闘争しか知らない男は国の英雄となって死んでいった。
人の命が二束三文にしかならない世界で生きた男は国のために死んでいった。家族のいなかった孤児である彼らにとって、家族とは国であった。では死んだ今はどうなのだろうか?

化け物を殺すのはヒトが運命だと嗤う幼女と自らは兵士だと断じて敵を鏖殺する幼女は炉の女神と英雄の器となる白兎と共に歩むはどうなるか。彼女は狂う、狂っている。笑って死ぬるが務めだと敵にまっしぐらに突撃する。
何故恐れる?何故躊躇う?ヒトがヒトを殺すは常識だろう。ヒトが化け物を殺すのは当たり前だろう。化け物にヒトを殺す権利はない。義務はない。殺したとしても輪廻し、別の自分が敵を殺す。ヒトにのみ、殺す権利があるのだ。




ダンジョンに愉悦を求めるのは間違っていないだろう?なぁ、最凶最悪の龍よ。

タイトル変更致しました。
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