私は鴉天狗の濡黒 結(ぬれくろ ゆい) 筆名は止枝 秋暮。
ここまで来るのに長かった。
まずはカメラを買うために人里でのご労働。
最初はこつこつと蕎麦屋のかわいい看板娘をしていたのですがカメラを買う頃には赤子が大人になるほどの給料だったので一気に転職。
ついた仕事は酒場の女。
しかもこの店、なんと男性立入禁止の女の園。
妖怪や天狗は余り生殖と言うものにこだわらないので同性愛も盛んというのは常識ですが流石に異性愛ほどではないだろうと高をくくって働いた訳ですがなんと私を巡って二人の女性の果たし合いにまで発展しまして。
結果的に買った方にお金を出してもらって私の今のカメラがあるわけです。
そしてそんな血にまみれたカメラで取りたいのは幻想郷を揺るがす大事件!という訳ではなく単に幻想郷の流行りや美食といった軽い物を取る予定でございます。
というのも大事件だとやっている天狗たちにとって水増しやら脚色は当たり前。
新聞なんてものに現実はないと考える方が多い昨今、逆に素朴な真実を書き連ねていくというのは斬新ではないのかと思った次第。
さてそんなこんなそろそろ前語りもお終いの時となりました。
それでは流行を流れゆく妖怪の山の川に、そして風に流れる紅葉に例えた私、止枝の拙文。
渓風葉新聞(けいふうよう新聞)ぜひお楽しみください
  クリスマスとはなんぞや
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