ある日、トロスト区の開門扉が巨人に破られたことで訓練兵団も交えたトロスト区奪還作戦が始まる。
 訓練兵団の一人で調査兵団志望のエレンは住民が避難し戦場となったそこで一人の少年を発見する。
 少年は高笑いしながら身の丈ほどもある剣と人間ではあり得ない身体能力を駆使し巨人を殺していた。その姿は狩人? 狂犬? 否――悪魔をイメージさせる殺戮者だった。

 それから数日後、エレンが巨人化能力を発動し調査兵団に入ってから少年は再び現れた。
 エレンの寝床である地下室に姿を現しそして刃を突き付けて言った。

「お前、巨人になれるんだよな? ってことは俺の獲物だよな? でも人間でもあるよな?」
「殺さないでやるからちょっと協力してくんない?」

 巨人を殺すことを本能とする兵器の少年と巨人化能力を持つ兵士の少年が出会うとき、物語は形を変えていく――。
  プロローグ 殺戮者の目覚め
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