勢いだけに任せた小説になります。何なりとお読みください(prgs)


重桜とかレッドアクシズって実はセイレーンに色々と面倒ごとに巻き込まれてるみたいだって。


それにそのせいで失ってしまう人もフネも存在してしまう・・・


だったらセイレーンを上回る兵器造ればいいんじゃね?


てことで当時の人たちにとってアホみたいに強いのを造ってみた。


後悔はしている。反省はしない。


だって勝ちゃあいいんだよ勝ちゃあ!!

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シリアス(艦船じゃなくて空気)なんてぶっ壊せ企画、はーじまーるよー。


書いてみたかったんだよぉ!!こういう小説をよぉお!!おれだってTUEEEEEな小説書いてみたいときがあるんだよぉ!!みんなだってそうだろォオオオン!!?


ちなみに主人公は変態(比喩表現)です。



それではどうぞ。


【多分単発】重桜がレッドアクシズに入る前に当時の人たちにとって、アホみたいに強いのを造ってみた。

十歳のころ、夢の中で神様と亡くなった人の魂に出会った。

 

 

その時の話を簡単に説明すると、僕が住んでいる国、重桜がアズールレーン連合から脱退してレッドアクシズに入ると言う話だ。

 

 

まずアズールレーンと言うのはもともと世界がセイレーンと呼ばれる別の世界からの驚異に立ち向かうために作った大国連合組織で、主にかつて人類同士の大戦で戦った軍艦たちが人の姿で蘇って戦っているんだ。

 

 

今はその最中だけど、セイレーン倒したあとに鉄血って言う国が「セイレーンの技術パクろーぜー」って言うけどユニオンとロイヤルの国が「ふざけんな!!」って言うんだ。

 

 

そうなると鉄血はアズールレーンを脱退し、重桜も力をつけるために便乗するっぽい。

 

 

そしてそのあとにレッドアクシズはアズールレーンに喧嘩を売って、セイレーンがそれに勝手に入ってまた混乱に陥るっぽい。

 

 

と言うかそれってぶっちゃけ言ってセイレーンがレッドアクシズを裏から操ってたっぽい。

 

 

しかもその戦争で多くの人、元軍艦たちことKAN-SENの命が失ってしまう。

 

 

そんな鬱展開をこの魂から知ってしまった。だから見たくないから、魂の中にある別の世界の人間の知識と神の色んな恩恵とか資料とか上げるから、シリアスぶっ壊して。って言われた。

 

 

なんで今僕に頼むの・・・って言ったら、なんか恩恵受け取れる適合者が僕だけらしい。

 

 

とにもかくにも四年後、セイレーンに良いようにされないよう重桜軍がお世話なってる【蔵王重工】に強制入社されてしまった僕こと【夕焼和平】。

 

 

あっ、神さんも知らなかったらしいけど、メンタルキューブって言うよくわかんないのに触れたら、KAN-SENの指揮官としての適性検査に引っ掛かったから指揮官もやることに。(こっちは恩恵なし、と言うか神さんも指揮とかやり方知らない)

 

 

こうなったらヤケだ。何でもありのチート兵器を造ってやる!!

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

「あ"っ"ま"っ"ぎ"っ"ざっ"ん"っ"っ"!!!」

 

 

「あらあら、和平様ったらこんなにも甘えて。いけませんわ」

 

 

「だってぇええええ!!!蔵王重工の仕事辛いのぉおおおお!!と言うか軍人って仕事公務員の一種だろうがぁああああああ!!!なんで兼業が出来んだぁあああああ!!!」

 

 

 

「はいはいよしよし」

 

 

ただいま執務室で絶賛天城さんに甘えん坊中です。だってこんな美人いたら甘えずにはいられないっ!!

 

 

「うるさいぞ和平、天城さんを困らせるな」

 

 

「まぁまぁそう言わないであげなさい、加賀。なんせ和平様は天城姉様の恩人なのよ」

 

 

「そうですが赤城姉様・・・」

 

 

赤城さんと加賀さんって人たちが入ってくる。この人たちは重桜の中でも権力、実戦能力ともに高い九尾狐さんなのだ。あっ、天城さんも九尾狐さんだよ。

 

 

ちなみに僕が恩人と呼ばれているのは、指揮官になる前になんやかんやで特別な薬を作ってみたら、ものすんごい治癒効果のあるのが出来上がって、んでいつの間にかそれが天城さんのもとへ届いてそしたら天城さんの病気が直ったという。

 

 

いやもう、うん。チートも補正もいいとこだよね。

 

 

「仕方ないですわ、加賀。和平様は昨日まで、蔵王重工に何日も新兵器開発のために粉骨砕身で働いたのですから負担も大きく積み重なってしまっているのです。今は休ませてあげないと」

 

 

「天城さんがそう言うなら仕方ないじゃないか?姉様」

 

 

この遅れてきたのは土佐さん。加賀さんの直接的な妹なのだ。ちなみに天城さんの直接的な妹が赤城さん。

 

 

「むぅ・・・わかった。これ以上は言わないでおこう」

 

 

「ありがとう加賀、愛してる」キリッ

 

 

「サラッと告白するな。反応に困るだろ(呆れ)」

 

 

「だ" っ"て"っ"っ"っ"!!毎"日"が"ス"ト"レ"ス"マ"ッ"ハ"で"死"に"そ"う"だ"も"ん"!!」

 

 

「だから叫ぶな・・・」

 

 

「だって仕事つらたん・・・と言うか本来僕まだ中学生だよ?なんでとっくに兼業してんの?バカなの?死ぬの?頭おかしいんじゃないの?」

 

 

「そう言われてもなぁ・・・」

 

 

「はぁ・・・」

 

 

土佐さんに呟かれ、加賀には呆られてもうさんざん。だれか自由くれ(直球)

 

 

「和平様~!!赤城にも愛してると言ってくださーい!!!」

 

 

「赤城、愛してる(精一杯のイケボ)」

 

 

「っっっ!!!和平官~!!!」

 

 

目をハートにした赤城さんも抱きついてきた。やべぇ、これ死ねる。

 

 

あっ待って、マジで死にそう。天城さんと赤城さんの豊満な胸部装甲に埋もれて死ぬ。ヤバい助けて、死ぬっ、死ぬっ、死ぬっ

 

 

 

━━━━━━━━━━あっ

 

 

 

 

 

 

この後無茶苦茶赤城さん怒られた(天城さんに)

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

しばらくして

 

 

「あっそうだ(唐突)。やっと本題に入れるゾ(色んな意味で)」

 

 

「本題?なんのことだ?」

 

 

「今回開発した兵器についてだけど、新型の攻撃機造ったから赤城さんと加賀さんに乗ってほしいんです。頼む(イーノック)」

 

 

「まぁ!和平様からの直々のおもてなし・・・!赤城は一生大事にしますわ~!!」

 

 

「そこまで大事にしなくていいから・・・機体なんぞ消耗品、人がどんな形でも生きて帰れば万々歳ですよ」

 

 

「正直に言ってそんなこと言えるのは和平くらいだけだぞ。KAN-SENに限らず軍人はプライドが高い者や物を大事にする者が多いからな」

 

 

「プライドなんて飾りです。生きていればどうと言うことはありませ~ん」

 

 

「はぁ・・・まったく」

 

 

「それで和平、お前が造ったと言う兵器はどこに?」

 

 

「格納庫にあります。それじゃあ行くぞー。でっでっででででっ、かーんででででっ」

 

 

「相変わらずの気の抜ける掛け声だな・・・」

 

 

「ふふふ」

 

 

てことで格納庫に移動中。これ見たらみんな驚くだろうなー。

 

 

 

んで格納庫。

 

 

「サザエでございま~す」ドアガチャ

 

 

「だからなんだそれは・・・ん?」

 

 

四人が格納庫に保管してある攻撃機を見た。

 

 

・・・そしたら全員目を丸めてました。そんな反応がほしかったんだよ・・・!(ぼかぁ)は・・・!

 

 

いやまぁ今までにも色々とやらかしてきたけども。

 

 

とりあえず整備してる明石と夕張のメカニックな猫コンビを呼んでみる。

 

 

「明石~、整備どう~?」

 

 

「和平!!これスゴすぎるニャ!!!一体どんなこと考えたらこんなのを生み出せるニャ!!?」

 

 

「おお・・・!おお・・・!!おおお・・・!!!」

 

 

明石は大慌てで僕を呼び、夕張は目をいっぱいに輝かせて確かめている。いやまぁ造ったの僕だけどホントはあの神さんと魂だけの人のお陰だけだけどな。

 

 

「なんか閃いたら作ってみた。赤城さんと加賀さんや、と言うことでこれちょっと使ってみて。はいこれ資料」

 

 

「あ、ああ・・・」

 

 

そう言われ、とりあえず受けとる加賀さんたち。しばらく読ませてると。・・・・・

 

 

「和平・・・なんだこの性能は・・・」

 

 

「セイレーンって名前ってさ。もともとはある国の神さんの名前から来てるやん?だからその神をブッ飛ばすために、破壊神造ってみました」

 

 

「・・・神を倒すために神を造ってどうする。まるでやり方がレッドアクシズじゃないか」

 

 

「せやなー。レッドアクシズも『毒を持って毒を制す』なスタンスでやってるからそう言うところは被っちゃうなー。まぁ実はと言うとレッドアクシズのやり方って、合ってるっちゃ合ってるよ」

 

 

「セイレーンを使ったやり方が合っている?どう言うことですか?」

 

 

「だって『勝てる』もん」

 

 

「・・・はぁ、相変わらずの合理的思考だな・・・」

 

 

加賀さんがまた呆れてそう呟かれた。いやねぇ・・・

 

 

「これが和平様の・・・カミを上回る力・・・!ああ、早く和平様のために火の海を作りたい・・・!」

 

 

「やめて(切実)」

 

 

本来これ対艦用じゃないけど・・・まぁなんとかなるやろ。

 

 

セイレーンの襲撃が・・・楽しみだ。

 

 

・・・あっ、他の国とかに対策とか滷獲とかされないようにしなきゃ。あと赤城さんたちも操縦に慣れとかせないと。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

セイレーンが撃退されてからしばらくの時間がたった。

 

 

レッドアクシズはセイレーンの技術を使い、アイリスと言う陣営を取り込むために誘い、うち乗ってくれた組織『ヴィシア』が参加、残りのアイリスは反発し、2つに別れてしまった。

 

 

しかし鉄血はある予想外のことに当たる。それは()()()()()()()()()()()()退()()()()()()()()()()()()()と言うことだ。

 

 

なぜそのようなことを?確か重桜はセイレーンとKAN-SENが現れ始めた際に一気に驚異的な発展を遂げて、大国と渡り合える程の力を持っている。

 

 

だが、独自で動くとなると話がかなり変わってくるはず。独自で動くならアズールレーンに所属したままの方が良いのでは?しかしそこは重桜の事情。真相はわからなかった。

 

 

そこに1番の興味を持っているのが何よりもセイレーンだった。

 

 

この組織はなぜ、重桜があえて不利な立場になったかを調べるために、なんとレッドアクシズが戦争を起こす前に襲撃したのだ。

 

 

・・・だが好奇心猫を殺すと言う言葉を知っているはずのセイレーンが痛い目に会うことを、世界はまだ知らなかった。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

「てことで重桜海域にやって来てやんよー!」

 

 

セイレーンのピュリファイアーは大規模の艦隊をつれてきていた。多数の量産型はもちろん、上級セイレーンも複数連れており、真っ向勝負ならかなりの戦力が相応として必要だろうものだ。

 

 

「さてさてー、アズールレーンに脱退したのにも関わらずレッドアクシズにも入らないと言う謎の出来事。これは直接殴りに・・・じゃなかった。聞き込みに行かないとね!」

 

 

セイレーンの望みは人類とKAN-SEN同士の戦争の中のデータ取りだった。そのためには手段を選ばず、強行を惜しみ無く行っていた。

 

 

今の重桜はどうなっているのか、そう思っているとピュリファイアーのレーダーに二つの反応が。

 

 

「おっ、重桜の偵察艦載機が来たのかな?

 

 

・・・ん?

 

 

・・・・・・・・・・は!?高度13000!!?」

 

 

大いに驚いた彼女。なぜなら、通常の艦載機にも言えることだが、本来KAN-SENやセイレーンが操るものは高くても高度8000程が限度だ。

 

 

第二次世界大戦当時、有名な爆撃機のB-29ですら10000程、いかに差が離れていることがわかるだろう。

 

 

「一体どんなもん上げてんだよ!?と言うか速っ!?」

 

 

そしてその速度も速かったのだ。こっちにくる二つの艦載機の時速は約600kmほど。日本の有名なプロペラ機、零戦の全速力よりも速いのだ。

 

 

「もうきた!こっちに突っ込む気か!?全員空に警戒しろ!敵艦載機がくる!」

 

 

命令通り全艦は銃口を上に向け、臨戦態勢になった。

 

 

そしてその姿を雲の中から姿を現してきた。

 

 

その艦載機は━━━━━━

 

 

「・・・・・・なにあれ?」

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

バドカアアアアアアアアン!!!

 

 

遠く、遠おくに飛んでいった艦載機が燃料を気化させる爆弾を落としたとき、そんな音が間近に聞こえるくらい響いた。

 

 

「・・・加賀さん。今のでどれくらい倒せました?」

 

 

「今のでセイレーンの量産型戦艦を一撃で沈め、近くにいた駆逐艦も巻き込まれて沈んだ。他の艦は大破、中破・・・しかも上級セイレーンがあり得ないくらい吹き飛んだぞ・・・」

 

 

「うわぁ・・・」

 

 

僚艦の綾波に質問を答えたらドン引かれた。無論艦載機にだ。

 

 

・・・私だって色々とおかしいとは思った。だがこれは紛れもなく現実だ。たった2機の艦載機で敵の大艦隊を打ち倒す・・・おとぎ話に匹敵するくらいにあり得ないものだった。

 

 

全長16m、幅18mの艦載機を敵艦に向け、突っ込むように進ませる。機体から出る30mm口径機銃と言う大きすぎる弾丸は超連続で飛び出していき、瞬く間の間に丈夫な艦を蜂の巣にしていった。

 

 

そして爆発。正直に言って人には使いたくない強すぎるものだな・・・

 

 

ちなみにだが飛ばしているのは私、加賀と赤城姉様だ。姉様の方はと言うと・・・

 

 

真上から垂直に落ちていき、そして()()()()()()()()()()()を発射させて、高耐久かつ重装甲であるはずの戦艦と空母、重巡洋艦2隻に当てた。

 

 

どうなったかって?もうお察しの通りだ。大爆発を起こし、沈んでいった。

 

 

するとある上級セイレーンが対空砲を上手く当てていった。赤城姉様の艦載機はどんどんと被弾していき、穴や傷だらけと化した。・・・が

 

 

「よくも和平様の愛を・・・!」

 

 

普通あれほどの攻撃を受けたら木っ端微塵になるのだが、全く挙動が不安定になることなく、今度は燃料気化爆弾を放った。

 

 

落とすと同時に機体は真上へあっという間に飛んでいき、爆弾はセイレーンへ一直線。先程と比べても比にならない巨大な爆発が起きた。

 

 

バドカアアアアアアアアン!!!

 

 

「ヒエッ・・・」

 

 

・・・あぁ、まぁわかる。和平・・・お前はなんで・・・

 

 

 

 

鎧猪(A-10)と言う兵器を生み出したんだ・・・。

 

 

 

 

・・・あっしまった、鎧猪(よろい)の片エンジンがやられた。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

「はーっはっは!!!ザマァ見ろ!!!」

 

 

エンジンの片方をレーザーでぶっ壊してやった!!もうマジでふざけんなって思ってたところだったんだよ!!!あり得ねぇ爆発起こしたり、機銃だけで瞬で沈めたり、ミサイルぶっぱなして来たり・・・いやあれ誰が造ったんだよ!!!チート過ぎるだろ!!

 

 

だがエンジンがやられたらもうおしまいだなぁ!!!無様に墜ちるんだなぁ!!!

 

 

はーっはっは!!!はーっはっは!!!

 

 

はーっはっは!はーっはっは・・・

 

 

はぁ・・・

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

・・・あれ?墜ちるどころかまだ飛んでる。

 

 

と言うかあれこっちに飛んできてない?

 

 

あっ、でっかい爆弾は落としてきた。

 

 

これって私に当たる?

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おまふっざ!!!━━━━━━━━━━━」

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

上級セイレーン、ピュリファイアーはなんとか倒した。しかし鎧猪が負傷してしまった。戻ってこれるか・・・?

 

 

「け、煙が出てるです!」

 

 

「落ち着け、和平いわくあの程度じゃ落ちないらしい」

 

 

「えっ」

 

 

綾波が焦るが、鎧猪は煙を上げながらも高度を保ちながらこちらに戻ってくる。

 

 

私は艤装を航空母艦そのものに戻し、着陸させれるようにする。

 

 

実は私が空母特有の能力で艦載機を操っているのだが、エンジンが片方壊れた鎧猪は操るのに苦労をしている。

 

 

・・・のだが予想以上にそこまでキツくないのだ。多分飛ぼうと思えばまだずっと飛べる。

 

 

とにかく飛行甲板に下ろしてみる。車輪を出して着陸体制にさせた。

 

 

~~~

 

 

その後についてだが、本当になにも起こることなく帰投できた。

 

 

和平に鎧猪の現状を見せると「おまっwwww鎧猪wwwwボッロボロじゃねぇかwwww」って笑っていた。

 

 

綾波があまりにの異常な生命力について聞いてみると、この艦載機は元々被弾を前提にとにかく丈夫に造ったからヘーキヘーキ、のこと。

 

 

なお、ボロボロになっていた鎧猪は一週間後に完全修復され、再び戦えるほどの状態に戻っていたのだった。

 

 

「A-10は結構安価でなんとかなるからね。仕方ないね」

 

 

「そ、そうか・・・」

 

 

「・・・なんで攻撃機2機だけで大艦隊を倒せるんですか・・・」

 

 

「A-10だからだ」キリッ

 

 

「アッハイ、です・・・」

 

 

綾波が返事を返す気力も失う。それを見ていた私と土佐は同情の目を向け、天城は困ったような笑顔を出し、赤城はむしろ誇らしげだった。

 

 

するとある二人の後輩が、うち一人は和平に駆けつけ、もう一人はあとを追うようにこちらに来た。

 

 

「和平くん!!私にもあの艦載機をちょうだい!!!」

 

 

「うわっビックリした。翔鶴さんどおったん?」

 

 

「どうもこうも、あの艦載機で先輩たちと太刀打ちできるわけがないの!だから私にもあのおっきな艦載機ちょうだい!お願い!!」

 

 

「あわわちょっと待って、ゆらさないででででで」

 

 

翔鶴が和平の肩を掴み揺らす。すると赤城姉様が止めに入った。

 

 

「離しなさい翔鶴。和平様が困っているでしょう?」

 

 

「だってあんな艦載機持たされる赤城先輩が酷すぎるんです!!何ですかあの戦果は!!今の状態じゃ絶対に私たち勝てません!!」

 

 

「何言ってるのかしら、機体の性能差なんて腕次第じゃどうにでもなるって和平様も仰ってたじゃない」

 

 

「腕も機体も上な相手に勝てる訳がありません!!」

 

 

まぁそうだな・・・とりあえず翔鶴のあとについてきてた瑞鶴にも聞いてみる。

 

 

「・・・えっ?私ですか?いやまぁ・・・正直に言って羨ましいですね・・・あー言うの私も欲しいです」

 

 

「そうか・・・しかし自分の実力じゃなくて、ほぼ全部機体のお陰だけになって複雑な気分になるぞ」

 

 

「あちゃー・・・強すぎるのも考えものですね・・・」

 

 

「和平くん!私にも!私にもちょうだい!!」

 

 

「まったく、翔鶴、いい加減にしなさい!」

 

 

「赤城先輩は黙っててください!」

 

 

はぁ、このままだと喧嘩してしまうな。困ったことだ。

 

 

「和平、なにか良い案はないか?」

 

 

「うーん、実はちょっとずっと隠してるのがあるんだけどな・・・」

 

 

「じゃあそれ!それをください!!」

 

 

「翔鶴!」

 

 

「あーわかったわかった。落ち着いて、ちゃんと見せるから。瑞鶴さんもくる?」

 

 

「えっ?良いの?」

 

 

「うん、元々誰か二人には渡そうと考えてたし」

 

 

そう言うことで別の格納庫に来た私たち。そこにあった機体とは・・・

 

 

 

 

 

格闘式二十二型(F-22)っての造ってたんだけど、いる?」

 

 

「超いります!!!」

 

 

「」

 

 

「・・・またスゴそうなのを・・・」

 

 

しばらくしたら赤城姉様も新しい戦闘機をねだりそうだな・・・そのうち戦艦用の飛んでもない主砲を造ってしまいかねないんじゃないだろうか。

 

 

・・・それが予言のようになったのはまた別のお話。・・・いや本当になんでこうなったんだ。

 

 

 

『おしまい』




本当はアーマードコアの変態兵器とか出したかったんだけど、全然知識ないからみんな大好きA-10にしました。



エスコンでの燃料気化爆弾が楽しくて楽しくて・・・



みんなの好きな変態兵器はなにかな?



感想、評価待ってます。御愛読ありがとうございました。


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