アメリカが本気を出しました。
※大きな原作改変・設定改変その他改変があります。
NORAD――北米航空宇宙防衛司令部は混乱の最中にあった。
中国及びロシアの弾道ミサイル基地で、時間差があれどミサイルサイロが開いていくのを複数の衛星が捉えた為に。
1つや2つのサイロなら定期の訓練だろうと予想できるが、全てのミサイル基地で全てのミサイルサイロが開くのは訓練では済まされない。
ただちに状況が国防総省とホワイトハウスへと報告された。
その間にも状況は悪化し、遂に複数のICBMの発射が確認されてしまう。
即座に弾道予測から目標は日本であるとの報告が入り、更に10秒後おおよその着弾地点が割り出された。
東京・大阪・名古屋・福岡・札幌などの首都及び各地方都市。
日本本土を満遍なく攻撃するものだった。
中国政府やロシア政府に問い合わせをしている時間的猶予は無い。
分析によれば、近距離から発射されたものは遅くとも数分以内に着弾する。
いったいどうして、という疑問はあった。
直前まで中露両政府からは何のアクションもない。
だが、これは誤報などではない。
現実に捉えられており、リアルタイムで映像として記録されている。
やられたからにはやるしかない。
中露による弾道ミサイル発射から僅か2分。
ただちにデフコン1が発令され、全軍が最高レベルの警戒態勢への移行が指示されるとともに在日米軍及び世界各地に展開する米軍へ迎撃と限定的反撃が指示された。
そして、米軍だけではなく自衛隊もまた迎撃行動に移っていた。
ミサイルが五月雨式に到達する中、日本上空で後に白騎士と呼称される存在が、一部ミサイルの迎撃を行ったのだが、中露に対する事実確認及び迎撃のほうが重視され、後回しにされた。
押し寄せるミサイルは核の飽和攻撃と呼ぶに相応しく、日本及びその近辺に展開する米軍や自衛隊だけでは対処ができるかどうかはギリギリであったが、日頃の訓練の賜物及び昨今の情勢不安でミサイル防衛システムが強化されていたことで、辛くも全弾迎撃に成功した。
迎撃成功後、米軍及びNATO軍が中露両国との全面戦争を覚悟した上で戦力及び物資集結を始めたのだが、そのタイミングで中露両政府がほぼ同時に緊急記者会見を行い原因が判明した。
ソ連時代に開発された、先制核攻撃に対する自動報復システム「死者の手」と呼ばれるものが原因だった。
ソ連が開発したものと似たシステムを中国もまた開発し、導入していたことが悲劇の幕開けだ。
死者の手は司令部などの主要施設が先制核攻撃によって壊滅しても自動的に相手国に報復を加えるシステムだ。
その手段は当然だが、人の手によるものではない。
死者の手は司令部壊滅がトリガーとなり、自動的に通信ロケットが打ち上げられ、そのロケットから残存している全てのミサイルに対して発射命令を送るという仕組みになっている。
そのロケットに対し、どういうわけか司令部壊滅に伴って自動送信されるコードが送られており、誤ったコードによってロケットは予定通りに作動し、残存している全てのICBMに対して発射命令を送ったというのが事の真相だった。
無数のICBMに狙われた日本はそれこそ、蜂の巣をひっくり返して蹴飛ばしたかのような大騒ぎとなった。
中露両国の首脳は日本政府及び日本国民に謝罪し、二度とこのようなことが起きないことを約束すると会見で述べた。
とはいえ、それで収まるわけもなく、日本政府は国民の圧倒的支持を受け、自衛隊の増強及びミサイル防衛のさらなる強化といった具合に舵を切ったが、どこも非難はできなかった。
死者の手事件、あるいは冷戦期の遺物が引き起こした事件であることから、冷戦の亡霊事件などと呼ばれるようになった事件から2ヶ月程が過ぎて、世間もようやく落ち着きを取り戻したところで、米軍及び自衛隊がある存在に注目した。
日本上空で目撃された謎のロボット兵器であり、それは見た目から白騎士と名付けられた。
そして事件から3ヶ月後のこと。
世界中のテレビ電波がジャックされ、同時にインターネット上の様々な動画サイトに日本上空で白騎士による迎撃行動が映像として流れ、更に開発者である篠ノ之束が声明を発表した。
束がこのようなことを行ったのは3ヶ月前の事件を振り返り、IS――インフィニット・ストラトスのアピールには不足だと考えたことにある。
彼女は声明にて各国の上空を飛行させるから、好きなようにして構わないと告げた。
飛行する場所と時間まで丁寧に教えて。
彼女は性能に絶対の自信があった。
アメリカ・ロシア・中国・日本をはじめとし、世界各国に白騎士は現れたが、既存兵器は全く通用しなかった。
とはいえ、それは正確ではない。
当然だが、性能評価試験の為に大部隊を投入する国家はない。
各種ミサイルや戦闘機による機銃掃射、電子戦機による電子妨害などが加えられたが、白騎士は全く意に介さず、戦闘機の横を飛行したり、ミサイルを叩き切ったりとそういうパフォーマンスを行った。
確かに有用そうな兵器ではあるが、現行兵器もしくは現在開発中の兵器を覆す程ではないという判断が下された。
中国及びロシアは興味を示したが、先の事件から軍部の発言権は無いに等しいものになっており、試験的に導入するというお題目すらも通るような状況ではなかった。
日本もまたいくら自衛隊の予算が増額されたとはいえ、慢性的な人手不足を解消するための人件費へ取られてしまって、未知のロボット兵器を導入する余裕はない。
フランスやドイツ、イギリスなどの諸国はそもそも軍事的脅威にそこまで晒されておらず予算も削減気味であった為、未知のロボット兵器がメンテナンスやエネルギー補給無しに永久稼働できるなら考えてもいいという程度だった。
アフリカや中東などの国々は興味を示したものの、そもそも運用できる予算も技術もなかった。
そんな中で唯一興味を示した国があった。
その国では予算は潤沢で更に技術力も高く、また先の事件で迅速に対処し、同盟国を脅威から護ったことで軍の評価を国内外において大きく上げていた。
アメリカだった。
すぐさま彼の国のエージェントが束に接触し、購入契約と技術提供協定を結んだ。
とはいえ、彼女はアメリカ一国では満足しなかった。
彼女が望んだのは世界がひっくり返ること。
アメリカにISコアをそれなりの数、納入した後、各国にISコアを適当にばら撒いて姿を隠してしまった。
ISコアは女性しか認識しないことが納入後に発覚し、アメリカが激怒したのは言うまでもない。
そもそも女性しか認識しないなどという機能的欠陥をわざわざ束が実装するなんて予想もしていなかった。
さて、導入からケチがついたISは米軍による評価では小規模な戦闘において圧倒的優位に立てるものの、大規模戦闘では物量により弾薬欠乏やエネルギー切れに持ち込まれるというものだった。
ただ、基本的にISを展開しなければ人間1人分のスペースで良い為、戦略的な機動性は非常に高く、また装備の収納容量は大きく換装も容易な為、汎用性も非常に高いと判断された。
結論としてはISの開発コストやランニングコスト、その他各種支援設備や装備開発・改良で莫大なコストが掛かるが、それをするだけの価値はあり、既存兵器との組み合わせにおいては、より高度な作戦能力を獲得できるというものだった。
結論が出てからアメリカの動きは速かった。
他国に先んじる為に。
DARPA――国防高等研究計画局は公募という形を取っている以上、秘匿されている研究は存在しない。
その公募にはアメリカ軍もまた民間と同条件で公募し、参加している。
軍自体がDARPAから予算を貰って軍内部で研究をしているというものだ。
そんな中、最高の兵士開発計画というトンデモ計画が以前より存在した。
軍をはじめとした、あちこちの機関との共同研究計画であり、不眠不休絶食の状態でも最高のパフォーマンスを発揮する兵士を開発するというのが表向きのものだ。
荒唐無稽、空想の域にあるとされているのだが、これは隠れ蓑であった。
最高の兵士開発という名前は間違っていないし、公表されている試験や実験をやっていないというわけではない。
ただ、実際の研究は最高の兵士として人工生命体を作成するというものだ。
ISの機体及び装備開発その他必要な支援設備開発にこの計画を連動させることで、ISに最適化された生命体を作り出すことでコスト削減と戦力化に掛かる時間の短縮という狙いがあった。
膨大な女性の中からISに対する適正が高いものを選抜し、訓練を施すのとどっちが安いか、ということで軍内部では相当に議論されたが、人工生命体が産まれた時からマインドコントロールを施すことで他国に寝返ったり、変な思想を身につけたりする可能性を低く抑えられるという意見が勝った。
また人工生命体に色々な調整を施すことで、人間よりも高い能力を得られることが期待されたこともこの計画が後押しされた。
これらの一連の計画を実施する為にスカンクワークスという特命チームが結成され、膨大な資金と人員が投入されることとなった。
そして、この計画の成功体として、人工生命体が誕生したのだが――ちょっとだけ問題があった。
「前世の記憶っていうのは便利なものね……誰も信じてくれないけど」
シェリーは自室で嘆いたが、これはいつものことだった。
当初は混乱したものの今ではすっかりと受け入れ、今世を楽しんでいる。
転生してきた、と度々証言しているものの、誰も信じてくれなかった。
そんなわけで、転生者というのはシェリーの持ちネタのようなものと化している。
ともあれ、シェリーはアメリカのどっかにあるらしい、この基地で日夜ISの訓練やそれ以外の様々な訓練を受けていた。
アメリカに忠誠を尽くすということに疑問はない。
というよりも、その選択肢が一番楽であり、かつ最高だとシェリーは考えている。
「それに何がいいって、メシが食い放題っていうところ」
アメリカンサイズの巨大な骨付き肉やソーセージその他諸々。
日本ではまずお目にかかれない物の数々だ。
表に出せない研究や試験をしていることもあり、宅配を頼まなくても良いようにピザからバーガーから何から何まで基地の売店で売っている。
何よりも検閲されているがネットにも繋がる。
ちなみにエロサイトを見ても大丈夫だったが、翌日に担当官からお盛んね、と言われた。
訓練や教育もしてくれるし、体全部がハイスペックなおかげで、色んなことをすんなり理解できて問題なく実践できる。
更にはアメリカ軍の軍人として扱ってもらえて給料も出る上、特殊作業に従事しているということから金額も大きい。
福利厚生も軍人としてのものであったが、その反面機密の塊である為、除隊はできない。
もっとも、そんなことが苦にもならない程に最高である。
「ただこれ太らないかしら……」
自分の見た目も最高――金髪碧眼巨乳長身の美少女――であるとシェリーは確信しているが、何分、摂取カロリーに不安がある。
摂取カロリーが少ないという意味ではなく、多いという意味で。
今のところ、胸に栄養が行ってくれているが、いつお腹に行くか分からない。
シェリーはもっとトレーニングしよう、と思いつつ呟く。
「しかしまあ、呆れたものね。二次大戦の頃の組織がまだ残っているなんて」
亡国機業という組織がある。
各地でテロ活動のようなことをしたりもしていることで、裏側ではそれなりに有名な組織だ。
単なるマフィアあるいはテロ組織と思われているが実態は全く違う。
アメリカがWW2当時、支援して設立した諜報活動も兼ねた組織であり、今ではCIA傘下となっている組織だ。
そこの幹部から熱心な――性的な意味で――アプローチをシェリーは掛けられている。
それもいいか、と最近彼女は思っているし、何よりも自分が男を愛すなんて、ちょっと考えられなかった。
「彼女のおかげで、ラウラと出会えたのよね」
遠く、ドイツの地にいる友人と呼ぶにはちょっと色々と過剰で過激な銀髪少女。
その存在を教えてくれたのがシェリーにアプローチを掛けている人物――スコールだった。
可愛い少女が落ち込んでいるみたいだから、励ましてあげて、と言われて任務があるから、ついでについてこい、とあれよあれよと数年前、ドイツへ極秘裏に行ったのは懐かしい思い出だ。
同じ人造人間であるから、シェリーにはラウラの悩みやら何やらが手に取るように分かった。
シェリーとて、うまくいかなかったならば廃棄されていた為に。
悩めるシェリー、しかしそのとき扉が叩かれ、開いた。
そこにいたのはシェリー専属の担当官だった。
「シェリー、試験の時間よ。それが終わったら身体測定」
「普通、順番が逆なような気がするんだけど」
「スポンサーが早くしてくれって言っているから仕方ないじゃない」
担当官とそんな会話をしながら、今日の仕事をシェリーは始めることになった。
「シェリーの精神状態は非常に安定しています」
担当官は報告会の席上、そう報告する。
何よりも懸念されていたものは精神状態であったが、それは当初から予想外に安定しており、嬉しい誤算だった。
担当官は更に報告を進めていく。
基本的にシェリーは全ての試験項目で予想よりも良い成績を叩き出しており、担当官である彼女も鼻高々だ。
勿論、報告を受ける側――軍をはじめとした色んな機関の担当者達もご機嫌だ。
シェリー本人にはこれまでに50億ドル以上、彼女の機体や装備の開発・改良には200億ドル以上が投じられている。
合計で250億ドル以上もの費用が掛かっているので、問題があったら非常によろしくないことになる為、順調なのは彼らの精神衛生的に大変喜ばしいことであった。
「シェリーの性的なコントロールですが、当初の予定通りに女性へと誘導しており、大きく成果が出ております。参考までに彼女のインターネットでの閲覧履歴ですが、女性に関するものしかありません」
どっかの男に惚れた腫れたとでもなれば、非常に面倒くさいことになる。
ましてや子供でもできてしまったら尚更だ。
「また、CIAからの出向者であるスコールと連携しています。彼女からは男に興味を持っていないとのこと、シェリーが例の少女と良い関係を築き始めていると報告を受けています」
そこでCIAの担当者が口を開く。
「例の少女に関してだが、ドイツ政府と取引が成立した。こちらのISデータと引き換えに、その少女をこちらに引き渡すとのことだ」
既にその話は事前に周知されていた為、出席者達に驚きはない。
「正直、IS適合移植手術に失敗した程度で手放すとは思わなかった。そんな連中だから戦争には勝てないんだろう」
その言葉に失笑する者が出たが、咎める者はいない。
「例の少女の片目は治るか? シェリーの為にも全力で取り組んでやらねばならんだろう」
「見えてはいるらしいので、ナノマシンをオン・オフする機能をつけてやればいいだけです。失明を完全に治すよりは遥かに簡単です。目処は立っていますので」
担当官の言葉に出席者のうち、特に軍人達は笑みを浮かべる。
これでシェリーに加えてもう1人、強力な戦力が手に入ったのだ。
件の少女――ラウラはシェリーに異常な程に執着しているという報告がきている。
精神科医の話では重度の依存症状の可能性が指摘されており、その原因はシェリーがラウラを立ち直らせたことにあるという。
普通ならば立ち直らせた程度でそこまでにはならないが、あいにくと事情が事情だ。
しかも、よりによって戦うことが存在意義とドイツ軍がしていた為に余計に。
出来損ない認定されて、心が砕けたところに生まれも育ちも同じような境遇のシェリーと出会い、立ち直らせたならば、そうなるのも無理はなかった。
アメリカ側としてはそれを利用する気満々だった。
むしろ、もっとシェリーに依存させ、彼女抜きでは決して生きていけないようにまでさせてしまおう、と数ヶ月前から動いていた。
そのほうが効率的だった為に。
「近日中に少女はドイツからやってくる。サプライズは重要だな」
報告会の締めくくりはそんな言葉だった。
「楽しみだな……」
ラウラは心地の良い座席に座りながら、機内の窓から空を眺めていた。
ドイツ軍を退役したことで、彼女はドイツにおいて存在しない人になっている。
予定としては死ぬまで軍に所属しているものであった為に、軍を退役した今となってはドイツ人として証明できるものが何もないのだ。
別れの挨拶を彼女の部下達とは済ませてきたが、元々ラウラと部下達とはあまり良い関係とは言えず、そのために別れの涙などがあるはずもなく、本当に形式的なものだった。
とはいえ、今のラウラにとってはそんな終わったことなどどうでも良い。
あと2時間足らずで目的地へと到着する。
「嬉しそうね」
その声と共に案内役であるスコールがやってきた。
「ああ、ようやく想い人に会えるどころか、一緒に過ごすことができるからな」
窓からラウラはスコールへと視線を向ける。
一見、普通のように見えるが、長いこと裏側にいるスコールには彼女の瞳が狂気を孕んでいるのがよく分かった。
くすくすとスコールは笑う。
彼女の仕事が順調である為に。
数ヶ月前からドイツ入りして、スコールはアメリカとドイツを行ったり来たりしながら、任務を遂行していた。
ラウラ・ボーデヴィッヒをシェリーに対してより強く依存させること、それが任務内容だった。
純粋であり、過去のことからシェリーに好意を抱いていた為にとても簡単なものだ。
言葉一つで簡単に染まっていった。
もう戻れないだろう。
「安心して欲しいわ。あなたのこと、シェリーは気に入っているから。だから、あなたはシェリーに尽くしてあげて」
「勿論だ。私はあのとき救われた。だから、私の全ては彼女のものだ」
真っ直ぐにそう言われたスコールは少し羨ましいと思ってしまう。
このくらい思われたい、と。
ともあれ、シェリーを落としても良いとスコールは上層部から言われている為に、そのつもりだ。
シェリーを通じてラウラも頂けばよい、と。
「ところで、あなたの荷物を一応確認させてもらったけど……」
スコールは話題を変える。
荷物には持ち込まれるとマズイものはなかったが、変なものがあった。
危険物ではないが、何なのかよく分からないものだ。
「古びた試験管に実験の最中と思われる大量の写真。何なのかしら?」
ラウラは笑みを浮かべた。
はっきりと分かる程に狂気を孕んだ危険な笑みだ。
「それは私が入っていたものだ。シェリーが私に色々と写真を送ってくれた。受精卵だった頃のシェリーが入っていた試験管とか、その状態で色々と実験をしていた最中の写真だとか……私も見てもらいたいから、手に入れて持ってきた」
「そ、そうなの……素晴らしいことだと思うわ」
さすがのスコールもドン引きだった。
人間に当てはめると、両親の写真という感じになるのかしらね、と頭の片隅で思いながら。
スコールは腕時計を見る。
最後の仕上げまであともう少しだ。
都合よく、テロリストが乗ったISが襲撃をしてくる手はずになっている。
もっとも、そのテロリストはスコールの同僚であり、なおかつ恋人でもあったりする。
輸送機に対して威嚇射撃はするが、実際に当てることはしない。
そして、たまたま近くで飛行訓練中のシェリーが助けにきてテロリストは退散、そのまま輸送機を護衛して、ラウラと幸せなキスをして終了というシナリオであった。
シェリーとラウラを中核としたIS部隊創設や彼女達を紛争地域に投入することも検討され始めている。
忙しくなる前に楽しんで欲しい、というのはスコールの本心だった。