[完結]Home is the sailor, home from the sea.
作者:Гарри

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一般テンノ  2023年11月11日(土) 00:12 (Good:1Bad:0) 49話 報告

ああちくしょう、二回も読んでようやく満足した。
書きたいことは他の方が書き切ってしまったので、この世界観で色んな視点のお話がただ読みたいとだけ書いておきます。
そして和平を成し遂げた那珂ちゃん万歳!あらゆる神のご加護があらんことを!

返信:Гарри 2023年11月11日(土) 11:41

 あたたかな感想ありがとうございます! 一年以上ぶりの感想は五臓六腑に染み渡る……! 二度もお読みいただけたのも、再読に耐えうるものを書けたということで、作者としては大変な喜びです。

 また「この世界観で色んな視点のお話がただ読みたい」とのことですが、同様の喜ばしさを以てご説明させていただきますと、この「Home is the sailor, home from the sea.」(HitS)の後に筆者の書いた作品、すなわち制作順にして「私たちの話」、「We, the Divided」、「死した鶴」、「誠実な矢矧」の四作は、全てHitSと同じ世界を舞台として書かれたものです。

 主要人物や語り手も、「私たちの話」ではHitSより第二艦隊の加賀さんであったり、「We, the Divided」ではHitSの“僕”と訓練所時代の同期である龍田さんが登場しており、“僕”の視点では描けなかった戦争や世界を描いたものになっているものかと思います。ぜひ、お時間のある時にご一読くださいませ!

 そして筆者からも謹んで那珂ちゃんに万歳の一語を捧げて、返信を終えさせていただきます。この度は複数度に渡るご読了、まことにありがとうございました!


左右両端 ID:il8.rq2k  2022年04月18日(月) 04:27 (Good:2Bad:0) 49話 報告

少し前から読み始めて、アイデアノートまで読了しました。完結済みだしかなり前の作品なのでちょっとドキドキしながら感想を打っています。
艦これをあまり知らずに読み始めたので(大丈夫かわからないですが)、初めの方は設定や話がどう進んでいくか想像を膨らませながら読んでいました。正直原作を知らない二次創作を読んでしまっていいのか?、と思ったものの、文体とか、会話とかの調子が好きすぎて結局めちゃめちゃ読んでしまった……面白かったです……。
融和派との絡みが出てくるまでは展開や話というより主人公とその周りの艦娘たちの会話とか、モノローグとか、いろんなパロディなんか(正直詳しくはないのですが、というか全くわからないのですが、とにかくああいった調子の地の文や引用のネタなんかが好きです)をメインに楽しんでいたのですが、私、葛藤する主人公がものすごく好きなので融和派編からは性癖にぶっ刺さりまくって死にかけながら読んでいました。
作者様の意図するところと同じかがわからないので、下手な感想が言えないな、と思ってしまうんですが、どうしても好きなのでまとめてみます。初めに融和派に攫われた時点では、「融和派に協力すること=仲間を裏切ること」の色が強くて、話が進んでいくうちに徐々にその意味が薄れていった、けれど初めから「もしかしたら融和派の思想は正しいかもしれない」と疑う気持ちが目覚めていた、みたいな認識なんですが、その初期の方の「仲間を裏切るか、罪が無いかもしれない深海棲艦を倒すことから目をそらし続けるか」みたいな葛藤がある気がして、それが本当に大好きです。正しいことと正しいことに板挟みされる子は可愛くて好き。
私は読解力微妙なので妄想とか解釈違いだったらすみません……。あと「僕は撃った」のところとかすごい好きでした。迷って、決める、の過程が、心情が、描写が丁寧で、伏線もすごくて、ゾクゾクしながら読み進めていました……。読んでよかった……、書いてくれてありがとうございます。
一気読みなのでまたゆっくり二週目を読みたいなと思っていて、ほんとはもっと細かい感想とか好きだった部分とか(ここ好きとかログインしないとできないんでしたっけ?)ここで書きたかったんですが(非ログイン勢なので同一人物として感想を伝えられる機会がこれっきりなんです)、あんまりまとまらないので、キャラクター語りで締めたいと思います。
響、好きすぎ……。艦これ知らないとは言いましたが、インターネットに棲むオタクなので響のイラストや設定なんかはある程度見たことがあるので、もともと見た目とかが好みなことは自覚していたんですが、この小説の響は性癖を的確に打ち抜いてくる。ロシア語の話とか宗教の話(ほんとに好き)とか酒の話とかとても良い……。酒の話題や宴会、隼鷹と響と主人公(未成年)が飲んでる空気感めちゃめちゃ好きです。隼鷹、転属で一緒に行くところが一番好きかもしれない。「置いて逝かれる」で曇ってる子が「一緒に行く」になるんですね……好き……。
武蔵、かわいい。デレてるな?デレてるよな……。不知火、ちょろかわいい。ちょろい子好き……。天龍、好き。脳内に好戦的な子が居るとちょっと精神が狂ってるみたいになりますよね……、天龍いいな……。訓練生だったときの同期組、空気感、良…………。
長門がただのいやな奴にならないように、みたいな文がアイデアノートにあったと思うのですが、サバイバルのところでの長門への好感度上昇がやばかったです……、いや、那智教官関係で曇ったって知ったからかもしれない。曇ってる子は好きです。那智教官、復帰したときの明かし方がおしゃれすぎる。思わず「那智教官!!!!!!!!」って叫んじゃった……。頼りになりすぎか?かっこいい。好き。教官と提督って並べたら立場が上の人って意味では同じなんだけどこの小説では真逆感が強いな……。クスリの話は独特の空気感があって好きです。あと軍とか海外小説あたりの話(これも詳しくないのですが…知らないって言ってばかりですみません、憧れだけはとてもありますが履修するには敷居が高い分野。かっこいい)も好きです。だからモノローグがとても好きなんです……一文一文めちゃくちゃ良い。ほんとに好き
長々とすみません。改めて、本当に面白かったです。ほかの作品にも目を通してみたいと思います。それでは

返信:Гарри 2022年04月18日(月) 12:01

 感想ありがとうございます! 筆者は未だに通知が来るとヒヤヒヤしながら感想画面にジャンプするんですが、こんなに熱量のある感想をいただけるとは、嬉しい驚きでした! もう七年近くも前の作品を、アイデアノートまでも読んでいただき、更に感想まで……本当にありがとうございます。

>艦これをあまり知らずに読み始めたので
 原作を知らずに二次小説を読むの、自分も割としょっちゅうやってます。それはそれで普通に楽しめたり、それをきっかけに原作に親しんでみたりできるので、面白いですよね。

 文体や登場人物同士の会話をお気に召していただけて幸いです。子供の頃から海外の翻訳小説(主にライトなSF)にハマっていたので、その影響が強く出たのでしょう。自分で言うのもなんですが、中々、日本の小説では見られない雰囲気に仕上がったと思っています。

>作者様の意図するところと同じかがわからないので
 融和派編以降の主人公の葛藤への解釈、非常に興味深く読ませていただきました。筆者としては、作品外で作中の事柄に関する「正統な解釈」のようなものを示したり、認定したりということをするつもりはありませんが(いろんな方々のいろんな解釈を聞いてみたいので)、主人公の内心をすごく格好よく、魅力的に読み取っていただいているなあ、と嬉しくなることであります。主人公の葛藤について以外でも、ぜひ妄想や解釈違いなどを恐れず、感じられたことを教えていただければ、作者としてこれに勝る楽しみはありません。

>あと「僕は撃った」のところとかすごい好きでした
 ありがとうございます。読者の方から自作品の好きな箇所を教えてもらえるのは、作者にとっていつでも大きな喜びです! 一人称の作品ということもあり、詳しい心情描写が違和感なく行えたお陰であろうと推測しています。伏線も、連載当時、あっさり見破られてしまったものも多少ありましたが、おおむね上手く隠しつつ、無理なく繋げられたかと思います。

>一気読みなのでまたゆっくり二週目を読みたいなと思っていて
 そこまで楽しんでいただけたとは、嬉しい限りです。もしよろしければ、ぜひまた感想や解釈、感じたことなどを教えてくださいませ! ここ好き機能については、そうですね、ログインユーザー限定機能なのが残念です……感想を書くのが苦手な人でも、気に入った箇所を作者たちに伝えられる、素晴らしい機能なのですが。

>キャラクター語りで締めたいと思います。
 やはり響が一番人気感ありますね! 筆者個人は隼鷹と武蔵推しなんですが、元のキャラ人気も相まってか、連載当時から、響は不思議と多くの読者さんから愛されるキャラクターでした。駆逐艦娘というロリキャラでありながら、主人公の先輩に当たり、優しく色々と教えてくれて、宗教的な静謐さを持ちつつも、酒好きという俗っぽい一面もある……あれ? 不思議じゃないかもしれない……? 響の信仰する宗教は、筆者とは縁の遠いものでしたから、彼女の宗教トークを書くのは大変だったことを覚えています。宗教小説を何作か読んで、いい感じにマージしたり、考え方をごっそり持って来たり、楽しかったけど骨の折れるキャラクターでした。思い入れもひとしおです。

 主人公、響、隼鷹の飲んだくれ組のシーンは書いていていつも楽しかった箇所ですね! うろ覚えながら、主人公が、響や隼鷹といる時は特に楽しそうだという感想をいただいたこともあったような記憶があります。隼鷹はまさに「置いて逝かれる」経験を広報部隊で繰り返していたところで、主人公によって実戦部隊に引っ張り出され、「一緒に行く」になるのですが、それだけに主人公が何度か(「長門」編、「洋上」編、「融和」編など)隼鷹を置き去りに死に掛けたりしているところで、どれだけ曇っていたか想像するとにっこりしちゃいます!

 今作の武蔵はいいぞ……いえ、未だかつて他で見たことのないキャラ造形の武蔵ができたと自負しています。彼女は善人か悪人かで言えば間違いなく悪人で、その精神も悪性のものでありながら、登場以降一度も主人公を騙したり嘘を言ったり裏切ったりせず、時に命がけで彼を守り、誠実な態度で臨み続けました。まあ嫌味や皮肉はたっぷり言いながらですが……なのでデレてるかデレてないかで言えば、多分かなりデレてます。武蔵アフターストーリー書きたい(書けない)。

 不知火先輩もいいですよね。彼女は、分かりやすい可愛らしさを意識して書こうとしたキャラクターでした。残念ながら、要所要所での登場にとどまり、そこまで濃密に彼女を(あるいは彼女と主人公の関係などを)描くことはできませんでしたが、それでも魅力的だと言ってくださる方が多いのは、不知火先輩の人徳かもしれません。彼女については、今作終了後のことも含め、別作「私たちの話」で丸々一話分、掘り下げています。ぜひご覧くださいませ。

 天龍は筆者の有する、ある好みに沿って作られたキャラでした。それはつまり、生きている内よりも、死んでから物語に関わってくるキャラいいよね……という好みなんですが、もともと原作で戦闘狂っぽいキャラ付けの彼女は、その役に上手くハマってくれました。戦争大好きで、でも死んでからも平和を(彼女なりに)守ろうともした、ちょっとした二面性も、天龍というキャラだったからこそ、いい感じに見えてくれたな、と感じています。

 同期組(利根と北上)も最後までちょこちょこ出続けていたので、せっかくだから別の作品で彼女たちのことも掘り下げられたらなあ、とはずっと思っているのですが、終戦後に除隊しちゃったものだから難しいんですよね。ほかの作品にちょい役で出そうにも、もう解体を受けて民間人になってる(容姿や能力も元の人間に戻っている)ので、出しようがないというか……主人公が最初に仲良くなった相手なので、その辺のことが何とかなれば……なってくれ……。

 長門も筆者の好みの要素が大いに反映されていて、それは「優秀・有能だが、主人公のことが嫌いで、でも好き嫌いでは動かない」に加えて「ほだされたりせず、最後まで相手を嫌い続ける」でした。今になって思うと面倒臭いヒロインが好きなだけでは? と思ってしまうところです。なお、彼女と那智教官の間に起こった出来事については、不知火先輩と同じく別作「私たちの話」で、長門の艦隊員である加賀さんの視点からも描かれています。

 那智教官は、一番予想外に動いたキャラクターでした。当初の予定では、主人公とはもう少しあっさりとした関係になる予定だったのですが、書いている内に訓練所編の時点でやたらフラグを立てまくり、その後の復帰までは主人公の心の中で妙に存在感を発揮した挙句、とうとう筆者の作品群中でも屈指の登場率やストーリーへの関係率となってしまいました。「右腕が義手で、顔の左側に火傷がある」という、筆者好みの外見的特徴を付加したせいで、ついつい筆が乗ってしまったのかもしれません。今となっては、筆者の作品群に決して欠かすことのできないキャラクターであります。まあ出しすぎるとアレなんで、最近は意図的に露出を抑えている節がありますが……あ、ちなみに那智教官は別作「We, the Divided」で、今作主人公の同期生であり、共に那智教官からしごかれた経験のある龍田と並んで、主役として登場しています。葛藤したり、悩んで苦しむ主人公が見られますので、よろしければこちらもぜひご覧ください(ダイレクトマーケティング)。

 提督は設定が二転三転したキャラでしたね。アイデアノートには最初期案が残っていますが、その時は今作に似合わないほどの善人っぽい設定でした。なんか違うなこれ……と思って好みに任せていじった結果、片目片腕片足の薬物中毒の傲慢横暴で有能な上官が出来上がったのでした。今作で主人公がひどい目に遭うのは大体提督のせいですが、もし初期案だったらこうは行かなかっただろうと考えると、好みに任せたのは大正解だった気がしています。提督と大体セットで出てくる吹雪秘書艦もすき。でも強すぎて今作では戦闘シーンをほぼ書けなかった苦い思い出。

>一文一文めちゃくちゃ良い
 ありがとうございます! 文章は自分が一番傾倒した趣味なので、お褒めいただけると本当に嬉しいです! 改めまして、今回は心温まる長文の感想をありがとうございました。筆者の別作「私たちの話」「We, the Divided」「死した鶴」「誠実な矢矧」、それからPixivに置いている「那智が海軍で二度とやってはいけないことのリスト」シリーズも、お暇な時などにどうぞ、ご一読いただければ幸いです! ありがとうございました!


ドラえもん ID:BbaaStas  2018年10月03日(水) 00:28 (Good:2Bad:1) 49話 報告

前の方が書いているように死した鶴を読み始めて、「やばいこれ過去作から読んだ方が絶対良い」と思ってこちらから読ませていただきました。
最初から最後まで一気に読みました……ではなく、毎日少しずつ大切に大切に読み進めていました。
文章力に圧倒されつつも、主人公や響や提督の皮肉で笑えるシーンが入るのが面白くとても読み進めやすかったです。主人公を慕う艦娘・嫌う艦娘の伏線は終盤まで気付かず見事だと思いました。

みんなキャラ立ってて全員好きなんですけど、特に武蔵が格好良くて大好きです!(KONAMI
(6行省略されています)

返信:Гарри 2018年10月03日(水) 21:39

 読了並びに感想、ありがとうございます! 執筆から数年が経ってもこうして新しく読んで下さる方がおられると知ることは、作者として得られる大きな喜びの一つです。

>死した鶴を読み始めて、「やばいこれ過去作から読んだ方が絶対良い」と思ってこちらから
 また、最新作『死した鶴』にもお目通しいただけているということで、これもまた心なし面はゆく、かつ嬉しく感じられることです。
 今作、すなわちHitS以降の他の作品と同様、『死した鶴』も一応それ単独で読めるようには気をつけて書いておりましたが、やはり過去作を読むことなしには分かりづらい箇所などがありましたでしょうか? 己の筆のつたなさで、引っ掛かるようなことが起こっていらっしゃらなければよいのですが!

>文章力に圧倒されつつも、主人公や響や提督の皮肉で笑えるシーンが入るのが面白く
>とても読み進めやすかったです。
>主人公を慕う艦娘・嫌う艦娘の伏線は終盤まで気付かず見事だと思いました。
 ありがとうございます。皮肉やその交わし合いは筆者の愛するものの一つですので、そこを楽しんでいただけて大変幸いでした。伏線についても、無理やりに感じられることもなかったようで、数年前の作品とはいえほっとしております。

>みんなキャラ立ってて全員好きなんですけど、特に武蔵が格好良くて大好きです!
 いいですよね! HitSは筆者の他の作品と比べても、最も好き勝手やった作品だと自分では考えているのですが、武蔵には特に自分の好きなものを詰め込みまくりました。ちょっと捻ったタイプのヤンデレと呼ぶと、多少陳腐化してしまうような気もしますが、そういう感じのキャラクターに仕上がった気がしています。シリーズ中でも一、二を争うお気に入りキャラクターなので、後の作品群に登場させたい気持ちを抑えるのに毎回苦心しているほどであります。
 そして、彼女を書く時に一番気を使ったのが、まさにその箇所、“自分のしたいこと”を最優先する姿勢でした。その努力の甲斐あって、彼女は作中で誰よりも(おっしゃる通り、あの提督よりも)思うがままに振る舞い、その場その場で自己を貫き通していきました。そのせいか、完結から時間が経った今になってみても、彼女は筆者の書き上げたキャラクターの中で、やはり燦然と輝く特別な一人であるように感じています。HitSにおける最終戦後、武蔵がどうなったのか想像して楽しんでいただけたならば、それは彼女を造形した者として最大の幸福と言えるでしょう。

>長々と申し訳ありません。ハーメルンで何かを読んで感想書きたいと思ったのが初めてで……
>次の作品から、またじっくり楽しませていただきますm(_ _)m
 今作がそのような初めての作品となれたという大変な名誉に、思わずかしこまるような気分であります。どうぞ『私たちの話』や『We, the Divided』、そしてもちろん『死した鶴』(とPixivの『那智が海軍で二度とやってはいけないことのリスト』)なども楽しんでいただければと願ってやみません。今回は大変ありがたい感想をいただき、どうもありがとうございました!


hako72  2018年08月12日(日) 22:29 (Good:2Bad:1) 49話 報告

『死した鶴』から読み初めて「過去作も読んでみよう!」と読まさせて貰ったんですが、当然ですが少なからず結末がわかっているところがありますなw
しかしそれを置いといても読みごたえの作品でした。
あと注釈がとても便利かつそれ自体が面白かったです。

返信:Гарри 2018年08月12日(日) 22:59

 感想ありがとうございます。『死した鶴』からさかのぼって読んでいただけるとは、何やら幸せな気持ちになることです。どうしても時系列において『死した鶴』が後に来る関係上、結末を知らずに読むのとはまた違った読み方になるかとは思いますが、それでもお楽しみいただけたなら、ありがたい限りであります。一休憩入れましたら是非、『私たちの話』『We, the Divided』なども……(ダイマ)

 注釈集、作成には中々苦労させられたので、そう言って貰えると本当に報われます。考えついた時は「これはいいぞ!」と思ったものですが、注釈を入れるべき箇所をリストアップして相互にリンクを張って注釈文を考えて……というのは大変な作業でした。でもまたいつか、別の作品でも注釈集作りたいなあ……


瑞ZUI  2017年12月06日(水) 20:04 (Good:2Bad:2) 49話 報告

最高です
ものすごくリアルで、ものすごく細かくできてました
性格的にものすごく好きで、ぜひ話せたら友達になりたいと思った響があまりにもリアルであまりにもあっけない方法で死んだ(生きてましたが)時はショックでちょっと寝込みました←

そのあとミスって作者のページで
Is hibiki is dead云々を読んでしまってちょっと先を知ってしまったから立ち直しましたけど(英語を読めることは必ずしもいいことではないですね)

僕もこれだけの語彙力と文章力があったらいいなぁ

返信:Гарри 2017年12月06日(水) 21:00

 読了ありがとうございます! 最高とのお言葉には、誇らしさと共に恥じらいを覚えてしまいます。二年も前に完結したこの作品に新たな感想が入り、またそれが好意的なものであることは、作者としてとても抑制することのできない喜びであります。

>ものすごくリアルで、ものすごく細かく
 執筆していた頃、リアリティと申しますか、「それっぽさ」には気を払っていた覚えがあります。資料を読み漁ったり、文体を洗練し、作品全体の雰囲気を向上する為に翻訳された海外小説を乱読したり、思いついて気が向いたことは概ね何でもやっていました。それが報われたということでしょう。やっといてよかったー!

>響
 本当に皆さんから大人気ですね、この作品の響は!w なんでこんなに人気が出たのか(元から人気キャラクターというのもあるのでしょうが)、誰かに分析して欲しいぐらいです。彼女は海外小説っぽさ演出の為に「宗教・信仰」という要素を原作の「響」に足して作ったようなキャラクターなのですが、気づけば主人公のパートナー枠に収まっていました。
 ところで主人公と響の関係性は、「筆者はこういうのが好きです!」というのを詰め込みました。まあ他の主要なキャラクター、那智や武蔵などとの関係性でもそれは同じなんですが、響とのそれは特にその傾向が強いです。男女の友情いいですよね……

>hibiki is dead
 アレいつ付け足したか筆者も覚えていないんですが、消すのもなんかもったいない気がして消せないんですよね。たまに「あれどういう意味?」ってなってらっしゃる方や、先の展開が読めてしまってネタバレになってしまう方もおられるので、ちょっと問題を感じてはいるんですが……やっぱりなんかもったいなくて。
 ちなみに個人的な訳としては「響は死んだのか、それとも死んでいないのか? 死体は見つからなかった。彼女(響)は本当に彼女がそう言っている通りの人物なのか?」って感じです。内容から見て付け足したの「融和」-1の辺りかな?

>僕もこれだけの語彙力と文章力があったら
 きっとそうなったらそうなったで、今の筆者がそうであるように、他のもっとすごい作者さんを見て同じことを思うんですよ……ううう。

 繰り返しにはなりますが、今作の読了、どうもありがとうございました。よろしければ筆者の他の作品も、ぜひお気が向かれました時にでも一読いただければ幸いです。『私たちの話』には今作に登場した響がメインを張る回もありますよ!(ダイマ)


黒灰  2017年11月28日(火) 19:42 (Good:2Bad:1) 49話 報告

日頃からお世話になっております。

「私たちの話」は既に読んでいましたが、こちらはまだでした。
ですが、今回ようやく読了まで漕ぎ着けられました。
記念に感想をと思いまして、こうして書き込んでおります。
(8行省略されています)

返信:Гарри 2017年11月28日(火) 21:52

 こちらこそ、常々より新旧の作品の数々、楽しませていただいております。

 「私たちの話」に続いての読了、まことにありがとうございます! 後発の作品であり、基本的に単話完結で5千字ほど、という読みやすい構成となっている「私たちの話」と比べ、この作品は構成や文字数などの点で、やや読みづらかったのではないかと思います。にもかかわらず最後まで読んでいただけたことは、作者として望むことのできる、最大の喜びであります。ましてや感想までいただけるとは!

 文章によって作品を生み出す人間として、欲するものは人それぞれ無数に存在するでしょう。好意的な感想、高い評価、有名になること、作品に込めたものを理解してもらうこと……自分はかなり俗物的なので、好意的感想も高評価も推薦も支援絵も欲してやまないのですが、最も望んでいるのは読んだ方に楽しんでいただくことです。“新鮮な体験”をしていただけたということは、恐らくその望みが叶ったと見てもよいでしょう。全くありがたいことであります。
 注釈集につきましては、あれは昔から一度やってみたかったことの集大成でしたので、あの量になったのではないかと思います。正直、溜め込んでいたものを出し尽くしてしまったような気さえ……いやはや。作者は失望されることの多い人生を送って参りましたので、こうお褒めいただくと何やらむずむずして仕方なくなってきますね。

 主人公の揺るぎない精神性は、結構はっきりと意識して書いていた要素ですので、そこを見てもらえたのは嬉しい限りです。また彼については、特別ではあっても大局を動かすことはできない、臆病であっても腰抜けではなく、勇敢であってもヒーローではない、あくまで一兵士として描くよう、努力していたのを覚えています。どうやらそれは成功したようで、会心の笑みを浮かべるばかりです。
 そうですね、これは自分が「私たちの話」の感想欄でも一度書いていることですが、筆者は作中世界を作品(ないし登場人物の視点)という小さな窓を通して観察している、という考えを有しています。共通した世界観を有する作品群の場合、それぞれの作品が持つ窓は小さいですが、それ故にそこから世界を眺めた時、「見えない部分がある」ということが見えてくるでしょう。そうすると、その「見えない部分」は読者の想像力に依存して膨張を始めます。これは実に、おっしゃられているような「雄大さ」の源泉となりますが、それだけに「見えない部分」が可視化されてしまった時、読者の失望を招きかねません。つまり何が言いたいかと申しますと……その……プレッシャー掛かるぅ……。

 しかし、何につけても、この世界観を好きになっていただけたのは本当に喜ばしいことです。暫くぶりの感想返信で自分もどうにも言葉がきちんと出てきませんが、久々に自分の艦これ二次創作の原点となったこの作品について思いを巡らせることができて、作者としても幸せでした。感想、どうもありがとうございました! 自分も氏を心より応援しております!


赤狼一号  2016年03月30日(水) 11:49 (Good:2Bad:0) 49話 報告

はじめまして、一気に読ませていただきました。
ハインライン節を思わせる骨太な文章。
生き生きとしたキャラクター。
そしてケレン味あふれる空気感。
最高に面白かったです。
久々に読み終えることに寂しさを覚える作品でした。
これからの活動を楽しみにしてます!

返信:Гарри 2016年03月30日(水) 23:31

 読了ありがとうございます。一気とは実に豪儀な読みっぷり、そこまで楽しんでいただけたことは本当に幸いです。

 この作品で、ハーメルンの主流から多くの点で外れている自分の文章を読者の皆様からしばしばお褒めいただき、前にもまして作者として自信を持てるようになりました。これが増上慢とならぬよう気をつけていきたいところです。

 残念ながら「これからの活動」があるかどうか、自分自身にもまだまだ分かりかねますが、次回作投稿の際には是非またご一読いただければ、と思います。楽しんでの読了、まことにありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。


みやこん ID:QiVc7yVs  2015年12月30日(水) 01:28 (Good:2Bad:0) 49話 報告

西洋文学的な言い回し、艦これに対する独自の世界観が大好きでした、完結本当におめでとうございます。←初感想で申し訳ありません。
序盤から中盤、そこからの共和派への理解から終盤までの主人公の主体性のぶれなさへの感情移入のしやすさは作者様の作品に対する愛情が十二分に伝わってきました。
艦これユーザー←13年秋武蔵着任提督として、今作品の武蔵のキャラクターが大好き、武蔵の結末の曖昧さも最高、時を経て武蔵との再開を夢想しちやいます。

返信:Гарри 2015年12月30日(水) 11:32

 ありがとうございます。いえいえ、お気になさらないで下さい。大好きだと言っていただけて、本当に嬉しいです。
 他人の手の平の上で転がされっぱなしの「僕」ですが、その中でも彼自身が持っている「こうしたい」という考えをなるべく貫かせるよう、気をつけて書いたつもりです。もちろん初期と中期と後期では彼が知っている情報量やその真偽にも違いがありますので、聞く時期が違えば同じ問いでも違う答えを出すでしょうが……それでも根底に一本の芯が通っているようにしたい、と思いながら書いていました。主人公に感情移入して読んでいただけたなら、幸いの極みであります。

 できるだけ言葉を選んだとしても「胡散臭い捻くれもの」ぐらいには言わざるを得ない武蔵ですが、原作ゲーム・このSSのどちらにおいても、筆者のお気に入りキャラクターです。褐色銀髪赤目長身巨乳ツリ目女傑with眼鏡 and 露出過多 ft.巨大艤装……一目見て「むっ! やるねェ……」みたいな気分になりました。このSSでは武蔵と「僕」はあのような形の結末を迎えましたが、その後どうなったか、色々と想像や妄想を広げてみるのも面白いものです。

 読了、ありがとうございました。


ラーフ ID:Iref0M1s  2015年12月29日(火) 22:00 (Good:2Bad:0) 49話 報告

あまり長く書くのは苦手なので短く
とても、とても楽しく読ませていただきました
楽しい時間をありがとうございました
次回作があるなら楽しみにさせていただきます
それでは、良いお年を

返信:Гарри 2015年12月29日(火) 22:44

 読了ありがとうございました。作者として、この小説を楽しんで読んでいただけたなら、それに勝る喜びはありません。次回作があるかどうかはまだ分かりませんが、その折にはどうぞ是非またご一読くださいませ。よいお年を!


sureuth ID:QU7p4T4k  2015年12月28日(月) 04:43 (Good:3Bad:0) 49話 報告

初めましてです。
きっちり完結、ありがとうございました。大好きでした。毎週毎週楽しみで仕方ありませんでした。艦これやっててよかった。
陽炎抜錨ももうすぐ終わりっていうし、半端無くさみしいです。自分の中で艦これが終わりそうです。
感想を少々、主人公と提督に名前を付けなかったのは英断だと思います。オリキャラってやっぱり異物だから扱い難しいのに見事なさばきでした。あと飲食の場面とか、物語の進行にあんまり関係ないところにも神経が届いてて、空気感も生活感もキャラの存在感も匂いたっていました。若干酒臭いですが。
半年近くの長きにわたり、しっかり書き続けるのがいかに大変か、本当にお疲れ様でした。
人気投票:みんな生き生きしてて甲乙付け難いですが、一番ちんこたつのは響。次点で不知火先輩。
ストーリーもの書く気力はしばらくないでしょうので、響とイチャイチャ萌え萌えするだけの話とか書いたらいかがでしょうか(提案)
書いてください(懇願)

返信:Гарри 2015年12月28日(月) 10:24

 初めまして、感想とねぎらいの言葉、ありがとうございました!

 始められたものは終えられなければならないものです、筆者としても寂しいですが……しかし、寂しさを感じていただけるほどこの作品を楽しんでいただけたことは、大変喜ばしく思われることであります。
 主人公と提督の名前については(提督はともかくとして)、ハーメルンでこのような手法を用いたSSを見たことがなかった為、受け入れて貰えるか心配したものでした。どうも自分は慎重すぎるというか、臆病なところがあるようで。でも幸いにして、そこまで気にされることはなかったようです。見事なさばきと言っていただけて恐縮です。
 そうですね、食事・飲酒シーンは空気感や生活感、キャラクターの存在感の演出にぴったりですし、軍隊というストレス環境下にいる以上、酒(とタバコ・ドラッグ)はどうしても付きまといます。しかしタバコは読者の方にとっても好き嫌い分かれますし、ドラッグは好き嫌いとかの範疇を超えていますから、どうしても酒臭くなってしまいました。まあ……「へべれけ艦娘いい……」ということで。

 駆逐艦娘人気だなあ。実はストーリーものといちゃラブキャッキャウフフもの、どっちが楽かって言われたら筆者的には前者です。今作ではどちらの要素もあったので毎度必死で書いてました。



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