人族と蛮族。数多くの時代を超えながらも、両勢力の争いが続いていた。
戦乱は多くの悲しみ、憎しみ、怒りをまき散らし増殖する。
だが、その戦争に一区切りがついた。蛮族側による事実上の敗北宣言により人族が領土を拡大し、蛮族は敗北の煽りを受けた。秩序が歪み、蛮族の国は最早多くの勢力が介在する魔境と化した。


それから七年。蛮族国家『ナグル・ロア』のスラム。その片隅から、物語が動き出す。

―――自分が在る、その理由を求める物語が。

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