どこの音楽の名門校も、喉から手が出る程の欲しがられる才能を持つ少年がいた。しかしその才能と比例するように、心は冷たく、何故か誰とも関わろうとしなかった。

そんな少年を世間は『月の少年』と呼んだ。月の少年は自分から、周りから逃げるように東京行きの電車へ乗り込むのだった……。
  広がる世界()
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