【如月が丘】怪異ノート #1
作者:

オリジナル現代/ホラー
タグ:R-15 残酷な描写 学園 怪異 ミステリー ホラー
【如月が丘】。神奈川県某市に存在する、小さな町だ。
伝統も何もない平凡な町。人口は二万人に満たず、次の市町村の合併があれば消えてしまうような、そんな町。


――と、データ上はそうなっている。だが実際はそうじゃない。
【如月が丘】は恐ろしい街だ。

毎月のように人が消え、死に、そしてそれが常態化している。だってのに、誰もその事実に気づいてない。

僕はそれを『知って』いる。『認識』している。だから、ここに書き記すのだ。

今後この町に、何も知らない誰かがやってきて、巻き込まれてしまう前に。

これはささやかなプレゼントだ。薄れ消えゆく僕たちから、ゆるぎない君たちへの、ほんのささいな贈り物だ。

***

登場人物

紫原唯人(しばら ゆいと)――この物語の語り手。姉のお願いから如月が丘に入り込む。

恋川冥加(こいかわ めいか)――如月が丘高校一年C組。資本家のミステリアスな娘。皮肉屋。

小倉小町(おぐら こまち)――如月が丘高校一年C組。唯人の姉、雲音(もね)の娘で、彼の姪に当たる。

神堂未来(しんどう みらい)――如月が丘高校一年C組の担任で、国語教師。
X(Twitter)  ▲ページの一番上に飛ぶ