古の世界…。旧く過ぎ去った記憶ではあるが、かつての世界には様々な生き物達が共生していたのだ。ドラゴン・エルフ・ドワーフ・リザードマン・バードマン等…。おおよそ現実世界では想像上の生き物達と知られる者達がそこに居た。だが、ヒューマンも確かに存在しており彼等こそがこの世界で最も繁栄していた種族と言える。…いつしか、ある国は神の庇護を権利と考えるようになり他の種を侵略していくのだった。ドラゴンの皮は豪華絢爛の服に使われ、エルフは人身売買の商品を生み出す道具として本番OKの宿に駆り出され、ドワーフは技術を吸い取る贄、頑丈な身体に目を付け非人道な実験の被験体に、リザードマンに限っては男を海上戦の特攻にし女はエルフ同様に末路を辿る。バードマンも同じだった。その国はいつしか人類を管理するようになり、その悍ましい様は人の文明が滅ぶまで…。つまり、その国が最強の座を他者に渡し亡国するその時まで続くのだった。…これはその軌跡を描いた物語である。
力が欲しい。生き延びる為の力を。
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