Fate/Minecraft   作:天空ラスク

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二十話!そろそろ進まないと怒られそうなので進みます。……ちょっとだけ。


キチィの三分クッキング・準備編

「「「「「ご馳走様でした!」」」」」

 

 ハンバーガーセットはとても美味しかった。小学生並の感想だが語彙力ゼロかよwwwとか言って叩こうとした人、ちょっと待ってくれ。そもそもこんな洞窟の中で食べるハンバーガーセットの食レポした所で『僕・私も食べたいなー』となったとしても同じシチュエーションで同じ料理を食べることは不可能なのだ。考えて見てほしいのだがもし急に俺が、バンズは俺のマイクラ世界の畑で育て収穫したばかりの小麦を使用し、香り豊かな風味が口いっぱいに広がる。一口(かじ)れば焼き立てフワフワ食感、思わずほわっとした気分になってしまう。とか語り出したらどう思う、なんだコイツって思うだろ。俺もそう思う。

 

 時間も経ったことだし、そろそろ縛って放置してた影茶(シャドウアーチャー)も起きた頃だろうか?俺が見に行っても良いが先程の説教の二の舞になりたくないので誰か他の人に見に行ってもらうしかないか?……マシュかなー。盾持ってるし鎧着てるし……キャスターだといくらクー・フーリンとはいえランサーの時より反応速度とか落ちてそうだし。よっしゃマシュ、君に決めた!

 

「マシュ、調子はどうだ??」

 

「はい、野菜は瑞々しくバンズ、パティ共に焼き加減が絶妙でジャンクフードとは思えない丁寧さを感じました」

 

「セツコ、そっちやない。シャドウアーチャーや」

 

「あっ……し、失礼しました。確認してきます」

 

 間違えた事が恥ずかしいのかほんのりと頬を染めて席を立った彼女を見送る。

 

「マシュ、一緒に行こうよ。何かあったら私が何とかしてあげるから!」

 

 ちょい待てぐだ子さんや、君護られる立場だから。……走って逃げるくらいなら出来るか?オリンピック日本代表クラス超えの脚力と噂されるレベルだし……走ってアメリカ横断出来そう。

 

「リックも行く?」

 

「俺は後片付けしとくから二人で行ってきな〜」

 

 んじゃ、俺はメイドさんらをメイド時空に戻すとするかね。

 

「メイドさーん、集合!」

 

☆メイド帰還準備中☆

 

「28、29、30。よし全員揃ったな」

 

 三十人もメイドが揃っていると中々に壮観だな。……待てよ、三十人?

 

「遊希何処行った?」

 

 一際目立つメイドラゴンが居ないやん……勝手に何処行ったあのダメイドラ。

 

「遊希メイド長ならー!」

「出前に行くと言っていましたー!」

 

 レタス・トマト班班長のメイドが息ピッタリに告げた。

 出前って何処の誰がだよ……誰か止めようぜ?確実にそれサボりだぞ。

 

「リック助けてー!!」

 

 メイド達を点呼取っていたらぐだ子が走ってきたでござるの巻。速すぎて風が吹くレベルである。

 

「どうしたのび太くん。影茶が縄切って逃げたか?」

 

「凄い!大体当たってるよ!?じゃなくて、今マシュが抑えてるからキャスニキを呼んで!あとリックも来て!」

 

「ほいほい。よっしゃ行くぞメイド諸君」

 

『畏まりました!(×三十)』

 

「メイド軍団(三十人)、とっつげきじゃー!」

 

『おおおおおおおおおお!』

 

「え、メイドさんも戦うの!?」

 

 ぐだ子が戸惑っているが、マイクラに置いてメイドとは家事も戦闘も出来るプロフェッショナルだぞ。しかもお砂糖で雇える安心安全低価格ぞ。あと可愛い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 亡霊でも出てきそうな程薄暗い洞窟の中、鈍い金属音が幾度にも渡っても響き渡った。

 その音の発生源は、黒き影の如き男性と、身の丈よりも大きな盾を持つ少女。男性――シャドウアーチャーが少女――マシュ・キリエライトを攻撃する音だ。

 

「ほう、中々に堅いな。だが隙が多過ぎる。そんな状態で彼女と戦うつもりだったのか?」

 

「違いますッ!私は(ただ)!会って話がしたいっ!何故こんな事をしたのか、聞きたいだけです!」

 

 戦況はマシュが劣勢と言ったところか。遠距離攻撃持ちのシャドウアーチャーに対してマシュは大盾による殴打しか攻撃手段を持たない。更に言えばマシュはクラス・シールダー、例えるならば頑丈極まりない城壁のようなもので攻撃手段は殆ど無いと言えよう。

 

 それに対してシャドウアーチャーは弓による攻撃の他にも様々な宝具を投影魔術により再現し放つ戦法による高威力遠距離攻撃が可能。更に壊れた幻想(ブロークンファンタズム)で投影した宝具を破壊、爆破する事でより威力の高い攻撃を繰り出せる。その上干将・莫耶による近接攻撃も得意と実に隙のない英霊である。

 

「話?君はまだ気がついていないのか?最早話してどうにかなる段階などとうに過ぎている」

 

 干将・莫耶で盾を連続で切りつけつつ、投影した宝具を全て異なる位置から放ち防ぐ難易度を際限なく上げていく。

 

「それでもッ!私は話さなければいけないんです!人はッ!言葉で意思疎通をして協力し合う事でより良い未来を手に入れました!そしてそれは今に繋がっています!」

 

 激しい攻撃は一撃でも当たればその隙を着いて一気に仕留められるだろう。全ての攻撃をギリギリ防ぐ彼女の額には汗が浮かんでいた。

 

「それはとても素晴らしい事です。ですが、話さなければ何も伝わりません!何故このような事をしたのか、或いはさせられたのか!聞かなければ何も分からないままなんです!何かしなければならない理由があるなら私達がその理由を取り除きます!人理に刻まれた英雄がこんな事をするとは私にはとても思えません!だから、だからッ!」

 

 投げつけられた干将・莫耶を弾き飛ばし、盾を構えて駆け出した!

 

「其所をッッ、退いて下さあああああああいッ!!」

 

 投影された二本目の干将・莫耶をシールドバッシュで突破し、そのまま接近し盾を振りかぶる。次に彼女が行動すれば確実にシャドウアーチャーを倒せるだろう、それ程に気迫に満ちた行動だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ああ、しかし、彼女は余りにも遅過ぎた。

 

「それは理想と言うものだ。世の中には私のように躊躇いなく人を殺す英霊もいるのだ」

 

 シャドウアーチャーが新たな干将・莫耶を構える。彼女の後ろからはどうやって動いているのか、先程弾かれた干将・莫耶が彼女の背後に飛んできていた。

 

「せめて痛みは一瞬で終わらせてやる。理想と共に眠ると良い」

 

 彼女は背後から飛んで来る干将・莫耶に気がつくも、防げないと確信した。

 

 

 

「――――鶴翼三連」

 

 異なる角度から二対の干将・莫耶が高速で飛来し、目の前からシャドウアーチャーが切りかかる。振りかぶった盾は今から全ての攻撃を弾く事は出来ず、異なる位置から同時に繰り出される攻撃は流石に盾一つで防ぐ事は不可能だ。

 

 

(先輩、すみません。私は――――)

 

 そして、彼女の生命は此処で尽きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 かに思われた。

 

「何っ!?」

 

 結論から言おう。シャドウアーチャーの鶴翼三連は全て防がれた。

 

「――全く、俺が居ないとすーぐシリアスになるんだからキツいよな」

 

 何時からそこに居たのか、全身を薄い紫色に輝かせた宝石の防具を身にまとった男がいた。飛来した干将・莫耶とシャドウアーチャーが持つ干将・莫耶を両手別々に持った盾で完璧に防いだその男は――。

 

「はいシリアスは退いた退いたー!こっから先はシリアルのお時間よー!」

 

 シャドウアーチャーに見えるように親指を下に向け、巫山戯た態度でシャドウアーチャーを挑発した。

 




「シューー!?(理来がこんなヒーローみたいな登場をするわけが無い!?)」

『作者もノリが乗ればシリアス書けるんですよ。初めて書いたけど』

オルレアンでジャンヌオルタに何します?

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