マッドでヤベーイやつにしか変身できないんだが 外伝   作:ジューク

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どうも皆さん、ジュークです。
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東京皇国のゴーストライダー ID:hElbA1K315
のストーリーとなっています!
それでは、どうぞ!


東京皇国のゴーストライダー ID:hElbA1K315
第壱話『裁炎の骸』


 

 

 

 人の死因にも、色々あります。

 

 

 老衰、自殺、病死…科学的な死から不可思議な死まで、人の産まれ方より遥かに多い種類が。

 

 

 しかし、今この世界において最も多い死因は…

 

 

 

 

焼死(DEATH BY FIRE)です。
 

 

 

 

 

⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
 

 

 

 

 拝啓、向こうで今も農家を営んでいるであろう父様、母様。

 

 死んだ身で(・・・・・)厚かましいですが、今一度お願い事があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何ダァてメぇハァ!!?」

 

 

「ほ、焔ビトがもう一体…!?」

 

 

 今の自分を、助けてクレメンス。

 

 

 

⚫⚪⚫⚪⚫⚪⚫⚪
 

 

 

 そもそも、生前の私は日本の山奥…とまでは行かずとも、やや都会寄りの田舎ともいうべき地域の農家の出でした。高速や鉄道へのアクセスもそれなりに良く、それでいて自然豊かな所で、果物を中心とした農家をしていました。

 

 

 そして私はと言うと、農家の手伝いこそしていましたが、テレビでやっていた世界中の格闘家による総合勝ち抜きバトルロワイヤルという、全く異なる格闘技を極めた格闘家同士が試合をすれば、どの格闘技を極めた者が頂点に立つのか、というコンセプトの番組を一目して、その中で繰り出される数々の武術の美しさに一目惚れ、大学卒業後は各国の武術、格闘技を巡る独り旅に出ました。

 

 

 親は「やりたいようにやってこい!」とおおらかな言葉で送り出してくれましたよ。今考えるとその土地でやってた大会とかで優勝したりして貰った賞金の半分くらいを仕送りしたりぐらいしか大学卒業後は孝行できてなかったなぁ…

 

 

 でも、まさか土砂崩れに巻き込まれてそのまま死んでしまうとは…まぁでも、岩盤をなんとか支えて逃がしたあの一家、助かったろうか…

 

 

 いや、今はこの謎過ぎる状況を何とかせねば。

 

 まずは人助けだ。

 

 

「はぁっ!!」

 

「ぶへッ!?」

 

 

 初手は開幕ドロップキック。おそらく裁判官と思われる人を燃やそうとしている発火ゾンビの横っ腹に重たいのが入った。そのまま発火ゾンビを吹っ飛ばし、すぐさま裁判官と発火ゾンビの間に割り入り、左足を前、右足を右斜め後ろに、腰を深く落とし、左手はいつでも掴みからの投げ技をできるように開け、右手は中指だけを根本の関節に軽く当てながら、ゆったりとした握り拳を作る戦闘態勢に入る。

 

 

「今すぐ逃げてください!ここがどこなのかはわかりませんが、奴の近くにいるのは危険です!」

 

「は、はいぃ!!」

 

「…!くっ!!」

 

 

 慌てて逃げようとする裁判官の方へ、先ほど発火ゾンビを吹き飛ばした方から炎のロープのようなものが一直線に延びていく。咄嗟にそれを掴み、すぐさま右腕に巻きつけて手繰り寄せながら追加で顎へ飛び膝蹴りをかます。

 

 

「オげっ!?こンのぉ!!」

 

「舐める、なッ!!(こんな狭い空間で戦うのは分が悪い!まず外に出て仕切り直さないと!)」

 

 

 そのまま相手が飛ばしてきた炎のロープを使って、外の方へ誘導しながら格闘戦を繰り返し、やがて二人(?)は裁判所の扉を破りながら外へ転がり出た。

 

 

「ウッとうしィ!!てメぇ、焔ビトだろォが!なんで俺ヲ殴ルんだヨ、アぁ!?」

 

「『焔ビト』…それがお前の名か………ん?」

 

 

 ちょっと待て、今コイツ何て言った?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 てメぇ(・・・)、焔ビトだろ…?

 

 

 てか、よく見たら手が燃えて骨…あれ?

 

 

 それによく見たら、いつの間にか着ていた黒いライダースも、身体に巻かれてる鎖も同じ炎で…

 

 

「燃えてェェェェ!!!?」

 

「ゴふェええぇぇ!!?」

 

 

 

 次の瞬間、私の目の前で発火ゾンビ…焔ビトは、いきなり飛んできた少年のキックをくらって、少年の上に乗っていた金髪の少年と一緒にゴロゴロと地面をローリングしていった。更に起き上がった焔ビトは、金髪の少年の裏拳をくらって更に後ろへ吹き飛ばされる。

 

 

「えぇ…?」

 

 

 目の前で起きた出来事に目を疑って、ごしごしと目を擦る。そして改めてその手や足、身体を見ると、私は全身を黒の生地に銀色の装飾を施したライダースを身に纏い、その上から炎上していた(・・・・・・)

 

 

「でも、これどっかで見たことあるような…あ」

 

 

 そうだ、思い出した。たしか、アメリカのTS○TAYAみたいな店のDVDコーナーにあった、洋画の…たしかタイトルは…

 

 

「『ゴーストライダー』…?って危なッ、い!」

 

 

 そう呟いていると、突然左から蹴りが飛んでくるので、反射的に足を両手で掴んでそのまま左手を上に両手斧を振り下ろすような形で投げ飛ばす。蹴りを入れようとした張本人…黒髪の少年は投げ技にこそ驚いたようだが、すぐに着地し、足から炎を吹き出して構える。

 

 

「どちら様ですか…!?」

 

「第8特殊消防隊だ!!焔ビト!」

 

「…消防隊?今時の消防隊って、火を足から出すんですか?えっと…一応お聞きしたいんですが、どこのどういった流派なのかお教えいただければ嬉しいんですけど…」

 

「ハァ……!?」

 

「あ、自分、昔から武術が好きでして。できればお教えいただけると幸いなんですが………あ、あと先ほどから仰られている『焔ビト』についてもお教えいただけると嬉しいんですが…焔ビトって何ですか?」

 

「お前、焔ビトなんだろ!?なんで焔ビトが焔ビトのことを知りたがるんだ!?」

 

「いやあの、一応私も自分の今の見た目とか、この状況に混乱してまして…えっと、焔ビトって、燃えてる以外に何か特徴みたいなのはありますか?もしかしたら、それで判別できるかもしれませんし」

 

「…じゃあ、核はどこだ」

 

「核………?核と言うと……心臓みたいなもので良いんですかね?えっと…あれ?私これ心臓あるんですか?」

 

一応ライダースの中の身体(身体と言っても実際は骨だけだが)をまさぐって、胸骨の裏側などに手を突っ込むが、核のような固体物は骨以外見つからなかった。

 

 

「…まさか、核が無いのか…!?じゃあお前、なんで生きてるんだよ!?」

 

「いや~、なんでと言われましても…少なくとも自分とアレを一緒にされるのは酷いですよ。まず私、人を殺したこととかありませんし」

 

「はぁ…?」

 

「…あと、あちらのお仲間さん、助けた方が良いのでは?」

 

「あぁ、アイツは大丈…」

 

 

「『プスプス・コメット』!」
 

 

「!避けて!!」

 

「うぉっ!?」

 

 

 ゴーストライダーは咄嗟に少年を突き飛ばして間を空けると、そこを特大の人魂のような炎が通り過ぎ…焔ビトの正拳突きで消滅した。

 

 

「プスプス・コメットさ~ん!?」

「け、怪我は無いですか!?」

 

「…あ、ハイ!」

 

「危ないですよお姉さん!!仲間を巻き込む勢いでしたよ今の!私はまだしも、彼に当たってたらどうするつもりだったんですか!?」

 

「え!?え、えと…す、すみません…」

 

「私じゃなくて、彼に謝ってあげてください!」

 

「ご、ごめんね森羅くん…」

 

「………もしかして、良い人…?」

 

 

 血相を変えて、女性…茉希に詰め寄り、なぜか説教を始めたのを見て、少年…森羅は頭に疑問符を浮かべていた。

 

 

「本当に喋っているな…自我が残っているのか」

 

「生への執着や意思が強いと、生前の性質が残りますが、あそこまでのは………おい森羅。そして茉希。お前たち何をしている…!」

 

 

 そこへ、茉希と同じ服装をした二人組の男がやって来たのを見て、ゴーストライダーはズンズンと歩み寄る。

 

 

「貴方たちが彼女の上司ですね!?彼女にはどういう教育してるんですか!?彼女が飛ばした火、危うく彼も巻き添えになるところでしたよ!!?私に飛ばすのは…まぁ、こんな見た目だから飛ばされてもおかしくないかもですけど、彼に当たってたらどうするつもりだったんですか!?」

 

「………大隊長。この焔ビト、何か妙です」

 

「そうだな…少なくとも、焔ビトに部下のことで叱られたのは人生で初めての経験だ…名前は?」

 

「名前?名前ですか……ゴストラ、ですかね…?」

 

 

 生前の名前を名乗るのは何だか違うような気がしたので取り敢えずゴーストライダーを略したが、どうやらそれで受け入れられたようだ。

 

 

「ゴストラか…森羅を助けてくれたこと、感謝する」

 

「あぁいえ、自分は人を襲ったりとか、そんなことをするつもりは毛頭無いので。こちらも攻撃をした当事者でもないのに、すみませんね」

 

「いや、部下の責任は俺の監督不行きだ…あと、一応聞きたいんだが…焔ビト…なのか?」

 

「いや、それが自分にもサッパリで…彼が言うには、焔ビトには核があるそうなんですが…私の中に、核ありますか?自分で見ただけだといまいちわからなくて…」

 

 

 そう言ってゴストラはライダースを脱ぐと、男…第8特殊消防隊大隊長の秋樽と、眼鏡の男…中隊長の武久はゴストラの骨と炎だけの身体を観察するが、核らしきものは見つからなかった。

 

 

「…いや、無いな。どうやって生きてるんだ?」

 

「さぁ…その辺りは私にもサッパリでして………ってしまった!!待て!!!」

 

『!?』

 

「遅ェよばァァカ!!!」

 

 

 ゴストラが秋樽たちと話している隙に、焔ビトは見た目相応の跳躍力で逃げていった。

 

 

「森羅!!追え!この中で奴を追えるのはお前だけだ!!」

 

「ッはい!!」

 

「私も追います!奴を逃がしたのは私のせいですので。皆さんが追いつくまで、彼のアシストぐらいはお任せを!」

 

 

 そう言ってゴストラは人差し指と親指を歯だけの口に咥え…高い指笛を鳴らした。

 

 

「!?何を………この音は…?」

 

 

 すると、空の彼方から、両サイドにボンベのようなブースターを付け、ゴストラ同様にタイヤなどが燃えている禍々しいバイク…ヘルバイクが飛んできて、ゴストラの前に着陸した。ゴストラはそれに跨がると、何かの感覚を感じ取った。

 

 

「(これは…知識…?いや、感覚だ。わかる。初めて触れるのに、まるで自分の手足みたいだ。)いきます!」

 

 

 そう言った直後、ボンベ…ヘルアクセラレーターからジェット噴射のように炎が吹き出し、ゴストラは森羅が残した飛行機雲を追って空へ消えていった。

 

 

「…桜備大隊長。奴は何者なんでしょうか」

 

「さぁな。だが…味方なのは間違いなさそうだ」

 

 

 秋樽には、どこか確信めいたものがあった。

 




さて、いかがでしたか?
正直スレ民は皆思いつきの塊だからどうしても稚拙になりがちだと思っている今日この頃です。
では、また次回で。

誰がいい?その2

  • 音速のトレーナー
  • 世界を旅する飛行タイプ使い
  • デトアラのスタンド使い
  • 東京皇国のゴーストライダー
  • 誰でもええわ。それよらブランチ
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