色白の美丈夫…純白のスーツに身を包んだ男は、一人で酒を呷っていた。愉悦に歪むその顔を見るのは、数十年ぶりだ。上弦の鬼たちは初めて見る美丈夫の顔に、わずかばかり驚きを隠せずにいた。

「貴様たち。」

心の内を悟られたかと一瞬物怖じし、しかし動揺を圧し殺して堂々と頭を上げる。

「はっ。ここに。」

「更なる力を貴様らにやろう。その代わり、一人、女を連れてこい。唯一、鬼の身でありながら日の下を歩けた鬼だ。その鬼の名は…」

竈門 禰豆子。やつは日の本のどこかにいるだろう。見つけ出せ。連れてこい。

そう言った美丈夫…鬼舞辻無惨の一声に、上弦の鬼たちは応えた。

「はっ!御身のために!」

世は、超常黎明期。未だ、鬼は滅されず。
蔓延る鬼は数知れず。夜の世は、鬼の手中に落ちていた。






否。否。


鬼殺の誓い、此処に有り


  烈火の誓い()
  ヒーロー・オールマイト
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