ワイ、あのカッコ良すぎる主人公、上条当麻の親友になってた件   作:箱箱さん

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誤字報告をしてくださる方々、応援してくださる方々、本当にありがとうございます!相変わらずの文章力のワイですが、これからも頑張っていきたいと思うゾイ!これからも楽しく書いていくゾイ! あ、遅れてすまソ。




エンデュミオンまでにもう少しお話があるので、気長に待っててくれると嬉しいゾイ!




パイセンと空き教室。 一方さんとエステルさんの巻

「えっと・・・はい!ワイが村山修司です!」

 

そう言い、ワイは元気よく挙手をした。

 

「ああ、お前が村山修司か・・・先生が呼んでいたぞ、案内するから一緒に来てくれ」

 

「あ、うっす」

 

 

─────────

────────────

───────────────

 

 

「さて、ここなら大丈夫だろう」

 

「・・・・」

 

(大丈夫じゃ)ないです。

 

 

現在地は空き教室。

 

突如、教室に来た雲川パイセンについて行けば、全くもって人目のつかない空き教室に来ました。

 

ま、まぁ、恐らく先生には呼ばれてないんですね。わかります。

 

空き教室、2人きり、パイセン、何も起きないはずがなく・・・一体全体ワイに何の御用なんや・・

 

 

 

雲川芹亜(くもかわせりあ)パイセンについてお久しぶりに解説載せるゾイ!見なくても『大丈夫だ問題ない』な方は、飛ばしていいゾ。

 

頭脳明晰で学園都市統括理事会所属の一人、貝積継敏のブレインを務める天才少女。

肩まである長い黒髪をカチューシャでまとめていて、 (豊満な胸部のせいで)制服のサイズが合っておらず、常にお腹のへそ辺りが見えてしまっている。

 

所持する能力は作中では明らかにされていないが、能力開発の分野ではそれほど価値のある存在ではないと云われている。

 

ただ、話術に関しては一種の催眠術レベルに達しており、人の心を容易く『掌握』し、一言で相手の行動を縛り心の奥を開陳させてしまうほど。 話術によるコントロールを弾丸や刃物にまで匹敵するレベルにまで押し上げており、精神系最強の超能力『心理掌握』と同じ舞台に立つ事のできる『心の専門家』である。

 

ツッチー曰く「天才過ぎて手がつけられない」  食蜂さんからは、要注意人物として警戒されているゾ

 

とある高校の制服を着用し、 彼女を見かけた生徒達には、『名前だけは知っている美人の先輩』として疑いなく認識されている。 しかし、彼女が実際に何年何組に所属しているかは誰も知らず、教師ですら彼女の所属クラスなどを把握していないという、謎の多い人物。

 

ちなみに、妹さんの雲川鞠亜(くもかわまりあ)さんが繚乱家政女学校に通っているゾ。

 

 

統括理事のブレインって聞いてちょっと身構えるかもだけど、「止められる悲劇は止めてきた」との発言から、以前から貝積さんと共に学園都市内外の事件に関して行動を起こしていた模様。 ただ立場の限界から止められないものも数多くあったようで、 絶対能力進化計画もその一つらしいゾ。】

 

 

 

 

 

まぁ、要約するとめちゃくちゃ頭良くて、カッコいい良い人だす(IQ3のまとめ方)

 

 

 

何はともあれ。本能丸出しで申し訳ないですが、非常に、、、非常に!!!連絡先を交換したいです。だがしかし、ご説明した通り。この人の頭の良さは常軌を逸しています。恐らく数分喋っただけでダンガンロンパされます。

 

頭がファミコン容量。サボテンと同じIQを持つワイは、一瞬で人間性がバレる可能性があります。

 

ワイが今までパイセンに遭遇しなかったのは奇跡に近いだろう。まぁ、実際、雲川パイセンらしき人を見かけたらすぐにUターンして隠れてたりしてたからな。だって怖いもん

 

上条は知らないと思うけど、この大天才雲川パイセンは上条の記憶喪失の事を知ってる数少ない1人なんだよなぁ。ホンマ敵にしたらと考えるだけで恐ろしいで。

 

 

(この間僅か1秒)

 

 

・・・空き教室に置いてある時計の音が、カチカチと鳴り響くのが聴こえる。相当緊張して神経質になってるのかもしれない。落ち着け、餅つけ。

 

「さて、ここに連れてきた理由だけど・・・どうした?ぼーっとして、喉が乾いていたか?お茶ならあるけど」

 

このTo L◯VEるな状況(妄想)・・このトラブルな状況を(現実)をどう切り抜けるか必死になって考えていると、パイセンが心配してくれたのかお茶を差し出してくださった。

 

「あ、ありがとうございます。パイセン!」

 

そう言い、お茶を失礼ないように受け取る。礼儀は基本。

 

「まあ、いいが・・・こちらとしては心配になるぞ。唐突に来た女に、誰も居ない空き教室に連れてこられれば、警戒するのが普通だと思うけど」

 

「え?パイセンは良い人そうでしたので大丈夫かなーと。きっと理由があるんすよね」

 

実際合切良い人ですしおすし

 

「ほう、なるほど。私は良い人に見えるか。実に興味深い見解だけど」

 

パイセン特有の〜けど。が何回も聞けて歓喜で発狂もんです。助かります。

 

しっかり目を見て話せよワイ。お胸に目がいったらくたばると思え。

 

「ああ、自己紹介が遅れた。私は雲川芹亜だ。よろしく」

 

そう言いながら、パイセンは右手を差し出してきた。それに応える様にワイは握手をする。

 

「はい!ワイの名前は村山修司です!よろしくオナシャス!パイセン!」

 

「結局パイセンなのか?まあいいけど」

 

そう言うと、パイセンはニコリと笑いながらワイの顔をじっと見てきた。ち、近いです。ご尊顔を見せ付けないでください限界化しちゃいます

 

「・・・・・うん。全体的に破天荒。そして何より・・・流石、あの少年の親友なだけはある」

 

「え?ああ、はい!なんか分かんないですけどありがとうございます!」

 

なんっか分かんないけどめっちゃ褒められたゾイ。 もしかして今ので何か読み取られたんか?まじ・・?んで、『少年』に関しては十中八九、親友の事やろな。

 

パイセンに無血開城された人(上条当麻)、ワイを助けて・・・

 

 

その後、ワイとパイセンは空き教室の端に積まれていた椅子を使い、座りながら雑談を交わした。ここに連れてきた理由を聞くと『確実に邪魔されない場所で会話したかった』とのことらしい。

 

因みに「今、自習とはいえ授業中なんですよね〜」と軽く戻りたいという意志を込めながら言ったら、「今が授業中なんて百も承知だけど?」と返されました。・・・今日がワイの命日か?

 

 

暫くすると、まるで会話と言うよりはインタビューのようなものが始まった。

 

 

「よくお前は絡まれるらしいが大丈夫か?」

 

「え、あ、はい!大丈夫です!日常茶飯事です!」

 

「日常茶飯事・・・相当だな。そんなに恨みを買う様な事をしているのか?とてもそうには見えないけど」

 

「まあ・・その・・・自分を倒したら賞金が貰えるとか言う根も葉もない噂が少なからず立ってまして、それを信じてる人たちの犯行かと・・」

 

「・・なるほどな。お前も苦労するな・・何かあったら言ってくれ」

 

「は、はい!ありがとうございます!」

 

なんて優しい人なんだ雲川パイセンは!やっぱ怖いなんて嘘やな!一生ついていくぜ!(手のひらドリル)

 

「よし、次の質問だ。・・・愛人が666人いるそうだが?」

 

急な爆弾投下である。なんなんすかその質問は!?

 

「ファ!?誰が言ってましたそれ?」

 

「聞いているのはそういう事じゃ無いけど。居るのか、居ないのかだ」

 

え?何かすごい怖い目・・・

 

「い、居ないです!」

 

「本当に?」

 

「本当です!」

 

「嘘だったら針千本飲ますけど」

 

「ガチです!マジです!真実です!trueです!」

 

やべぇ!この人はやると言ったらやる人や!いや、そもそも愛人666人居るなんて普通嘘って分かるじゃないっすかあ!?

 

「よかった。高校生ながらそんな事をしているとあれば私だって見逃せない。お前もそう思うだろう?」

 

「はい!間違いないですねぇ!」

 

「・・・・・・」

 

しっかり返答したつもりだが、またもやパイセンにジッとした目を向けられる。た、たすけて当麻。目線だけで転がされそう。

 

 

「お前流の危険人物の見分け方は?」

 

「ああ〜・・首筋噛んだり、青龍刀振り回したり、えげつない握力で腕を掴んだりしない方ですかね・・・後、人の弱みを握って何かを強要したりする方とか、やっぱそういう方とは出来るだけ離れた方がいいと思います」

 

・・・あ・・・

 

「あ、あああ!!!えっと・・・ハハ!冗談です!やっぱりポイ捨てする人は危険人物ですかねぇ!」

 

反応は・・無いッ!首筋も、痛くない!だ、大丈夫か!?あ、危ねぇ・・・ああ〜・・良かった。もし見られていたらと考えると・・・恐ろしい。

 

「・・・・・」

 

「パイセン?」

 

雲川パイセンが足を組みながら顎に手を当てて何か悩んでいる様子。・・・お美しい。自分ルパンダイブいいっすか?(やべー奴)

 

「お前は中々刺激的な毎日を過ごしてるんだな」

 

「ま、まあ自分で言うのも難ですけど、刺激的っちゃ刺激的ですね(遠い目)」

 

今思い返せばパンチのきいた毎日を過ごして来たワイ。パンチが効き過ぎた生活の果てに、いつのまにか安心して熟睡することもできなくなったんだよなぁ(物理)

 

 

てか、雲川パイセンともあろう人が、何か核心に迫る様な質問をしてこなかったな。正直、この空き教室に連れてこられた瞬間、全部白状しなゃならんと思ってたのに・・・もしかしてただ純粋にワイと会話したかっただけとか?・・・流石に自意識過剰すぎやなワイは。

 

まあ、何はともあれ一番は気にしていた人間性はバレてなくてよかったゾ。もしかしてワイってポーカーフェイス上手い?

 

 

「?そんなに思い詰めた顔をしてどうした?・・・私と会話するのは嫌かな?」

 

パイセンが少し心配した顔でこちらを見る。oh・・・美人すぎる・・・。抑えろ抑えるんや・・・

 

「とんでもないっす!光栄です!こんな素敵で可愛い先輩と会話できるなんて、最高です!」

 

「可愛い?そんな風に褒められたのは初めてだけど」

 

「ええ!?可愛いって言われた事ないんすか!?」

 

いやおかしいべ!パイセンに対して可愛いっていった人おらんのかぁ!?うせやろ!?何してんねんこの世界の男性陣! 失礼ながら欠点を挙げさせてもらうと『興味ない連中に関してはとことん容赦がない』だけやぞ?

 

あ、あれ?これってワイがおかしい?ま、そんな事ねぇべガハハ(末期)

 

 

「はは、お前は面白いな。だが、言っておくけど褒めても何も出ないぞ?・・・まあ、感謝はするけど」

 

「はい!ウェルカムユーアー!」

 

「逆だけど?・・・・・・ふふ」

 

おっと・・・今の『・・ふふ』は国宝。誰か一眼レフ持って来てぇ!

 

 

 

 

 

いやぁ〜雲川パイセンに関して怖いイメージ持ってたけど、杞憂やったな。はぁ〜良かった。まあ、だからと言って今逃げたいか?と言われたら速攻で逃げたいです。はい。

 

そう思った瞬間。パイセンの雰囲気がガラリと変わった。

 

「逃げたら捕まえて縛り上げるけど」

 

悪りぃ、やっぱつれぇわ。口滑ったわ声に出てたわ。

 

どっちかっていうと縛り上げてほしk違う!違う!完っ全に墓穴掘った!

 

縛り上げるはアグレッシブすぎやしないですかね。

 

「は、はは。逃げるわけないじゃないですかぁ。冗談っすよ」

 

いや、乾いた笑いしか出てこないゾ。だって最初に怪しんだりするのが普通ってワイに言ってくれたのに、逃げたら縛り上げるって・・・

 

「それは良かった。・・・うん。・・・今日会話してわかったが、お前は話しやすいな。それに変な期待をしなかった。沢山の人に信用される理由がわかったけど」

 

「ハハ・・・ありがとうございます。・・てか、変な期待だなんて何を期待するんすかぁ〜」

 

「まあ、誰も来ない様な場所だからな。大抵の男は愛の告白をされると期待するんじゃ無いか?知らないけど」

 

告白ぅ〜?期待だぁ〜?こんにゃろう。どいつもコイツもワイを人畜無害の聖人みたいに言いますけれどもねぇ!現にパイセンの脅威的な胸囲のせいで、理性が壊れそうなんじゃい!

 

神秘を見せるな!陰茎が苛立つ!(自動字幕マフティー)

 

読めないな・・・ああ、すまない。今の発言は忘れてくれ」

 

「・・・うっす!わかりましたぁ!」

 

?なんか小声で言ってたような・・・。

 

「パイセン!えっと・・・名残惜しいんですけど、そろそろ教室に戻ってもいいでしょうか?」

 

頼みます。もう許して・・・人間性がバレて、全世界に発信されて実験用モルモットにされて、そのままくたばったら隠世行って、そのうち隠世も壊されて、はいグッバイ。なーんて事になったら・・・

 

「・・・・・・・・・そうだな、つい話し込んでしまった。今日はありがとう。もしまた会ったら今度はお前から話してくれると嬉しいけど・・・もしよかったら連絡先を交換しない?」

 

「勿論です!」

 

しやぁぁぁぁあぁぁあぁぁああ!!!!!!!やったぁ!!!!!!!!!!(心の叫び)

 

〜連絡先交換中〜

 

流石パイセンと言うべきか、連絡先交換のスピードがめっちゃ速かった気がする。でも、なんかこうなることわかってた感が否めないんですがそれは・・・き、気のせいやろ!

 

「今日は有意義な会話が出来た。感謝するけど」

 

そういうと、パイセン素敵な笑顔と共に教室のドアを開けて去って行った。

 

う、美しい・・・。それに有意義な会話だなんて・・日本語力たったの5のワイが?完全にパイセンに気遣わせちゃってるやん。

 

「はい!こちらこそありがとうございましたぁ!」

 

パイセンの連絡先かぁ・・・最高やで。

 

まさかの雲川パイセンの接触に驚きを禁じ得なかったが、何とかなった。おそらく人間性はバレなかったはず。バレてたら多分、速攻で黒づくめの人達に囲まれて、山に埋められてる。

 

よし、出来るだけ早めにクラスに戻るべ。

 

 

ピロリンっ!

 

 

すると、突然着信音が鳴り響いた。あれマナーモードになってなかったっけ?

 

マナーモードをオンにし、学校が終わってからメールの返信をしようと思ったが、送信相手はなんと先程去っていったばかりの雲川パイセン。どうしても気になってしまい見てみると────

 

『言い忘れてたけど、道端でもし出会ったらUターンせずにしっかり話しかけに来てくれ。もし避けられたら泣くけど?」

 

 

( ゚д゚)

 

─────────────────

 

村山修司は教室の扉をガラッと開ける。その音に全員が反応してこちらに振り向いた。

 

「ワイ、ただいま帰還しました!」

 

「うん。お疲れさん。ほんで、先生に何言われたんや?」

 

ブラザーがそう問いかけてくる。

 

あ、そうだった。辻褄合わせをば。

 

「え、まあ最近頑張ってるからこの調子で頼む的な事を言われたゾ。それに対してワイは「皆のお手本になるように頑張ります(キリッ)!」って言うときました」

 

一番ありそうな、納得してもらえそうな嘘を言い放つ。これで誰も疑わない筈。

 

「・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

すると、上条、青ピ、土御門の3人が急に後ろを向いて作戦会議の様なものを始めた。

 

疑問に思っていると、作戦会議が終わったのか青ピがワイの前に立ち、皆に聞こえるような形で言葉を放った。

 

「ムラチンッ!暇な時また(・・)一緒にナンパしに行こうヤァ!!(暗黒微笑)」

 

「「ククク・・・」」

 

上条、土御門が邪悪に笑った。

 

こんのやろうっっ!!!!!!!!何考えてやがるッ!!!!ドス黒い悪だこいつらッッ!!!!一体なんのためにその件を大声で言う必要があるッ!?

 

「ふ、ふざけるなぁ!ふざけるなぁ!馬鹿野郎!!!」

 

マジでぇぇぇえ!!ねぇ〜誰か起源弾持って来て?魔術回路とか関係なしにトンプソン コンテンダーでヤったるわコイツら

 

「悪いな、村山。これ以上補習仲間を失うわけにはいかないんだ」

 

「ムラチン、俺らはズッ友やろ?」

 

「いつだって仲良しこよしの俺たちだぜい?ん・・・・?これを他クラスに広めない代わりに一緒に補修の日は学校に来る?やっぱり優・等・生は違うにゃ〜」

 

こんの野郎!!ぐぬぬぬ。これは提案じゃなく、脅迫じゃねぇか・・・それに・・どう足掻こうとナンパしたのは事実・・。

 

「ワカリマシタ。ワイタチハ、ズットモデス・・・」

 

 

すると、先程から半端じゃない威圧を出しながらこっちを睨んでいる女性が口を開いた。

 

 

「村山修司・・・・貴様、否定しないという事は事実なんだな?」

 

「・・・うっす」

 

「こっちに来なさい。どつくから」

 

吹寄さんがドスの効いた声でそう言った。

 

「それ言われていく人がいると思いますかねぇ!?」

 

「村山、今から・・ゲンコツ・・する」

 

「姫神さんッ!?」

 

「チョッチョッちょっと待ってくださいっ!待って!!助けて!待ってください!お願いしますぅ!!アアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

 

〜時間経過中〜

 

 

ズダボコにされた後、青ピがナンパ事件のことを伏せるところは伏せて説明してくれました。なんとか納得してくれたのか吹寄さんや、姫神さんは渋々許してくれました。

 

 

その後は、しっかり切り替えて最後まで真面目に授業を受けました(此処で切り替えて真面目に授業を受けなければ転がされると思った)

 

 

現在は帰りのHRが終わったところ。周りを見渡せばサッと帰る者、友達と喋る者、遊びに出かける者。各々が自身のしたい様に行動しています。

 

うーん。良いものですな。元の世界にいた時は考えもしなかったけど、あの何気無い日常こそが宝物だったんやな

 

「やる事ないし、やること思い付くまで学校に居ようかな」

 

やる事・・・えっと、あ!らっこちゃんの件・・・・・。

 

スマホを取り出し、メッセージを打つ。 うん?学校でスマホ使って良いんかって?なんか帰りのHR終わったらスマホ使ってるの見つかっても、何も言われないっていう暗黙のルールがあるんよな。

 

「えっと・・・『土日なら空いてますので、もしご予定がなかったら、どこか一緒に行きませんか』っと、よし!これで良いんジャマイカ!?」

 

打ち終わり、スマホをポケットにしまおうとした瞬間。スマホを持ってる手に振動が伝わってきた。ま、まさか

 

『えへへ、連絡待ってましたよ!これはもう親友を超えた大親友ですよね!?村山さんが決めた所ならどこでも良いです!私も土日なら予定があいて・・・何を犠牲にしても空けさせてみせます!』

 

『い、いや難しいなら全然断ってくれても大丈夫ですからね!?無理はしないでくださいねぇ!?』

 

既読が速すぎぃ!すぐ返してくれるのは嬉しいけど、スマホ越しに凄い圧を感じたゾ。だ、大丈夫ですよねぇ!?

 

 

─────────────────

 

 

 

冷酷で、残忍で、非道。 紳士で、懐が深く、寛容。矛盾が過ぎる噂の数々。

 

百聞は一見にしかずというから接触してみたけど・・・うーん、読めないな。鎌をかけても動じない。表情を見ても読み取れない。精神状態も何もかもが分からない。プロフィールを見てもおかしな点は何もなかった。あの男は一体何者なんだろうか。

 

まず、気になるのは常人よりも高い身体の耐久力。加えてあの少年と同じ、あのムカつく第五位の能力が効かない事。

 

謎、謎で埋め尽くされている。村山修司という男は決して悪い人間ではないと分かるが、謎が多すぎる。密かに、科学者が今一番解剖したい人間、第一位に選ばれる事はある。

 

でも、何処かの噂だったか、あの男が『生きる精神安定剤』と言われる理由がよくわかった。底無しに優しく、真摯な態度、ノリが良く何でも受け入れる。恐ろしい天性の性格だった。・・・まあ、それが知れただけでも良かったけど。

 

 

 

雲川芹亜は、帰路につきながらそう思うのだった。

 

 

───────────────────

 

現在は夜。

 

明るい時よりも、また違った良さが出るこの学園都市を、1人のサイコパスなレベル0が歩いていた。

 

「夜ですかぁ〜良いですねぇ!う〜ん。素晴らしく綺麗だな。この街は」

 

今ウキウキなのには理由があります。何と、学校終わりに家(病院)に帰ると、お医者様直々に退院の許可が出た。

 

ん?1週間経ってたか?まぁ良いや。お世話なりました!お医者様!

 

そして大悪魔さんとの楽しい楽しい通話()はもう終えております

 

 

ということで、今は病院に置いてあった私物を持って夜の街を散歩中。すぐ家に帰るよりどうせならブラブラしたいなと思ったのでそうしています。こんなのが吹寄さんや先生方にバレれば説教待ったなしやなぁ・・・しかし!ただ、ブラブラしているわけではありません!

 

何と先程、「リハビリにはァ。ちょうど良いかァ」という一方さんの声が何処からか聞こえました。なんか愉快な声色でとても楽しそうだったので今、全速力で探してるんですよねぇ!(好奇心の鬼)

 

「一方さぁぁん!ドコォ!?」

 

叫びを一声上げるが反応はない。なんだよ〜。一方さんと夜の街を一緒にブラブラしたかったのに・・・変な意味じゃないゾ?

 

 

バコン!!

 

 

「なんぞ!?」

 

突然、目の前の工場から爆発音がした。ファ!?な、何で?

 

「や、と、とりあえず人命救助するべ!」

 

ど、どうする!?頭からバケツいっぱいの水浴びて特攻したほうがええか!?←IQ3

 

「ちょ、ちょっと待っててくださいねぇ!今からお水被ってくるんで!」

 

 

───────────────────

 

 

「チッ!・・・もう終わりかよ」

 

一方通行は、エステルと禍斗を襲った謎の集団4人を片付けた。思いの外呆気なく終わり、リハビリにもならない事に少し苛立ちを覚えた。

 

「アクセラレータ!」

 

エステルが和かに笑いかける。

 

 

そして数分後、襲ってきた4人の手当をエステルは始めた。

 

「何してやがンだ。恩を感じるような連中じゃねェぞ」

 

「この子達もあなたに負かされてきっと反省している」

 

「なわけねェだろ」

 

「あのままだったらいつかは命を落としていた。・・・やはりあなたは凄い!その力で、人を死から救っている」

 

「俺は目障りな奴を潰しただけだ」

 

「この子達を見れば分かる。ダメージを与えても、命を奪うような攻撃をしていない。一見粗野で破天荒な態度をとっているが、その結果人を助けている。わ、私はそうとすら思えてきている」

 

エステルは俯きながらも自身の意思を伝えた。

 

「勝手に思えてきてんじゃねェよ」

「やはり!貴方しかいない!」

 

そう言ってエステルはアクセラレータに近づいた。

 

「あァ?」

 

「あっあの・・わっ私の・・・師匠になってくれ!」

 

「はぁァ?わけわかんねェ。そういう事は、あのバカの村山とやりやがれェ。アイツなら3秒で承諾してくれンだろ」

 

 

「喰らえやあ!」

 

「ゴハァ!」

 

突然、2人の声が聞こえたと思うと、工場に入る途中に制圧した筈のDAの兵士が吹き飛んできた。

 

そして暗がりの中から歩いて来たのは、ここに居るはずのない人間だった。

 

「村山!?」

 

エステルは思い掛けない人の登場に叫ぶ。

 

ご主人様(アドナイ)どうされましたか?」

 

禍斗がエステルの声に驚き身構える。

 

「アレェ!?一方さんとエステルさんと・・・謎の美人さん?」

 

「村山!?どうして此処に!?」

 

「村山?彼がご主人様が言っていた男・・・」

 

「えっと、色々伺いたいことはあるけど取り敢えず。一歩通行様並びにエステル様この度は本当に申し訳ございませんでした。付きましては謝礼として高級ポルシェをですね。あ、焼肉パーティの方が良かったですかね?」

 

 

「こいつマジでわけわかんねェ・・・」

 

一方通行は、神出鬼没で行動が予測不可能な男に頭を抱えた。

 

 

───────────────────

 

朗報、ワイ、お二人方に嫌われたわけではなかった。エステルさんが病院で『関わらないでくれ』と言ったのは自分の事情にできるだけ巻き込みたくなかったそうです。それを聞いてワイは・・・

 

「エステルさぁぁん!」

 

なんといい歳こいてエステルさんに抱きついてしまったのである。

 

「・・・っ!村山!?な、何してるんだ!・・・抱き着きたいのなら一言いっt「は!?す、すいません!」

 

勢いよくワイは離れる。やばい勢いに任せて抱きついてしまった。

 

恐る恐る後ろを向くと、一方さんが携帯を持ちながらニコニコしている。

 

「おい村山ァ。今からポリ公呼ぶからそこで待ってろ」

 

「ちょっと勘弁してくださいッッ!一方さん!!」

 

 




村山くんってチーズバーガー好きらしいよ
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