初めて見た時のあの人はとても綺麗で、儚げて、触れば壊れてしまいそうで

出逢いはほとんど偶然で、あれから色んなことを教わって、色んな場面で助けて貰って、でも僕はあの人の心を助けられなくて――

ある夜、僕は決めた。

死に場所なんか与えてやらない。 

死なせてなんかやらない。

ある時、僕は誓った。

大それた英雄になれなくても構わない。その代わり、彼女だけの英雄になりたい。そう、願った。

どこかの神様が言った。英雄に見つけてもらえるのは、ほんのひと握りだ、と。

それなら僕は、僕だけは、どんな時でもあの人を見つけ出してみせる。
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