【本編完結】Ib ~ゲルテナ展 10周年記念展~
作者:梅山葵

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物書ごりら  2023年04月29日(土) 15:52 (Good:3Bad:0) 23話 報告

自分に文才がないことを今日ほど悔やんだ日はありません。ありきたりな表現ではありますが、原作への愛に満ちた素晴らしい作品でした。自分も原作で脳を焼かれ、メアリーも救い隊に入隊したので、この作品を読み終わった後、何故、この物語が公式でないのかと思いました。しかし、公式で救いがないからこその『イブ』であるとも思い、また脳が焼かれました。当時と同じような脳が焼かれる感覚を味わうことができて、とても幸福です。この作品を作った作者様にありったけの感謝と敬意を送ります。拙い感想ですが、作者様のモチベーションになっていただければ幸いです。ありがとうございましたm(_ _)m

返信:梅山葵 2023年04月30日(日) 01:02

感想ありがとうございます。

ただ、感じた想いを文字に起こす。この場でそれを達成出来ている時点で、物書ごりらさんに文才がないとは全く思いません。

本小説も大元を遡っていけば、原作Ibの感想文にしてファンレターです。同じだとは思いませんか?

感想を伝える立場だった私が、気づけば感想を頂く立場に。そんな流れがこの場を借りて、続いてくれればと願うばかりです。


那由多。  2023年04月19日(水) 16:04 (Good:5Bad:0) 23話 報告

長々書こうと思ったけどやめ
ああ、文字が生きているなぁ

返信:梅山葵 2023年04月20日(木) 01:08

感想ありがとうございます。

私の書いた文字から、
私の生の声が少しでも届いたなら幸いです。


まりこんと◆oKAaPbYTOg ID:GCJF4oxE  2023年04月19日(水) 08:56 (Good:4Bad:0) 23話 報告

感想を書く前に宣伝してきました。正確には22話の時点で胸いっぱいになって、宣伝する事を考えながら23話を読んだので宣伝が先になりました。

あくまでもibのビターな雰囲気や、どうしても辿り着けない3人脱出エンドを尊んだ上で、夢と見做しても良いと、二次創作作者の立場であると同時に「作中人物ワイズ・ゲルテナ」として前置きをしてからの3人の再開に至る努力の輝きを描き切って作品を〆ているのが堪りません!
その上でさらに、ホラーゲームに止まらないibの魅力に由来する「ワイズ・ゲルテナとはどんな人物だったのか」のような考察に筋が通るほどのやり込みをした証を、小説という媒体で、やり込みがより浅い読者に向けてクドくなく、説教臭くもなく、あくまで「ギャリー(梅山葵さん)はこう思った」に留めて「真のワイズ・ゲルテナ」本人については描写を避けるバランス感覚に圧倒されました。
バランス感覚について、ギャリーと共に3人でマカロンを食べる描写を入れなかったのも英断だと感じています。何せ、19歳のイヴと時の止まったギャリーの出会いは夢だったかもしれないのですから。

ハッキリ言わせていただくと、小説を書く技巧はハーメルン内部でさえも他の方に劣る部分は感じます。しかし、それがこの10周年記念展という作品の魅力を損なってはいません!
それこそが、23話で描かれた、光るものがあれば技術的に未熟であろうと合格という藝術大学の掲げる採用基準にも合っていて、計算外であろう要素で作者様に何かお伝えできる部分だと感じ、尺を長く取らせていただきました。

最後に、飾らない言葉を。
面白かったです。

返信:梅山葵 2023年04月20日(木) 01:03

感想に宣伝まで、誠にありがとうございます。

「Ibに3人脱出EDが欲しい」という声。「3人脱出EDがないからこそのIb」という声。そんな2つの勢力が争っているのを見るたび、もどかしさを感じていたものです。いずれもIbを愛している人達であるはずなのに、どうしてこうなってしまうんだろうと。

そして「どっちの気持ちも自分は分かる」と思った時、「この2つの声は相反するように見えているだけで、実は両立するところがあるんじゃないか」と気づきました。バランス感覚を褒めて頂けるのであれば、恐らくその気付きのお陰であろうと思います。

ろくに証明する手段もありませんが、実はこの作品は自分が初めて完結させることができた正真正銘の処女作で、これまでの自分は完全にハーメルン読み専の人間でした。読み専らしく今まで触れてきた投稿者様達の美しい文章を自分なりに再現しようと足掻いてみましたが、すぐに技巧面では遠く及ばないと悟らされたものです。長期間定期的に更新を続けていらっしゃるような、文章を書くことが習慣づいている人に、一発で追いつこうなど烏滸がましい話ですよね。

しかし、そんな処女作でも「光るものがあった」、「面白かった」の一言をこうして頂けた。改めて、ありがとうございます。技量を言い訳にせず挑戦してみて、本当に良かったです。


白瀧  2023年04月19日(水) 02:04 (Good:4Bad:0) 23話 報告

17話までで描かれたイヴの情熱、ギャリーのかっこよさ、メアリーの幸せのありかをまとめきった構成に舌を巻いた。
20話までのギャリーを通して語られる裏・ゲルテナ展とゲルテナへの考察に作者さんのIb愛を強く感じた。
あとがきにたどり着き、ああ本当に終わりなんだとこの作品の完成度、その背景にぼんやり浸っていた、それが……。

ああ~~~~~~二次創作の醍醐味ってこれなんだよな~~~~~~!!!!!!
(9行省略されています)

返信:梅山葵 2023年04月20日(木) 00:18

感想ありがとうございます。

ゲルテナ展・裏ゲルテナ展・真ゲルテナ展の3章構成は、原作Ibでのそれぞれの存在意義を小説で踏襲しようとした工夫でした。

ゲルテナ展は、脱出ゲーム。
裏ゲルテナ展は、脱出から遠ざかってでもゲルテナ世界の鑑賞を続けたい人に。
そして真ゲルテナ展は……、やり込み要素。

2人が文字通り、外の世界をやり込むことと重ねてみました。

そして同時に、それは読者の皆様にも言えることです。

「ゲームをやり込む」を小説で再現するなら、「後書きまで読み込む」ではないでしょうか。

ならば求める道を見つけることが出来たのは、途中で読むのを止めなかった、白瀧様ご自身の熱意によるものです。

最後まで読み込んで頂き、ありがとうございました。


愉悦部出身  2023年04月18日(火) 23:41 (Good:2Bad:0) 23話 報告

読み進めるごとに引き込まれていく、とんでもない作品でした。
Ibという作品・メアリーへの愛を感じ取れました。また、原作に対するもどかしさも共感できました。この作品が真のハッピーエンドだと、強く思わせてくれました。
読ませていただき、ありがとうございました。

返信:梅山葵 2023年04月19日(水) 00:10

感想ありがとうございます。

「尻上がり」と言えば聞こえはいいものの、言い換えればスロースタート気味な作品になってしまったかな、というのは自分の中では反省点ですね。

お褒めに預かり恐悦至極です。

ただ、真っ先に称賛すべきは絶妙にもどかしいと思うEDのみで原作を作ったkouri氏のバランス感覚だと改めて自分は思うわけです。

その「もどかしさ」がこの小説を書く動機になったわけで、そういう意味で10年越しのモチベーションを維持させてくれる力がIbにはあったということではないでしょうか。

お読み頂き、ありがとうございました。


高笑い ID:0LTjnHS.  2023年04月18日(火) 03:55 (Good:3Bad:0) 23話 報告

久し振りに感情が昂りました。あなたに感謝を。

返信:梅山葵 2023年04月18日(火) 21:21

感想ありがとうございます。

フリーゲームのIbが発表されて、もう11年。

当時はまだ子供だった人も、
殆どが大人になるだけの時間が経っています。

……だからこそクライマックスシーンは、
そんな読者が感情移入しやすいだろう大人視点で、
心に訴えかけるような文章を目指させて頂きました。

多少は達成できていましたか?

……そうであれば、嬉しいですね。


quaria  2023年04月18日(火) 01:08 (Good:5Bad:0) 23話 報告

フリーゲームでプレイした時、メアリーに凄く感情移入してしまったので、実況動画でトゥルーエンドでメアリー燃えて良かったとか聞くと悲しい気持ちになったのを思い出しました。けど、メアリールートはそれはそれでハッピーエンドとは言いづらくまた辛いと。

この小説をふと見つけて読んで、こんなルートやりたかったと、こんなルートを求めてた同志がいたことが嬉しいです。

最後になりましたが、この小説に出会えて感謝。凄く心に刺さりました

返信:梅山葵 2023年04月18日(火) 21:00

感想ありがとうございます。

同志quaria様。私も全く同じ気持ちでしたとも。

だからこそ本作品では、「メアリーを燃やす」に関連する選択肢は徹底的に排除するようにしています。

クレヨンの茨を乗り越える方法をライターから変えた理由でもお察し頂けるでしょう。

特にこれは、ギャリーがライターを持っている理由を考えると絶対でした。 

真っ先に自分が思いついた使い道は、やはりタバコです。

日々の苦しみを忘れるための大人の手段、現実の辛さの象徴がライターなのではないかと。

つまり「ライターでメアリーを燃やす」とは、絵空事の存在であるメアリーに、お前は本当は存在しないんだという現実を押し付ける行為だと思っています。

あくまでもしもとはなりますが、本小説で茨を乗り越えるのにライターを使った場合、中で待つメアリーの警戒心はMAX状態。

その場合、薔薇を千切るのを思い留まってくれず、イヴが死んでしまうという悲劇ルートに……。

最後になりますが、貴方のような同志にお読み頂けたことは最高の幸運です。本当にありがとうございました。


シエラ◆ps7O5A.d9c  2023年04月14日(金) 22:59 (Good:7Bad:0) 23話 報告

 確かに、どんな天才でも作品が世に出なければその才を認められませんしね。
金か名誉か、あるいは熱狂か、いずれにせよ、泥に埋もれた芸術を『見れる』形に整えて世に送り出した人たちは、天才を見出したというより、仕上げた、作り上げたと表現する方が正しいのかもしれません。

>審査員である教授陣のために、描きました
そんなお優しいことするわけないよなぁ…と思ったらやっぱりw

>イヴは、どこまでもマトモ過ぎた
 マトモ… マトモ?
十に届かぬ年の子が、たった一度の出会いのために今までの人生以上の時間を費やし、凡百程度の才能といわれてなお、超常に手をかける程の執念を保ち続けるというのは絶対にマトモとは言わない…

返信:梅山葵 2023年04月15日(土) 00:51

改めての感想、有難うございます。

メアリーをあえて作品と見做すなら、最高傑作『メアリー』の作者はゲルテナだけなのか。そんなお話でした。

>そんなお優しいことするわけないよなぁ…と思ったらやっぱりw

気に食わない相手にパレットナイフを振り下ろそうとしていた頃と比べれば、お優しくなったかもしれません(笑)。

>マトモ… マトモ?

イヴはマトモではない。仰るとおりです。

私なりに言葉を重ねるとしたら、「マトモではない者が集まる場所に潜り込んだマトモな者は、むしろそれこそが異才の証明である」とでも言いましょうか。

そしてすぐ隣にメアリーという才能の頂きがいる状況で、それを見続け、それと比べられ続け、……それでも未だ折れていない。

ゆえにいつかイヴが折れる日が来るとしても、引導を渡せるのはメアリーだけです。

メアリーに及ばぬ程度の天才にいくら出会おうと、イヴの覚悟は小揺るぎもしないことでしょう。


saico3  2023年04月14日(金) 12:32 (Good:2Bad:0) 23話 報告

更新があったのが嬉しいです…!
外に出てからの物語…!
原作は絵空事の世界に迷い込む話がメインなので、こちらは原作からは離れていってますが、それでも所々でIbらしいこだわりを感じすごく楽しく読めました。
そしてさすがのあの2人、ってかんじですね…強くてカッコよかったです。

返信:梅山葵 2023年04月14日(金) 19:44

いつも感想ありがとうございます。

随分と時間が経ってからの更新となりましたが、
また読んでいただけたようで嬉しいです。

Ibでの美術館の外の世界って意外に謎なんですよね。

現実世界に近い雰囲気なんだろうとは思いますが、
西洋風なのに漢字の概念があったり、
年代だけならずっと未来だったり。

そんな外の世界で、
他からはどう見えているのか、
というお話でした。


キンジット  2023年01月10日(火) 15:33 (Good:10Bad:0) 22話 報告

今さらな感想で恐縮なんですが。
オリ主、転生、チート、性転換、逆行、ハーレム……
こういった、昨今の流行りやバズる要素が一切ない、正統派な「二次創作」は絶滅危惧種だと思っています。

思わず原作をやりなしたくなる作品をありがとう。
Ibを知るきっかけになった某実況者さんの動画を久しぶりにマラソンしました。

返信:梅山葵 2023年01月10日(火) 23:42

再びの感想、ありがとうございます。

流行り系はやっぱり流行るだけあって、
分かりやすい楽しさがありますよね。

でも、こうした昔懐かしIF小説の、
面白さを思い出して頂く切っ掛けになれたなら、
私にとっては最高の栄誉です。



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