滅びかけた世界で勇者をやってる主人公が、異世界にぶっ飛ばされて好き勝手生きるお話。

【登場人物】
レックス・ブレイブ
主人公。臓器や筋肉を人工器官に置き換えられた、いわゆる【勇者】。身長178cm、体重125kg(人工器官が重いため)、二十代前半。外見は黒目黒髪で、髪型は雑にカットしたセミロング。体型はやや細身の筋肉質。十代後半に【勇者】にされてから外見の変化はない。人工器官に置き換えられていない脳の寿命が来て死ぬまで、この見た目を維持できる。
幼少期、生きるに困って盗みをして捕まり、それ以降【勇者】の素体となるために施設に拘束され生きてきた。そのため、未来に希望を持たないシニカルな性格をしている。
【勇者】としては、これ以上改造できるところがないレベルで人工器官に置き換えられている、人類最高戦力の一つ。

ALICE(アリス)
レックスの脳内視床下部に植え付けられた、マイクロチップに搭載されたAIが生み出した疑似人格。メンテナンスの都合上、AIが生み出す疑似人格は差異を持たないはずが、アリスは何らかのエラーかバグのせいで、幼い少女の人格を持って生まれた(本来は20代ほどの成人女性の人格が形成される)。更に、オーナーであるレックスの指示を無視して動くなど、レックスの頭痛の種となっている。性格はレックスとは違ってオプティミスト。

【用語解説】
【勇者】
主に人体改造を受け、人類を滅ぼす【怪物】と戦う使命を帯びたサイボーグのこと。【勇者】になった人間は、基本的に本名を捨て、識別番号で呼ばれる。レックスの識別番号は【LX-4】で、名前は識別番号の捩り。識別番号はアルファベットの一桁目がサイボーグとしてのコンセプト、二桁目が生産ライン、数字がその組み合わせで何番目に造られた【勇者】であるかを示す。
【勇者】はそのサイボーグ化の度合によって強度1〜5に分類される。体の8割以上がサイボーグ化されると強度5の分類を受け、名実共に人類の決戦兵器となる。

【怪物】
人類に敵対的な人工生命体。先史文明が生み出し、永久凍土に封印していたが、調査隊により地上に解き放たれた。単為生殖を短期間で繰り返し、爆発的な速度で進化増殖する。個体にはいくつかのパターンがあり、それぞれチェスの駒に当てはめて分類がされている。最弱の《ポーン》ですら【勇者】でなければ相手にもならない。現在、世界の8割が【怪物】によって制圧済。