石上優はやり直す   作:石神

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感想ありがとうございます(゚∀゚)


石上優の女難③(番外編)

〈第5出題者 柏木渚〉

 

「キスやご両親への挨拶、デートの回数とか付き合った時期が大事なのは勿論だけど、やっぱり1番大切なのは相性だと思うの」

 

「まぁ無言の時間が苦にならないとか、感性が近いとか、そういうのは大事だよな」

 

「そうですね、重要なファクターであるのは間違いないですね」

 

「……」

(なんか嫌な予感がする……)

 

「あ、そういう意味じゃないの。勿論それも大事だとは思うけど、私が言った相性っていうのは……」

 

〈1日に最高で何回優君とエッチしました?〉

 

「」

 

「」

 

「」

 

………

 

大仏〈無回答〉

「さ、流石にコレは答えられませんっ……」

 

龍珠〈無回答〉

「痴女じゃあるまいし」

 

伊井野〈3回〉

「え」

 

藤原〈無回答〉

「そ、そうですよねー」

(普通に答えても無回答でもポイントは変わりませんから、ある意味助かりましたね……)

 

早坂〈無回答〉

「う、うん、最低限の恥じらいは必要だよねー」

 

柏木〈5回〉

「……」イラッ

 

「知ってるヤツの恋人との性事情ってメチャクチャ気まずいな……」

 

「律儀に答えてるの、柏木さんと伊井野さんだけですけどね……」

 

「気まず過ぎてゲロ吐きそうです……」

(大仏の答え方も意味深に聞こえちゃうし、伊井野は馬鹿正直に答えてるし、柏木先輩は規格外だし、明日からどんな顔して会えばいいんだよ……)

 

「でも優君は、エッチな女の子好きだもんね?」

 

「火種増やさないでくれませんか!?」

 

「ふーん……折角私が恥ずかしいのを我慢して出題したのに、優君はそんな事言っちゃうんだ?……酷いパパでちゅねー?」サスサス

 

「」

 

僕の言葉に柏木先輩は意味深にお腹を摩りながら、核爆弾級の爆弾(発言)を投下した。その瞬間……僕1人に全ての視線が注がれると同時に、室内の温度が確実に下がったのを感じた。

 

「石上、お前……」ヒキ

 

「石上君、貴方……」ヒキ

 

「いやいやいや……いやいやいやいやっ!!? あれぇっ!? 僕はそこらへんの事はちゃんとする人間だと思ってたんですけどねぇっ!?」

 

「ゆ、優……」

 

「マジで鬼畜じゃねぇか……」

 

「そ、そんなっ……」

 

「うへぇ……」

 

「優君……」

 

「待って!? え、ホントに!? いや僕は知らないけど、流石にそんなやらかしをする筈っ!?」

 

「……なーんちゃって♪」

 

「え、あ……」

 

「ふふ、ちゃんと冗談だから安心して?」

(そのうち……ね♪)

 

「あ、そ、そうですよね! やだなぁ、柏木先輩! いくら何でも、高校生でそんな事っ……」

 

「うっ……!」ウプ

 

「本当に冗談なんですよね!?」

 

※現在の保有ポイント一覧

大仏こばち〈11ポイント〉

龍珠桃  〈15ポイント〉

伊井野ミコ〈12ポイント〉

藤原千花 〈7ポイント〉

柏木渚  〈16ポイント〉

早坂愛  〈14ポイント〉

 


 

〈最終出題者 伊井野ミコ〉

 

「やっとここまで来たか」

(藤原の最下位はほぼ確定か……)

 

「長かったですね」

(自分が考案したゲームで最下位って……)

 

「……」

(もう疲れた……)

 

「ア…ア……」ガクガク

 

伊井野ミコは焦っていた。この時点で伊井野ミコの獲得出来る最高得点は17ポイント。優勝するには龍珠桃を1ポイント、柏木渚を0ポイント、早坂愛を2ポイントに抑える必要があり、出題内容の難易度が跳ね上がった為だ。しかし、優勝したからと云って何かを得る訳でも失う訳でもない。そもそもの発端は、この奇怪な状況を面白がった藤原の好奇心と遊び心からだが……伊井野ミコ本人にとっては、それなりに意味を持つゲームであった。

 

「……ッ!」

(石上が……石上が他の女の子に寝取られ(奪られ)ちゃう! それだけはダメ! 石上はっ…石上は私の……!)

 

その平時とはあまりにもかけ離れた心理状態が……出題という形で暴走する。

 

「ラストはミコちゃんの番ですよ!」

 

「ハイ……」ハイライトオフ

 

〈皆さんは石上とエッチする時に縛ってもらった事がありますか?〉

 

「」

 

「」

 

「」

 

「出題者である私は当然あります。恥ずかしいから答えたくないと言うのであれば……無回答でも構いませんよ?」ハイライトオフ

 

「なんつぅ問題出してんだ伊井野! お前風紀委員じゃん! 風紀委員が風紀を乱す様な事言うなよ!」

 

「余裕でコンプラ引っ掛かる事言ってんじゃねぇよバカ! っていうか、伊井野と付き合ってる僕はそんな事してんの!? 流石に嘘だろ!? 嘘だと言ってくれ!!」

 

「してるもん! 他にも私が勉強してる時に悪戯したり玩具を使ったプレイとかもしてるもん!」

 

「」

 

「終了ー!!」

 

「せ、生徒会長と副会長権限で無効試合とします! 異論は受け付けません!!」

 

結果……有耶無耶。

 


 

会長と四宮先輩の機転により、藤原先輩考案のゲームは有耶無耶となった……伊井野は少し不満そうにしていたが、その他の面々は当然という表情をしている。

 

「あの、柏木先輩……先輩は初めて石上とした時って、どんな感じでした?」

 

「私の時は……誘い受けみたいな感じで、優君が我慢出来なくなる様に誘導して……」

 

「目の前でそういう話するのやめてくれません!? 居た堪れない感半端無いんですけど!?」

 

「……ッ」ドキドキ

(初めてはディズ○ーホテルのスウィートとか考えてたけど、普通な感じでも良いかも……)

 

「……」

(私が最下位……)

 

「言い出しっぺが1番格下だったな?」ニヤリ

 

「うっ……」

 

桃先輩が藤原先輩に対して挑発する様な言葉を投げ掛ける。まさか、私で争わないで! みたいな場面の当事者になるとは夢にも思わなかった。

 

「お前、本当に優と付き合ってんのか? 実はただの先輩後輩の関係なんじゃねぇの?」

 

「そ、そんな訳ないでしょう!? 私だって石上くんとイチャイチャしてるもん! 石上くんからよく、グッガアァァァルって頭撫でてもらってるもん!」

 

「それは犬にやるヤツだろ」

 

「……ッ!? つ、つまり石上は、藤原先輩を雌犬調教してる……って事!?」ワナワナ

 

「何言ってんだ」

 

「ミコちゃん、ステイ」

 

「……白銀もそう思うよな?」

 

「うっ、まぁ結果を見るとそういう見方になってしまうのも仕方がないとは思うが……」

 

「会長! どうしてそうやって優劣をつけようとするんですか!? 全員石上くんの事が好き……それで良いじゃないですか! なんでそうやって争いを生み出そうとするんですか!? 好きって気持ちにまで優劣をつけようとするなんて、会長はどれだけ無粋なんですか!?」プンスカ

 

「お前が言い出したんだ」

 

「でも実際問題、どうするのが正解なのでしょう」

 

「今日の所は解散が1番無難だろうな」

 

「石上くん、さっきの結果は無視して構いません! 石上くんは誰が1番好きなんですか!?」ゴクッ

 

「優劣つけようとすんな! なんでそうやって争いを生み出そうとするんだ!」

 

「会長とかぐやさんが強制的に終わらせちゃったからじゃないですか! じゃあ会長が責任持って1番を決めて下さいよ!」

 

「え」

 

「そうですね、白銀会長は審査員みたいな立ち位置で居ましたし……ミコちゃんは?」

 

「う、うん。私もそれで良いと思う」

 

「え」

 

「白銀、私だろ?」

 

「白銀君、ちゃんと考えてね?」

 

「会長君、公正な判断でお願い」

 

「……お、俺はやはり最終判断は石上に委ねるべきだと思う! 石上! 誰を選ぶつもりだ!?」

 

「ぼくむつかしいことわかんない……」

 

「急にIQ3になるじゃん」

 

「はぁ……貴女達もどうしてこうなったか、状況を把握し切れていないでしょう? 今日の所はこれで解散……という事にしてはどうかしら?」

 

「まぁそれは……」

 

「フンッ……」

 

「四宮先輩の言う通りかも……」

 

「かぐやさんがそう言うなら……」

 

「仕方ないですね」

 

「だねー」

 

女性陣はとりあえずは納得した……という表情で、生徒会室を出て行った。あとに残された僕と会長、四宮先輩は閉じられていくドアを只々見つめていた。

 

「ふぅ、災難だったな石がっ……」

 

「……ッ!ックゥ……!」ポロポロ

 

「石上!?」

 

「石上君!? なんで泣いてるの!?」

 

「いや……他の世界の僕には彼女が居るのに、僕にはそんな人は居ないんだなって思うと、自分が酷く惨めに思えて来て……」ポロポロ

 

「だ、大丈夫だって! ほら、あの6人の中から彼女が出来るかもしれないだろ!?」

 

「か、会長の言う通りよ。可能性は十分過ぎる程あると思うから、元気を出して……」

 

「……こんな6股する様なゴミカス陰キャを好きになりますかね? 彼女が居るのに他の女子に指輪を贈ったり、伊井野が勉強してる時に性的な悪戯したり玩具を使ったマニアックプレイをする様な奴なんて誰も好きにならな……」

 

「だから! あまり自分を卑下し過ぎるなって!! これから新しい出逢いだってあるかもしれないだろ!? な、四宮!」

 

「え、えぇ! 石上君、そんなに落ち込む必要は無いと思うわよ? なんだったら、私の人脈から名家の令嬢をリストアップしてあげても……」

 

「いえ、四宮先輩にそこまでしてもらう訳には……すいません、今日はこれで帰ります」トボトボ

 

「あ、あぁ……あまり気にし過ぎるなよ」

 

「ま、また明日ね……」

 

「はい……」ガチャ、パタン

 

「……」

 

「……」

 

「しかし……とんでもない状況だったな」

 

「えぇ本当に……」

 

「今日はなんとか誤魔化せたが、藤原達の状態が明日以降も続く様なら……状況は変わらないかもしれないな」

 

「そういえば、その問題も残ってましたね……石上君も大変ですね、大丈夫かしら?」

 

「わからん……随分とヘコんでいたしな。なんとか立ち直ってほしいところだが……」

 

「心配ですね……」

 

その後、石上は学校を3日休んだ。

 

「ヘコみ過ぎだろ!!」

 

完!

 

 




果たして、石上が学校を休んだ理由は本当にヘコんでたからなんですかねぇ?(ニチャア)
万が一なんやかんやあってハーレム√に突入しても、藤原が日本人初の内閣王室大統領(錯乱)になって重婚OKにするからへーきへーき。
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