休暇が開ければ再び書類作業の日々だったが、ドラゴンスパインにいるヒルチャールの王を倒してほしいという部下からの要望があったので、俺はドラゴンスパインに足を運んだ
久しぶりに思いっきり体を動かすことができるため、上機嫌で俺はそこへ向かおうとした
だが、部下に「あなたは上官なんですから、こういう荒事に一人で向かおうとしないでください」とお叱りを受けたので、誰か連れて行くことになった
真っ先に雷の蛍術師が手を挙げたが、あいつはまだかなりの量の業務が残っていたのでパスした
あと何人か志願者がいたが、一人だけでいいので誰にするかと悩んでいると
おずおずと、手がもう一つ上がった
そいつは確か氷元素の蛍術師だったはず
元ドラゴンスパイン担当だったため、道や地形などをちゃんと知っている
いちいち道などを教えるのが面倒だったため、俺はそいつを選んだ
「え!ほ、本当にいいんですか?」
「ああ、お前ならちゃんと道わかるだろ?道や地形を教える手間が省けて楽なんだよ」
…………そこまで嬉しそうな顔をするものじゃないと思うけどなぁ
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ドラゴンスパインまでやってきた
久しぶりに雪に触れて少しだけテンションが上がる
ドラゴンスパインは寒い
俺は氷元素を使うと、氷元素を体に溜め込んで体が冷えてしまうので本来なら相性が悪い
しかし、俺はこのファデュイに入ってからそのことを説明するとこんな物を作ってくれた
ヒートジャケットというものだ
それは炎の魔眼が組み込まれており、使いたい時に着て好きな温度で体を温められるというものだった
これにより俺の弱点が無くなった
ただ、力は少ないとはいえ魔眼を使うのであまりこういう時以外では使いたくはない
しかし本当に着心地は良いので、ついつい寒いと感じると使ってしまう
今日はドラゴンスパインは寒いし、戦うのでジャケットを持ってきた
「もうそろそろで着くな。準備は大丈夫か?」
「は、はい……..だ、だだ大丈夫だと思います…….!」
なぜか結構ガチガチ
こいつはここに慣れているからと思って連れてきたのだが、大丈夫か?
「本当か?めちゃくちゃガチガチに緊張してるように見えるだけど……..」
「わ、私のことは何も心配しなくても大丈夫です………それより、じょ、上官は平気なんですか?相手はあの『ヒルチャールの王』ですよ?!」
「まあ、俺はそんな奴よりやばいのと対自してきたからなぁ。今更なんだよって感じだな」
こちとら魔神やら七神と戦ってきてるから、ヒルチャールの王なんて特に何も思わない
絶対に戦う順番を間違えた気がする
そんなことを話しながら歩いて行けば段々と見えてきた
俺は槍を構えて氷元素を集め始めた
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