コスプレして酒を飲んでいたら大変な事になりました。   作:マイケル

8 / 8
今回は少し短めです。


7話

☆ジョニー☆

 

本部の地下に眠っていた古代の研究施設と思われる場所。

機材であった物が腐敗し、あらゆる物がもろくなっている中で一人の少女が眠る棺桶のようなカプセルが中央に鎮座していた。

 

少女は金髪の美少女……っていうか、イブだ。

そう、彼女の容姿は俺のよく知るトランス能力を持つ漫画の美少女だったのだ。

 

ハーディスといい彼女といい、奇妙な縁を感じつつも俺の脳内はお祭り騒ぎ、さっさと救出してなでなでしたい。

 

「おい、これはどうやったら開くんだ?」

 

「無茶を言わないでくださいよ。

これは古代の物で我々の扱う機材とはかけ過ぎていて、もはや別物なのです。

調べて開けるようにする為には、機材に使われている言語を解読などの様々な調査が必要です。

早くて十年…二十年の時が必要と予想されます」

 

「古代文字…ねぇ」

 

カプセルのスイッチらしき部分にうっすらと掛かれた文字を学者が解読する為に手帳に書き写している部分をチラリと見る俺。

 

open

 

つまりオープンだよね?

 

滅茶苦茶読めますが?

普通にオープンと書いてありますよ?

俺は文字を一生懸命書き写す学者の背中を叩いて教えてあげた。

 

「ここに開くって書いてありますよ」

 

「え?もしかして古代文字が読めるのですか?」

 

「そんな事よりも、彼女を救出するのが先だ」

 

「へ?いや、ちょっと待ってください!!」

 

科学者の制止を振りほどき、ボタンをポチった俺。

するとカプセルを満たしていた培養液がみるみると消失していき、彼女を閉じ込めていたカプセルが扉を開く。

 

「本当に開いた!!」

 

カプセルの周囲で驚愕する科学者達を無視して、カプセルの中を覗く。

彼女の瞳は未だに閉じたまま。

死んでいるのでは?と思ったが、彼女のそこそこちっちゃなお胸が上下していることから呼吸はしており、生きていることが分かる。

 

「正直あなたには色々とお聞きしたい事があるのですが……。

それよりも彼女の処遇についてです、どうしますか?」

 

「家で預かる。異論は認めない」

 

「……分かりました。

では、目を覚ましたら彼女を連れて健康診断を受けさせてください。

貴重な古代の知識と現代人との身体的な違いについて色々と調べたいので……」

 

「…彼女次第だ。

彼女が拒否をすれば、健康診断も事情聴取もさせるつもりはない」

 

「へ?ちょっと待ってください!!」

 

イブたんの嫌がる事をしたくなかった俺は、研究者を一睨みした後、彼女を自身のコートに包んで抱きかかえ、呼び止める研究者たちを無視して自宅へと帰った。

とりあえずご近所さんに頼んで着替えとか下着とかを借りよう。

 

 

☆科学者☆

 

トレイン様の本気の威圧で動けなくなった私は、貴重な古代人の少女を赤子の様に抱えて去っていくトレイン様の背中を唖然と見送った後、気を取り直して施設の調査を続行した。

 

「リバ班長!!これを見てください!!」

 

「なんだ?」

 

一人の若い研究員が石板の様な物を持ってきた。

科学施設に石板があるのは違和感を覚えるが、彼の持っている石板を見て驚愕した。

 

「こ、これは…トレイン様と帝国の将軍、クリード・ディスケンス」

 

「やはり…班長もそのように見えますか?」

 

描かれた石板には銃と刀を向け合う二人の青年。

彼らの頭上には三体の化け物の姿が描かれている。

 

それぞれが龍・巨人・翼をもった四足獣。

中々に興味深い。

 

「班長……先ほどトレイン様が居たので思わず隠してしまったのですが……これもご覧ください」

 

「これは……壁画か?」

 

「はい、石板同様に向かい合うトレイン様とクリードの姿が……。

そして、トレイン様に抱えられている少女は……」

 

こんな偶然がありえるのか?

トレイン様によく似た青年に抱えられた金髪の少女とそれに襲い掛かるクリード。

まさか二人の戦いは古代から予想されていた事だったのか?

ならば、あのカプセルに入っていた金髪の少女も何かの宿命を背負っているのか?

 

様々な疑問が尽きないが、我々は科学者。

謎があればそれを解明するのが仕事である。

 

ここを隅々まで調べつくし、古代人のどんな施設だったのかを生涯を賭けて解明してやる!!

 

 

☆帝国が誕生する数千年前☆

 

とある研究者の話をここに記します。

前世の記憶を思い出した科学庁長官の男。

彼の前世は二次元嫁を愛する童貞にしてオタク。

 

ナノテクノロジーや光学兵器。

ありとあらゆる分野が彼の前世を凌駕する超科学時代。

 

町を歩けばドラえ〇んの様なロボットが居て、宇宙までテレポーテーションも出来る夢の様な世界。

 

彼は無職となり、エロゲ・ギャルゲ・漫画と趣味の赴くままに制作した。

彼の制作した作品は世界観が古くて新しいと評判となり、彼は伝説となった。

 

そんな彼が特に力を入れたのは漫画の現実化。

 

エロゲなどの利益を利用したナノテクノロジーと特殊金属による再現。

 

そして、二次元嫁を現実にするための狂気の研究である。

当時の彼は二次元嫁で童貞を捨てる気であった。

 

ふざけた研究であるが、彼の頭脳は当時の世界で最高クラスの物。

貯金や、入ってくる金も潤沢であったが為に、地下に秘密の研究所を作り、研究を進めていた。

 

しかし、中二病と言うものは目覚める時がやって来る。

彼にも恋人が出来たのだ。

 

お相手の女性は彼の作ったアニメのファン。

彼の作品制作を支えたいという出来た女性である。

 

目を覚ました彼は、非常に幸せであったが、非常に困っていた。

 

ありとあらゆる中二兵器と薄い本に自分が制作したイラスト。

更には、遊戯王をコラボさせた石板やナノマシンを配合したデザインベビーだ。

 

周りを見ずに好き勝手行ってきたマッドサイエンティストの負の遺産。

 

彼は、施設を恥ずかしいアイテムぶち込んで、閉鎖した。

研究で生み出された少女も、同時に仮死状態で封印される。

 

今、彼女を目覚めさせても居場所がないと彼なりに判断をしたからだ。

 

願わくば、遥か未来にて素敵な人間と出会う事を祈り、彼の研究施設は閉鎖された。

 

その後の彼は、研究所の収納スペースに収まらなかった兵器などのアイテムをどこかに隠した。

 

彼が死に、科学文明が滅んで新たな文明が始まった。

 

彼のアイテムと武器は掘り起こされ、当時の研究者達を驚かせた。

 

大半のアイテムや武器は腐敗したり、壊れて居たりしていたが、二つの武器だけが残っていた。

 

 

発覚する戦う事で進化し、学習する兵器。

 

 

あらゆる戦場を超え、その武器は戦場で名を轟かす。

 

『超兵器』と

 




超兵器誕生などについて触れてみました。
初めは古代研究者の日記を妄想していたのですが、長くなりすぎましたのでコンパクトにまとめてみました。

次回から、ようやく物語が動くと思われます。
動かなかったらすみません。

これからも頑張っていくので応援よろしくお願いします。

※投稿が遅くなってすみません
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