狐ちゃん奮闘記   作:moti-

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本日二話目の更新です。そしてあとがきです。まだ前話を見てない方はそちらのほうからお願いします。


あとがき

 まずは一ヶ月……二? 二ヶ月の間お疲れさまでした。

 

 狐ちゃん奮闘記、完結です。当初の予定ではあんまりシリアスシナリオになる予定もなく、とたたんとのほほんとほのぼのとした話になる予定だったのですが、なにを血迷ったのか途中から残虐な描写も増え原作キャラがどんどん死んでいくという事態になりました。当初はそんな予定なかったんですよ。なんででしょうか?

 

 わからん。

 

 テーマは『人とは?』といったとてつもなく範囲の広いものとなりました。よって、途中でだんだんと人になっていく狐ちゃんといった描写を意識して書いたりしてみました。明確に目立つのは最初と最後らへんの対比でしょうか。親しい人を殺すのに躊躇のない狐ちゃんと、ミッドナイトを殺すのに躊躇していた狐ちゃん。ここははっきりと狐ちゃんの成長を描けたかなぁと思います。

 

 そして同時に、かなり大切したいなぁと思ったのは物事には必ず終わりがくるってことですね。ラストはそういうことを直接書いていますけど。

 

 ではオリキャラの紹介。

 

 狐ちゃん。

 

 主人公。動物であり、主人の命令を聞くだけでよかった子。ただ途中から自分で考え始め、どんどん人になっていきました。

 

 後半になるにつれてデメリットがどんどん目立たなくなっていきました。チートにするつもりはなかったんや……と作者は供述しており。

 

 この子は『善悪の判断がつかない子供』をイメージして書いてました。その子がどんどん成長していく様子っていうのを表現できてたらいいなぁって思います。

 

 まぁ子供らしさが顕著だった場所はUSJ編ですよね。あそこから作者の計画も狂っていったのです。かなしいなぁ。

 

 まぁ、狐ちゃんに関してはあんまり語るところもないですね。視点主としてたくさん狐ちゃんを見せれましたし。なので次。

 

 茶味くん。

 

 この子はなんというか……よくわからないキャラです。印象としては進撃の巨人のフロックに近いキャラなんじゃないでしょうか? 全然違うかも。

 

 子供のときの記憶のせいで誰かに期待することを諦めた人。誰かの思いを踏み躙ることのできる暴力に惹かれた人です。重大な立ち位置になるんだろうなぁと思ってたらそんなに重大にならなかった人。

 

 このキャラに関してですが、人間らしいってキャラになるんじゃないかなって思います。無気力人間でだれにも期待してなかった人が、暴力に惹かれる。まるで非行少年そのまんまですね。かなりそれをイメージしてました。

 

 ただその最期に関してはあまりにあっけない感じでしたね。実力差がありすぎたので仕方ない。

 

 いくらがんばっても茶味くんって才能がないんですよね。だから非行少年止まりなんですが。あれです。一般人にはよくイキれる不良みたいな。ボロカスに言ってますけどまぁだいたいそんなキャラなので。

 

 

 スイコちゃん。

 

 影が薄すぎた子。狐ちゃんが雄英のスパイを続ける選択をすれば、活躍の場があっただろう子。

 

 実のところ狐ちゃんに対しての相性がバツグンなので戦えば基本的に負けます。ただ出番がなさすぎた。

 

 イメージしたのは、『人間になれなった少女』。そういうところは狐ちゃんに酷似してたりします。どこから来たのかその根拠もなく、生きている証拠もなく、たださまよい続ける子。儚げな雰囲気のくせによく中指立てるファンキーな子。

 

 雄英ルートを通った場合物間くんに好意を寄せられるスイコちゃんが見れたかなって感じ。もっと書いてあげたかったなぁって思います。

 

 

 そしてラストにしれっと登場したトールくん。

 

 狐ちゃんと弔くんの子供です。(とお)の通りにワン・フォー・オールを継承する予定の子。狐さんはあくまでも一時的に預かってるだけだから継承者とは言い切れない感じ。ラスボス二人から生まれた奇跡の子みたいな感じになる設定。

 

 男の娘。

 

 二人の子供ではありますが、本人は父親を知りません。弔くんがこっそり隠してます。母親が父親にべったりなのに気付かないあたり狐ちゃんのポンコツを盛大に受け継いでます。

 

 『運命に踊らされる哀れな子』というような設定になってます。この子の物語は英雄ルートと堕ちた英雄ルートの2つがあります。英雄ルートだと弔くんと「私がお前の父だ」「嘘だぁ───!!」をする感じになります。ちなみに別枠でメス堕ちルートも……?

 

 見たい(素直)。

 

 オリキャラは以上ですね。なお狐さんとトールくんは双子かってレベルで見た目が似てます。そして個性は二つが混ざってる感じのハイブリッドなので『ぼくがかんがえたさいきょうのこせい』みたいなキャラになってます。

 

 かわりに狐さんをどこまでも追い込んだポンコツはさらに凶悪になって牙を剥きます。今度余裕があったら続編で書くかも……?

 

 

 ラストの補足。

 

 今までの物語はすべて狐さんの回想だったんだよ! って感じのやつ。定番ですね。例えばサンホラの雷神の系譜なんかはそういったお話ですね。他にもいろいろありますが、まぁそんなお話。

 

 狐さんは戦いをすべて終え、その当事者の立場から彼女の歩んだ軌跡、そして得た答えを記しました。本にしたら盛大な見出しがつくんじゃないかしら……?

 

 まぁ、三人称視点なんかも交ざってますし全部狐さんの回想ってわけでもないんですけど、狐さん視点のところはすべてこの回想だったのかなぁ。

 

 ところで、このお話にはいくつもの分岐点がありますが緑谷くんがアホほど強化されたのはこのルートだけです。理由は早くにオールマイトが死んだから。

 

 緑谷くんがあそこまで壊れたのも全部オールマイトが死んだからだったんだよ!!

 

 物語の踊り手が欠けると代役が必要なので。緑谷くんがなくなって、それがトールくんに受け継がれてるところからも世界がヒーローを求めているのだとわかりますね(???)。

 

 原作が進行中のお話だと、やはり二次創作には致命的な矛盾が出てきます。なので原作とは違うお話にしちゃえって気分で書き終えました。だからいろいろ原作との相違点があります。

 

 書いてて思ったのはジェントルお前なんで落ちこぼれたの……? ってことでした。あれは教育が悪すぎる。もっと個性しっかり伸ばしてやれ。そう思わなかったらやってられないんですよねぇ……。

 

 こんなところかな? 必要かと思った場所は随時書き足していきます。けれどある程度言いたかったことは書き終えたので、ここらへんで本当に筆を置くことにします。

 

 それでは本当に読了ありがとうございました。

 

 実はかなりキャラを殺すのがつらかった作者でした。梅雨ちゃんもっと書きたかった……。




 あんまり語ることもないあとがきになってしまった

 ともあれ、ジョンちゃんのお話はこれで完結。また続編があるかもしれませんがそのときはそのときです。


 ラストのラストで投稿頻度遅くなってすまんかったです。
 ラストが駆け足気味になったのもデータが消えたショックのせいです。データ消失を恨みましょう()
 いや、ほんとにラストぐだって申し訳ございません。ともあれ、ほんとのほんとに読了ありがとうございました!

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