにコロニーレーザーを使用したローナンは引き続き政治家としてやっているし、ネェルアーガマの反乱取り消しに尽力しています。リディも後の世のハサウェイと違い、銃殺されていません(ただ、Zガンダムでのティターンズの犯罪行為は、連邦軍内部の反乱勢力が勝手にやったこととして別処理されました)。

 まあ、要するに世間一般で言われている〇〇〇に関わったら負けと同じように、宇宙世紀ではジオン残党に関わったら負けなのです。
 その時点ですべての自分の正統性を失ってしまうのですから。

 それではこれで失礼します。
 


オンム・アリー  2020年04月22日(水) 08:27 (Good:1Bad:0) 報告

はたして本当に優秀な政府だといえるのかどうか
非常時に有能さを示せる人々なのかどうか

今回のコロナ云々の騒動で馬脚をあらわしてしまったのではないかな?

返信:ミノフスキーのしっぽ 2020年04月23日(木) 01:18

こんにちは。
感想を返させていただきます。

はたして本当に優秀な政府だといえるのかどうか 
非情時に有能さを示せる人々なのかどうか

地球連邦政府のことをいっているなら間違いなく優秀です。地球連邦の支配地域だけみても、地球~月までの直線での距離は38万4400キロメートルもあります。
その月までの距離の中のラグランジェポイントに、地球をぐるりと囲むように7つのサイドが存在します。そこで100億以上もの民衆を生活させていたのだから、間違いなく優秀です。
二次元でなく三次元でその様子を考えてみてください。地球連邦政府が超々優良国家であったとその偉大さが実感できますよ。
疑いようはないと思います。

それにジオン公国なんてキ〇ガイを相手にして人類の半数を生き残らせたんですから、充分優秀では?


今回のコロナ云々の騒動で馬脚をあらわしてしまったのではないかな?

当作品に関係のない感想をされても困ります。筋違いではないでしょうか?


オワ太郎  2020年01月03日(金) 23:54 (Good:0Bad:0) 報告

ふと気になったんですが、作者さんは基本的に連邦が正しい(UC世界において)という考えですか?

返信:ミノフスキーのしっぽ 2020年01月04日(土) 21:19

 感想ありがとうございます。

 一年戦争前まではそうだと思っています。

 ただし、勘違いしないでほしいのですが、双方、人間の集団なので、当然内部には良い人も悪い人も存在します。

 戦前からザビ家は独裁体制維持のために、国内でダイクン派を血の粛清で排除しているのに対し、連邦はジオン公国を戦争前まで武力制圧などはしていないので、第三者的視点から見れば、連邦が正しいのだろうと判断しています。

 それに、僅か一世紀にも満たない期間で、宇宙移民政策と地球の環境を回復させることに成功している連邦に対し、ジオン公国(ニュータイプ教正統派のダイクン派ではなく、異端のザビ家派のこと)があると言っている連邦の落ち度とはいったい何なのか? 本当にあるのか(ないだろう)? これは嘘である。洗脳であると説明しているのです。

 その証拠として、一年戦争前の一週間戦争では、ジオン公国側はザクバズーカの核弾頭で、連邦軍の艦艇だけでなく、一つでスペースノイド1500万人が住むコロニーを数百攻撃しまくっていて、民間人数十億人を虐殺していると説明しているのです。

 コロニー落としなどの大質量を使った攻撃、核兵器禁止の南極条約は、ジオンのコロニー落とし以後に締結された条約で、それまではMSの主装備はザクバズーカと核弾頭でした。

 その装備でサイド1、2、4,5を壊滅状態(一部のコロニーは例外的に攻撃されずに残った。コロニー落としの人的被害より、各サイド壊滅の方が人的被害規模は大きい)に追い込んでいます。

 たとえば、アムロが住んでいたサイド7にも、故郷である各サイドをジオン軍に破壊され、逃げてきた難民が多数いました。
 ジーン、デニムのザクⅡに襲われ、共にホワイトベースに乗り込み、地球へと逃げています。

 このようにコロニー落とし以前にも虐殺行為を働いているジオン軍に何の大義があるのか。

 それも説明しているつもりです。

 それではこれで失礼します。
 
 


アライズ  2020年05月27日(水) 10:34 (Good:1Bad:0) 報告

要するに、搾取されていたスペースノイドとは、ジオン公国の宣伝部隊が生み出した、戦争遂行のためのプロパガンダ幻想なんです。実在しません。

 ジオン公国兵、残党兵といったプロパガンダに騙された連中は、存在しない幻想の『スペースノイドに酷いことをした連邦』を相手に戦争をやっている訳です。

 そもそもジオン公国は、人類の半数を死に追いやった大量虐殺者集団です。
(12行省略されています)

返信:ミノフスキーのしっぽ 2020年05月27日(水) 22:37

 こんにちは。
 度々の感想ありがとうございます。

 早速質問に答えさせていただきます。
 
 1イグルーで語られたような良心的なジオン軍人の存在。

 ガンダムでジオン軍は、ナチスドイツ軍や大日本帝国軍の兵隊がモデルとされています。現実の軍人であったドイツ兵、日本兵には善良な人は沢山いたはずです。
 でも戦争という極限状態では、一般兵も頭を切り替えなばならないのです。
 生き残るためには、狂った上官の命令に従って戦う以外に道はありません。
 それはジオン兵も同様でしょう。
 いざ戦闘となれば、自分が何をやっているかも知らずに戦っていたことでしょう。
 
 たとえば、ナチスドイツに洗脳されたヒットラー・ユーゲントの子供たち。彼等は、ナチスがすべての権限を奪い取ったサマーキャンプに連れていかれて、徹底的に洗脳されて、戦闘混錬を受け、獣のような精神にされて戦場に送り出されました。

 侵略の手先にされた彼等は、自分たちは祖国のために戦う正義の戦士だと思っていました。個人では善良だったのです。

 質問の人物もまた、個人では善良だったのでしょう。

 また、ガンダムのゲームには、闇夜のフェンリル隊の隊長(ジオン側。ガンダムエースのコミカライズ連載で、そのように描写されていました)のように、家族を人質にされて嫌々連邦と戦っていた人物も存在します。

 ちなみに、ジオン側の洗脳行為の証拠は、連邦の開放型コロニー、ジオンの密閉型コロニーという形で、作中で明確に描写されています。
 ダイクンの独立宣言の後、サイド3を乗っ取ったザビ家の連中は、サイド3のコロニーをすべて開放型から密閉型に改造しています。
 外部との連絡を絶った状態で洗脳する手法は、オウム真理教などの洗脳で現実でもやられています。 

 ガンダム作中、密閉型コロニー内部ではギレンの優性人類生存説などの洗脳がさぞやりやすかったことでしょう。
 これもギレンの演説などの形で描写されています。

 2UCで語られたジオン占領地に対する連邦の虐殺行為。

 一週間戦争(レビルが捕まった戦い。コロニー落としが実行された)の後、連邦はジオン公国を仕方なく国家と認めて、南極条約という戦争のルールを締結しています。

 そのジオン占領地に対する連邦の虐殺が南極条約違反であるならギルティ。違反でないならイノセントでしょう。 

 ただ言わせてもらうなら、一年戦争での占領地ですよね?ジオン軍がいる場所はすべからく戦場となる運命のはずです。
 普通に考えれば、人類の半数を死に追いやった連中のいる場所に、連邦軍が容赦するはずもないと思うのですが?

 3では何故ジオン共和国の自治権返上に伴いサイアム・ビストはラプラスの箱をジオン側にラプラスの箱を渡そうとしたのか。

 私の持っている資料では、人の可能性のためとか言っています。

 あの空っぽの箱が開けられたことで後々どうなるかは、UC2とかで語られるのではないでしょうか?

 4それならばバナージ・リンクスがジオン残党に同調した理由はなんなのか。

 ミネバのお尻を追いかけるため。ミネバと一緒なら、連邦とかジオンとか、バナージにとってはどうでもよいことでは?

 ミネバは昔アクシズの盟主としてハマーンに傀儡にされていました。連邦に差し出したら一緒にいられなくなります。 
 だったら、いくらジンネマンたちが大量虐殺者(小説中に、大虐殺の後の戦勝パレードに参加した回想の描写あり)だって、一緒に行動しなければミネバの身柄は守れないし、一緒にいられないでしょう?

 それではこれで失礼します。


アライズ  2020年05月25日(月) 17:51 (Good:0Bad:0) 報告

たとえば、ZZのジュドーは妹のリィナの学費すべてをジャンク屋業の手伝いで支払っています。

 一回の宇宙作業で、日本円に換算すると数万から十数万は貰っているのではないでしょうか?

 リースされたプチモビの料金とかで、7~8割持って行かれるとしても、かなりの金額が残るのではないでしょうか?

これは確かにそうですがジュドーのやってることはジャンクの回収であり、危険である分高級が得られるのは当たり前かと思います。

ジュドー一人で兄妹二人の生活費を賄うにはそういった危険な仕事をしなければならなかった、ということであればやはり空気税が相応に負担だったのではないでしょうか?

それとも『一年戦争によってコロニー全般が貧困化しており、結果逆進制の高い空気税の負担が重くなった』と見るべきなのでしょうか?

返信:ミノフスキーのしっぽ 2020年05月26日(火) 23:46

 こんにちは。
 感想ありがとうございました。

 早速ですが、ジュドーたちの質問に答えさせていただきます。

 その前に、一つの可能性を先に提示しておきたいと思います。

 それは、一年戦争以前からのジオン公国側の言い分がすべて嘘(空気税含む)で、すべて出鱈目である可能性が高い(サイド3住民に連邦が悪であるという洗脳を施し、ザビ家の地球圏掌握のための尖兵とする)ということです。

 例を挙げれば、コーカサス地方オデッサのマ・クベ鉱山なのですが、ジオン側が奪いにやってくるまで、まったく資源が手付かず(原作の確定情報。プレステのゲームギレンの野望、地球侵攻作戦でも言及されている)に残っていたとされています。
 実際、その資源を地球(連邦)から泥棒するためにジオンはまずオデッサを狙った訳です。

 これは、宇宙コロニー建設のためには、地球上の資源があまり使用されていなかったことを意味します。

 まあ当然ですね。宇宙移民の意味の一つには、地球環境維持もありますから。

 さて、ここまで読んで気付きませんか?

 あれ?ジオン側の言っている戦争理由って、何か変だなって。

 話を戻します。

 つまり、サイド1~7の大量の宇宙コロニー群には、地球由来の資源はそれほど使用されておらず、月の資源や、火星の向こう側にあるアステロイドベルトの資源が使われていたということになります。

 事実、宇宙要塞ア・バオア・クーやソロモンに使われた小惑星は、アステロイドベルトから地球圏に持ってきたものです。

 さて、この例を示して私が何を説明したいかというと、コロニー建設やらのインフラ整備で、各コロニー、月面上は、宇宙世紀当初からずっと好景気であった。そんな可能性が濃厚だということです。

 何らかの事情で新規コロニー建設が止まっても、これまで建造してきたコロニー群の整備で、スペースノイドたちの職がなくなるはずもありません。
 たとえ重税の空気税とやらが実際に存在していたとしても、ちゃんとした職種で働いている人々に支払えない訳がないのです。

 もちろん、一年戦争後のジュドーたちジャンク屋関係者も、みんなお金持ちであったことでしょう。なにしろ、戦争で人口の半数が失われて、宇宙は人手不足でしょうから。

 上記の例を理解すると、あれ?ジオン公国(ザビ家の連中とその走狗たち)、戦後のジオン残党の言っていた、『連邦に不当に扱われていたスペースノイドってどこの誰?存在したの?』とご理解いただけると思います。

 たとえば、ネオ・ジオンのシャア総帥が本拠にしたコロニー、スィートウォーター。その住人たちを難民にした原因を作ったのはいったい誰だったか考えてみましょう。

 答え:南極条約締結以前に、核弾頭入りザクバズーカで各サイドを壊滅に追いやった連中。シャアもその仲間。

 要するに、搾取されていたスペースノイドとは、ジオン公国の宣伝部隊が生み出した、戦争遂行のためのプロパガンダ幻想なんです。実在しません。

 ジオン公国兵、残党兵といったプロパガンダに騙された連中は、存在しない幻想の『スペースノイドに酷いことをした連邦』を相手に戦争をやっている訳です。

 そもそもジオン公国は、人類の半数を死に追いやった大量虐殺者集団です。

 何でそんな連中の言っている出鱈目な理屈を、現実の人たちまで本気にしてしまうのだろう?

 私は個人的にそう考えています。


 では、次に『一年戦争によってコロニー全般が貧困化しており、結果逆進性の高い空気税の負担が重くなった』とみるべきなのでしょうか?との質問ですが、場所によると思われます。

 第一に、宇宙引っ越し公社の主導などで新規に建設されたコロニーや、後にティターンズのコロニーレーザーに転用されたサイド7などは、連邦の政治家や連邦軍の肝煎りで好景気だったことでしょう。

 第二に、サイド3のコロニー群は、滅びたザビ家の元本拠地であったにも関わらず、一年戦争終了後に好景気になっています。
 これは、ジオン軍が宇宙で暴虐の限りを尽くし、他のサイドの住民を虐殺しまくったことが理由であるとのことです。
 サイド3の住民たちにあまり酷い枷を食めると、一年戦争に生き残ったスペースノイド全体が必要以上に衰退すると思われたから、らしいです。

 第三に、戦争屋であるアナハイムエレクトロニクス関連のコロニーも景気は良かったはずです。

 逆に、ジオン残党のテロリストたちに組するコロニーは………馬鹿じゃないの?

 それに空気税のことですが………もう現実でガンダムというコンテンツが終了しそうな状況になっているのにも関わらず、まだ原作が言及しないということは………そういうことだと考えた方が良いと思います。

 それではこれで失礼します。

 感想をありがとうございました。 


ルビーロザリオ  2019年12月23日(月) 20:38 (Good:4Bad:0) 報告

ジオンがコロニーを落としたり、全面戦争を起こしたりといった「とてつもない悪行」に出てもなお、スペースノイドの間には反連邦の姿勢とそれらを行うジオン残党やその他反連邦組織への一定の支持が集まっていた。
一年戦争以前には貧困問題も人口問題も何もなく、地球連邦の方針ですべてがうまくいっていたのであれば、どうしてそんなことになるのかね?
ジオンの非道を見てもなお、「連邦よりジオンのほうがマシ」と感じる人がそれなりの数いるくらいに、連邦のやり方に何か問題があったとしか考えられないが。

作者殿のイメージではジオンはどこの国なのだか知らんが、富野氏のファーストガンダムの時点でのイメージは明らかに、連邦=2次大戦中のアメリカ、ジオン=枢軸国(ナチスと日本軍)ですよ。
アムロの家に上がりこんでた不良連邦兵や、物売りのおばさんに金貨を投げて拾わせて笑ってたゲスな連邦兵はあきらかに占領軍のアメリカ兵のイメージ。
ジオンが終盤『学徒動員』を行ってるのは、敗戦が近づいた時期の旧日本軍の行動そのまま。
そもそも、企画書の段階では『ジオン“皇”国』『デギン“皇”王』表記だったらしい(さすがに天皇を連想させすぎて危険ということで、皇の字を公表記に変えたのだとか)。

返信:ミノフスキーのしっぽ 2019年12月27日(金) 10:34

 感想ありがとうございます。

 内容を読ませていただき、ごもっともな内容で驚きました。

 確かにジオン公国=枢軸国(ナチスと日本)です。

 だからこそ、ジオン公国は精神論の戦争に負けるのです。

 第二次世界大戦は、歪んだ精神論で引き起こされた戦争です。問題が自分たちの集団の内側にあるにもかかわらず、その責任を外側にあるとして引き起こされた戦争なのです。

 当時のヒットラーのナチス体制下のドイツでは、宣伝省によるプロパガンダによって不満を外側に誘導しました。

 ドイツの存亡はユダヤやその他の諸民族によって脅かされている。先制攻撃で撃破しなければならないと、自国民の思い込みを利用。すべての問題が他者にあると意識を誘導し、他国への侵攻へと駆り立てました。

 一方、大日本帝国では、満洲利権を巡ってアメリカと外交問題で対立。イギリスとの同盟を解消されて孤立してしまいます。
 経済的にも孤立し、それは当時の政治の責任で外交等、平和的手段で解決しないといけないのに、アジア開放は日本が軍事的にやらないといけないとして、国家国民を侵略戦争に駆り立てました。

 交渉で解決しなければいけない問題で、敗北すれば国家が滅亡する総力戦を選んでしまったのです。

 その結果、ルーズベルトの策略通りにパールハーバーをやってしまい、大日本帝国はチート国家であるアメリカに潰されることになります。
 ナチスドイツも、連合国にボコボコにされ、大日本帝国より先に降伏しています。

 その過程は、ガンダムのジオン公国も同様です。

 ダイクンが生存していたジオン共和国時代、ダイクン派は平和的なスペースノイドの自治権獲得のために政治闘争をしていました。
 当時の地球圏では、ダイクンが生きていて、ダイクン派が政治闘争をしていること自体、意味があることだったのです。
 地球圏の人々の大半は、将来的に地球圏のスペースノイド全員に選挙権が付与されれば、流血のない平和革命が実現する。そう考えることができる希望さえあれば、それでよかったんです。

 それで社会への不満をある程度晴らすことができ、精神的なバランスが保てたのです。

 ジオン共和国内のダイクン派の大多数もそうだったことでしょう。
 
 しかし、人間の欲望とは度し難いものです。

 ダイクン死後、デギン・ソド・ザビ率いるザビ家の面々は、ジオン共和国内のダイクン派を弾圧。シンバ・ラルに簒奪と言わしめる行為を実行して、国名をジオン公国と改めてしまいます。

 そして息子のギレンは、優性人類生存説によって国民の他者に対して攻撃的な一面を引き出す洗脳を施していきます。
 問題のすべては地球連邦政府にあり、連邦に従う愚かな各サイドの住民や、地球に住む人々を倒してこそ、ジオン公国に未来があるとの幻想を作り出していくのです。

 ここは、ナチス、大日本帝国の、他者を倒して自国民のユートピア、理想郷を生み出そうと煽るプロパガンダと同様です。

 つまり、ジオン公国の指導者たちとその意向に従ったジオン軍参謀本部の面々は、幻想で民衆心理を操って、地球圏を絶滅戦争紛いの状況に陥らせたのです。

 人間は、意図的に生み出された幻想で戦争をしてしまうのです。

 なお、一年戦争前の時点で、ギレンが国内に残っていたダイクン派に対し苛烈な粛清を実行しています。

 ダイクン派の流す鮮血を見て、軍や民衆の一部はより興奮し、ますます攻撃的になったことでしょう。

 それで、各サイドへの徹底的な攻撃(毒ガスによる住民全滅含む)と破壊、地球へのコロニー落とし等が実行されます。
 開戦半年を経過し、人類の総人口の大半以上の人命が失われます(ジオン公国軍関係者以外は、ほぼ連邦側の住民)。

 こんな有様だったからジオン公国は、ナチスドイツ、大日本帝国同様に、戦争に負けるのです。


 なお、ジオンの非道を見てもなお「連邦よりジオンの方がマシ(当然、ジオンにも不満を感じている)と感じる人がそれなりの数いるのは、民衆が連邦政府に甘えているからです。 

 現実でも、言論の自由がある民主的な国々は、下手なことを言っても政府は殴りかかってきません。それを知っているから、自分の不満を政府にぶつけることができる。

 しかし、それ以外の国々で下手なことを言えば、たちまち権利は制限されて、さらに危ないことをすれば、行方不明にされてしまいます。

 そういった実情が宇宙世紀にもあるのでしょう。

 それではこれで失礼致します。


オンム・アリー  2020年01月04日(土) 13:16 (Good:4Bad:1) 報告

「どっちも、自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ。」
byド○えもん

返信:ミノフスキーのしっぽ 2020年01月04日(土) 21:21

 すばらしい感想ありがとうございます。

 


薙刀鉈  2019年12月20日(金) 13:30 (Good:6Bad:1) 報告

>その内容とは、法律のことなど理解できない孤児に嘘の重税(空気税のこと)を押し付け、税を払えないなら、自分の身体を奴隷として差し出せというものである。

>そして、非人道的なジオン内部の開戦派の連中は、連邦に売られたという嘘を子供たちに植え付け(洗脳)、憎い連邦を倒すために命の限り戦えというコードを、奴隷売買された彼、彼女たちの脳に刷り込むのである。


(13行省略されています)

返信:ミノフスキーのしっぽ 2019年12月21日(土) 00:13

 感想ありがとうございます。

 ただ、1次作品の設定を批判されても、ここでは対応出来かねます。

 ジオンの奴隷兵士エリザ・ヘブンは、故・飯田馬之助監督の漫画、機動戦士ガンダム宇宙のイシュタムに登場するキャラクターです。

 作中、エルザはザクⅡパイロットとして登場し、毒ガス攻撃で全滅したコロニー内で、コロニー落としを阻止しようとする連邦軍人たちと死闘を繰り広げます。
 また、自分がアステロイドベルト出身で、両親が死亡した後ジオンに売られたと、ハッキリ回想で思い出しています。

 別に筆者が設定を考えたキャラクターではありません。

 1次作品の設定を信じられない、お亡くなりになった飯田馬之助さん等への批判は、発行元の角川書店などに問い合わせてみては如何でしょうか。

 それでは失礼致します。


ルビーロザリオ  2019年11月22日(金) 19:22 (Good:6Bad:1) 20話 報告

要するに、宇宙世紀にもなっていまだに西暦時代のことに粘着質にこだわる、差別意識の強い無能な政治家の陰謀だったということですか。

空気も、食料も、水も、住居も、権利も、すべて他人の税金によって用意してもらいながら……って、そうしなきゃ生きてもいけないような宇宙空間に彼らを追いやったのはそっちでしょ?
で、自分たちは誰の世話にもならなくても空気も水もある地球にとどまってんですよね。

(11行省略されています)

返信:ミノフスキーのしっぽ 2019年12月27日(金) 11:46

 感想ありがとうございます。

 レビルの独白ですが、それは連邦官僚に従う立場であるレビルが言った意味を考えてください。そう返答しておきます。

 そもそも、腐敗した連邦官僚という理屈が、革命する側の理屈でしかないと理解なされたほうが賢明だと思いますよ?

 それは、全類の総人口の半分以上を虐殺してでもなすべきことだったのか?と。

 もっと賢明な方法があるだろうと。

 それにもかかわらず、なぜ武力に訴えるのか?と。

 また、小説版でザビ家一党が排除されて、シャアやその配下、第13独立戦隊出身者たちがジオン共和国の実権を握る。テレビ版、映画版でもジオン公国はかならず敗北する。その意味も考えてください。

 彼等は決して戦争に勝利できない。

 ただ自分たちの欲望と、自分自身すら騙す欺瞞を現実に押し付けようとして、敗北するだけ。

 世の中に哀しみだけを振り撒き、自分の気に入らない世界を破壊して回るだけ。

 新しい世界を生み出す力量なんて初めから待っていない。

 ジオン公国も、ダイクンとダイクン派その他諸勢力が生み出したジオン共和国を、不完全に奪い、その存在の意味を歪めただけなのですから。

 それでは失礼致します。



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