代理人の異常な愛情、または如何にして私は心配するのを止め戦闘を愛するようになったのか。 作:イエローケーキ兵器設計局
お待たせしました。久しぶりの本編です…と言いたいところですが後半だけだったりします。
何があってコルセアが記憶処理装置を刺されたかは前述済み…デスよね?
前半、変態出没注意です。
前半の少し前?おまけ編より
→https://syosetu.org/novel/226680/3.html
(貼り直しました。)
本編的な前回
→https://syosetu.org/novel/216472/33.html
どうも、スーパーコルセアです。記憶処理装置を刺されたのですが…
『なんででしょう…より鮮明に覚えてしまっています…』
訳あって代理人さんは私と瓜二つの姿をしているのですが…実はああ見えて男性型(真性の男の娘)だったりします。世にも珍しいDOLLSです。代理人が管理する書庫の文献を漁る限り一例しか出てこなかったです…
あ、マウスさんは本人から教えてもらうまで気が付かなかったそうです。私の方が観察眼が鋭いということですかね?なんで気がついたかと言うと…いえ、言えませんね。
(中略)
視点変更…代理人視点
何か良からぬことをコルセアが考えてそうな気がしたので頭に一発チョップ。週刊誌事件はなんとか済ませられそうだと思う。外出許可申請書を確認していたらバレンタイン歩兵戦車とスピットファイアが…騒動の一週間前に出ていた。さらに検閲印もない週刊誌は基本出されることはない。
代理人にとってのコルセア…頭の中がある意味ピンクな妄想系ヤンデレメンヘラ系戦闘用(ハイエンド)DOLLS
たまには物語りを
私は書庫である書籍を見つけてしまった。それはそれはとても古びていて、製本されたのは数年前どころではないと考えられた。
『…?』
表紙には『戦闘工兵のススメ』と書いてある。ピオニーア(英語でPioneer。先駆者、工兵を指す)の指南書…
内容はこうであった。
この記録が誰かに読まれる時、私はもう別人になっているだろう。だから書き残そうと思う。読んだあとは燃やすなりシュレッダーにかけるなりして処分する事。
18XX年、XX/XX(掠れていて読めない)、我々は大きな過ちを犯した。我々はヒトをついに作った。後の世界ではどう言われているかはわからないが私は「メシア」(救世主の意。あの娘との因果関係は?)と読んでいる。彼女は敵と渡り合うための武器を装備することができる最初の成功作になった。全高は約1.7m(今の私と大体同じだ…)全備重量たったの90kg(かなり重い飛行空母型を装備したときの重量よりは軽い)、空陸兼用の人造人間として我々は彼女を作り出した。彼女は相棒を求めた。だからもう一体、用意した。彼女は善戦した。我々に希望を見せた。
そして我々は驕ってしまった。二人に任せれば大丈夫だと。彼女は砕け散った。相棒も倒れた。そして人類の活動域は減少した。核による殲滅によるものだった。
我々はまた彼女を再生した。もちろん改良も加えた。簡易的ではあるが擬態能力を与え、様々な武器を使用可能にして自分にあった武器を研究できるように知能も強くした。それが駄目だったのかもしれない。
私は彼女を止めなくてはならない。彼女を死なせてはいけない。彼女は救世主であり先駆者なのだから。
そこで終わっていた。
明日には防衛線が整う予定だから一つ訓練でもしようか。
アンケートは来週月曜日まで取ります…が、どうせ全員出ますので登場順だと思ってください。
新しく着任してほしい架空DOLLS募集
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オイ車(極東重鋼)
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T-95GMC(星屑連邦)
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T-35(赤色10月同盟)
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それ以外で…