――100年前の民も、100年後の民も、“神州無敵”と問われて答えるのは、麻呂の名であろう。


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これは、作者が『怪人バッタ男 THE FIRST』の執筆の気分転換のつもりで、ちまちまと書いていた二次小説の一つです。短いですが、読者の皆さんの暇つぶしになれば幸いです。



神州無敵が鬼退治

中世の日本より跋扈する様々な異形異類。中でも人里を襲い、足弱を喰らう「鬼」と言う者は、時の政府が大軍を差し向ければ姿を隠し、少数で攻めれば返り討ちに遭う凶悪さ故に、古より神州無双の豪傑のみが「鬼」征伐を成し遂げ得ると、歴史が証明している。

 

明治を終え、新たに大正の世を迎えたこの時代。無辜の民を守る為、人知れず闇に現出する「鬼」を征伐する剛の者達がいる。その者達の名は――「鬼殺隊」。

 

 

●●●

 

 

それは、誰もが一度は見聞きした事が或るだろう、奇怪な姿をした男であった。

 

「竈門禰豆子。鬼の本能をも凌駕する、人の心を持つ者よ。その気高さ、もはや鬼とは呼べぬな」

 

「?」

 

竈門炭治郎の隊律違反によって開かれた「柱合会議」が終わったのと同時に現われたその男の出で立ちは、まるで童謡の中からそのまま出てきたかの様であったが、全身に尋常ならざる闘気が満ちて溢れており、何処をどう見ても微塵の隙も見当たらない。

 

もはや、武人などと言う言葉では物足りぬ、鬼を征伐する者として完成された肉体は、彼の裸を目の当りにした某柱が「三人の嫁を献上しても構わん! いや、派手に俺を捧げても良い!」と、彼の三人の嫁が洗脳を疑う様な評価を下す程の神秘を秘めていた。

 

傷ついた妹に羽織を着せる男に戸惑いを隠せない炭治郎であるが、男から漂うただならぬ気配と臭いから、相手が自分では足元にも及ばぬ強者である事を察していた……が、その格好を見れば、流石にこの単語を呟かずにはいられない。

 

「も、桃太郎?」

 

「「「「「「「「「桃太郎卿だ、馬鹿者ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」」」」」」」」」

 

炭治郎が思わず呟いた言葉に、9人の柱は異口同音に叫んだ。叫びこそしなかったが、鬼殺隊当主の産屋敷輝哉も冷や汗を流している事を考えれば、炭治郎がどれだけ恐ろしい事をしでかしていたのかが窺えるだろう。

事実、桃太郎卿を呼び捨てにするなど、彼等からすれば余りにも畏れ多く、もはや恐怖ですらある蛮行である。

 

「貴様、この御方をどなたと心得る! この御方こそ、“神州無敵”と謳われる史上最高の鬼退治の達人にして、かの温羅征伐の軍神! 孝霊天皇皇子(こうれいてんのうおうじ)大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)こと、桃太郎卿その人にあらせられるぞ!」

 

「ってことは……あの有名な桃太郎本人!?」

 

「「「「「「「「「桃太郎卿っつってんだろ、テメェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!」」」」」」」」」

 

相変わらず桃太郎卿を呼び捨てにする炭治郎に、9人の柱はこれでもかと怒声をぶつけ、産屋敷は冷や汗を滝の様に流している。尤も、当の桃太郎卿は炭治郎の無礼を意に介する事もなく、彼等に向けて涼しげな笑みを浮かべている。

 

「いやいや、大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)って飛鳥時代の人でしょう!? それが今も生きてる上にこんなに若いとか有り得ないでしょう!?」

 

「桃太郎卿に是非を問うな! 神州無敵の「麻呂は時代(とき)の支配者より、寿考(ながいき)を得る為の“置き血”を得ておる」……桃太郎卿!?」

 

「“置き血”?」

 

「“置き血”とは端麗人(きらぎらびと)になる為の洗礼。そして端麗人(きらぎらびと)とは、永遠の命を持ち、時代(とき)を超える身分を得た者を指す。」

 

炭治郎と桃太郎卿のやりとりを聞いて、9人の柱と産屋敷は仰天した。桃太郎卿が自身の秘中の秘を、一般隊士に過ぎない炭治郎に暴露したからだ。

 

――しかし、彼等が真に驚愕した出来事は、むしろこの後の発言にある。

 

「この者達は中々見所がある! いずれは麻呂の率いる“鬼哭隊”に相応しい魔剣士となる器であろう!」

 

「き……“鬼哭隊”の……!」

 

「魔剣士……ッ!!」

 

鬼殺隊において、“柱”とは「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十位からなる階級の最高位であり、鬼殺隊を支える“最高戦力”とされる身分の者達である。

しかし、“神州無敵の鬼退治”と謳われる数々の偉業を現在進行形で成し遂げ、鬼殺隊当主の敷屋敷をも凌駕する発言力を有する桃太郎卿と彼等では、武力・権力共に雲泥の差が存在している。

 

そして、桃太郎卿が言う“鬼哭隊”とは、「ただ鬼を滅するのではなく、鬼を哭かせ、命乞いの涙を流させる」と噂される一騎当千の(つわもの)で構成された鬼退治の達人集団であり、魔剣士とは“鬼哭隊”に所属する事を許された、桃太郎卿に選ばれし鬼殺隊隊士の称号である。故に、如何に“柱”と雖も、彼等が“魔剣士”を名乗ることは決して許されない。

 

「(悪夢じゃ……これを悪夢と言わずして何じゃろう)」

 

「(あろうことか、死罪となるべき隊律を冒した愚か者が……)」

 

「(あろうことか、人ならぬ鬼の身に堕ちた者が……)」

 

「(“柱”である我々を踏み越えて……桃太郎卿に魔剣士と見初められようとは!)」

 

屈辱である。“柱”に登り詰めた自分達を差し置き、愚行を冒した一般隊士と抹殺すべき鬼が桃太郎卿の眼鏡に適うなど、彼等からすれば想像すらしなかった事である。しかし――。

 

「竈門炭治郎。竈門禰豆子。我妻善逸。嘴平伊之助。以上四名をこれより、麻呂の預かりとする!」

 

――彼等が桃太郎卿に是非を問う事など不可能であった。

 

 

●●●

 

 

凡庸の群れの中では美貌は不吉の前兆となり、天稟はその持ち主の安全を脅かすモノであるが、それは鬼を鏖殺する事を目的とする鬼殺隊でも変わりは無い。

事実、桃太郎卿に見初められた事で強大な後ろ盾を得た炭治郎達であるが、それは彼等が鬼殺隊の全ての隊士の羨望と嫉妬の対象となる事を意味している。

 

しかし、当の四人はそんな事を気にする暇も無く、桃太郎卿が記した『鬼哭指南書』を読まされた後、桃太郎卿と共に鬼退治の任務に向かっていた。

そんな桃太郎卿の相手は、上弦の弐の数字を与えられた鬼の中の鬼であり、かつて桃太郎卿が素手で縊り殺した、童磨なる鬼の後釜である。

 

「ぐるるるる……」

 

「おお! 溶鉱炉の如き熱波! 鬼の体温がぶち上昇(あが)ってやがる!」

 

「安泰せい。炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助。世に“神州無敵の鬼退治”と称される(くだり)。血眼しておろがむが良い」

 

「「うほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」」

 

「ふごふご」

 

「何で俺が此処に居るんだよ。場違いにも程があるだろ。流れ弾か何かで死んだらどうすんだよ。てゆーか、普通に死ぬだろ……」

 

桃太郎卿の頼りになり過ぎる言葉に目を輝かせる炭治郎と伊之助。桃太郎卿の鬼退治を前に大興奮の禰豆子。そして、眼が完全に死んでいる善逸を余所に、軍神の名にふさわしい力強さで、堂々と正面から鬼に接近する桃太郎卿。そんな桃太郎卿に対し、上弦の鬼は口から地獄の業火を吐き出した。

獣、魚、虫、樹木、菌類に至るまで、あらゆる生命体にとって炎とは死をもたらすもの。炎の中で躍動するモノがあるとすれば、それはこの世のモノではない。

 

早速、絶体絶命の危機の到来であるが、桃太郎卿は慌てず騒がず、あるものを炎の中に放り込んだ。それはなんと……子犬ッ!

 

「「「えええええええええええええええええええええええええええええええええッ!?」」」

 

桃太郎卿の戦法に我が眼を疑う三人を余所に、子犬が業火に飲み込まれた瞬間、子犬は何故か爆発を起こし、桃太郎卿に迫る灼熱の火柱は四散した。

 

「桃太郎卿! ご無事ですか!?」

 

「安泰じゃ。火薬を詰めた犬を投げ入れ、火炎を四散させた故」

 

「ねぇ、普通に火薬投げればよくね? 犬である必要なくね?」

 

「桃太郎卿に是非を問うな! 鬼退治に犬は必需品なんだ!」

 

「これは尋常の鬼退治じゃねぇ。読めねぇ、展開が全く……」

 

読み書きが禄に出来ない伊之助は展開が読めないと言っているが、桃太郎卿の『鬼哭指南書』に曰く、「一度炎を吐きたる鬼、胃袋にバザラ(液体燃料)溜めるまで時を要す」とある為、今こそ間合いを詰めて上弦の鬼を討つ絶好の機会である。

しかし、相手は上弦の弐に選ばれるほどの鬼。しかも、童磨の時の反省を生かしたのか、後釜であるこの上弦の弐は、火炎の血鬼術に加えて優れた剣術を兼ね備えている。

 

「しぃッ!!」

 

太刀を担ぎ、渾身の溜めを作って繰り出される横薙ぎの一閃。桃太郎卿は微動だにせず、その神速の斬撃は桃太郎卿の首を捕らえ、両断した様に思われたが……。

 

「!?」

 

「く、首と顎で白羽取りを……ッ!!」

 

そう。桃太郎卿は首と顎を使い、見事に死の流星を食い止めていた。これには流石の上弦の鬼も度肝を抜いて、無理矢理刀を桃太郎卿の首と顎の拘束から外して距離を取るが、まさかの防御方法を目の当りにした炭治郎達はそれ以上に驚いている。

 

「桃太郎卿! ご無事ですか!?」

 

「押すか引くかしなければ斬れぬ。安泰じゃ」

 

「いや、有り得ねぇだろ。どう考えたって普通は安泰じゃねーよ。ってか、ズドンっていってたじゃんよ」

 

「桃太郎卿に是非を問うな! いずれは俺達もこれ位出来るようになる!」

 

「いや、出来ねぇよ」

 

相変わらず、桃太郎卿に駄目出しを続ける無礼千万な善逸だが、純然たる事実として、桃太郎卿は上弦の壱こと黒死牟の“常勝不敗の戦技”たる刃をこの方法を破り、彼に甚大な精神的ダメージを与える事で、その討伐に単独で成功している。

 

一方、桃太郎卿に追い詰められた上弦の弐は、桃太郎卿を葬る最終手段として自爆の覚悟を決めた。桃太郎卿に組み付き、自身の体を爆裂四散させる事により、溶鉄の如き体液を桃太郎卿に浴びせ、道連れにする魂胆である。

 

――鬼の命は、鬼のモノに非ず。主君たる鬼舞辻無惨のモノなれば、主君の為に死に場所を得る事こそ誉れ。十二鬼月の完成形は、一人のサディストと、無数のマゾヒストによって構成されるのである。

 

「噴ッ!!」

 

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

しかし、それを易々と許す桃太郎卿では無い。鬼の剛力をモノともせずに、組み付いた両腕を掴んで鬼の背中で腕を交差させると、そのまま腕力にモノを言わせて鬼の両腕を引っこ抜くと同時に胸を破壊した。

上弦の弐の鉄の融点に等しい1500℃の体液が桃太郎卿の全身に降り注ぎ、流石の桃太郎卿も無事では済まないと思われたが、桃太郎卿は健在だった。

 

「桃太郎卿!?」

 

「石で出来た狩衣ゆえ燃えぬ」

 

「しかし、お尊顔(かお)は生身……!」

 

「炎も氷も……肺に入れなければ安泰じゃ」

 

「いや、モロに頭から被ってたよね? 顔面とか全然安泰じゃ無いよね?」

 

「桃太郎卿に是非を問うんじゃねぇ! 確かに肺に入らなければ安泰だろうが!」

 

かくして、桃太郎卿が神州無敵の玉剣を披露する間も無く、上弦の弐を相手にまさかの素手による鬼退治が完了した。

ぶっちゃけ、日輪刀の出番が全然無いし、ハッキリ言って全く鬼退治の参考にならなかったが、前・上弦の弐である童磨も似たような感じで討伐されているのを彼等は知らない。

 

 

○○○

 

 

我妻善逸は絶望していた。彼が桃太郎卿に見初められた事を知った、彼の育手である元鳴柱の桑島慈悟郞は「恐悦至極」と喜んでいたものの、それは“鬼哭隊”の魔剣士となるべく、桃太郎卿より鬼退治の指南を受けると言う事に他ならない。

 

「伊之助、鬼退治とはなんぞや?」

 

「笑止。鬼退治とは“知恵を捨てる”事と心得る」

 

「いや、知恵捨てたら普通に不味いよね!? 血鬼術に対抗できないよね!?」

 

何が何でも死にたくない善逸にしてみれば、鬼と相対して知恵を捨てて戦うなど正気の沙汰としか言いようがない。何故なら、知恵とは生き長らえる為のモノだからだ。

 

しかし、鬼によって家族が鬼になった妹を一人残して鏖殺された炭治郎と、誰よりも何よりも強くありたいと心の底から強く願う伊之助の二人は、善逸が気付いた時には既に桃太郎卿の正気を疑う様な教えにドップリと染まり、各々の口調さえも変化していた。

 

これは、桃太郎卿の“神州無敵の鬼退治”を目の当りにした事に加え、桃太郎卿が鬼舞辻無惨と相対した時、「あの鬼舞辻無惨が泡を吹き、糞を漏らして敗走した」と言う逸話を聞いて、自分もかく有りたいと思ったのが原因である。

 

「さあ、腹が減っておろう。麻呂の団子は格別の醍醐味。嗅ぐも良し、塗るも良し」

 

「おお! 亡き父と母よ! 炭治郎は今、神話の光景を見ております!」

 

「いや、吉備って動物に食わせるもんじゃねぇか! アンタ可愛い禰豆子ちゃんに何てモンを……」

 

(うみ)ゃあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!」

 

「禰豆子ちゃん!?」

 

そして、紅一点であると同時に、善逸の癒やしでもある禰豆子だが、彼女は彼女で桃太郎卿が与えた吉備団子によって、ムッチムチでナイスバディな巨乳美女に変貌を遂げた。ついでとばかりに、鬼舞辻無惨が掛けた呪いも解除された。

 

「お任せ下さい、桃太郎卿! 必ずや鬼舞辻の魂、ずるりとぶっこ抜いてご覧にいれます!」

 

「うひゃー! 羨ましい! この伊之助も食ってみたい!」

 

「いやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

善逸は絶望した。禰豆子が桃太郎卿の吉備団子を食って鬼ではいられなくなった以上、まともな人間はもはや俺一人しか居ないと思ったからである。

 

しかし、幸か不幸か桃太郎卿は割と面倒見が良い性格をしており、ある日の夕方、桃太郎卿は善逸だけを連れて遊郭へと足を運んだ。

 

「あの……桃太郎卿、これは……?」

 

「麻呂がこの辺りで一番の女を、他ならぬお前の為に用意した。善逸よ、今夜は存分に戯れるが良い」

 

「うほーーーーい! な、何と畏れ多い事をッ!」

 

「良い。失う事より全ては始まる。正気にては大業ならず。鬼哭の道とは“シグルイ”と心得よ」

 

善逸は感動した。桃太郎卿は決して自分を見捨てず、それどころか極上の女を自分の為に都合してくれたのである。今なら桃太郎卿の命令であれば、善逸はどんな無茶振りでも一も二も無く了承することだろう。

 

――しかし、期待に胸と股間を膨らませる善逸の前に現われたのは、世が世ならば生き試し位にしか使い道を見いだせぬほどの容貌を備えた、天下に二人とおらぬであろう、人並み外れた凄ぇ醜女であった。

 

「も、桃太郎卿……これは……」

 

「遙かな古より、“醜女と交わう者、千日の武運満ちる”と言われておる。つまりは……」

 

「つまりは?」

 

「安泰じゃ」

 

桃太郎卿が凄みを存分に効かせた顔で発した「安泰」の一言に、善逸は恐れをなして逃げ出した。この時に善逸が見せた身体能力は、人間が訓練によって到達し得る領域を遙かに凌ぐものであった。

 

「彼奴め、やはり天稟がありおる」

 

それを嬉々として追いかけるは、“神州無敵”と名高き鬼退治の達人である桃太郎卿。かくして、鬼哭隊の魔剣士とするべく桃太郎卿に見初められ、桃太郎卿との鬼ごっこによって鬼の気分を存分に味わう善逸の明日はどっちだ!?

 




キャラクタァ~紹介&解説

桃太郎卿
 神州無敵過ぎる鬼退治の達人。その戦闘力は文句なしに“鬼殺隊最強の男”であり、その発言力も絶大。その所為で誰も桃太郎卿には逆らえない。面倒見の良い性格をしているが、割と手段は問わない為、後輩の育成は荒療治になりがち。
 元ネタは『衛府の七忍』に登場する「桃太郎卿」だが、他にも『シグルイ』や『覚悟のススメ』もネタとして採用している。

かまぼこ隊+禰豆子
 桃太郎卿が率いる“鬼哭隊”の魔剣士となるべく、桃太郎卿直々の教育が始まってしまった四人組。桃太郎卿より実戦以上に致死率が高い訓練を課せられるが、「聞いてねーぜ困難」と言っているのは善逸だけである。

その他の柱の皆さん
 桃太郎卿の鶴の一声で、精神的にダメージを喰らってる人が割と多いグループ。桃太郎卿のお陰で生き残る結果になった人も多く、花柱の胡蝶カナエは生存している。まあ、桃太郎卿が安泰戦法で、旧・上弦の弐の童磨を縊り殺したのはドン引きしていたが。

新・上弦の弐
 桃太郎卿によって素手で討伐された、十二鬼月の面汚し。元ネタは『衛府の七忍』の虹鬼と霓鬼だが、使っている技は『シグルイ』に登場する虎眼流の「流れ」。一応、バラバラになった彼の止めは、ちゃんと日輪刀で刺されている。



端麗人(きらぎらびと)
 元ネタは『衛府の七忍』で桃太郎卿が散様……もとい、波裸羅に語った「不老不死を手にした人間」。桃太郎卿はコレに該当すると思われ、端麗人になるには「一日に千人のまつろわぬ民を誅戮する」のが条件らしい。


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