正義の味方の異世界生活   作:N瓦

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第十一話 『正義の味方の異世界生活』

 

 

 

 全てが終わった刻。

 風に靡びかれる一人の男が、朝焼けに照らされる平原を眺めていた。

 

◆◇◆◇◆

 

 ヴィルヘルムがトドメを刺す直前。捨て身覚悟で白鯨を天より引きずり落としたスバルたちは、果たしてどうなったのか。

 彼が見たのは───巨大な樹が投げ落とされた刹那、静かな地面(みなも)が荒れ狂い、波打ち、岩という岩(水しぶき)が四方へ飛散した大地。

 

「………っ」

 

 逃げ切れない。

 飲み込む範囲を広げながら迫り来る大地の波を前に、スバルは再認識する。

 ───この作戦が内包する最大のリスクを。

 パトラッシュの疾走は懸命だ。出しうる限りの最速。

 しかし逃れることは叶わない。

 加速度的に土砂の壁との距離が縮むのが、はっきりとした恐怖と共に実感できる。

 スバル、レムそしてパトラッシュが、至近距離で大地の爆発に飲み込まれることは自明の理だった。

 侵食範囲の拡散速度と、地竜の走行速度。

 フリューゲルの大樹が地面に叩きつけられるエネルギーを考えれば、どちらが速いかなど、目に見えた結果だった。

 白鯨を生きたままにヴィルヘルムへと差し出す、というただ一つの目的の為だけに立案された、物量任せの暴挙。

 それがスバルが実行した戦術の本質だった。

 

 ……最も、確固たる信念を以て白鯨を落とした英雄ナツキスバルの危険をみすみすと見逃す()では無い。

 或いは、幾度も軍を率いた武将(クルシュ)が、ハイリスク・ハイリターンであるこの筋書きを、リスクを取り払いもせずに易々と認めるはずもないのだ。

 

「スバル!そのまま走り抜けろ!!」

 

 アーチャーに名を呼ばれた瞬間。

 背後に肉薄していた大地の波に、蒼炎が迸る。

 蒼き太陽の如く世界を照らした灼熱は、完全に、とまではいかないものの、スバルを飲み込もうと迫っていた危機を減衰させた。

 幾度と無くスバル達を救ってきた紅き男の助勢は、今もまた彼に安堵を与えるのだ。

 一撃では終わらない。

 続けて、何度も、何度も。間髪入れずに、何発も何発も───大量の爆炎が、副次的に生じた厄災へ放たれる。

 その(たび)に土砂の壁には穴が空き、大地の波は岩石もろとも溶け、スバルを喰らわんとしていた勢いは次第に沈静化される。

 そして、この世界の魔法系統とは全く異なる魔力の躍動が鳴り止んだ頃。

 誰もがスバル達の生還を確認し───宿願を前に、激情を静謐の中に押し留めている剣鬼が、全てを終わらせる一歩を踏み出した。

 そして。そして、そして───。

 

「俺は、テレシア(お前)を愛しているッッ!」

 

 届くことの無い激情を、最愛の妻へと吐き出した。

 

◆◇◆◇◆

 

 ヴィルヘルムの手によって白鯨が葬られた時は誰もが騒ぎ立てた。

 疲労と安堵に腰を落とすした老兵。隣に立つ同胞の生存を確かめるように抱き合う獣人の青年達。いつであろうと凜然としていたクルシュも、戦士へと労いの言葉を投げていた。

 ───それも束の間。

 

「いやぁ、助かったヨ。まさか医学にも通じてるニャンて」

「こんなもの、ただの応急処置に過ぎない」

「だとしても魔法を使わない古典的な医術で手当するなんて、才能がにゃいってのもあながちホントなのかにゃ?それとも魔力を温存している、とか?」

 

 現実問題として、すべきことは多かった。

 白鯨を倒し、それで「ハイおしまい」となれば良いのだが、それは物語の中だけだ。

 負傷者の治療。死者の弔い。討伐した白鯨の屍の回収。

 戦争の相手が"国"では無く"怪物(ケモノ)"だっただけで、やるべき事が山積みとなっている。

 とりわけ最優先事項だったのは、怪我を負った者達の救援だった。

 少し間違えれば死に繋がる重症を負った者もいる。

 それの一助になればと、アーチャーはフェリスと共に素早く負傷者の手当に取りかかったのだ。

 フェリスが治したのは生命に関わる重篤な、或いは時間経過により悪化すればあわや、という患者。

 対してアーチャーが治療に取りかかったのは、トリアージタグにおける『緑』と『黄』の一部患者。骨折、脱臼、筋断裂、打撲、靭帯損傷───その他諸々の怪我の対応だった。

 アーチャーには、フェリスのような治癒魔法は使えないが、紛争地域を渡り歩いた経験を活かし、物資が不足している状態だろうと、応急手当くらいならば容易くこなせる。

 その経験が功を奏した形になった。

 しかし。

 

「何度も言っただろう?私の才能は、事実からっきしさ。───なんだったら、フェリックス。()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 そもそも『アーチャーが手当をすること』など、本来ならば起きえない現実なのだ。

 フェリスが治療していれば、アーチャーの出る幕はないのだから。

 この世界には魔法が実在し、戦場にて治癒術師が健在ならば、傷痍軍人は生まれ(にく)い。

 加えて、ルグニカ王国より《青》の称号を賜り、大陸を見ても並ぶ者はいないとされるフェリスがその気になれば、死んでさえいないのなら万全に回復するのだ。

 ならばそこから導かれる仮定……つまりそれは。

 

「まだ、何かあるのか?……君が、そして君たちが警戒する何かが」

「……へぇ。鋭いネ」

 

 アナスタシアの私兵団『鉄の牙』と、飛び入り参戦のこの男(アーチャー)は聞かされていないはずだが……いとも容易く見抜かれた事実に、フェリスが目を細めると。

 アーチャーもフェリスの反応を見て、真実を言い当てたと確信した。

 

「いや、なに。ここまでヒントを与えられて、察せない方がおかしいよ……しかし、信じ難いな。これほど犠牲を出した魔獣討伐に匹敵する代物に、続けて挑むとは」

「んまぁ、確定ではにゃいんだけどネ」

「───いや、確定だ」

 

 ソレが一体何なのか。聞き出そうとした時だ。

 横から芯の通った力強い人間の声が介入した。

 

「クルシュ様」

 

 膝ほどまで生え伸びた草々を掻き分けながら、アーチャーとフェリスの言葉を継いで、会話に割って入った女性。クルシュ・カルステンだ。

 彼女の後ろには、カルステン家の懐刀・ヴィルヘルムが控えており。そして、『鉄の牙』との共闘を現実のものとした仲介役、ナツキスバルとレムの二人も居合わせていた。

 何やら四人で話していたのは遠目に見えたのだが、どうやら、それは終わったようだ。

 

「……クルシュ。若しかすると、再び私も力になれるかもしれん」

「そうしてくれるならば、此方としても心強い、……だが、その前に言わせて欲しい」

 

 クルシュは一歩前に出て、アーチャーの瞳を真摯に見つめながら、差し当たり感謝を述べた。

 

「感謝する。此度の白鯨討伐、卿がいなければ、どうなっていたことやら」

 

 実際、複数体の白鯨が現れた時に伝播したのは、絶望だった。

 単体でさえ遥かに及ばない恐怖であるのに、悪魔が数を引き連れて(群体を成して)現れたのだ。

 この戦場に立つのは経験豊富な猛者たちとだったは言え、彼らの頭に「諦め」の二文字が過ぎらない訳がなかった。

 しかし、彼らが立ち直ったのはナツキスバルの勇気と───アーチャーが白鯨を落としたという事実。

 最弱の男でさえ諦めていないのに。

 そして、最弱(さいきょう)の男がついていれば。

 諦めていい道理など、あるはずもない。

 そうして彼らは復調し、見事ヴィルヘルムが討ち取った。

 なればこそ、指揮官たるクルシュが礼をしたのは当然で。

 

()()()()()()()───この勝利は、スバルとレムの執念、ヴィルヘルムの人生、そして君が積み上げた人徳…全てが引き寄せたものだ」

 

 しかし、アーチャー本人はなんて事は無いと言った。

 

「───」

 

 アーチャーの発言にクルシュは驚き、自然と苦笑が零れた。その真意を───風見の加護を通じて察したからだ。

 白鯨討伐を始める前に言ったように、

 

「我々を助ける理由のみならず、あろう事か()()()()()()()()()()()()()()()

 

 そう。つまり、それだけだった。

 分かっていた。

 "他人(ひと)を助けることに理由などいるのかね?"

 この男は揺るがぬ芯と確かな強さを誇る反面、保険も保証も報酬も恩赦もなしに、戦場へと身を投じる異常さを併せ持つのだと分かっていたはずだが…それでもやはり、目の前に立つ男は狂っていた。

 礼には及ばない。アーチャーが口にしたその言葉は、まるで謙遜や定型句では無かったのだ。

 

「……なんとも崇高で…歪な在り方だ」

 

 これを指摘した人間は、クルシュただ一人に非ず。

 あの真紅の少女は、衛宮士郎の歪みを知っていた。見抜いていた。そして、嘗て指摘した。

 最も、エミヤシロウがそれを覚えているはずも無く。

 

「ふ……なんだかそんな事を、昔も言われたような気もするよ」

 

 しかし、クルシュの言葉が重なるように、まるでロボットのような狂人(おとこ)に言って聞かせる、"凛"と透き通った少女の声が、アーチャーの脳裏に蘇り───彼はたまらず、柔らかく笑った。

 

 

 そもそも、なぜフェリスが、白鯨討伐に続くナニかに気付いていたか。

 その秘密は、クルシュにあった。

 感情の機微を見抜くことにおいて、クルシュには優位性がある。

 即ち、『風見の加護』によって推測していたのだ。 討伐を取り纏めたナツキスバルの真なる目的は、白鯨(その)先にある───と。

 すると、スバルは此方の思惑を全て読み切り、その上で、わざわざ()()()()()()()()して共闘を持ちかけてきたことになる。

 ならば。

 それこそ並の敵では無く。寧ろ、そう考えることこそが妥当に思えた。

 その為フェリスにはその推測を伝えると共に、魔力の温存をするよう命じておいたのだ。

 仮にクルシュの憶測が外れたならば、杞憂であったことを確認してから、軽傷者たちを治療させればいい。

 しかしソレが確定的となった今、何はともあれ。

 ナツキスバルが狙う、二つ目の首の名は───

 

「次の相手は魔女教、『怠惰』担当の大罪司教だ」

 

 一瞬、フェリスの纏う空気は緊張を孕んだ。

 頭になかった訳では無い。『世界三大魔獣』に匹敵する厄災など、古今東西探してもソレらくらいしか居まい。

 それでも、いざ言葉にされれば些か思うところはあるわけで。

 世界で最も関わりを持ちたくない、いや()()()()()()()()とされる狂人の集団が、次なる敵であることを知る。

 

「魔女教……となると、魔力は温存しておいて正解でしたね、殿下」

「ああ。私は王都へ帰らねばならないが、そちらにはヴィルヘルムも同行させるつもりだ。可能な限り、隙のない布陣を組みたい」

 

 クルシュが魔女教討伐に貸し出した戦力は、クルシュに忠誠を誓う生え抜きの兵士たちに加え、大戦力であるヴィルヘルム。治癒を担うフェリス。

 

「レムちゃんは、どうする?」

「もちろん、スバルくんと一緒に私も同行しますっ!」

 

 フェリスが、スバルと共に討伐戦に参加したレムに意志を問うと、彼女は即答する。

 彼女の体調は───オールグリーンとまでは言えないが、それでも魔女教との戦いに不安が残るほどではなかった。怪我はしていたものの、幸いにも魔力は枯渇していなかった。

 であるならば、フェリスの魔術で十分治癒が可能だ。

 

「ま、お留守番は回避かにゃ。傷は今、治したげルー」

 

 フェリスが手を当てると、レムの身体は蒼光に包まれ、時を巻き戻すように痛々しい傷が癒えていく。治癒魔術の行使だ。

 ところで───スバルが小声で、アーチャーに話しかける。

 

「アーさん、アーさん。魔女教のことって分かるか?」

「む……いや、すまない」

「ああ、いやいや!こっちに来たばっかりだからしょうがないことだぜ、それは」

 

 そう、この世界に来たばかりのアーチャーは、魔女教を知らない。クルシュ達の会話を邪魔しないようにと、スバルはアーチャーへ耳打ちするために少しだけ背伸びし、そして、これから打ち倒すべき邪悪(てき)のことを語った。

 

「で、魔女教ってのは───……」

 

◆◇◆◇◆

 

 それから。

 

 クルシュや負傷者は、白鯨の屍を引き連れて王都へと帰った。

 『鉄の牙』の援軍……街道の封鎖を担当していた"残り半分"の勢力と合流した。スバルが言うには、その中に近衛騎士団が誇る『最優』ユリウス・ユークリウスという男もいたらしい。

 白鯨の討伐という荒事が片付き、現在(いま)に至るまでも、色々あった。

 

 そして、世界の守護者(アーチャー)───はこの場に留まっている。

 

「…………」

 

 この身は本来、ここには居てはいけないもの。

 守護者として契約し、時間という概念のない時間流れの中を生きた。あらゆる記憶が摩耗し、無くなり、忘れ去るほどの虚無の時間を。

 ならばこれも『夢』のはず。

 白鯨討伐という、人の世界に仇を成す障害を取り払った今、守護者として召喚されたであろう彼の肉体は、この世界から消え去るはず───だった。

 

 そんな彼の予測に反して、どうだろうか。

 この異世界に留まり続けている上、彼の肉体は受肉を果たしているのだ。

 改めて、理由は分からない。

 理屈も、経緯も、何がそうさせているかさえ、何もかもが分かっていない。

 

 だが一つだけ言えることはある。

 

「正義の味方として、生きる……か」

 

 彼には似合わない戸惑いの言葉を呟いた。

 即ち彼が逡巡したのは、絶対に実現できないと裏切られた、自分の理想のこと。

 一の不幸で百が幸福になるのなら、容赦なく一を切り捨てる。守護者だった彼はそうやって世界の安寧を守り続けた。

 しかしそれは「正義の味方」では、無い。

 切り捨てられた少数の死屍累々の上に成り立つ、()()()()()()()()()()

 

 そんなもの───衛宮士郎はいらない。

 

 ここは異世界だと言っていたが、場所など関係ない。

 白鯨討伐が終わり、歓喜に涙を流す者もいれば、同胞が死んだ悲しみに泣く者もいる。───その光景を見て、エミヤは人が悲しむ姿は、心底見たくないと思うのだ。

 在り方も理想も、その魔術ですら偽物の彼だった。

 でも、だからどうした。

 時にはエミヤらしく理知的に。時には衛宮らしく愚直に。

 

 差し当たり、この英雄譚は───。

 

「アーさん!作戦会議すっから、こっち来てくれ!」

 

 声の方を見れば、既に作戦参加者の面々が集まっていた。スバルを囲うように、レム、ヴィルヘルム、フェリス、リカード、ユリウス、そしてほかの全隊員も同じく。

 あとはアーチャー(最後のピース)だけだったのだろう。

 

「……ああ、勿論だ」

 

 スバルに呼ばれ、アーチャーは其方へと歩みを進め。

 そして、───英雄譚が幕を上げた。

 即ち、理想を追いかけ、理想に殺され、理想に裏切られた英雄の……あの日の青年の。

 

 

 再び(Re)ゼロから始まる『正義の味方の異世界生活』が。

 

 

【白鯨討伐編】完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 森が、泣いていた。

 森が一つとなって泣いていた。

 

「ああ、やっと……やっと、会えますね。今までは福音書に従って動いていたから、仕方なく会えませんでした。私も悲しかった。そう、悲しかったのです」

 

 怪人……とでも言えばいいのか。全身を包帯で巻き、鎖を巧みに使って木々の間を移動していた女がいた。彼女もまた、周りに生きる万象と共に悲しんでいた。

 しかし、一転。

 どういうことか、次の瞬間には森が歌い始めた。

 

「漸く福音書すらも、私の『愛』を理解してくれたのでしょうか。もしそうなら、それは嬉しいことです。

 しかし、それならもっと早くわかって欲しかった、というのは私の我儘でしょうね。彼のことになると少し()を押し通しちゃうところは、私のいけないところですよね。それは直しますよ、はい。

 でも、そうだとしても、彼と会えるのは嬉しいです。それは福音書の記述には感謝しないと駄目ですよね。ありがとう、ありがとう」

 

 高揚を極めているためなのか、彼女の言葉は誰に向けられているかさえ、はっきり分からない。恐らくは、自分の感情を抑えきれないが故の独り言だろう。

 

 ただ一つだけ明確に言えるのは、彼女の感情は全ての思考を誘導する悪魔的な性質を振り撒いているということだけ。

 人間の思考だけではない。小動物も、鳥も、虫も、木々でさえ、彼女の感情を半強制的に押し付けられていた。

 だから、だ。だから、森が喜びに歌っているのだ。

 

 すると、唐突に女の感情は百八十度別の方向へと向いた。

 

「それにしても───不快ッ!憎い憎い憎い憎い憎いッッ!」

 

 森もまた、不吉な雰囲気を纏う。

 先程までは、葉と葉の隙間から太陽の光が射し込んでいたが、景色すら一変。森の様相は、より一層木々が生い茂った密林のようにも見え始め、遂には『憤怒』に身を焦がす女と同調する。

 

「クソ半魔なんて焼いて、焦がして、ぶっ殺せばそれでいいだろうが!クソ福音書がァ!!

 私と夫の愛の試練だとでも言うのか!精霊なんてどうせ臭い!クソ半魔なんて、ドブに湧く虫の如く、汚ぇもんだろうが!クソクソクソクソッッッ!」

 

 彼女を取り巻く全ての感情が反転する。

 哀から喜へ、喜から怒へと縦横無尽に。

 起伏の激しい喜怒哀楽。おぞましい迄の変化。

 

「あああああ!待ってろ、クソ半魔ァ!」

 

 際限なく撒き散らす狂気。あるがままに怪人。

 

 それは、異常そのもの。アーチャーの転移(イレギュラー)には、異常事態(イレギュラー)を。

 彼がこの世界に生まれたことで福音書の記述に変化が生まれたのだ。

 スバルでさえ未だ知らない不測の悪夢。

 即ち、───魔女教大罪司教『憤怒』担当シリウス・ロマネコンティの介入。

 

「私の夫に試されるという幸福を、テメェの身の程を理解させた上で、生きたまま焼いて、苦痛の末にぶっ殺してやる!!」

 

 森は燃えていた。

 シリウスの憤怒に燃えていた。

 

 

▷▷To be continued

 

 

 




本編、堂々完結!
……という訳では無いです。次章は【怠惰討伐編】…ではなく、【魔女教討伐編】です。続きます(笑)
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