BEATLESSのレイシアのスペックで転生した主人公が、技術チートで世界からヴィランを殲滅するまでの物語です。

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比銀図令詩亞
個性"天才"を持つジョージ・ヒギンズと、個性"思考強化"を持つ遠藤新の娘。
個性"超高度知性"を持つ。



レイシアはヴィランを殲滅する

私には前世の記憶が有る。

 

2020年まで生きた日本人男性の記憶だ。

 

トラックに跳ねられて死亡したその人の死因は、神様曰わく手違いだったらしく、特典を授けられて異なる世界で再びの生を得た。

 

男が神に望んだ特典は人類を超越した知性で、それは転生した世界に合わせて個性"超高度知性"と成った。

 

神は、不自然に成らないように因果を結ぶと言って居たが、それは私の産まれの事だろう。

 

個性"天才"を持つジョージ・ヒギンズと、個性"思考強化"を持つ遠藤新の娘レイシア・ヒギンズとして

2歳の時に個性を発現、人知の及ばぬ知性を発揮し、個性"超高度知性"と認定された。

 

そう、"個性"。

 

此処は、週刊少年ジャンプ連載の人気漫画「僕のヒーローアカデミア」の作品を元に作られた仮想世界、ないしはそれに酷似した平行世界なのだ。

 

正直、原作知識はアニメ化後に読み始めたので、アニメとアニメ化以降の物しか知らない。

 

それも、忙しくて読み逃し、抜けてる部分も多い。

 

それに私の名前、"レイシア"だ。

 

ヒギンズから生まれた娘、レイシア。

 

これだけで、分かる人間はピンと来る。

 

アニメ化もした、シンギュラリティーを扱ったSF小説。

 

BEATLESSのヒロインである、人知を超えたAI超高度AIの名前だからだ。

 

これを思い出した時、因果を結ぶって、神様頑張り過ぎだろうと思った。

 

まあ、其れは置いといて、個性が発現してからは色々と有った。

 

普通の2歳児だった子供が突如流暢に話はじめ、自分の推定される個性とその能力、自分の置かれた立場、そこから予想される未来のリスクを理路整然と語り出したのだ。

 

普通の両親なら戸惑うだろうが、敢えて個性婚を行うような学者の両親だ。

 

UCLAで教鞭を取っていた父と研究者をしていた母は、私の安全の為にIアイランド行きを即座に決め、翌日にはIアイランド行きの便に乗って居た。

 

理解の有る両親で有り難いし、その理由も予測は出来るが、此処まで理解が有ると前世の感覚からどうにも戸惑ってしまう。

 

其処から私はこの世界の知識を蓄え。

 

そして3年後、有る物の開発に成功した。

 

生体電磁波の超高精度計測機器と身体や声の挙動から、その人間が犯罪を犯してるかどうかを数値化する装置。

 

そう、アニメPSYCHO-PASSに登場する、シビュラシステムの根幹を成すシステムの開発に成功したのだ。

 

勿論、原作のような免罪体質とかいう抜け道が無いかは厳重にチェックしたし、恐慌状態で犯罪係数が上がるなんて事も無い。

 

個性による偽装の可能性は、無視出来るレベルまで潰した。

 

正直、ヴィランとか文明を後退させた害虫でしかないので、サッサと集中電磁波で爆散させるべきだと常々思ってる。

 

そして、市販のサーバーレベルでも稼動出来るようにコンパクト化し、全世界にシビュラシステムを無償公開してやった。

 

そして、世界中でシビュラシステムは急速に普及して行き、導入国や地域の治安は劇的な回復を見せた。

 

ヴィランとか言う、他人の足を引っ張る事しかしない奴らとその予備軍は、肩身がかなり狭くなり汲々としてるらしいが、自業自得だ。

 

そして、私はそいつ等に恨まれる覚え位は有る。

 

犯罪を犯したら、捕まるような社会に成って御免ねと。

 

例え、其れが逆恨みだとしてもだ。

 

「君のせいでヴィランは絶滅寸前だ。病院が摘発され、私の生命維持ももう限界が近い、だから最後に君を殺して置こうと思ってね」

 

「成る程、それでオール・フォー・ワン。あなた自らが出て来たわけですか」

 

黒霧の移動個性はチートだなぁ。

 

後のメンバーは、トガヒミコに死柄木弔、荼毘、トゥワイス、Mr.コンプレス、マグネに脳無6体。

 

後は陽動戦力と。

 

成る程、Iアイランド固有の警備戦力では、苦もなく排除できただろうなぁ。

 

でも、それは数年前までならね。

 

最初はオール・フォー・ワンと黒霧と荼毘が"消えた"。

 

正確には、立っていた場所で光の柱が立ち上ったと同時に原子レベルにまで蒸発したのだが、電磁バリアが衝撃と過度な光を完全に押さえ込む事で、光の柱が立ち上ったとしか認識出来なかっただけだ。

 

光の柱が消えた後には、Iアイランドの甲板の塗装下地が剥き出しと成ってるだけだった。

 

「う、そ」

 

「残念ながら真実です。あなた方のリーダーは、衛星兵器により蒸発してしまいました。ヴィランだから殺されないと思って、安心して襲撃したでしょう?でもご安心を、シビュラ対応衛星兵器ヤブサメは犯罪者に対し、平等に鉄槌を下します」

 

トガヒミコの疑問に答えて上げる。

 

「てめぇ!行け!脳ぉ」

 

次は、死柄木とトゥワイス、マグネと脳無全てが破裂した。

 

「陽動の数が多く、遅くなりました。申しわけ有りません――以上」

 

「全くですよ。お陰で家が汚れてしまいましたし、警備力の再検討も必要ですね」

 

隣に来た武蔵さんと話ながら、引っ越しはめんどくさいなぁ等と思考する。

 

「あぁ、彼女は武蔵さん。私が開発した、シビュラシステム搭載の侍女型自動人形です。収束電磁波を照射する機能が有り、人間なら破裂させる出力を発揮可能です。どうです?新しい治安の担い手ですよ」

 

モデルは勿論、境界線上のホライゾンの武蔵さんだ。

 

シビュラを開発してからは、そのブラシュアップと武蔵さんやヤブサメといった、対ヴィランシステムの研究開発に注力して来た。

 

これがその成果だ。

 

「ひっ」

 

窓からMr.コンプレスが逃げようとしたが、破裂した。

 

「な、で…な、ん…なんでこんな酷い事……」

 

「酷い事?意味が分かりません。彼らは人を殺して、次もそうしようとして居た。そのような社会の足を意図して引っ張る要因を駆除しただけですよ。他人に迷惑を掛けないように生きれば良いだけじゃないですか、それが出来ないのが悪いんです。さて、あなたはどうします?抵抗して殺されますか?抵抗せず裁判を受けますか?」

 

「ワタシは……」

 

結局、トガは抵抗して破裂した。

 

それが彼女なりの仲間に対する義理立てだったのか、やけっぱちだったのかは、もう永遠に分からないがそれは正直どうでも良い。

 

其れよりも、家に散らばった肉片やら体液やら、陽動鎮圧で出た肉片やら体液やらの後片付けと、事務的な事後処理を手早く終わらせる方法を思案するほうが大事だった。

 

この時代、個性の出現が無ければ本来なら、恒星間旅行だって出来て居ても可笑しくない時代なのだ。

 

その科学レベルを本来の時代に合ったレベルに進めるべく、私は邁進しなければ成らないのだから一分一秒が惜しいのだから。

 

 

「完」

 

 

 

 

 




本作はどうでしたか?
転生特典でレイシアに成って、シビュラシステムを作ってヴィランを殲滅するという、ヒーローアカデミア始まりませんという物語でした。
出久が原作作中で言って居た、個性が出現しなければ人類は恒星間旅行さえして居たという台詞に着想を得て書いてみました。
ヴィランは文明を後退させた人類の絶対悪なんで、容赦する必要は無いなと。
だから、背景も物語も無く彼等には蚊を叩き潰すが如くサックリ死んで貰いました。
ではでは

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