あとがきであります。
二次創作は楽しいなあ~、ネタ書いてもいいんだもん。
前作がごく普通の二次だったので、こういうはっちゃけたのは書いてて無茶苦茶楽しかったです。
そんな訳で、オタ趣味全開の本作品、おかげさまをもちまして完結させることに成功しました。
初めて書いたまどマギSSである本作のきっかけは、久々に「涼宮ハルヒの消失」を見た時に思いつきました。
性格反転した長門有希を見ながら、
『そういや宇宙生命体同士だと淫獣とこいつってどっちが強いんだ?』
そんなしょうもない妄想から、「中二ならマミさんだよね」と長門がキョンに自分の事を言って聞かせるシーンとマミさんをコラボすることを思いつきました。
うん、書いてみよう。
そうして始めた『続かない物語』。当時お気に入りだったあすみんが出るところまででぶった切る予定のコテコテのネタ作品として書き出しました。
ところが、本当に長門を投入した場合、そんな面倒なことしなくても長門がその気になれば淫獣は木端微塵にされてしまうのではないかと思い至りました。それじゃ物語になりません。
よろしい、ならばオリ主だ。
名前は長門の名前を元に有季として、苗字は『鹿目』に近い響きで女性の名前みたいな苗字ということで『香波』としました。座席も近くなるでしょうから話のとかっかりがしやすくなりました。
そんなこんなでまどマギ第1話のおしまいの部分で終わる予定だったこの作品。しかしながら自分でもやけに気に入ってしまったので、思い切って続きに踏み切りました。
各キャラの感想。
・美樹さやか
巷では残念さやかちゃんと言われてますが、私は嫌いじゃないです。上条君とくっつくことはないとされていましたが、無理矢理くっつけるとそれが三十路マミさんワールドへのフラグと言うイメージでいます。
・志筑仁美
NTR系のキャラですが、ババを引いてもらいました。あんまり印象ないですね、この子。
・巴マミ
主人公にとって重要な人物としていろいろ助けに入るキャラとして活躍してもらおうと思ってました。うまく行っていれば幸いです。
・佐倉杏子
万能の杏子と言われているお姉さんですが、本作でも彼女の人間臭い部分を使わせてもらいました。マミさんの次にお気に入りです。友達になりたいタイプですな。
・暁美ほむら
彼女にガンパレの言葉を渡すことがお話の骨子の一つでした。魔堕ちの映画エンドがどうしても許せなかったので、私なりの回答が本作になります。
人気の高いキャラなので料理法が難しかったです。
・インキュベーター
何が楽しいと言えば、こいつをどうやって不幸にしようかとそればかり考えてプロット練ってました。いろいろ考えた結果、あすみんの魔法の餌食になってもらうのが一番味わい深いという結論に至り、本作の背骨が決まりました。他にこういうやっつけ方をした作品があったら残念ですが、我ながらいい味を出したのではないかと思います。
・神名あすみ
実に難しかったあすみ像。キャラが固まらないことこの上ありませんでした。陰険とバイオレンスとは違うんですね。『とめはねっ!』の三輪詩織みたいにしようかとも思いましたが難しい。その辺の『陰険』『陰湿』が上手く出せずに苦労しました。能力などはかなりオリジナルですが、この世界のあすみんと思っていただけましたら幸いです。本当にこの子で一本作ってくれないですかね、シャフトさん。
・鹿目まどか
あまり出番を設けませんでしたが、ちょっと出てくるとリカバリーが大変なので主人公を近づけないように書きました。
すごくいい子だと思いますけど、面倒くさい子だとも思いました。
嫌いではありませんが、いい子すぎちゃう感じです。私の修業不足です。
・主人公
生い立ちは上記のとおり。主人公が魔法少女化しないまどマギSSを目指したので、それがうまく行ってほっとしています。
料理好きの主人公と言うことでいろいろ書きましたが、定番の麻婆豆腐は実在します。
横浜中華街は『景徳鎮』の『四川マーボー豆腐(本場の辛さ)』がそのモチーフです。
私もいろいろ食べましたが、食べ物が兵器だと思ったのはあれが初めてです。
そんなこんなで無事に完結の本作。
ちょっとでも面白いと思っていただけましたら幸いです。
ではまた、いずれどこかで。
BA-MC34
※9/26
一部の方からご意見いただきましたので、HNを従前の物に戻そうと思います。違うジャンルの作品は違う名前で前作のイメージを引きずらずに、と思ってましたがあまりこういうことはしない方がいいみたいですね。反省です。