無職転生if ―強くてNew Game―   作:green-tea

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第132話_超越機関の発足と終焉

--- 離合集散 ---

 

ウィとムィの2人の小人族が並び立ち、剣を構えて走り出す。

目指す先は正面に仁王立ちする、か弱きミルデット族の剣士ナックルガード。

左右からほぼ同時に迸る2本の円弧が胴を薙ぐ直前。

ナックルガードはその2本の腕で2つの脇差を抜き、迫りくる剣を弾かんと動いた。

 

カーーーーンという音はただの一度。

防がれた剣を押し返す。

剣を放った2人は抵抗することなく間合いの外へと引き下がる。

ウィとムィが剣を構え直した時、両人の視線は異なる先を向いていた。

ウィの先にはナクル、ムィの先にはガド。

双剣のナックルガードは2人で1人。

相対するウィとムィもその手品に今さら驚くことはない。

2対2の戦いなのだ。

 

彼ら4人はいずれも剣聖。

ウィを除く3人は里の中で最下位を争う関係にあった。

だから実力の単純な足し算なら、ウィの実力分だけ小人族のペアに軍配があがる。

しかし戦況はそう単純とはいかない。

作られた間合いは一息で消失し、ウィとナクル、ムィとガドがそれぞれに剣をぶつけ合う。

幾度か剣を打ちあい、また距離を生ず。

そして再び間合いを読み合い、機を見たウィがナクルへと踏み込む。

これに遅れてムィもガドへと剣を打ち付ける、はずだった。

だがウィとムィ両者の前でナクルとガドの姿が消え、残されたウィとムィ、2人の剣が意図せず鍔迫り合いを起こす。

 

その一瞬でウィは何が起こったかを把握した。

ナクルとガドが予め用意していた穴に飛び込み、こちらの視界の外へと移動したのだと。

ならば次の行動は、下だと彼は確信する。

小人族の足元という信じられない程の超低空攻撃が来るはずだ。

そう考えながらムィの剣を右に流し、さらに自分は左前へと走り抜ける。

 

どこだ。どこから来る?

足元に偽装された穴が複数、穴同士は繋がっているとみて間違いない。

どこから来るかを見極められたなら、次の攻撃に対応できる。

そう読んだ。

すると警戒していたウィの足元から少し離れた場所。

そこに新たに穴が開いた。

偽装のために被せていた布を剥ぎ取ったか、それとも闘気を使って穴を開けたか。

どちらか、今はそのどちらでも良い。

案の定そこからナクルが飛び出すと最速で中足が繰り出された。

小人族のウィにとっては上段となる高さの蹴り。

下に意識を向けさせたのはフェイントだったと肝を冷やしつつ、穴を見つけた時点で散眼が出来ていたウィはこれを蹴り返しで防ぎきる。

 

問題はムィの方。

彼にその発想は無かった。

ウィに剣を受け流された後、周囲に相手の姿が見えず呆然としてしまう。

そしてナクルとウィの攻防に目を奪われた時、大きな隙を見せてしまっていた。

背後から足を払われ、姿勢を崩す。

咄嗟に受身を取りながら横倒しとなって、仰ぎ見るガドの姿。

既に放たれていた追撃を防ぐ術はない。

腹を強かに打たれ、彼は意識を手放した。

 

ナクルの攻撃を防いだウィは、ムィが戦闘不能に追いやられる様を黙ってみてはいなかった。

攻撃を繰り出し大きな隙を見せているガドを、さらにその背後から狙おうと画策する。

ガドを倒せば1対1の戦いに持ち込める。ナクルとのサシでの勝負ならば自分に分がある。

背を向けたままのガドは勝利の余韻に酔いしれているのか。

これならば。

追いかけてくるナクルを気にしつつも必殺の一撃を繰り出す。

しかしガドは振り向く事なく左へとステップ。

ステップの後半で体を捻り剣を薙いでウィの攻撃を防御してみせた。

全くウィを見ずに、なのにまるで剣線を完全に捉えての防御行動。

そして攻撃が不発となったところでナクルが追い付き勝敗が決した。

 

 

見届けた私の視界に映るは剣を構えしオーベール。

彼が走り来るのを受けて立つ。

剣と共に宙を舞い、連撃を放つオーベール。

片手槍にて捌き、また槍の間合いの内では左手を使って剣を持つ手首を狙う。

堪らず間合いを外そうとするオーベールをこちらから踏み込み後方へと蹴り飛ばす。

吹き飛んだオーベールは2度、3度と転がり勢いが殺されたところで立ち上って振り返るだろう。

そこから剣を構え走り出すまでに、いささかの猶予を得た。

 

僅かな時間にフラッシュバックするのは最近3か月のあれこれ。

毒から回復したウィが治療の礼を申し出て、また修行を望んで里を訪れたのを契機とし、いくつかの試行錯誤の結果、思いがけず彼らに非戦闘状態で闘気を獲得する体験を与えるに至る。

ウィ・ターは北聖となり、特に闘気で聴力を強化することで光源に左右されず戦闘できる力を持った。

それ自体は耳が良く夜目も利く獣族からすれば脅威ではないが、小人族である彼が非戦闘状態でもそれをできるというのは特筆に値する。

またナクルとガドに現れた特徴は互いの闘気を合一できるというモノ。

2人の闘気には知覚共有の効果があるらしく、それによって互いの連携をより強固にした。

そして北王へと駆け上がったオーベール。

彼が再び斬撃を仕掛けるのを避け、

 

「なんっと」

 

しかし遅れて飛んで来た小石をのけ反りで避けきれず頬を切る。

剣を振った直後に握り込んだ小石を小指のみで『指弾』として飛ばしたようだ。

『指弾』の攻撃力は闘気無しの生身で直撃してようやく戦闘不能に落とす程度。

闘気を纏っている私ならば強めに小突かれたくらいにしかならない。

なのに私は避けてしまった。たとえ避けなかったとしても、それはオーベールの計算の内だっただろうが。

 

私が再度姿を捉えたとき、彼は視界の端で地面に向けて剣を振り下ろすところだった。

たちまちに巻き上がる砂煙。

素早く眼を閉じて感覚を闘気糸に切り替える。

そして触覚で砂煙の中を移動する小さな物体を認識する。

小袋のようなもの、か? 放物線を描き、こちらへ飛んできている。

咄嗟に剣で斬り落とす。

しかし斬ったはずの中身に手応えはない。

急ぎ闘気糸を新たに増やして、詳しく感じ取る。

砂煙の中にあって分かりづらいが……中身も粉状の何かなのか。

糸が煙に紛れた何かが広がっていくのを教えてくれている。

ふいに鼻のあたりがムズムズとする。

嫌な予感を無視せず急いで砂煙を脱し、元居た場所に目を開けば砂煙が毒々しい色の煙と混ざり合おうとしていた。

既存の北神流にはこの系統の技は無い、目潰し・鼻潰しの類いか。

まさか手合いで毒を使ったりはしないだろうが。

迷宮の討伐困難な植物系の魔物が放つ技、それと同系統の技だろう。

致死性がなくとも甘くはみれない攻撃だ。

 

そして煙が収まってもオーベールは姿をくらましたまま。

森の中? 頭上? 背後?

もし闘気糸で相手の居所を感知していなければ戸惑い隙となっただろう。

だが彼がほぼ動いていないと知っていて、目を凝らせば大地に敷かれた砂模様の布をみつけられる。

 

大地を叩いたのは隠れるための塹壕を作るため?

副次的に砂煙を起こしさらに催涙袋による攻撃でその意図を隠蔽。

先程、ナクルとガドが使った手の上位互換のようなものだ。

絡め手は3流派に淘汰されてしまった技。

イマドキの剣士には良く効く。

しかし残念ながら私へは今一つの効果。

闘気糸を忍ばせてオーベールの位置を特定。

大きく飛び上がり、足音もなく布の上から蹴りを見舞う。

しかし流石オーベール、蹴りは寸でのところで受け流されており、打撃の感触は薄かった。

 

「もはや打つ手なし。

 降参致す」

 

オーベールががっくりと力を抜き、こちらも残心を解く。

闘気を使って即座に穴を掘り、隠れる戦術。

今回は戦闘中にそれを行ったが、彼は戦闘中でなくてもそれが出来る。

私と同じくこの里でいうところの怪力の持ち主。

 

「いやぁ良かった」

 

私の言葉に反応を見せず項垂れたままのオーベール。

 

「そういえば『指弾』の石は事前に懐に忍ばせたもので?」

 

「吹き飛ばされた時に。

 ・・・・・・咄嗟に掴み申した」

 

「では戦術自体も咄嗟のもの」

 

「しかり」

 

「あれは良い。

 煙幕と塹壕の混合戦術も」

 

ただ君に合っているかはまた別。

特性を伸ばした方が強くなるのは間違いない。

・・・・・・そう心の中だけで告げ、実際に口にしたのは別の事柄。

 

「剣士の枠に収まらないでいるには、あらゆる可能性を排除せぬ事。

 これに尽きる、ね」

 

と締めくくる。

究めるという意味からは遠ざかっていく方針。

浅く広くになりがちで、寿命の短い彼らにとって命取りになりかねない。

しかし、相反する両者を成立させねば武芸者とは言えぬのもまた真であるとは悩ましい。

 

 

他にも幾人かを覚醒させると彼らは1つの集団を形成した。

急激な成長、既存の剣術理論に収まらない戦術を見て、いつしか周囲は彼らを"奇抜派"と呼んだ。

無論、本人らが自ら名乗ったのではない。

彼らは出来ることをしているに過ぎないのだから。

この呼称は彼らにとって心外であったかもしれない。

しかし、その名は広く浸透していく事になる。

 

--

 

「定期巡回にしては早いですね」

 

里での手合わせから1月程経ったある日、訊ねたのは治癒師ストーイ。

ここはイスパーノにある治療室。

 

「少々、ここを離れるつもりでいまして」

 

開院前の準備時間の会話だ。

 

「シャンドル殿でないと、とおっしゃる患者さんも多いのですよ?」

 

「ご心配には及びません。

 里の者の内、私と同じように治療ができそうな者にやり方を教えているところです」

 

修得経緯によって闘気の運用範囲に差が出てしまう事。

闘気の練り方には個性がある事。

気功術を使うには現状、闘気糸が必要な事。

魔術師のストーイには、この言外の意味は伝わらないであろう。

 

「それなら安心ですね」

 

ちなみにこれに合致するのはナクルとガド。

彼らの鍛錬風景を観察し、知覚共有の手品の種が闘気の共有にあるというのは既に判明している。

さらに彼らが物理的に距離を開けようとすると闘気が糸状に伸びる事も。

彼らは肉体から離れた闘気を操作する技術に適正がある。

だから彼らは闘気糸、さらには気功術を体得できるまで間もなくだろう。

 

「その者らもいつかは里を出るでしょうが」

 

「修行の恩恵に(あずか)る幸運。

 村の者にもよく言い含めておきましょう」

 

やりとりはここまで。

時間となったらしく治療院の扉は開き、続々と患者が現れる。

人の波が落ち着いたのは日差しが陰りを見せはじめた頃だった。

 

「さて」

 

言葉短く告げて席を立つと、

 

「シャンドル殿、待たれよ」

 

出発を察したのであろうストーイの待てに、目で応じ立ち止まる。

言葉遣いの変化、やや仰々しさを感じるそれが何を示すのか。

考えている内に、彼女はサイドテーブルを私の前に動かして、その上に1冊の紙束を置いた。

これまで診察で使う机の上に無造作に置かれていた物で別段、隠されていた物ではない。

 

「この治療院の前任者ルミランが遺した研究日誌です」

 

私が質問するよりも早く、ストーイが手に取り説明する。

ルミラン、初めて耳にする名前だ。

私に関係があった人物ではなさそうである。

ただ1つ、気になる事があった。

 

「遺した? つまりルミランという人は」

 

「ええ、彼は既に故人となっています。

 魔法大学で出会い、卒業後も定期的に手紙をやりとりする程には仲が良かったのですが」

 

ストーイは少しだけ口を濁す。

そして口が再び動き出したのは短い沈黙の後だった。

 

「彼から新しい手紙が届かなくなって既に5年。

 ただ、ここは物騒な土地柄。

 万全を期して複数の手紙を送っても、その全てが輸送に失敗する可能性は低くありません」

 

まぁ、そうかもしれない。

急ぎ仕事なら冒険者に依頼する場合もある手紙の輸送。

基本的には行商人や交易商が"ついで仕事"で受けるものだ。

ただ紛争地帯の、しかもイスパーノのような奥地となると、その行商人や交易商がやってこない。

ならばどうするか。

おそらくストーイが手紙のために派遣した冒険者を介して、そのままルミランが手紙を送り返していたと思われる。

 

「ですから、私は彼に会おうと村までやってきたのですが。

 既に彼は他界し、この本だけが彼の地下研究室に」

 

心の中でお悔やみを捧げるも、口は噤んでおく。

そしてやはり。

そのルミランの話と自分がどう関係するのか。

話の切り口の深刻さからも単なる世間話ではなく、当惑は増していく。

感情が顔に出ていたのだろうか。

 

「話が逸れてしまいましたね」

 

と彼女は先の研究日誌を再び手にする。

 

「この本でルミランは伝説の防具『闘神鎧』のレプリカを製作しようとしていました。

 ですが、彼がそれを目指した動機がわからない」

 

「魔法大学出身者ならば、優秀な魔道具製作者(クラフター)だったのでは。

 伝説級の防具を複製しようとするのはいささか高過ぎる目標かとも思いますが」

 

「……彼の大学での研究は土壌改良や土木建築のための土魔術の応用。

 辺境の地で有益となる水系統と治癒魔術も学んでいましたし、魔道具製作系のカリキュラムを受講する時間的余裕はなかったはず」

 

魔道具製作の知識もなく、そんなものを作ろうとする動機は確かに薄いかもしれない。

しかもその途中、ルミランは道半ばで死んでしまった。

 

「調べるべきは不審死の原因ですか?

 それとも言葉通り、動機を調べれば良いので?」

 

二者択一の質問に、しかしストーイは頭を横に振り、代わりに本を開いて見せる。

 

「こことここ、それにここにも。

 多数の未知の魔法陣、鎧を操作するための歯車と鋼糸を使った機構。

 シャンドル殿にはこれらの技術の出処を調べて頂きたい」

 

「日誌の中に何か手掛かりや目星のようなものは?」

 

「"夢の"……いえ、先入観はなしで行きましょう」

 

ストーイは何かを言いかけて止め、居住まいを正す。

 

「具体的な依頼は紛争地帯の東の果て、ヴァーケルンという国の"朦朧の徒"に会い、手紙を渡して返事を持ち帰ってきて頂きたい」

 

"朦朧の徒"。

それは技術・技と呼ばれるもの全般に関する深い造詣を有する人物の呼び名らしい。

本名は彼女も知らないと言っていた。

手紙を書きながらストーイが説明してくれて、私は黙ってその手紙を受け取った。

 

--

 

ナクルとガドに気功術を叩き込んでいるとあっという間に2か月が過ぎた。

気功術を会得した彼らは、修行の一環と勘違いして村での治療に勤しむようになった。

他人の話はよく聞いた方が……まぁ、私が頼む手間が省けたので良しとする。

しかし、闘気糸を通じて闘気を外科的に修得させる『開穴法』と『封穴法』はそれでは困る。

今の未熟な2人が行えば、被験者となった剣士は剣士生命を、村人はまさしく命を失うことになるだろうから。

よって彼らの技が十分なレベルに至らなければ伝授しない方針とした。

 

準備が終わり、私は里を離れる。

今回、里の者は供として一緒に来ると言わなかったので一人旅だ。

奇抜派の台頭がそれをさせなかったのだろう。

頭1つ抜けているオーベールを除外しても、北聖の下位に甘んじていたウィ、ムィ、ナクル、ガドの急成長を彼らはきっと看過できない。

旅などしていられぬというのが心内だろう。

その想いは今まで以上に精力的に鍛錬へ取り組む姿に表れていた。

非奇抜派は怪力を手に入れているか。

個性的な闘気を手に入れるか。

もし手に入れるとしたら、それはどのような方法か。

奇抜派が顕現させた闘気もその真骨頂がどこにあるか。

装備、戦術、どこの地点を修行のゴールと設定し、修行が終わった後の人生をどう過ごすと決めるか。

里へと戻った時を楽しみにして歩み進む。

 

イスパーノから東にあるバッハ王国を抜け、龍鳴山の麓に臨む小国を横断するルート。

ルート選定の理由は特にない。気ままに、ただし一人旅だからと昼夜を問わずといった旅程にせず慎重に。

以前出会った暗殺者の気配はないが、修行だと決めて闘気糸を使った警戒は怠らない。

そんな静かな夜、思惑は巡る。

 

『闘神鎧』、闘神の纏った黄金の鎧。

"着用者の身体能力を何倍にも向上させる効果が付与されている"という防具。

しかし、そんなカタログスペックはこの鎧の神髄とは程遠い。

私の知る範囲において闘気を使う者も闘神鎧を身につければ身体能力をさらに向上させるという。

それこそがこの鎧の真なる価値だと私は見ている。

なぜか。

それを説明するに、比較対象となる最適な例がある。

魔力付与品『疾風の靴』。

この靴もまた"通常の数倍の速度で走れるようになる"という効果を持つ品だ。

しかし『疾風の靴』を履き闘気を用いてさらに足を速くしようとしても効果は二重に表れない。

これはユリアン・ハリスコから聞いた内容と合致するし、魔法大学に勤めていた知り合いも似た案件の鑑定経験があると話していた。

また状況証拠に過ぎないが、速度が強さに直結する剣神流、その長たる剣神がこの靴を装備していないのも論を補強してくれる。

おそらく『疾風の靴』だけではなく、魔力付与品によって運動性能を強化する類い全般が闘気との重複効果を生み出さない。

なぜなら"魔力を付与された物が装着者の運動性能を強化する"仕組みそのものが闘気と同じく体内の魔力・気を外的に固め、特定の効果を付与していると推察できるからだ。

だとしたら『闘神鎧』によって得られる強化とは一体何か?

 

わからない。

今はまだ。

 

別の夜、また思考は巡る。

『闘神鎧』から離れて新しいアプローチを考える。

テーマは闘気。

一般的に上級の上位層から無意識的に纏えるようになる、と言われているのが闘気だ。

ただし、これはあくまで三流派の階級制度の指標。

ならば体内で魔力を固めたモノ、これが闘気の実体か?

否、それは材料を示しているに過ぎない。

小麦粉と水と塩と発酵用の粉を正しい手順で混ぜて捏ねればパンが作れるのと同じ。

材料にこだわるのもパンであれば出来るが、魔力を厳選できない闘気には意味のない観点だ。

ならその観点以外でパンを極めるとしたら?

パンが何かを知り、どう改良するかを考えるはず。

だから順番に考えよう。

まずパンとは何か。周囲に耳と呼ばれる少し固い部分があり、耳に囲まれた内側に柔らかくて白い部分がある食べ物だ。

次にパンをどう改良したいか。上手く膨らませる方法、焦がさずに焼き上げる方法、安く作る方法、短い時間で作る方法。

そういった物を工夫し、研究する事になるだろう。

これを概念的に闘気に当て嵌めてやる。

たとえば、闘気の役割は大まかに"肉体の強化"と"武器の強化"に分けられる。

前者によって運動性能を上昇させ、肉弾・近接戦闘を有利に進められる。

後者によって上昇した運動性能がもたらす破壊力が武器を壊してしまうのを防止できる。

だから聖級を目指す剣士は闘気を纏うための修練を積む。

そして闘気を会得して聖級となっても、王級、帝級、神級の者達の強さは聖級の遥か上にある。

私のように武器の強さに頼る者もいるし、元となる運動性能の高さに頼る者もいるし、類い稀な戦闘センスの持ち主も居るが、それらを例外だとすると気の練り方、気の総量、気の運用方法で生じる差、それが強さの違いになるだろう。

ただし、その差は千差万別。

素人相手に説明するには複雑怪奇。だから各人の特性・個性と表現するのも説明としては十分だろう。

そして武芸者に対しては特性・個性と一括りにして安心すべきものではない。

表面的に特性・個性として見えているものは闘気の可能性であり、決して属人的な性質ではない、はずだ。

闘気・魔力総量が不足して私には修得不可能なものもあるかもしれない。

でも、そうでないなら残りは全て修得可能。

あの龍族の異常なまでの強さですらも。

 

--

 

「このような姿で失礼する」

 

床から天井まで貫通する透明な円筒の中、少し淀んだ声で男が呟いた。

薄く緑色の液体が充填された透明な筒。床下から淡い光が差し込んでいる。

光に照らし出されるのは1人の成人男性。

ぴったりとした着衣のまま筒の中心に浮き、先程開いた口から漏れ出た気泡が一塊となって昇った。

気泡が天井の先へと消えるのを見届けてから、

 

「お構いなく」

 

私の言葉に"朦朧の徒"は小さく頷いた。

取次の者から事前に聞いた話によると、この男にとって大気に含まれる魔力すら毒となるらしい。

これはその毒から身を守るための装置なのだとか。

 

「結論から。

 我には技術の出処は判らぬ」

 

"朦朧の徒"は断言する。

その口ぶりは端的で誤解の余地がなかった。

しかし、わざわざヴァーケルンまで来て"判らない"の一言で済まされて"はい、そうですか"と帰るのは不義理な気がした。

ストーイがそれで納得するとも思えない。

なので1つ前に戻って聞いてみる。

 

「失礼ながら貴方は記憶喪失者だとか。

 鎧に使われている技術についてはその限りではない?」

 

「如何にも。

 我の中には広範な戦闘術と魔道具の知識が残っている。

 だが、どこで誰から学んだのか、或いは自ら研究したのかは、なぜか思い出せぬ。

 故に鎧に使われている技術に関する知見はあれども、情報の出処は判らぬのだ」

 

「そもそも手紙に描かれている鎧は設計の通りの効果を発揮する代物でしょうか?」

 

私の問いに"朦朧の徒"は驚くでもなく、

 

「構造材の力学的な仕組みも構造計算もほぼ問題ない。

 設計に組み込まれている魔法陣も必要な機能が揃っている。

 ただ炭素繊の製造は現代の工業レベルでは難しく、実装には難ありと言えよう。

 代わりに魔大陸に棲息するタランテラの吐く糸を使えば、設計が想定する性能の9割で稼働できるはずだ」

 

と断言する。

現代の工業レベル? という妙な言い回しに小さな違和感を持ちながらも会話は進む。

 

「ではその図はでたらめではないのですね」

 

「いくつか必要な機能が欠落してはいるが目指そうとしたのは『闘神鎧』で間違いなかろう」

 

これ以上、深堀りして技術的な議論をされても理解できない。

なら、訊くべきことは?

 

「私としては『闘神鎧』の機能にこそ興味があります。

 一般に魔力付与品は闘気と重複して効果を生みませんが、『闘神鎧』は闘気を越えた運動性能を引き出すとか。

 この鎧も『闘神鎧』と同じく闘気よりも高い運動性能を引き出せるでしょうか?」

 

「魔力シンクロ、搭乗者アシストどちらの機能もオリジナルには一段劣る。

 しかし魔力結晶を搭載して闘気を外部から追加する仕組みは、そもそも強力な魔力で魔化されている『闘神鎧』には無い思想ではある」

 

「つまり?」

 

「手紙にある鎧は『闘神鎧』に劣るが装着者に高いレベルの運動性能を付与する。

 記述された魔法陣の内容から見て単純な速度は"いまどきの"剣王クラスに匹敵するだろう。

 ただし、それは効果の重複が起こるというものではない。

 闘気の元となる魔力を外部から追加し、制御をアシストして装着者が普段纏っている闘気を上書きした結果に過ぎない。

 故に剣帝が装着してもデメリットとなる代物だ」

 

「それだけの技術を持つ魔道具製作者は世界にそう居ないように思いますが、それでも心当たりがない?」

 

「そうだな。

 国家がこの技術を手に入れ、鎧を量産したならば軍事バランスは崩れ、中央大陸全土で戦乱の世が来るやもしれぬ。

 今、その兆候がないのなら少なくとも表の世界には居ないのだろう。

 魔道具研究を数千年単位で行った隠者か、それとも『闘神鎧』を手に入れて機能再現を試みている変わり者か」

 

「他に何かわかる事は?」

 

「他か。

 最初に感じたのは、この搭乗型鎧が失敗作だということかな」

 

「失敗作?

 でも先程はある程度の力を発揮すると言われたはず」

 

「あぁ、言ったとも。

 余人が『闘神鎧』の機能を一部再現する。

 それは称えるべき偉業である。

 しかし鎧のコンセプトを解せぬ劣化コピーであるのもまた事実」

 

『闘神鎧』のコンセプト。

記憶を遡っても聞き覚えはない。

 

「着用者の身体能力を引き上げる防具というのはコンセプトではない?」

 

「然様。

 あの鎧は"教師"なのだ」

 

教師? 鎧に付与するコンセプトにしては突飛な単語。

当惑の気持ちが受け答えを鈍らせる。

 

「『闘神鎧』は意思を持ち、着用者の潜在能力を読み取り、敵対者の能力を分析する。

 その上で最適な戦術プランと必要な武器を生成し、必要な技を実演する。

 ただし着用者から魔力を吸い出し続け、死ぬまで鎧を脱ぐことは叶わぬ。

 命を代償にクリア困難に見えるイベントの攻略情報を得る、それが『闘神鎧』のコンセプト」

 

実演されても死んでしまうのなら意味があるとは思えない。

『闘神鎧』こそが失敗作。

だが、

 

「不死魔族にとっては確かに最高の鎧と成り得るでしょう」

 

「間抜けな製作者は視野狭窄の結果、その点に想い至らなかった。

 そしてお主のように考えた者が現れ、混迷の世界が訪れた」

 

そこで"朦朧の徒"は視線をこちらから外し、何もない中空を黙って凝視する。

――短くない時間が流れた後。

 

試験管の中でゴボりと空気が漏れ、ゆっくりと上昇する。

かと思えば、頭痛に苛まれるように右側頭部に手を当て何かを思い出そうとする仕草。

容器の中から一歩も動けぬ身のはずの男の呟きだけが一人歩きを続ける。

 

「この者は知らず、となれば智の王もか。

 魔神、魔帝はどうだ? 奴らも転生や復活の能力を持っている。

 鎧を使って困難な状況を打破できるだろう」

 

智の王……叔父上の事だろうか。

 

「しかしそれは誤用、そう言ったのは我自身。

 鎧は"教師"でなければならない。

 目前の敵を打破し、自らも死なねばならぬ。

 情報を持ち帰り、鎧無しでの勝利を目指す。

 でなければ鎧は"教師"足り得ず、ただの攻略アイテムと化す。

 されど死んでしまっては意味がない、誰もが気付く事だ。

 そしてコンセプトを知っていれば、生きながらえても意味はないと気付く。

 2つは矛盾している」

 

言われてみれば確かに。

 

「ならば失敗作か?

 否、鎧は完成している。

 我にはその記憶が残り、されど"生徒"に関する記憶は消え失せた。

 矛盾を越える"生徒"の存在。

 この"不完全な鎧"の情報が伝わった先……」

 

先は……何だ? と思った所で、

 

「すまぬな。

 客人を前にして考え事など」

 

こちらに一瞬だけ意識を向けたものの"朦朧の徒"は再び深い思惑に囚われてしまったらしい。

漂う気まずい雰囲気。

 

「専門的な部分では少しわからない部分もありましたが、元よりこちらは門外漢。

 お聞きした内容を依頼主に伝えれば私の仕事は達成されるでしょう。

 本日はお時間を割いて頂きありがとうございます」

 

一方的に告げるも反応はない。

振り向き、外へと繋がる扉へと歩き始めたところで、

 

「情報の出処。

 恐らく"唯一無二"なる者の仕業である可能性が高い」

 

"朦朧の徒"の声が後頭部へと投げ込まれた。

 

「先程、情報の出処に関しては"判らない"とおっしゃられたはずですが」

 

堪らず足を止め、無礼を承知で半身のまま聞き返す。

 

「出処、即ち情報提供者の意図が私まで技術情報を届けるためだったとしたならば。

 前言は撤回すべきだ」

 

だとすると、

 

「私の依頼主を疑っておいでで?」

 

「いいや、その点も疑わない」

 

「では"唯一無二"なる者とは?」

 

「我が打倒せんとする神」

 

神? 闘神鎧に関連するというのなら、

 

「闘神でしょうか?」

 

「可能性は否定できなかった」

 

できなかった……?

 

「今回の件で我は闘神鎧に関する記憶を取り戻し、闘神が何者であるか凡そも掴んだ。

 情報の出処となった何者かは候補から闘神を取り除き、候補を龍神ただ1つに絞らせている」

 

七大列強の上位は技神、龍神、闘神、魔神。

理由は良く判らないが技神や魔神は元から対象外。

そして闘神が取り除かれ、残った龍神に絞られた?

 

「列強下位にも神を称する者らは居ますが」

 

「下位は代替わりする。故に彼らは"唯一無二"なる者の候補から外れる」

 

代替わりしない。

常識を越えた深い知識と技術。

やはり、かなり長寿な存在か。

 

「では"唯一無二"なる者とは龍神であると」

 

私の言葉に溶液の中で"朦朧の徒"はしかめていた顔をやや緩める。

 

「もしくはそう思わせたい者の仕業か」

 

そう返したきり、"朦朧の徒"はまたしても深い思索へと落ちて行った。

 

「情報提供に感謝します」

 

今度こそ、そう言い残しこの場を辞去するも応じる声はなかった。

 

--

 

イスパーノ村にて、知り得た情報を伝えた後。

ストーイは背もたれに体を沈め、数瞬の硬直を見せる。

それから「神、かみ、本当に?」と繰り返す。

 

「あくまで"朦朧の徒"の考えがそうだというだけですが」

 

私の相槌のせいなのか、彼女は独り言を止めて返信の手紙を凝視する。

手紙の内容にショックを受けているようにも受け取れるが、どうにも彼女の心の内を掴み損ねている気がする。

 

「神の啓示により知識を得た。

 上手く利用すれば最貧国でも紛争地帯でも相応の豊かさが手に入るはずだ」

 

抑揚の薄い声でストーイが言葉を紡ぐ。

 

「それはもしかして、ルミラン氏の日誌の?」

 

こちらの問いかけにストーイが頷き、新たな言葉が紡がれる。

 

「ルミランは神と交信したと書いていた。

 それは何かの隠喩かもしれないと私は思ったのです。

 だから手紙には記載しなかったのに」

 

ルミランと"朦朧の徒"。

2人が指している神は同じとみて良いのだろうか。

少なくとも、ストーイはそれを信じたくはなさそうだった。

 

「"朦朧の徒"の言葉との奇妙な一致が意味するのは……。

 加えて、龍族と神らしき者は対立している?」

 

"朦朧の徒"の話の中にも、"唯一無二"なる者は龍神と同一かあるいは対立している何者かという話はあった。

しかしストーイは別の言葉を使った。

その僅かな差、どうでも良いような誤差。

なのだが別の記憶を強く呼び覚まそうとしている。

私はそれに抗えなかった。

 

「ストーイ殿。

 今、あなたは"龍族"とおっしゃったように思われますが」

 

「ん? それが何か?

 ルミランの日誌の通りですよ」

 

「では"朦朧の徒"の手紙には?」

 

確認の眼差しを向けるとストーイは手紙へと再び目を通す。

 

「"唯一無二"なる者、それは"朦朧の徒"が打倒せんとする神。

 龍神か或いは龍神と敵対する何者か・・・・・・

 おっしゃる通り龍族と龍神、表現に微妙な違いがある。

 ルミランのお告げの内容が曖昧だったのでしょう。

 それが?」

 

「その表現の違い。

 私の体験した出来事、その記憶にとっては大きな意味を持ちます」

 

「シャンドル殿の?」

 

"朦朧の徒"は、龍神の仕業にみせようとする神なる者の存在を疑っていた。

その経験が私にもあった。

彼が龍神かは不明だが、あの強さの龍族が龍神である可能性も少なくない。

「実は」と前置きして、

 

「以前、私は夢に導かれた先で銀髪金眼の者と出会った」

 

「シャンドル殿もお告げを受けていた!?」

 

「そうです。

 私はお告げに従い剣の聖地を目指し中央大陸北部を西進していた。

 その道すがら彼の者に出会いました。

 しかも元剣神と魔王までもが居合わせ、龍族の挑発に乗り3人で彼の者と闘う事となった」

 

「結果は?」

 

「魔王は重症を負い、私の剣は一切通じず。

 最も善戦した元剣神ですら十を数える間もなく昏倒させられてしまった。

 私もその者を相当な手練れの龍族と認識しましたが、それが龍神とは今の今まで思いもしませんでした」

 

「なぜです?

 複数人の強者を相手取って力を示したならば気づきそうなものですが」

 

「私が龍族に出会ったのは彼が初めて。

 そして鉱神や鬼神などと同じく龍神も世界のどこかにある龍族の集落に居るものと思い込んでいました」

 

そしてストーイの言葉でその思い込みから脱せられた。

 

「夢の者の指示で龍族と出会い、その場で戦闘が起きた。

 "朦朧の徒"の予測した図式と合致する。

 では夢の者は龍神ではなく、龍神と敵対している何者かだというのですね」

 

「えぇ」

 

「しかし、そうなるとです。

 ルミランが見た夢のお告げはシャンドル殿を"朦朧の徒"へと導くためにあったのやもしれません」

 

「どうしてそう思うので?」

 

「お告げの情報は正しかった。

 しかしルミランに『闘神鎧』のレプリカを製造するのは事実上不可能。

 ならばお告げの意味を別の視点で解釈しなければならない」

 

「私もストーイ殿も自分の意思で動いたはずです。

 それすらもお告げは見通していたと?

 もはや未来視の類いだ」

 

「そうなりましょう」

 

「"唯一無二"は未来視の異能者と?

 根拠は?」

 

「シャンドル殿以外の2人にもお告げを与え、3人を龍神にぶつける。

 そのような芸当、未来が見えていなければ叶わない事象でしょう」

 

「だとしても完敗しては意味がないのでは。

 未来が見えるなら勝てる戦力を用意すべきだ」

 

「未来視を覆す力を龍神が持っているとしたら?

 故に龍神と神は対立している。彼らは互いの未来を賭して闘っている。

 そう考えれば辻褄は合う」

 

飛躍しすぎた推測だが、一定の理はある。

 

「良いでしょう。

 ストーイ殿のおっしゃる通りだとして、夢のお告げの人物は私と"朦朧の徒"を出合わせた。

 その意図は?」

 

「まだそこまでは。

 今回の事で手に入れた情報を元に我々がどう動くか。

 未来に答えがあるやもしれません」

 

--

 

"唯一無二"、龍神、"朦朧の徒"。

3者の目的と対立関係。

『闘神鎧』のコンセプト。

"唯一無二"の未来視。

龍神の持つ未来視を覆す力。

 

大きな力の渦。

その中に居るストーイと自分。

2人ともかどちらか一方かは分からない。

故にストーイと行動を共にすると決め、彼女と協力して超越機関を組織する。

機関の目的は"唯一無二"と相対す戦力や未来視・探索系の異能者を集める事。

――そして時刻は駆け足で進んで行った。

 

「……結局、ルミラン氏が見たお告げは術師殿による組織の簒奪、帝国建国に結実した」

 

私の言葉に反応して博士(ストーイ)の顔がこちらを向き、真っ直ぐな視線を送ってくる。

 

「龍神戦を思い出されよ。

 ぶつかった3者それぞれに影響があった。

 勇者殿と黒騎士殿の2人は紆余曲折を経て機関への参画を果たした。

 ならばルミランへのお告げより前から帝国への筋書きがあったと見るべきだ。

 1つのお告げが直近の出来事と対になるとは限らない。

 影響を受ける人物も複数人かもしれないし、1人に対しても複数の意図を絡めているかもしれない」

 

確かに龍神との戦いから始まった影響は自分に限った話にしても多岐にわたる。

 

「ルミランへのお告げは彼の死という結末に至った。

 と同時に、組織の発足ひいては帝国建国にも影響を与えた。

 また私にとっては研究所や"朦朧の徒"との交流の契機となり、研究を進める切っ掛けとなった。

 ならば尊者様同様、帝国には与せず研究の完成を目指そうと思う」

 

研究を進め、組織は解散する。

それこそが"唯一無二"の目的の1つであったとしても。

ストーイの表情には強い決意が浮かぶ。

 

「では私も帝国で働く意思がない者らを募って新たな修行場へ向かいましょう」

 

「一度、イスパーノに戻られると?」

 

「ええ。

 供の者達を放ってはおけません」

 

「ならばお手数だが、治療院に設けた私室に研究に関するあれこれが残っている。

 ラノアの魔法大学までお持ちいただければ幸いだ。

 頼まれてくれないか?」

 

「引き受けましょう。

 剣の聖地にも近い。

 手合わせの相手にも事欠かないでしょうからね」




次章予告
9章はここまでとなります。
連載再開(10章開始)については活動報告にて別途ご報告します。

次回予告
帝国に動きあり、との報を受け
急ぎルーデウスは中央大陸南部へと向かう。
しかし時すでに遅く。

次回『帝国侵攻』
空を見た占星術師は不敵に笑う
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