女の子だらけの職場で俺がヒロインなのは間違っている   作:通りすがりの魔術師

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タイトルどおりです。
ちなみにおまけ長いのと投稿時間はねねの誕生日です。


桜ねねは頭のネジがぶっ飛んでいる。

 

 

とりあえず、桜ねねは変わってる。一言で言うと変人だ。

頭は悪くないのだが、機転が利かない。

努力家ではあるが、妥協するとこはして全力を尽くす。

熱中したことにはとことん心血を注ぐタイプ。

童顔で発想も子供じみているが育つとこはしっかり育っている。

はっきりいって扱いやすいが掴みどころの難しい女の子だ。

 

 

これはただの知り合いとしての観点であり、女性的に見るならどうなるか。そう聞かれると、どうも答えようがない。まず、桜を女性として見ることはまず難しい。だって、桜だし。この一言で片付くくらい桜に女性的な魅力がない。……いや、ひとつ訂正しよう。あるにはあるが、それを発揮出来ていない。

 

 

恐らく、賢く自分の長所を存分に活かすタイプなら布が少なく体のラインが出る衣服を着て、口調や行動も男が好きになりそうなモノにしてジャグラーがお手玉するようなイメージで男を取っかえ引っ変えするスキルを身につけるのだろう。

 

 

ただ、桜はそうはしない。彼女にはそうする必要が無いからだろう。しかし、もし桜が女性的に魅力的になろうとするなら、4年5年は経たないと無理かもしれない。顔が本当に幼すぎて、たとえ言動を大人っぽくしてもやはりどうしても顔の印象が子供っぽさを強めてしまうからだ。

まぁ、口調を改めなくてもそういうのが好きな男の人はいるし、大丈夫だと思うよ。うん。

だから、元気出せよと余計な部分は言わずに少し笑顔で言ってやると桜は鏡を開く。

 

 

「私ってそんなに子供っぽいのかな…」

 

 

「まだ言ってんのかよ」

 

 

大学の友達に誘われた合コンに行って、他のみんなは二次会やらお持ち帰りされたのに自分だけ余ってしまったことにショックを覚える桜。その時の愚痴やらに付き合わされているのが比企谷八幡である。

 

 

状況としては4対4でお互いに上手く行けば余ることなく全員が楽しい一夜を過ごせるかもしれなかったというのに、桜は自分が余ってしまったことに納得がいかないらしく、こうして同じく休日の俺を呼び出したというわけだ。しかも、スタバに。初めてきたわ。

 

 

「そもそも、なんで行ったんだよ合コンなんて」

 

 

「いやそのー、そういう経験もありかなーって」

 

 

「どういうことだよ」

 

 

ひとまず、話を聞いてやろうとすると早速わけがわからんぞと俺は顔をしかめる。桜は頬を膨らませると憂さ晴らしのように手に持ってるなんとかキャラメルフラペチーノを飲み干す。

 

 

「別に行きたかったわけじゃないんだよ?でも、友達がどうしてもって言うから。仕方なくだよ」

 

 

「あーはいはい。そういうことにしとく」

 

 

まぁ、嘘だと思うけど。しかし、会社でも付き合いがあるように大学でも付き合いがあるのだろう。本当に大変な事だ。そういう柵の悪循環型のスパイラルから早く逃れてほしいものだ。

 

 

「てか、お前さっきから文句言ってるけど、二次会したかったの?」

 

 

「ううん、そんなことないんだけどさ。でも、なーんか嫌だったんだよね」

 

 

「なんかってなんだよ」

 

 

「私だけ避けられてるというか、あんまり話されなかったんだよ」

 

 

それは男のメンバーの中に桜が好みだと感じるやつがいなかっただけの話じゃないのか。そんなこと言うとまた怒るから黙っておこう。

 

 

「まぁ、当初の予定通り、合コンを経験できたんだし良かったじゃねぇか」

 

 

「うーん、そうなんだけど……なんか引っかかるような」

 

 

というか、よくよく考えてみたら桜が余ったってことは相手の男子も1人余ったって事だよな。つまり、桜と同じ気分のやつがもう1人いるわけか、そいつの友達めちゃくちゃ可哀想だな。

 

 

「そういえばハッチーは合コンとかしないの?」

 

 

「しねぇよ」

 

 

そもそも誘ってくれる相手がいないわ。もしいたとしても行きませんけどね。

 

 

「彼女とか欲しくないの?」

 

 

「今は特に欲しくないな」

 

 

出来たら自分に使えるお金が減るし、時間も減る。ただでさえ、休日は桜に呼び出されてどうでもいいこと話されて聞いて1日が終わるのだ。それで彼女が出来てみろ。金も時間も一気になくなるわ。

 

 

「あ、でも彼女が出来たらお前に呼び出されてもこれないな」

 

 

「え!?」

 

 

ガタッと音を立てて椅子から立ち上がる桜に周りからの目線が集まる。すると、桜は慌ててペコペコ頭を下げて椅子に座る。

 

 

「どうした…」

 

 

「あ、いや……ハッチーに彼女出来るとこうやって愚痴聞いてもらえなくなるんだなーって思ったらびっくりして…」

 

 

驚くほど衝撃的なことではないと思うが。異性と付き合っていて他の女の子と話したりしているのを見るのは付き合ってる側としては嫌なものだろう。俺も恋人が他の男と頻繁に会ってたり遊んでたりしたら好意も冷めてしまうだろう。

 

 

「……あ、そっか!そうだ!」

 

 

「どうしたまた急に」

 

 

落ち着いたと思ったらまた大声を出して周りから注目を集める。まぁ、今の時間帯は比較的他の席の人も喋ってるからすぐに視線は外れたのだが。

 

 

「あんまりうるさくすると追い出されるぞ」

 

 

「わかったんだよハッチー!」

 

 

「何がだよ」

 

 

「ハッチーが他の女の子と付き合って私と話せなくなるなら私と付き合えばいいんだよ!」

 

 

……?…………??

 

 

「ハハハ…ちょっと何言ってるか分からない」

 

 

「なんで!?」

 

 

いや分からんだろ。わからなさ過ぎて思わず滅多にやらないモノマネしながら答えちまったわ。

 

 

「え、何お前は俺と話したいの?」

 

 

「うん!」

 

 

「Siriとか電柱じゃダメなのか?」

 

 

「え、Siriは聞き取れませんでしたっていうし、電柱は私1回も話しかけたことないんだけど…」

 

 

確かにSiriはよくそう言う。自分の滑舌が悪いのかと嫌になってからは使うのをやめた。電柱に関しては何を言っても反応しないが、逆に言うなら何を言っても怒らないのでサンドバッグにはちょうど良かったりする。時と場所を選ぶ必要があるけどな。

 

 

「私は無機物じゃなくてハッチーと喋りたいの!」

 

 

「別に付き合わなくても話せるだろ…」

 

 

「でも、ハッチーに彼女が出来たら無理になるんでしょ?だったら、私と付き合った方がよくない?」

 

 

「ハハハハ、後半何言ってるかわかんない」

 

 

俺と話したいから俺と付き合うってどういうことだよ。好きとか自分だけのものしたいからとかならまだ理解を示せるけど、話したいから付き合おうは話が跳躍しすぎじゃないか?

 

 

「落ち着け、それは一時的な感情だ。確かに桜は俺と話すのが今は楽しいのかもしれないけどな。それが永遠に楽しいと思えることはないんだ」

 

 

そう永遠に続くものなんて時間以外にない。命が尽きるように、恋も愛もいずれは終わるものなのだ。それで話してて楽しいから付き合うなんて軽いノリでカップルを成立させてしまったらこれから先何かしらつまらないことがあっただけでその関係は崩壊してしまう。それなら、今の距離感を保ちつつお互い本当に好きになれば付き合えばいいし、他に好きな人ができたらすっぱり諦めればいい。

そういう風に俺が言うと桜は真っ向から否定した。

 

 

「そんなことならない!」

 

 

「どうしてそう言いきれるんだよ」

 

 

もう既にこの状況が最悪だろう。互いの主張は違ってるし、俺は桜の考え方に理解を示せない。だから、仮に桜がどんな持論をぶつけてきても、俺は理解することができたとして納得することは出来ないと思う。

 

 

 

 

「それは、それは……」

 

 

 

 

太ももの上でぐっとこぶしを握って俯く桜。これ以上は店にも迷惑かと思い、店を出ようと提案しようとした時。桜は今にも泣きそうな顔で、それでいてとても紅潮した顔でこう言った。

 

 

 

 

「ハッチーは楽しくないかもしれないけど、私はすごく楽しいんだよ…だから、今が永遠に続かなくても、これからもっと楽しくなるかもしれないって思ったら、手放したくないんだよ…!」

 

 

今でなく、これから楽しくなる可能性があるなら、それを手放さないようにずっと大事にしておきたい。それが桜ねねの本心と知った時、俺は何を言えばいいのか分からなくなった。

だが、今この場での最善策としては、机に顔を伏せてすすり泣きをする桜の背中をただ撫でるしかなかった。

 

 

「……う、子供扱い、しないで…」

 

 

「そういうのは泣かなくなってから言え」

 

 

ポンポンと優しく背中を叩きながらそう言うと、徐々に桜の呼吸はゆっくりとしたものになる。俺達のことを見かねた店員さんが水を持ってきてくれて、それを桜に飲ませると幾分平静を取り戻したのか目元を拭って鼻をかむと俺の方に向き直る。まるで、俺からの答えを待ってるかのように。

 

 

「……はぁ、わかったよ。」

 

 

「ほ、ほんと?」

 

 

「あぁ、俺はお前が俺と最高に楽しいと思える会話をするまで誰とも付き合わない。これでいいんだろ」

 

 

要するに桜が俺と付き合いたいと言い出したのは、俺が誰かと付き合って話すことが出来なくなる危険性を見越して『だったら先に私が付き合えばいいじゃない!』ということだろう。自分で言っててまだ良くわからないが多分そういうことだ。

ならば、その仮定を消せばいい。俺が誰とも付き合わなければ桜は俺と付き合う必要性は無くなるし、俺も余分に時間や金を取られることもなくなる。お互いにウィンウィンな関係だ。

 

 

「うーん、なんか違う気がするけど…まぁいっか」

 

 

桜も納得したらしいし、これでいいだろ。

今日はこれにて閉廷。解散だ。

……にしても、会話が楽しいから付き合うって発想は本当にどういうことかさっぱり分からねぇわ。




店員A「あれってつまり付き合うってことじゃないの?」
店員B「えー?あー?どうなんですかね」
通りすがりの窓拭き清掃員「女の子側が男と最高に楽しい話が出来るまで誰とも付き合わない+男もそれまで誰も付き合えない=2人はカップル!ということにはならないのでカップルではない(証明終了)」
店員((いや、それカップルだろ……))




これで全ヒロインの2話が終わりました。
八幡視点に変えると楽ですが外野の声やヒロインの声を拾えなくなるのは残念ですね。


これでやっと、誰か個人を一気に終わらせることができます。
誰からがいいですか?当たり前ですけどうみこさんからですかね。
次に八神さん、遠山さんあたり……いや、ツバメちゃんも書きたいな…。
何気に着地点がいちばん難しいのが青葉っていうね。


とりあえず、また活動報告にてお聞きするので、次の投稿にてお会いしましょう!スィィィユゥゥ~!!
(感想欄での『このキャラをお願いします!』などの書き込みは御遠慮願います。また後日、活動報告、Twitterにてアンケートを実施したいと思います。)


ちなみに次の投稿ですが、どうやったら青葉√、ひふみ先輩√に進むのかみたいなのをギャルゲーやったことない俺がギャルゲーの攻略風に書いてみたいと思います。その時に活動報告と詳細を書かせていただきます。ではでは。












おまんけ(1000文字超えた)


各ヒロインのキスした(された)後(時)の反応

注意、作者の妄想、幻想につき注意!苦手な方、気持ち悪いと思って低評価つけそうな方はブラウザバック推奨。てか、どこが悪いのか言わずに低評価つける厨は消えてどうぞ(割とマジで)
それ以外は……地獄を楽しみな…!



青葉→「あ、こんな感じなんだ……も、もう1回しよ!」って言って3回くらいする。しろ(命令)

ひふみ先輩→「あ、あ、あ、……うぅ……!」って恥ずかしがりながらも抱きついてもう1回しそう。いや、して(懇願)

ゆん→「な、なんや、大したことないやん…こんなん…」って強がって不意打ちでまたされて「もういやーー!!」って恥ずかしくなって顔を真っ赤にしてほしい。てか、して(懇願)

はじめ→「き、キスしちゃったよ…わ、私…。す、好きな人と…」余韻に浸り終わったらまたしてくれないかなーってチラチラ見てきそう。てか、見て(懇願)

八神さん→「初めてなんだから、大切にしろよな…!」すげえよコウは。1回するまでは恥ずかしかったくせに、2回目以降は躊躇いもなしにしたくなったらしてきやがる…やっぱすげぇよ。それで満足すると…(キキーッ!)(パンパンパン!)……その先に俺はいるぞぉ!だからよ、キスを止めるんじゃねぇぞ…!
てか、本編でしたやんけ(真顔)

遠山さん→「まだ足りないかしら?」多分この人は本気だと舌入れてくる。絶対に。てか、入れてください(変態)

うみこさん→「…まだまだですよ」多分最初は渋るくせに、いざスイッチ入ると何回もかましてくるタイプ。それで次のステップ行くやつ。朝まで続きそう。それで満足したら「このくらいにしておきましょう」ってクールに戻るタイプ。記憶は消すことが出来ても、跡は残るからなぁ…!!(血涙)

ねね→「え……えへへ……」幸せ笑いで気持ち悪くなる。一回したらその日はもうしないと思う。けど、ずっとベタベタしてくる。可愛い。して(待ちぼうけ)

紅葉→無言で何も言わないタイプ。だけど、目や指でもう1回と求めてくるタイプ。自分からはしなさそう。いいよ、するから(紳士)

ツバメ→「ふふーんどうですか、上手いでしょ!」って見えはってくるからそれ潰して泣かそうとグイグイ攻められたら「ひゃ、ひゃめてくだひゃい…」ってとろけ顔になるはず。なれ(命令)


えぇ…なにこれ気持ち悪っ。これ書いたやつ病気だゾ絶対…(確信)
で、これの同人誌どっかで売ってる?買うわ。(3万で)
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