マトウの狩りを知るがいい   作:星野谷 月光

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彼らの最終的なステータス。
もしサーヴァントとして召喚されたらこんな風になるよ、というものです。
おまけのおまけ、悪乗り裏設定集。
これにてこの話は本当におしまい。
また次の作品でお会いすることもあるでしょう。
ありがとうございました!
どうかこれが皆様の優しい目覚めの先ぶれとなり……
また、懐かしい思いとなりますように。


サーヴァント表、裏設定集

マトウ・カリヤ

身長:178cm/体重62kg

属性:混沌・中庸

筋力C耐久D敏捷C魔力D幸運EX宝具EX

 

適正クラス:バーサーカー、(エクストラクラス)ハンター

備考:バーサーカーとして呼ばれた場合、狂化は低く、他スキルの補正もあって問題なく会話可能。

 

外見

ヤーナムの狩装束に狩帽子はだいたいいつも装備。

下に着るべきシャツやズボンはたまに私服。

白髪で右目に眼帯。正史の彼よりはるかにごつい。

マッチョになったのはもちろん、肩幅も背丈もなぜか大きくなっている。

日本を出発したときは正史と同じだった。

ヤーナムから帰ってきた時にはあきらかにでかくなっていた。物理的にも、精神的にも。

変わり果てた彼を見て実父は「随分……鍛えなおしたな」と呆然とつぶやいたという。

 

スキル

 

勇猛:A 戦闘続行:A 魔術:E 道具作成:D

 

固有スキル

 

「狂人の智慧」:A+

幾つもの人外魔境を渡り歩き、数多の狂人を見てきた結果得た深淵の知恵。

簡潔に『狂気に慣れている経験則、広い見識』がスキルとして昇華されたもの。

精神的なスーパーアーマーであり洞察力。

このスキルを所有している人物は、目の前で残虐な行為が行われていても平然としているものであり、必要ならば残虐行為になんら躊躇いを感じない。

 

具体的な能力は次のとおり。

 

精神的なスーパーアーマーという面ならば

「精神干渉系魔術による影響を肉体の負傷という形で回避できる。

精神汚染などの狂気による意思疎通が困難、不可能な相手との意思疎通が可能」となる。

 

文化や人間心理への深い理解、すなわち見識と洞察力という面では

「相手の性格、属性を見抜き、どんな有用性を持つかを理解する」

「交渉系、文化系の全てのスキルをランクC~Bでの習熟度で発揮可能」となる。

 

低ランクの精神汚染や芸術賛美、貧者の見識、人間観察などが積み重なった複合スキル。

なお、カリヤは主に芸術賛美、扇動などに無意識に使っている。

 

「イレギュラー」:EX

一つの場所に留まらず、また何者にも属さぬ気性。全てを焼き尽くす秩序の破壊者、すなわち異分子である証。

自ら主となることも、自らの主を見つけることもない流浪の星。自身が生存するためには敵対する全てを容赦なく殺し尽くす怪物。

だがそんな彼らでも守るべき者のためには全てを捨てることもある。ましてそれを失った後の復讐ともなれば彼らを止めることはもはや誰にもできない。

そのため結果的に人類史のターニングポイントとなる事がある。

 

高いランクの反骨の相と低ランクな星の開拓者の複合スキル。

 

なんらかの秩序を破壊する場合、または自身が生存するための闘争においてのみあらゆる難行が「不可能なまま」「実現可能な出来事」になる。

 

宝具

 

宝具「爆発金槌」

ランク:A~EX

種別:対神宝具

レンジ:1~3

最大補足:6個

 

ヤーナムで狩人のために仕掛け武器を作っている工房の一つ「火薬庫」の手によるもの。

小炉付きの巨大な金槌であり、撃鉄を起こした後の一撃は火を巻き、着弾時に激しい爆発を起こす。

 

幾多の上位者や神々、幻想種、果ては抑止力まで叩き潰したこの武器はその経歴から

『「一定ランク以下の攻撃を無効化する」というタイプのスキル、宝具を無効化する』という最上級の神秘を帯びている。

 

なんであれ、叩けば血が出るし、血が出ればいつかは殺せるのだ。それが道理である。効かないなどという言い訳は聞かない。

叩き潰し焼き潰すという凶暴性は彼の人に徒なすバケモノへの憎悪だと言われた。

 

宝具「血から生まれるもの(ブラッドボーン)」

素手で内蔵をえぐり出し深刻なダメージを与える事が出来る。

相手が体勢を崩した時、あるいは背後を取った時かつ密着するほど接近した場合のみ。

血液を浴びた場合大幅に体力を回復し、出来たばかりの怪我ならば治る。

 

宝具「狩人の夢」

一夜に限り、何度でも蘇生する固有結界。

蘇生する度に戦闘から離脱、あるいは状況をリセットできる。

また、不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。同時にバッドステータスの幾つかを強制的に解除する。

固有結界そのものを破壊するか、固有結界内でこのスキルの持ち主を殺す事で破ることができる。

幸運判定に失敗した場合上位者を呼び寄せる事がある。

 

 

マトウ・アサコ

身長:167cm / 体重:53kg

属性:秩序・中庸

筋力C耐久D敏捷B魔力E幸運C宝具‐

 

適正クラス:アサシン

 

外見・装備:

 

・衣服

戦闘時は標準的なハサンの女性用暗殺装束に烏羽装束のマント。

 

すなわち白い髑髏の仮面に黒のぴっちりしたズボンと足袋のような音を立てない靴。

これはまあいい。

だが上半身はわずかばかり胸を隠す帯のようなもののみである。

眼福だけど山の翁の風紀どうなってんの?という夫の一言により追加で烏羽のマントを着用している。

ベルトをところどころに巻いており、そこに短刀(ダーク)を括り付けている。

 

・外見

褐色肌青髪ポニーテールの美人。百貌であったころは脂肪がまったくない引き締まった体であったが、夜伽担当たちとの統合の結果、腹筋は割れつつも胸は多少大きく、美しさを損なわない程度に女性らしい丸みや肉がついた。

 

・武器

メインは体中にベルトで括り付けられた短刀(ダーク)。

だが愛用とはいえ使い捨ての武器だけではあまりにも危険、ということで夫より狩り武器を贈られた。短刀に近いものを、ということで慈悲の刃。

せっかくいろいろ使えるのだから、ということで使い道の多い葬送の刃の二振りを贈られた。

 

 

スキル

 

「ハサンのたしなみ」:B

投擲(短刀)、気配遮断、暗殺術の複合スキル。

Bランク以上で隠密術、短刀術も追加される。

それぞれをB以上で習得。

 

歴代ハサンがだいたいもっている技術をひとまとめに表記したもの。

 

「賢母のフェロモン」:C

男女の関係なく警戒心を溶かし、会話のアプローチさえ間違えなければ最深部の情報まで手に入れられる。

 

「無窮の武練(偽)」:B

大剣を除いた29種の武具をランクB以上の習熟度で発揮できる。

本来の持ち主であるハサムからの譲渡の上、マスターピースである大剣スキルが抜けているためランク低下。

 

宝具なし

 

 

一貌のハサン/豪剣のハサム

身長:215cm / 体重:62kg

属性:秩序・中庸

 

筋力B耐久C敏捷A魔力E幸運C宝具D

 

適正クラス:アサシン、セイバー

備考:なんだかんだでヤバいほど剣の腕がある上、ステータスもそれなりなのでセイバー適性ができた。

 

外見・装備:

 

・衣服

標準的な山の翁の暗殺装束。

すなわち白い髑髏の仮面に黒い腰巻にぴっちりした靴付きズボンである。

だが上半身裸でほっつき歩くわけにもいかないのでやむなく黒いぴっちりTシャツを着用。寒いとその上にフードつきマントを羽織るのみ。

防具などいらぬ、というスタイルは変わらない。

 

私服は黒ければどうでもよい、とばかりに普段は黒ジャージ一筋。

顔を隠さないと落ち着かないのかサングラス着用。

公の場ではメン・イン・ブラックかというような黒スーツ一着のみ。

だからネクタイは黒一色だとヤバいって言っただろう!

 

いざという時の大一番では灰色の甲冑と髑髏の兜を装備する。

肩と膝、胸部に獣の髑髏のついたこれは、初代ハサンの鎧、その儀礼用レプリカである。

腰巻のみよりはさすがにましだが、儀礼用であり大した防御力はない。

 

・外見

褐色痩身筋肉質の大男。手足が長い。髪は青髪をすごく短く刈っている。

ざっくりいえばザイードや腕を普通にした呪腕とあまり変わらない。

仮面を外した顔は何も特筆することのない普通のアラブ人青年。

ただアラブ人なので一応髭は生えている。

統合時にどうとでも顔を変えられたはずだが、やはり暗殺者が無駄に美形でもどうなのだ、と自問した結果。醜くない程度で十分すぎる、とは本人の言。

 

・武器

偽・死告天使:初代山の翁の使っていた大剣を一般暗殺者用にデチューンした量産品。

生前から愛用しているただの鉄剣。分厚い何の飾りもない灰色の大剣。

ただ、サーヴァント化した事、魔法の一歩手前の技を振ったことで最低限の神秘はついているらしい。

 

ルドウイークの聖剣:カリヤから何かの記念で送られた狩り武器。

ルドウイークの持つ本物の光波が出る月光の聖剣ではなく、その量産品レプリカ。

銀の剣は、仕掛けにより重い鞘を伴い、大剣となる。

残念だが光波は出ない。ただの仕掛けのついた大剣。

ただ、一応限界まで強化と、ほどほどにいい血晶のはめ込みはしてくれているのでそれなりの神秘はある。

医療教会産というのが不満だが、そこは恩人からの贈り物、ということで相殺しようと割り切った。

変形前でくせのないほどほどな使いやすい普通の剣、鞘と組み合わせることでそれはもうでかい大剣に代わる。でかいなりに使いやすい。

わりと重宝して使っているようだ。

 

短刀(ダーク):ハサンの基本はこれ。大剣一筋と決めたが基本を忘れたわけではない。

 

スキル

 

心眼(真):B ハサンのたしなみ:B

 

固有スキル

 

妄想剣身(ザバーニーヤ)」:A+

大剣をランクA+の習熟度で発揮できる。

百の貌、三十二のスキルから選び、あるいは残った究極の一

元百貌の新たなるザバーニーヤ。

 

宝具

 

(ザイフ)死告天使(アズライール)」:D

種別:対人宝具

レンジ:1

最大補足:1

 

大量の魔力か令呪と引き換えに一時的に初代ハサン「山の翁」の死告天使を疑似的に再現できる。

直死の魔眼もどきによる死告天使もどき。初代様にみつかったら命はない。

 

 

その他装備、狩り道具

 

 

月光の聖剣(ムーンライトブレイド)『ルドウイーク』」

 

持ち主:イスカンダル

ランク:A++

種別:対神宝具

レンジ:1~10

最大補足:5個

 

かつてのルドウイークが見出し、そして征服王の手に渡った神秘の剣

青い月の光を纏い、そして宇宙の深淵を宿すとき、大刃は暗い光波を迸らせる

征服王は獣に墜とされてなお高潔であろうとしたルドウイークに敬意を評し、この剣の銘を彼の名前とした。

狩人のもつそれとは違い、ルドウィークのもつオリジナルのサイズ。

なお、かつての持ち主とは違いしょっちゅう聖剣の輝きを開放することになった。

 

正確にはこの剣は「異質の月光聖剣+10、深淵血晶3個つき」である。

 

「|赤原猟犬≪フルンディング≫」

 

持ち主:カリヤ

ランク:A

種別:対人宝具

レンジ:1

最大捕捉:1人

 

ホーミング&オートエイム、血によるリゲインつきのちょうべんりな伝説の剣。

カリヤもこれはすごく便利だぞ!と思い使う機会をうかがっていたが今回は残念ながら出番がなかった。能力も見た目もかっこいいのに・・・・・・

まあ、ベオウルフの原典でもボス戦で通用しなくてそのへんで拾ったもっとすごいヨートゥンの剣で勝ったり、挙げ句ベオウルフ自身も剣を捨てて素手で戦った方が強いとかひどい扱いなので仕方ない。

本当に便利なのに・・・・・・たぶん便利すぎて退場のパターン。

 

結局しばらくおじさんの狩り道具コレクションに入っていたが錬鉄の英雄に貸し出された。

錬鉄の英雄に即コピー&魔改造されることとなる。

魔界都市化した世界ではこういう便利なものが必要になってくるので、矢じりだけではなく弾丸のバージョンも作ることとなり、護身用として売り出されたら大ウケ。

9パラ並に量産されることとなる。その利益は一部がおじさんのお小遣いに。

大半が「魔術使い派」の運営資金となる。めぐりめぐって世界を守る戦いの大事な命綱となった。めっちゃ使われることになったしすごく必要とされることになったんだから、まあいいじゃん。なのだろうか・・・・・・?この剣のファンの人には正直生かし切れず申しわけない。

 

 


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