黒の剣士キリトはグリッドマンと一体化して怪獣に立ち向かう!
「今日はどのクエストをやるの?」
「うーん…今出来るのは全部クリアしたからなぁ…」
「じゃあ、素材集めにでも行く?」
「そうだな。でもなんか最近嫌な夢ばかり見ててな…」
「どんな夢?」
「この世界が悪い奴に壊される夢だ」
「悪い奴?随分大雑把だね」
「まあ、夢だからな。でもそうとしか言いようがないんだ。いつかこの世界が無くなる事は解ってる。でもそれが近い気がするんだ。その悪い奴にこの世界が壊されてしまう…そんな夢ばかり見るんだ」
「…大丈夫!だって私にはキリト君っていうヒーローがいるから!」
「アスナ……そうだな。もしそんな事になっても俺が守るから。この世界も、アスナも」
電光超人グリッドマン 仮想世界の危機
俺は夢を見ていた。俺の愛する世界が壊される夢だ。
『やめろ!』
俺の叫びは怪獣には届かない。街は破壊され続け、森は燃え上がっていた。
そして俺の前に怪獣が現れた。怪獣の口が開き、そこから炎が吐き出された。
ここで俺の意識は途切れる。いつも通りの展開だった。
「はぁっはぁっ……夢か……」
最悪な目覚めだ。これがここ1週間ずっと続いている。あの夢は一体何なんだ。
俺はナーヴギアをかぶり、さっきの悪夢を忘れる為に仮想世界にダイブした。
「リンクスタート!」
「おはようキリト君」
「ああ、おはよう」
俺の恋人のアスナに朝の挨拶をして俺は家を出た。
「…いい景色だな…この景色が消えるなんて…夢とはいえ俺は何て想像を…」
森と湖を眺めながら俺はあの悪夢を忘れようとした。そこに…
「キリト君!」
アスナがやって来た。
「どうしたの?なんか元気が無いけど…」
「……またあの夢だ」
俺はアスナに悪夢の説明をした。
「…もしそんな事になっても私がキリト君を守るし、キリト君だって私の事を守ってくれるって信じてるから」
「アスナ…」
「気分転換に世界樹に行こっか。あの樹を見たらそんな夢なんて忘れられるよ」
世界樹の麓にある街にやって来た俺たちは世界樹を見上げた。
「どう?悪夢なんて吹き飛ぶでしょ」
「ああ。楽になったよ。ありがとう」
「キリト君の為ならこれくらいどうって事ないよ。これからどうする?」
「そうだな…この街に来るのは久しぶりだし色々見てみるか」
そう言って歩き出そうとしたその時だった。大地が大きく揺れたのは。
「何だ、このプログラムは!」
「分かりません!未知のウイルスです!」
「急いでワクチンを!」
「ダメです!解析不能です!」
「…!ウイルスがゲーム内で実体化しました…!」
「何⁉︎これは…怪獣…⁉︎」
地面を突き破り、街に現れたのは…
「そんな…アイツは…!」
あの悪夢で見た怪獣だった。
怪獣が暴れ始めた。人々は吹き飛ばされ、建物は崩れた。それはあの悪夢で見た光景そのものだった。
「やめろ!」
俺の叫びは怪獣には届かない。街は破壊され続けている。すると怪獣はこっちに向かって来た。
「アスナ!」
何が起きたのかは分からない。ただがむしゃらにアスナを守った事だけは分かった。
「…強制的にログアウトされたのか」
思い出した。俺は怪獣の攻撃からアスナを庇って…
「お兄ちゃん大丈夫⁉︎」
いきなりドアが開き、妹の直葉が部屋に飛び込んで来た。
「どうしたんだ?そんなに慌てて」
「これを見て!」
そう言って渡されたタブレットに表示されていたのは、ALOのスレッドだった。そこにはこう書き込まれていた。
【速報】ALOに怪獣出現www
「これを見て新しいクエストかなってログインしようとしたらダイブ出来なくて、新しく書き込まれたのに強制的にログアウトさせられたとか街が破壊されてるとか書かれていて不安になって…一体何が起こっているの?」
「怪獣が現れて、街を、人を、襲っている」
「…え⁉︎本当なのコレ⁉︎なんかのイベントとかじゃなく?」
「…本当だ。俺はアスナを怪獣の攻撃から庇って強制的にログアウトされた。早くアイツを何とかしないとALOが崩壊してしまう…!」
あの悪夢が現実になってしまった。このまま奴を放置していたらALOが崩壊するのも時間の問題だろう。
「……一体どうすればいいんだ…!」
その時だった。パソコンが光りだしたのは。
「…この光は……」
パソコンの画面に赤いサイバーチックな姿をした人(?)が現れた。
「お前は一体…」
『私はグリッドマン。この世界を救う為に力を貸して欲しい』
「あの怪獣の事を何か知っているのか?」
『今アルヴヘイム・オンラインで暴れている怪獣は魔王カーンデジファーが送り込んだものだ。』
「魔王カーンデジファー?」
『今からおよそ30年前コンピューターワールドから現実世界を征服しようとした悪の魔王だ。あの時私は勇敢な少年達と力を合わせ、カーンデジファーを倒した。だが奴は30年の時を経て復活した。奴を倒す為に、世界を守る為に私に力を貸してくれ』
あの怪獣を倒してあの世界を守れるなら…
「…分かった。世界を守る為に一緒に戦おう」
そう言うと俺の左腕にブレスレットが現れた。
『叫べ、アクセス・フラッシュ!』
「アクセス・フラッシュ‼︎」
そう叫び俺は左腕のアクセプターのボタンを叩いた。すると、俺はパソコンの中に入り、グリッドマンと1つになった。
『戦闘コードを打ち込んでくれ。アクセスコードは……
GRIDMAN‼︎」
「グリッドマンっと…」
スグがアクセスコードを打ち込む。
そして俺は、光の中を通り、ALOへと向かって行った。
怪獣が暴れている。
破壊された街の中で1人怪獣に立ち向かう者がいた。
「ハアッ、ハアッ…」
彼女はただ1人愛する世界を守る為に戦っていた。だが怪獣に彼女の技は通用しなかった。
力尽き、倒れた彼女の前に怪獣が現れた。そして口を開く。その口から炎が吐き出されようとしている。
「キリト君……!」
彼女が諦めかけたその時…
「シャッ!」
夢のヒーローが現れ、怪獣を吹き飛ばした。
アスナが怪獣にやられそうになっていたその時グリッドマンとなった俺は怪獣を吹き飛ばした。そしてアスナを見つめた。
「……キリト君?」
怪獣が立ち上がった。俺は怪獣に対峙した。
あの夢を悪夢で終わらせたりしない。
グリッドマンの新たなる戦いが今、幕を上げた。
グリッドマンのアニメを観てスゲーって思ったので書いた。茅場がグリッドマンシグマになってキリトを助ける辺りまでは考えた。続きは好きに想像して下さい。
活動報告も見てくれたらうれしいです。