初投稿作品です。作者の考えた転生者の設定とちょっとした話を書くだけです。
No.27 伊具坂 狂助(イグサカ キョウスケ)
転生者27号であり転生特典として仮面ライダーWのウェザー・ドーパントへの変身とガイアメモリ複製の二つの特典を所持。
特典 ガイアメモリ複製について
彼は自分の知るガイアメモリの複製品(伊具坂はお試し品と呼んでいる)を作ることが可能で複製に必要なコストはオリジナルの三分の一程度。だか生産設備のある工房が必須であり無から生産することは不可能。 また複製されたガイアメモリはオリジナルと比較するとパワーダウンしているが伊具坂は「所詮はお試し品…本物には及びませんか……」との発言をしておりパワーダウンは織り込み済みである模様。
転生世界は『緋弾のアリア』彼はガイアメモリの複製品を売る商人として活動している。
人を超える力が欲しい者や夢に挫折した者、自暴自棄に陥った者のような人物が主な顧客ではあるが彼自身はそのような者達を小馬鹿にしている。
転生世界における彼の立ち位置
彼は東京武偵からは指名手配されており懸賞金が掛けられている。また同じ世界に転生した者達の1人からは友人をメモリ中毒で失った者がおり、復讐の対象となっている。
活動目的
彼がこのようなことをする理由を尋ねた二人組の武偵(同じ転生者)に対して話した内容から推察するに彼はただメモリを販売し金を稼ぎ、メモリを購入したものが破滅する様を観賞する以外に何も考えておらず自分の欲望に忠実な存在であることがわかる。
彼の話の内容
「目的などありませんよ・・・ただ売って今日の糧を得て今日を生きるそれだけなんですよ。私のしたいことはね…それに私がメモリを売った者たちは、自分の意志で買ったんですよ 、だからねぇ・・・その者たちが捕まろうが野垂れ死のうがメモリの毒素で中毒死しようが私にとってどうでもいいんですよ。ただ売って今日の糧を得て観賞する…それだけが私の楽しみなんですからねぇ。」
拠点
彼は現在東京の地下鉄内に拠点となる工房を設置しておりガス、電気、水などは近くにあるパイプから盗んでいる。工房にはメモリの原材料と生産設備が存在しておりメモリの生産施設となっている。
報告書『No.27』はここで終わることとする。
8月7日 午後11:35分
ボロボロの白衣を着た17歳の少年と30代の男が路地裏で会合をしていた。
「ご注文のメモリはこの『virus』のメモリで間違いはないですね」
白衣を着た少年は『V』の刻印のあるメモリを男に見せ確認を取る。
「あぁ、このメモリで間違いはねぇ・・・これが代金だ。」
男はそう言うとメモリの代金を少年に渡す。
「ひとつご注告させていただきますが取り扱いにはくれぐれもご注意を、それは下手をすると1つの区画を滅ぼしかねませんのでね」
少年は男にメモリの危険性を話した。
男はそれを聞くとヒューと口笛を吹き 新しいおもちゃを貰った子供のように目を輝かせながら
「そんなにすごいのかいこいつは」と購入したメモリの力に気をよくした。
「しかしまぁ、どうして貴方はこのような危険なメモリを欲したんですかねぇ?」
少年は男がメモリを欲した理由を気になったのか尋ねてみると男は
「復讐だよ俺をこんな惨めにしやがった親や兄貴へのな・・・」
男は1つ息を吸い声を荒げて過去を話す
「本当なら俺はこんなところでくすぶってるような男じゃねぇんだ! 兄貴も!親父も!お袋も!全部俺を馬鹿にしやがって!あいつらは俺を陥れたんだよ!」
男は名門の家に生まれだったが誰からも期待されておず長男である兄が居なくなったときの保険でしかなかったため、両親や兄からは見下されていたがそんな彼にも転機が訪れた。ある令嬢と恋仲になり結婚が決まったのだ。それは兄が結婚する相手よりも位が高く両親も親も「なぜ」と疑問に思うほどだった。しかし男の結婚相手が自分の相手よりも 位が高いことに嫉妬した兄と男にやるよりも兄のほうが結婚相手に相応しいと考えた両親により男と令嬢の結婚は破棄され男は家を追い出され令嬢は兄と結婚することとなったのだ。それ以降、男は人生の底辺をいきることとなり。家族への強い憎しみが育っていった。
「だからよぉ このメモリを使って俺は彼奴らを殺してやるんだよ。ヒヒヒヒッハッハッハハ!」
男は狂ったように笑うと路地裏を出ようとするがその時、
「見つけたよ、伊具坂 狂助」
と1人の青年が少年の名前を口にする。
「東京武偵の者ですね・・・全く何処からかぎつけたんですか? バレないようにしていたんですがねぇ」
「なぁに、君がメモリを販売した場所から次のメモリを販売する場所の移動にはパターンがあってそれを割り出して待ち伏せしていたのさ」
「成る程・・・・・そう言うことでしたか」
「オイッ!どうすんだよこのままだと捕まっちまうぞ!」
男は狼狽えるが伊具坂は全く狼狽えておらず余裕ある声で男に話した。
「では 貴方はすぐにお逃げを彼は私が始末しておきますのでね」スッ
伊具坂は一瞬で白衣の右ポケットから銀色のコネクターをもつメモリを取り出す。それには『W』のイニシャルが刻印されていた。
「ッ!」
青年は手にしている銃でメモリを撃ち落とそうとするも既に遅く伊具坂はメモリの起動スイッチを押し『WEATHER!』という起動音が鳴り響いたあと左手の甲にあるコネクターへメモリを差し込む。
伊具坂の姿は白衣を着た少年から武士をモデルにした白い怪物 ウェザー・ドーパントに姿を変えた。
「さて ここで1つ取引をしませんか?」
「取引?この状況でか!?」
青年は伊具坂がなぜ自分が圧倒的に有利なはずの状況で取引をしようと自分に持ち掛けたのか疑問に思い尋ねると。
「えぇ 貴方も本当は欲しいんじゃないかなぁと思ったんですよ、この人を超えた力というものがね」
「・・・・・・・・・・・・・・くだらないな」
「その理由は」
「僕は人を超えた力になんて興味がないからさ」
青年はそう言ってひと息つくと 力強く喋った
「伊具坂 狂助 !ガイアメモリ流通ならびに殺人の幇助の罪により逮捕させてもらう!」
「そうですか・・・では、貴方にはここで消えてもらうとしましょうか」
パチッと伊具坂が指を鳴らすと青年の頭上から赤い落雷が落ち
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
青年は見るも無惨な焼け焦げた死体となっていた。
「さて と これで邪魔物は消えましたね」
「あっああ すっ すげえなメモリの力ってのは」
男はガイアメモリの力に驚愕するもすぐに顔に歪んだ笑みを浮かべると
「だが……これなら俺の復讐に役立ちそうだなぁ」
自分の購入したメモリの力に自信をもった。
「では これでさようならですね」
「あぁじゃあな」
今度こそ男は路地裏から出ようとして伊具坂から声をかけられる
「貴方の復讐が成功することを祈らせてもらいましょうかね 大角 六膳(おおかど ろくぜん)さん」
「ありがとよ 伊具坂 狂助」
二人はそれぞれ路地裏の別方向を歩き別れていくあとに残っているのは1つの焼死体のみであった。
後にこの焼死体は近隣住民の連絡により東京武偵に確認されその死体の死因から伊具坂 狂助の犯行によることが確認されている。
ゲストの設定
:大角六膳(おおかどろくぜん)
複数の政治家や資産家を排出する名門大角家の二男で母は与党政治家、父は銀行総裁と恵まれた環境で生まれたが長男の大角洋介(おおかどようすけ) の予備としてしか扱われておらず孤独な幼少期を送っていた。
17歳の時同じ名門美濃家の令嬢と恋仲になり結婚を予定するも父と母そして兄により阻まれ結婚は破棄され家を追い出される。
その後は大角家への復讐を思い生きていたがガイアメモリの情報をホームレスの1人から聞き伊具坂のガイアメモリ販売のホームページを見つけ『virus』のメモリを購入した。
購入後は大角家の者達への復讐を開始し手始めに兄の洋介を殺害後は父の龍禅、母の喜久子を殺害していったが
喜久子殺害時にかつての恋人であり今は兄の婚約者である 美濃真理(みの まり)と再開し彼女から殺人を止めるように説得されるもメモリの毒素によりおかしくなっていた彼は聞き入れず逆に東京の区画全てを滅ぼすこと真理に宣言し彼女がそれを東京武偵に話したことで彼を止めるべくアリアや仮面ライダーWに変身する二人組の転生者の武偵達によってメモリブレイクされ逮捕された。
報告書に書かれていない複製メモリの情報
:複製メモリ
伊具坂の特典により生産された複製メモリは一本につき大体一万円前後で販売されている。また彼がわざとブラックマーケットに流したメモリは世界中で事件をおこしておりそれが国際問題となっている。