思い付いたはいいけど連載する気力がないいわゆるごった煮です。

思い付いたものをいっぱい書く予定。

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本作はDeadbyDaylightにドはまりした作者がインスピレーションを受けて書いた作品です。結構きつめの描写が含まれますのでご容赦ください。
後主人公は(ヴィラン)側です。


Q.派手なことしなくても犯罪は起こせますか?
A.人一人殺せば十分犯罪では?




THE_MASK
Darkness_Among_Us(俺たちの中の闇)


 世界の約80%が超能力まがいの力を持つ現代。人々はそれに『個性』と名付け、平穏な日常を生きてきた。だが悪いことに使おうという輩は必ずいるもの。人々はそれを(ヴィラン)と呼んだ。そしてそんなヴィランを打倒し、人々に平和を与える仕事に順ずるもの、人々はそれを英雄(ヒーロー)と呼んだ。

 

 このお話は主人公がヒーローになるための物語・・・ではなく、もともとヴィランである主人公が世間をめちゃくちゃにしてしまう物語である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

それはある日のこと、彼が日課を終えて何食わぬ顔で路地裏を歩いているときのことだった。

 

「おい」

 

後ろから声がした。次の瞬間、彼は全力で走りだした。

警察か?ここで捕まってしまうのはかなりまずい。日課である殺人を行えなくなってしまう。

 

彼は独学で学んだパルクールの動きで次々と障害物や壁を駆け上がっていく。

そして巻いただろうと思って一息ついたとたん

 

「おい」

 

また声をかけられた。本気でびっくりした。まさかここまでおいかけてきたというのだろうか?

彼は観念したかのように両手をだらんと上げて後ろを振り向いた。

 

 そこには手を体の各部分に装着している若い男と、顔が靄みたいなものでおおわれている男がいた。

どちらもかなり異質だがとくに彼の興味を()かせたのが若い男が装着している手だった。様々な命を殺めてきた彼だからこそわかった。わかってしまった。

 

あれは本物の手だ

 

と。

なんて悪趣味なんだ。人殺してるお前が言うな。

思わず声が出る。

 

「おい、それ、本物の手か?」

直後「しまった」と思った。彼は殺人鬼でいる間は家に帰るまで声を出さないと決めているのだ。しかし、今、声を出してしまった。これでは殺人鬼失格である。

 

「・・・あぁ、本物だぜ?触ってみるか?」

そう言いながら彼は顔に装着されている手を外して手渡してきた。手渡された彼は貴重品を扱うかのように丁寧に確認、観察する。

 

大きさからして一般男性ほどだろうか。たこが出来ていないことから土木もしくは大層関係者でないことがうかがえる。指の細さから運動選手でもない。指紋は削り取られているがおそらくそこら辺に住んでた男の手なのだろう。血も長時間通っていないであろうことは見てすぐにわかった。死後かなり経っているようにも感じられる。

 

「・・・堪能したか?」

ふいに声がかけられ、意識が浮上する。彼は後腐れもなく、普通に返した。

 

「堪能したよ。それ、結構時間たってるだろ?」

「あぁ、俺がガキん頃からずっとこう(・・)だったからな」

「へぇ・・・ところで俺になんか用かい?俺の正体、知ってなくて声をかけたわけじゃないだろう?」

「話が早いですね」

すると今まで沈黙していた黒い靄の男が口を開いた。

 

「そりゃあ自分のことを知っていないんじゃあ殺人鬼は務まらない。自分はどこまでいけるかを探究してもいいが、それをするためにはまず自分の性能、それに伴う限界を知るべきだ」

「・・・なるほど。大変興味深い話です。少し場所を変えて話しませんか?」

「いいとも。案内してくれない?」

「かしこまりました。ではこちらに」

次の瞬間、彼の間の前に靄が生まれた。声を発する暇もなく、彼は飲み込まれた。

 

 


 

彼は気づくとバーにいた。結構しゃれているバーでここで一息つくのも悪くないんじゃないかと思えてしまうほどきれいだ。

 

「ようこそ、俺たちの隠れ家へ」

手を付けた男が言う。

 

「はいどーも。招待されました【仮面男】です。どーもよろしく」

彼は自分の巷で噂されているヴィラン名を言う。

 

 

 

『君が、仮面男かい?』

 

 

 

すると突然声が上がった。したほうをバット振り向くとそこにはモニターが置かれていた。

 

「あんたは?」

『僕かい?僕は[先生]だよ。そこにいる死柄木弔君のね?』

「・・・へぇ」

一見平常に見えるが、仮面の下の彼は今まで感じたことない恐怖に顔をゆがませていた。今声が震えていないのも一種の奇跡でしかない。

こいつには抵抗しなほうがいい。本能的にそう感じた。

 

「・・・話を戻しましょう。今回、あなたをここへ招待した理由は一つ。あなたを我々【ヴィラン連合】に招待したいのです?」

「・・・ヴィラン連合?聞いたことないな。新しく作るのか?」

「えぇ」

「・・・」

それを聞くと彼は急に下を向いて沈黙した。腕組みをしているから何か考え事をしているようにも見える。

 

「・・・どうかなされましたか?」

「・・・何故だ?」

「何故、とは?」

「今や俺たちヴィランはこそこそと隠れるしかない。極道も昔と比べてだいぶ減ったと聞く。異能解放軍のような優秀なリーダーがこの世の中にいるわけでもない。そんな生きづらい世界でどうしてそんな自殺まがいのことをする?」

彼の中に産まれたのは純粋な疑問だった。何故そんなことをする、と。

今やヒーロー社会。そこかしろにヒーローがいるのが当たり前の世界になった。何か悪いことをすればヒーローが動く。そしてすぐに捕まる。そんなヴィランにとってすごく動きづらく、生きづらい時代だ。自分が陰でこそこそ殺しまわってかなり経つが一向に捕まっていないのが奇跡みたいなものだ。おかげで連日ニュースに取り上げられる。

そんなご時世に何故?何故そんなド派手なことをする?彼は純粋に疑問だったのだ。

 

「気に入らねぇからだ」

「・・・なんて?」

「気にいらねぇんだよ、この社会が。あのゴミに縋りつくこの社会が」

「ゴミって?」

「オールマイトだよ言わなくてもわかるだろうが…っ!」

「・・・ふふっ」

「おい、今なんで笑った」

「まさか平和の象徴をごみという男がいるとは思わなかった。気に入ったよ、あんた。つまりこの社会を壊したいんだろう?」

「そうだ」

「協力するよ。最近殺人もマンネリ気味で飽き飽きしてたんだ。人生にはスリルというスパイスは必要だろう?」

「そうですか。では我々ヴィラン連合結成を祝していっぱt「あーちょっと待って」なんでしょう?」

「ひとつ。ひとつだけだ。一つだけ条件を」

「・・・なんだ?」

「俺は正面切っての戦闘は特にダメなんだ。いつも後ろから殺しまわっていたからな。それでただ何年も殺し続けている非力にすぎない」

((十分じゃねぇかな/ないですかね))

「だからおれを宣伝塔にしてくれ」

「どういうことですか?」

「俺はいつも通り殺人をする。だが、殺した奴の側に『ヴィラン連合』と書こう。何なならカードを作っても構わない。そしたら世間は自然とあんたたち、いや、俺たちに向く。どうだ?悪い条件では無いだろう?」

「・・・なかなかいいアイデアですね。どうしますか?死柄木」

「どうするも何も、俺たちの名を売るんだろう?一思いにやれ」

「よし、話は成立した。明日から行動に移すことにしよう」

 

3人はにやりと笑った。





こんな感じです。リハビリがてらの投稿。

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