ウルトラマンレジェンド Episode.CROSSOVER   作:ハジケハムスター・ポッポ

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大変お待たせしました。サブタイ通り、今回はグラブル原作にもない幕間的な話になります。

それから投稿時にアンケートにある真ゲッター(一人乗り版)について説明しておきます。

レジェンド謹製の、真ゲッターではなく『真・ゲッターロボ』の真・ゲッター1で、ざっくばらんに言うと『原作漫画版+スパロボαシリーズ版』の真・ゲッター。
スパロボ的に説明すると基本ステータスは全て少し上がった程度だが、

 ◯地形適応・空陸海宇が機体・武器全て共にSBCA→SABSに。

 ◯真・シャインスパークが二種類(αとα外伝にある燃費の良い単体攻撃、第三次αの超威力全体攻撃)。

 ◯変形・分離出来ない代わりにHP回復(大)・EN回復(大)・分身の特殊能力所持。

 ◯武装は上記の二種の真・シャインスパークの他にトマホークブーメラン、ゲッタートマホーク、ゲッターブラストキャノン、ゲッタービーム、ストナーサンシャインがある。

 ◯変形・分離が無いので必然的に真ゲッターチェンジアタックが無いのはもちろんの事、頭から出すゲッタービームや、鎌状武器のゲッターサイト、翼で切り裂くゲッターバトルウィングなども使用不可。

 ◯しかしながら、昔のスパロボよろしくトマホーク系武器はEN消費無し。

ざっと説明するとこんな感じです。
普通にヤベーなコイツ……。


それでは本編をどうぞ。




 ――ダ・ガーンジェット内――

 

 レジェンドを除く調査班メンバーは、移動する間に少しの休息や食事をとっていた。

 正直レジェンドやダ・ガーンが自分達のすぐそばで働いているのに、とは全員が思っていたものの……レジェンドから「出来るならそうしておけ、俺達は現地に着いてから活躍を控えさせてもらう」と言われたため、そうさせて頂くことに。

 

 そんなわけで、現状の説明も兼ねて合流したキラとムウに情報共有を行っている。

 

 

「成程、天司ねぇ。それよか俺はあのクルーゼの副官が異世界出身だって方が驚きだ」

 

「なぁフラガの兄ちゃん。そのクルーゼって奴も、実は空の世界の出身だったりとかしねぇかな? そのベリアルって堕天司……だっけ? そいつ一誠達の世界にも行ってたっていうし」

 

「クルーゼが? 可能性で言えば無くはないんだろうが……」

 

 

 堕天司のベリアルと関わりがあるということで、ビィのクルーゼ異世界人説が出てきたがムウはその線は低いと考えている。

 というのも、ムウ自身がクルーゼと戦場で互いの存在を察知出来る感覚がするので、そうであるならムウも空の世界出身かもしれない……が、彼は幼少期の記憶もしっかりあるのでC.E.で生まれ育ったのは間違いない。

 そうなるとクルーゼが空の世界出身であった場合、余程ムウとの特殊な縁が無い限りそんな事は起こり得ないのではないか、という観点からクルーゼが異世界出身というのはかなり低いのだ。

 

 

「ま、副官について知った以上、俺は『クルーゼが実はこっち出身で天司だった』とかになってもあまり驚かんがね。それに団長さん同様、ラファエルって奴が言った事も気に入らん。人間に出来ることがないだ? 出来る出来ない以前にやるかやらないかだろうが。どうせなら『やるだけやって駄目でした』のがいいね、俺は」

 

「だよな!」

 

「うむ! これだけの顔ぶれがいるなら、何かしらきっかけがあれば解決策が出るやも知れん!」

 

「パムパム」

 

「……いやそっちの燃えるような兄さんはいいとして、そのマスコットみたいなの、何?」

 

 

 パム治郎は当然として、まだ紹介されていないメンバーがいるムウであった。

 

 

 

 

 

「フライングアーマー以外にもGディフェンサーっていうのがあって、それと合体することでMk-Ⅱは単独で飛行可能なスーパーガンダムになれる……成程、でもドッキングの際にバインダーが接触するからシールドを手放さなきゃいけないのか……。総合的には強くなるけど、弱点とかも別に出てくるんだなぁ」

 

「大気圏内での飛行も可能な代わりに重量が増える分、スラスターが追加されるとはいえ動きが若干重くなるからな。飛行可能でロング・ライフルを始めとする火力強化は魅力的なんだけど、火力支援を必要としないならフライングアーマーの方が良い場合もある」

 

「地上と宇宙で要選択って事ですよね」

 

「面倒だろうけど、それが生き残るために必要な事でございますよ」

 

 

 こちらは先輩後輩で仲良くしてるゼットとシン。

 的確にガンダムMk-Ⅱ運用のアドバイスをするゼットは、さすが宇宙世紀フリークとしてウルトラ騎空団内で有名なウルトラ戦士である。

 

 そんな二人の話題に興味を持ったのか、ステラがゼットをちょんちょんとつついて聞いてきた。

 

 

「ゼット、まーくつー? さっきのやつ?」

 

「おお、さっきのやつだぞ」

 

「ゼットのやつは?」

 

「今俺が乗ってるのはZガンダムってやつ。えーと……これだ」

 

「……ゼットガンダムだよ?」

 

「Zでゼータって読むんだ。ゼットガンダムってのもそそられるけど」

 

「そして俺は『ゼロ』ガンダム。実質お前の言う『ゼロ』師匠でもあるということだ」

 

「!!」

 

「?」

 

 

 突然会話に入り込んできたゼロガンダム。

 ステラは意味が分かってないが、ゼットの方は今まで触れられていなかった事に愕然としている。

 

 

「故にッ! 混同しないよう、これからは俺の事を『ガンダム師匠』と呼ぶがいい!!」

 

「ガ……ガンダム師匠!!」

 

「???」

 

「冗談だ」

 

 

 いきなりトーンダウンしたゼロガンダムにズッコケかけるゼット。

 小首を傾げるステラが癒し。

 

 

「何やってんだよ、お前ら……」

 

 

 これにはアザゼルが溜息を吐いても仕方ない。

 

 

 

 

 

「何このTR-1ってガンダム。可能性の塊じゃん」

 

「ユニコーンは可能性の獣……だっけ。マリーダさんが言ってた」

 

「ユニコーン?」

 

「正確にはそう呼ばれてたのは1号機で、マリーダさんが乗ってる2号機は『黒獅子』って呼ばれてたんだって」

 

「じゃあやっぱり、その1号機っていうのは白いんでしょうか?」

 

 

 キラが混じっているのは一誠、タイガ、アズ、アマリ、そしてルリアのグループ。

 ちなみに席は適当に座ったので別に隣が誰だとか、今のところ問題は無い。

 

 

「白いユニコーン……何か別のやつのイメージが出てきそうな……」

 

「それは白とユニコーンを別に考えるんだよ」

 

「「「「「ダイゴさん!」」」」」

 

 

 タイガの疑問に答えるように口を開いたのは、グランと隣り合わせに座っていたダイゴ。

 当然、グランも気になって聞く。

 

 

「ダイゴさん、それはどういう意味なんですか?」

 

「ああ、それはね……」

 

 

 白はそのまま白い機体。

 そしてユニコーンはその機体に描かれたエンブレム。

 

 

「エンブレムはパーソナルマークのことさ。アルファベットのAを赤くしてユニコーンを模した風にしてごらん。一誠君達は知ってると思うけど」

 

「「……あっ!」」

 

「そう、彼……アムロ・レイのパーソナルマークがユニコーンを模しているんだよ。それに彼が乗る機体は基本メインカラーがホワイトだから」

 

「あの、そのアムロ・レイって……」

 

 

 キラがダイゴに聞いてくる。

 それはグランも気になったが、実のところムウやシンを始め、ウルトラ騎空団に在籍してまだ間もないメンバーも興味があって聞き耳を立てていた。

 ダイゴは「経歴はゼットの方が詳しいから省くけど」と前置きをしつつ答える。

 

 ――アムロ・レイ。

 

 伝説九極天の一柱、東方不敗マスター・アジアのスカウトによってサーガ直属の神衛隊に加入した、親衛隊最強と呼ばれる第四分隊の機動部隊隊長。

 その操縦技術は凄まじく、同格とされるのは現時点でレジェンドのみ。

 それだけでなく電子工学・機械工学にも精通し、愛機の基礎設計までした文句無しの神衛隊トップエース。

 その教え子には巌勝やゼットといった、同じくエースパイロットの名がズラリと並ぶ名教官でもある。

 シミュレーターのCPUですら圧倒的であり、本人には劣ると言っても未だCPUの彼が操作するνガンダムを倒せた者はごく僅か。

 調査班メンバーではレジェンドの次に腕利きだろうダイゴすら、RENAとコンビで戦っても一度として勝利出来たことがない。

 

 ――ここまで話されればアムロの異次元っぷりが分かってもらえるだろう。

 

 

「そんな彼はあの『赤い彗星』と15歳の頃からライバル関係なんだ。その頃に撃てそうだった時もあったそうだよ」

 

「はあ!? じゃあ何か? そのアムロ・レイってのは、今よりは弱いにしてもあの三倍野郎を坊主とほとんど同じ年齢で戦って、しかも撃墜寸前まで追い込んだってのか!」

 

「レジェンドさんしか互角に戦えないって時点である程度予想してたけど……」

 

「はわわ……! それってあのクルーゼさん達の部隊を一人で倒せるんじゃ……」

 

「おそらく、何かを気にする必要がない状況なら可能だろうね。それにチーフも」

 

「やっぱり団長さんも、もの凄い人だったんだ……!」

 

 

 素直に感動してるシンはいいとして、ゼット達一部を除く他のメンバーは驚きっぱなし。

 そんな凄まじい実力のアムロであるが、平時は教官ではなく各種電化製品の開発やセールスをしていたりする。

 彼の発明した多くの商品は、エリアルベースを始めとしたウルトラ騎空団でも使われているのだ。

 

 そして彼らがそんな話で盛り上がっている頃……。

 

 

 

 

 

「やれやれ……クール星人の次はビラ星人か。今回はつくづく侵略者共がやってくるな。レイバトスやヒッポリト星人が手引きしてるとは思えんが……とりあえず、ワームスマッシャー」

 

 

 レジェンドは遠くに捕捉した、ビラ星人の円盤群に容赦なくワームスマッシャーをぶっ放していた。

 大気圏に突入・無事突破したと思ったビラ星人は、突如全方位から攻撃を仕掛けられ――。

 

 

『そ、そんな……! まだ本作初登場でまともにバトルもしていないのに! んあああああ!!』

 

 

 円盤群諸共に爆散。

 仮に脱出出来ても周囲に島は無く、どうやっても空の底に真っ逆さまだったのでどのみち結果は同じだっただろう。

 

 

「何かメタい叫びが聞こえた気がするが、気の所為気の所為っと。さーてと、フレイメル島には誰がいるのかねー……」

 

 

 

 

 ――エリアルベース――

 

 

「あ、あたしとバザラガがネオゲットマシンのパイロットぉ!?」

 

「あの転送されてきたやつか」

 

「おう。しっかし隼人の奴、このタイミングで送りつけてくるとはな。この一大事に救いの一手だぜ」

 

 

 ゼタの大声のおかげで何事かと集まった、エリアルベース在中のウルトラ騎空団団員達。

 バザラガと竜馬の会話だけではイマイチ分からないだろうが、ゼタが発した言葉があまりに分かりやすかったので集まった大体の団員は理解した。

 

 

「えええええ!? 何でゼタとバザラガだけなんだよぉ! 私だって頑張ってるのに!」

 

「いやあたしだって分かんないっての!」

 

「それを今から竜馬が説明するんだろう。レジェンドやサーガから一任されているそうだからな。その前に、もう一機……合体状態で送られてきた、ブラックゲッターに似た機体。あれもゲッターロボか?」

 

「ああ。ゲッタードラゴン、戦闘用の量産型ゲッターロボ……のはずなんだが、レジェンド様が別の世界線を元に作ったオンリーワンの機体らしくてな。俺達が戦ったゲッタードラゴンより高性能でシャインスパークまで使えるんだと。まあ諸々本家と違う部分はあるとも聞いてる」

 

 

 例を挙げると、本家ゲッタードラゴンの最大必殺技シャインスパークは本来、パイロットの三人がタイミングを完璧に合わせてペダルを踏むことで発動する。

 今回送られてきたゲッタードラゴンは一人乗り用に改造されており、シャインスパークの発動方法が異なるのだ。

 ゲッターシャインに必要な、所謂『溜め』時間が設定されており、それとペダル踏みが連動する形を取られている。

 つまり、一人でもシャインスパークが問題なく発動出来る代わりに、溜め時間という明確な隙が発生してしまう。

 

 

「俺が乗ろうと考えていたんだが、ネオゲッターと一緒に送られちゃあ俺が乗るのはネオゲッターの方だ。とはいえこの性能、格納庫番じゃ勿体ねえ」

 

「じゃあ、私がそっち――」

 

「ベアトリクス、お前じゃ無理だ。そもそもスーパーロボット用の必要プログラムをクリア出来てねえだろうが。コイツに乗せる奴はもう決めてる」

 

「へ!? だ、誰だ!?」

 

「アイツだよ、シン・アスカ。アイツはゲッターの戦い方ってやつを理解してるし、アイツ自身がスーパーロボット向きだ。前に言っただろ、合体は成功させるし一呼吸おけば戦闘も出来るってな」

 

 

 ガーンという効果音が聴こえるほど、ベアトリクスは落ち込んでいるが……現状、レジェンド達専用機持ちを除けば一番相性が良くて操縦技術もあるのはシンなのだ。

 変形合体をオミットしているなら他のメンバーでも、と言ってもそもそも操縦資格を持っている団員が少なく、ましてやスーパーロボットはまず『特殊人型機動兵器』と呼ばれるだけあって、色々変わっているため一朝一夕でどうにかなるものでもない。

 

 

「だったら尚更合体するネオゲットマシンの方に乗せた方が……」

 

「それも考えたがな。実のところ、アイツは俺に合わせられるが、他の奴に合わせられねえ。これは特訓に付き合った俺の所為でもあるんだが、最初に俺と合体訓練をしちまったからか合体を俺と同レベル……つまり隼人や弁慶のような奴らとしか合わせられなくなっちまったらしい」

 

「「「「「いや13歳に何してんだアンタ!?」」」」」

 

「仕方ねえだろ!? 真摯に特訓に取り組むしメキメキと上達していくんだから、俺も気に入って色々教えちまったんだよ! 反省も後悔もねえ!!」

 

「後悔はともかく反省はしろよ!?」

 

 

 なんと期待の星シン・アスカ、初代戦闘ゲッターチームと同じレベルの合体操縦技術を既に修得していた事が判明。

 後日、これを聞いた隼人と弁慶が大いに驚愕しシンを褒めた反面、竜馬にガチ説教したという。

 

 

「はー……ったくホント、レジェンドやサーガの直属ってぶっ飛んでるわね。話を戻すけど、あのシンって子がネオゲッターに乗らないのは分かった。でも何であたしとバザラガが、って事は聞いてないわよ」

 

「それはだな、まず一つ目の理由としてゼタとバザラガが基本コンビで動いてるから息が合ってることにある。幸いお前らは割と訓練も真面目にやってるし、もう少し仕込めばある程度まともな形にはなるだろうぜ。そうなりゃ俺がお前らに合わせてやれるからな」

 

「あたしらをゲッターチームみたいに言われても……でもそれだったらベアとユーステスでもいいでしょ? まあ、ベアはさっき訓練不足みたいなこと言われてたけどさ」

 

「そこをぶり返すなよぉ!」

 

「バザラガが関係してくるのがそこだ。バザラガに任せるネオベアー号だが、ベアー号系のゲットマシンはパワー型の巨漢が乗るのが通例になってる。こいつはイーグル号系やジャガー号系に比べて装甲が厚い分、重量も増えてるからそれをカバーする為に出力を上げてるのが理由だと言われてるとかいないとか」

 

「いや理由まともなのにはっきりしないのそれ!?」

 

 

 見事なツッコミを披露しまくるゼタは、ウルトラ騎空団でかなり貴重な人種である。

 それはともかく、理由としてしっかりしているのでこれ以上は踏み込まない。

 バザラガ自身、よく口々に「この身体は特別製だ」と言っているので、ゲットマシンの速度にも問題なく耐えられる、という事なのだろう。

 

 

「ゼタ、お前も鎧装備して訓練してるし、割と派手に動いてるから問題無さそうだしよ」

 

「ああ、うん……何となく理解した。って! だとしたら訓練してるけど鎧も何も無しに、あたしらがやってる難易度とは比べ物にならないやつをあっさり成功させてるあんたの説明がつかなくなるんだけど!! バザラガみたいに特別製な身体とかじゃないでしょうに!!」

 

「ゲッターチーム舐めんなよ」

 

 

 ゼタの怒涛のツッコミが炸裂し、他の空の世界出身の団員達も「確かにそうだ」と思ったのだが……竜馬は不敵に笑い、サラッと言い放った。

 しかも眠ったままでも合体出来るらしいので、マジで何なんだゲッターチーム(※全てのゲッターチームがそんな事を出来るわけではありません)。

 

 

「さてと、理由の説明が済んだところで……シミュレーターで特訓するぞオラァ! せめてシンが最初にクリアした難易度までは問題なくやれるようにしてもらうからな! アイツが俺の特訓に耐えるどころか必至についてこようとしたんだ。団員として、大人として、そして先輩としてお前らが音を上げるなんてマネはしねぇよなあ?」

 

「……音じゃなくて、身体の方が悲鳴を上げそうね」

 

「心配はいらん。この身体は特別製だ」

 

「アンタじゃない! あたしよあたし!!」

 

 

 獰猛な笑みを浮かべる竜馬と、若干青ざめてるゼタに平常運転のバザラガを見て、ベアトリクスは「やっぱ選ばれなくてよかったかも」と考え出している。

 しかもいつの間にか二人の背後に回り込み、それぞれを片手でシミュレーターに引きずっていく竜馬に、別の意味で団員達は戦慄した。

 ゼタはともかく、バザラガは種族・ドラフで巨漢かつ筋肉質、そして特別製の身体ということでかなり重いはずなのだが……竜馬は平然と片手で引きずっているからだ。

 プラズマ怪獣をハンティングしたり、デストロイモードに変形するスイカとタイマンしたりしていたが、やっぱり竜馬もとんでもない野郎なのでしたとさ。

 

 

 

 

 ――空の世界・宇宙――

 

 暗黒の宇宙に突如金色の空間が発生し、その中から一人の巨人が姿を現す。

 

 ――アブソリュートタルタロス。

 

 以前も空の世界の宇宙に現れたその人物は、その手に紫色の輝きを手にしていた。

 

 

「ふむ……あれはもうじき月へ到着するか。そちらはいいとして、後は復元したこれの性能を見せてもらおう。端末だが、大元があれらの司令塔的存在というならそれなりには使えるはずだ」

 

 

 そうしてアブソリュートタルタロスはその紫色の輝きを空の世界へ向けると、輝きは二つに分離する。

 一つは流星のように空の世界へ落ち、そして一つは――球体に乗ったピエロの少女のような姿へと変わった。

 

 

「――認証。アブソリュートタルタロスを最上位命令優先個体として設定」

 

「よし……月には手出しをするな。今は空の世界を優先しろ。増援要請に関しては私だけではなく『オーロラ』や『リゼヴィム』にしても構わん」

 

「了解」

 

 

 しかる後にアブソリュートタルタロスは再び黄金の空間を発生させ、その中へと消え……空間は消失する。

 

 

「遠隔情報端末『パスダー』……空の世界、ファータ・グランデ空域ロアーヌ島に到達・潜伏・行動開始。『ザ・キングダム』へ随時情報送信」

 

 

 ――恐るべき脅威が、かつてモネラ星人との決戦の地であるロアーヌ島の内部へ潜り込んだ。

 そう遠くないうちにウルトラ騎空団と相対する事になるそれは、『彼ら』にとって因縁の相手。

 

 そしてその大元もまた……。

 

 空の世界は、覇空戦争とは比べものにならない程の激動に見舞われつつあった――。

 

 

 

〈続く〉




幕間なのに色々詰め込んだ感があります、今回。

そして前書きに続いて前回遂にパイロットデビューした本作シンのステータス説明を。

◯基本ステータスは性格・強気で竜馬に比べて射撃が若干高く、命中・回避が高いスーパー系寄りのリアル系。

◯エースボーナスは移動力+1、格闘武器の与える最終ダメージ1.1倍。

◯初期所有の特殊技能は、SEED(発動気力130、最終命中・回避+10%&最終ダメージ1.1倍)・カウンター・援護攻撃。

◯精神コマンドは六つ、集中・直感・熱血・気合・覚醒・魂。

一人で乗るため、ステータスや精神コマンドの関係上打たれ弱く見えるが、意外にも機体の運動性や本人の回避が高いのでスーパー系に乗っても特殊技能もあって割と避ける。
見切りとか付けると避けて当てるスーパー系が出来る。

主人公系お約束の覚醒に加えて魂まで使えるので、真・ゲッター1に乗った場合、魂+ストナーサンシャインなどが飛んでくるボスキラーに。

加速系精神コマンドは無いものの、エースボーナスで十分カバー出来るし、強化パーツや特殊技能・ダッシュで補強するとカッ飛んで囮役も可能。

防御面は、底力だと真・ゲッターに乗せた場合HP回復が逆に足かせになるのであまりオススメ出来ない。
ガードか見切り、特に後者の方がSEED技能と合わさって強力。

EN消費無し武器があるとはいえ、必殺技がENバカ食いするのでEセーブは必須。
あとの技能はお好みで。

とどのつまり、真ゲッタードラゴンに乗ろうが真・ゲッター1に乗ろうが活躍出来る能力を持った13歳です。
逆に言うと、MSやKMFなどリアル系に乗せるとまあ普通の主役級程度ですね。
本作独自の『スーパー系に乗れる』という強みを活かすべきでしょう。

何故こんなこと書いたか?
今回のラストであんなもんをアイツが持ち込んだから尚更戦力増強必要になったからだ!!


それではまた次回。

二択決定戦! シン一人乗りする最終ゲッターはどちらだ!?

  • 真ゲッタードラゴン(大決戦版)
  • 真・ゲッター1(スパロボα仕様)
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