紙束。使い道がほとんどない、あるいはまともに機能しないカードの俗称であり「カードではないただの紙」という蔑称。
そんな紙束をまとめあげる一人の決闘者の話。
そんな紙束をまとめあげる一人の決闘者の話。
むせ返るような安葉巻の煙と、密造ウイスキーの甘ったるい匂い。▼のり弁を食べていたはずのしがない現代のDTMトラックメイカーは、気づけば1920年、冬のニューヨークで目を覚ましていた。▼手元にあるのは47ドルの全財産と、調律の狂った安物のピアノ。そして「イタリア系移民の無名作曲家」という、社会の底辺の肩書きだけだ。▼強欲な出版社にわずかな小銭で曲を買い叩かれ、…
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/連載:20話/更新日時:2026年07月07日(火) 20:03 小説情報