MALE DOLLS外伝集   作:ガンアーク弐式

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試作強化型アサルト氏の「危険指定存在徘徊中」の大型コラボに参加しています
今回はBB小隊一同とサクラ視点でこのカオスな戦場を見てみましょう

以下の話を前提しています
https://syosetu.org/novel/190378/136.html
https://syosetu.org/novel/190134/120.html
https://syosetu.org/novel/166885/703.html


総員!鉄血防衛線を越えろ!:11

俺達BB小隊と装甲車を操縦しているブレンテンちゃんとM3さんを除いた指揮官直属小隊、それにAGS-30達は第三勢力らしき乱入者達に最初は防戦一方と言う訳ではなかったが苦戦を強いられていた

正規軍の戦術人形よりも装甲、機動力、火力が高い敵にあくまでも民間用人形をベースにした俺達じゃ性能差はより大きかった

 

だが、ある時を機に突如乱入者達の動きが鈍くなった事を気に俺達は反撃に打って出た

一方の乱入者達はまともに反応するどころか、同士打ちすら始める個体も現れ、先ほどと同じ勢力と思えないほど統率がとれていなかった

 

 

「M16A1とパラは弾幕を展開して敵を牽制し、その隙にMP5FとP228、M16A4が肉薄攻撃、SOPとリーは、AGS-30達と同時にグレネードを叩き込んで!!」

「了解」

「分かった」

「任せてよ、ドーン!!」

「OK、踊りな!!」

「他は皆と一緒に後方から突撃隊の援護射撃!!」

 

M14さんの号令でパラちゃんとA1姉ちゃんが愛銃を掃射し、乱入者がそれぞれの盾で防ぐか避けるようとする

だが、その隙を突くようにSOPちゃんとリー、AGS-30達がグレネードを叩き込み、乱入者達を吹き飛ばす。乱入者もセンサー部分までは装甲で覆っていないようだ

そして、グレネードや同士打ち等で乱入者達の装甲が剥がれた部分やセンサー部をM14さんやSDMR,R93さんが狙撃し、無力化していく

 

そして、爆風に紛れるように俺とMP5Fさんはフルオートで敵に銃弾を叩き込みながら突撃し、乱入者に肉薄する

そして、機動力に優れたMP5Fさんが焼夷手榴弾で乱入者に投げつけ火だるまにした上で弾丸を叩き込み

俺とP228さんがそれぞれ、銃剣とブレードで装甲の隙間や装甲が剥がれた部分に突き刺すか銃弾を叩き込み、無力化していく……まるで見えないナニカが弱点を教えてくれるかのように乱入者に有効打を与える事ができた

 

乱入者も反撃しようとするがまるで見えないナニカに纏わりつかれているかのように動きが鈍いどころか避ける事すらせず銃撃や斬撃を受けて倒れていく

 

そして、数分後には経っているのは俺達だけで乱入者達は残骸と化し、M14さんが指揮官に状況に報告し始めていた

その間に、敵の増援が来ることを警戒して、皆で周囲を警戒しているとDMRとA1姉ちゃんが俺の方へ駆け寄ってきた

 

「終わったね……お兄ちゃん」

「とりあえず、この辺りは奴らは一掃できたか?」

「どうやら、そのよう……うん?」

 

俺が頷くと俺を含めた全員の通信モジュールを介して、リバイバーの声が響き渡った

 

『こちらリバイバー及び万能者!敵上位リーダーユニットの一機を撃破した!そして今、万能者が以前I05地区で使った標的のみ狙い撃つ戦略兵器の発射準備をしている!発射まで時間がかかる故、それまでの護衛が必要だ!手が空いてるやつはこのポイントまできて援護を頼む!』

 

それを聞いた瞬間、俺達の電脳内にリバイバーが指定したポイントらしき座標データがとどくと同時にA1姉ちゃんとS0Pちゃん、それにAGS-30達以外は顔を青くした

 

かつてスミスさんを救出しようとした際に、遭遇したアレが空から降り注いだレーザーが鉄血を蹂躙し、その後に現れた巨大機械兵との戦闘音を思い出すと震えが止まらなかった

 

SDMRに至っては今にも泣き出しそう顔をするのを見たSOPちゃんは顔を傾けた

 

 

「どうしたの?」

「まさか……アレを使うつもりなのか?」

「あれってなに?」

「二つの太陽めいたナニカからレーザーの雨を降らす万能者恒例の超兵器だよ」

「もうやだ……本当にこわかったんだから……って、SOP?」

「それ、本当なの!?」

「おいおい、すごい事を考えるじゃないか」

 

SOPちゃんの質問に答えるとSOPちゃんとAGS-30達が顔を輝かせた

そして、A1姉ちゃんは驚きはするも関心するようなしぐさをする野を見て、苦笑いを浮かべた

なんで……俺達の話を聞いてそんな笑顔を浮かべられるの…君達?

 

「「「やっぱり、ロボット(万能者)さんが来ていたんだ」」」」

「なにそれ、見てみたいかも、この機械兵を吹っ飛ばす所SOPは見てみたいかも!!」

「え……AGS-30達はともかく、SOPは怖くないの?」

 

顔を輝かせるSOPを信じられないといいたげな眼を見るリーにA1姉ちゃんが首を横に振りつつも笑みを浮かべた

 

「過去に整備中だった万能者をばらそうとしたぐらいだぜ」

「……SOPちゃん、とんでもない事をしていんじゃないの!?」

「みんな、指揮官からリバイバーの掩護に向かえって連絡がきたの……行くわよ!!」

 

SOPちゃんの過去に行ったトンデモ行為に驚く暇もなく、俺達はリバイバーが指定したポイントへ急行した

 

 

 

 

 

「なるほど……そういうことか」

 

西行号の砲手席に座るサクラは外部カメラごしに戦場に漂流するソレの正体を察した

そして、それは西行号車内のジンとハクには影すら見えておらず、サクラだけが見えている

無数の兵士いや、人形達の魂ともいえるナニカの残滓が戦場のあちらこちらで打頼っているのを

それはかつて、サクラが見た光景と似通っているがただ一つだけ違う点があった

 

それは思念の矛先が自分ではないという事だけであることを察したサクラは薄ら笑みを浮かべた

 

「ここに彷徨う()()()()()()()()()()()()()()()()が私達に力を貸しているようだな」

「え……それって、幽霊じゃないッスか?」

「幽霊だって……お姉さんの幽霊がいるという事か?」

 

サクラの呟きを聞いたハクが驚くそばで、ジンが顔をにやけさせた

それを見たサクラは半分あきれ顔でジンに強く言った

 

「ジン、妄想に耽る暇があるなら、いつでも車を出せるように気を引き締めろ」

「サクラ、俺……分かったんだ。この戦場は俺達の目に見えないキレイなお姉さんが奴らにやられた連中の魂を鼓舞しているんだ」

 

ジンの確信を持った言葉にサクラが半ば蔑みの目で見るのも気にも留めずに彼は口早に話始めた

 

「きっとエロイ体型をエッチな服装で包んだ幽霊のお姉さんがここでヤラレタ犠牲者の魂を()()()()な事をして元気づけているんだ。ソレを考えてきたら、興奮してきた!!!!!

「そんなふざけた事を言っている暇があったら、周囲の警戒をしてください!!」

「そもそもここに漂っている思念の残滓は戦術人形の……オイ!?」

 

顔に青筋を立てるハクがジンを静止させようと一喝するもジンは気にも留めずに車外に上半身を乗り出すと拡声器を手に大声で叫んだ

 

「幽霊のお姉さん、いるなら俺も連れていってくれ、そして俺の童貞も貰ってくれ!!!」

「ジンさん、いきなりどうしたの!?」

「ギョパパパ、幽霊がいるはずがないだろう、お前ヤクでも決めているのか!!」

 

上半身を乗り出したジンの叫びに西行号の車外に展開していたラム達はぎょっと彼を凝視した

トビーはジンの「幽霊」と言う言葉に怖気づくも反論するもその声は震えていた

 

 

それをみたサクラが我慢の頂点に達し、ジンに向かって怒声を上げながらジンの身体を掴むと車内に引きずりこむ

そして、サクラはジンを西行の車内に引き戻すや否やジンの顔に右ストレートを叩き込んだ

 

 

「いい加減しろ、童貞キリン!!!!」

「ウギャアアアアアア!?」

 

車内に鈍い音が響くやシートに倒れこむジンをサクラは軽蔑の視線を投げかけた

 

「ボケをかます暇があるなら……もっと真面目にやれ」

Oh,ジーザス……はい」

「自業自得ッスよ」

 

あきれ顔でシートに倒れこむジンを見るハクを後目にサクラが機外スピーカーを起動させるとこう言った

 

「今の話はウチのメンバーが童貞をこじらせた末の妄想だ……気にしないでくれ」

 

それと同じタイミングで半ば生理的嫌悪感を感じた白いフードの見えざるモノ……S09P基地所属のM82A1が肩を震わせた事をサクラは知らなかった




うん……見事なまでにモブ扱いですね、うちの子達は
まぁ、ある意味でうちの子達らしいですけどね

そして、ジンが完全に元ネタのアイツと化していますね

そして、サクラが見えている理由は本編時空での完全のネタバレあんけんですのでここでは伏せておきます
強いてヒントをいうなら、サクラは17歳の頃に第三次世界大戦を経験しています
そして、サクラは人類種の天敵になりえる可能性がありました
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