七つの大罪:残飯処理騎士団の副団長 作:黒歴史
飛んで帰ってきたキング、ディアンヌは困惑していた。何故なら
「おいキング!ディアンヌ!向こうでザスターを見なかったか!?」
ホークがとんでもなく焦っていたからだ。確かに言われてみればザスターの気配がない。チャンドラーに夢中で気づいてなかったのだ
するとあることに気づいたバンがホークに話しかけた
「師匠、この背中に張っつけてある紙はなんだ?」
そう言ってホークの背中に張ってあった紙をぺりぺりと剥がし、表にしてそれを見た。ザスターからの手紙だ
バンはそれをゆっくりと読み出した
『えーこれ読んでるってことはやっと気づいたってところか?まぁなんか言う前に先に謝っておくことがあるな
何も言わずに勝手に残ってしまってすまん。そんでありがとう。一度寝返った俺を受け入れてくれて
勝手に出て行った身勝手な俺からの我儘な願いを2つ聞いてくれ
3000年前の友人であり今の友人でもあるメリオダスを同じ今の友人であるお前らが守ってやってくれ
俺は昔のメリオダスより、今のメリオダスの方が好きだ。だからそんなメリオダスを守ってくれ
2つ目はアーサーに『勝ち逃げされた気分はどうだ?』って伝えてくれ
最後に団長に一言…
大好きだぜ!ホーク団長!!!』
そこで終わっていた。ホークの目からは涙が溢れていた。鼻水と涙の汚い水溜りを作りながらホークは呟いた
「帰ってこなかったら副団長の座から降ろすからなっ!」
オルドーラを破壊し、飛び出したチャンドラーはまず剣を振り下ろした。問題なく全員は避けるが地面が綺麗に裂けた
「<十戒>…いや、巨人王!妖精王!これは重大なる裏切りとみなす!」
「我らは<十戒>にも『王』にもあらず」
「ただの巨人と妖精っス」
チャンドラーが腕を振りかぶり殴ろうとするが、上から声が聞こえた
「俺を忘れんなよクソジジイ」
魔力を乗せた拳を構えてザスターがいた。チャンドラーはすぐに全反撃の準備に入るがグロキシニアの霊槍の触手が武器を持つ腕を捉えた。次にドロールが大地を盛り上げチャンドラーをザスターに向けて高さを上げていく
『震撃』
その大地に大の字で横たわっていたチャンドラーにはザスターの攻撃を防ぐことが出来ずその拳は直撃した
その衝撃波は止まらずドロールの突き出した大地と衝撃波にチャンドラーは挟まれる
チャンドラーはそれから力で無理矢理脱出するとその瞬間にグロキシニアの守護蟲の針に背中を刺された。だが…蟲の針は刺さりはしたが折れてしまった
「「ハッ!!!」」
ザスターは背中から、ドロールは前から拳で攻撃する。だがそれも大したダメージにはならず剣でドロールの右腕が一本切り落とされ、ザスターは胸から腹にかけて深手を負った
次にグロキシニアの後ろに高速移動するとグロキシニアはそれに反応して霊槍でチャンドラーの攻撃を防ごうと試みる。だがチャンドラーは霊槍を物ともせずへし降りつつ攻撃し、グロキシニアは吹き飛ばされた衝撃で羽が片方千切れた
「うーん。勝てるかもって希望は考えない方がいいな」
「当たり前じゃないっスか」
「我らは最初からそんなものを考えてはいない」
ザスターの言葉にグロキシニア、ドロールが淡々とそう言う
『霊槍バスキアス、第九形態「
グロキシニアの荊がチャンドラーを襲う。チャンドラーはそれを全て斬り伏せながら接近してくる
『
ドロールが岩を操りチャンドラーを攻撃する。だが当たる前にチャンドラーは全ての岩を粉微塵にしながら接近してくるため、当たるのは小石だけ
「おーらーよっ!!!」
ザスターはチャンドラーを全力で殴る。次に右足で中段蹴り、上段蹴りを連続で放ち最後に崩拳を腹に打ち込んだ
だがチャンドラーは当たり前のように立っていた。剣を横に薙ぎ払うがブリッジするように避け、バク転してグロキシニア達の所に戻った
「…2、3分時間稼ぎお願い出来るか?少しは勝つ可能性ある技がある」
「そんなものがあるんなら最初から使え」
「はぁ…わかったっス。命がけで時間を稼ぐっス」
そう言ってザスターが魔力を溜めている間、ドロールとグロキシニアが攻撃を始めた
あと3分
グロキシニアが魔力でチャンドラーに修復した霊槍を叩き込んだ。だが、ドロールとザスターの攻撃も大したダメージにもならず、切り裂かれる
あと2分
ドロールが大地による攻撃を繰り出しチャンドラーを拘束した。だがチャンドラーはそれをパンチ一つで粉砕し、左腕を二本とも切り落とされた
あと1分
ドロールは最後の腕で、グロキシニアは最後の魔力でチャンドラーを攻撃した。そして最後にドロールは腕を、グロキシニアは羽を折られた
それと同時にザスターは最後の攻撃を開始した
「グロキシニア、ドロール。ありがとうよそんじゃ、最後の大仕事だ。しっかり味わって喰らえチャンドラー」
その瞬間、チャンドラーの丁度足元が噴火する。それだけではない。チャンドラーが吹っ飛んだ先に竜巻が発生し、天高く打ち上げられる。空では雷がチャンドラーを穿地ち、燃える。いくつもの災害がチャンドラーを襲う
『災害豪雨』
ザスターの出せる最凶の技である。最後に流星群がチャンドラーに降り注ぎ、その技は終わった
空は夜から昼に戻る。ザスターは大の字で横たわった
「ハァッハァッ!魔力がもう空…もう戦えんぞ」
「そうかそうか、まだ戦えると負けることはないとはいえ面倒じゃからのう…まぁさっさとくたばれ」
チャンドラーはそれを受けてもなお生きていた。チャンドラーは剣を振り上げ最後に問うた
「言い残した事はあるか?」
「ないな。あいつらには手紙を書いておいたから」
「そうか。じゃあ死ね」
剣が振り下ろされる。痛みは感じないが意識が薄れていく中、チャンドラーが空を飛んでいくのがわかる
眠くなって来たため俺は少しずつ瞳を閉じた
はい、仮の最終回です。いつか復活するかも?
他の人が七つの大罪シリーズを連載してくれることを願っています