TS転生セシリアが『原初』のリンクスになるようです   作:相川翔太

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お疲れ様です。

年明けから、多忙やらなにやらでメンタルが弱まり、こんなに投稿が遅くなってしまいました。

申し訳ありません!!


模擬戦に向けて②

「あ!?い、一夏くん!?」

 

「ど、どうしたの?」

 

「な、何か用?私達、別に一夏くんに…」

 

突然の一夏のエントリーに俺の周りにいた生徒達が狼狽える。

 

いや、狼狽えてるって言うよりも一夏を怖がってる感じだよなぁ、コレ…。

 

それはまぁ仕方ない。

 

みんなは一夏のことあんま知らないからね?

 

今はちょ~っと捻くれちゃってるけども根っこは良いヤツって分かればもうちょい違うんだろうけどさ。

 

そういうわけで、俺はみんなに“一夏は怖くない”と分かってもらえるように努めて一夏に明るく話しかけることにする。

 

「一夏さん、どうしましたか?」

 

「あ、うん。さっきの授業で分からないところがあったから教えてもらおうと思って…。ほら、昨日、セシリアが分からないところがあったら教えてくれるって言ってたから…」

 

うんうん、いいね!すぐに行動できる一夏は偉い、偉いよ!

 

 

あっ!良いこと思いついた!!

 

 

俺の周りにいるみんなに“みんなもどう?”って誘えば一夏のことをみんなに知って貰える良い機会になるかもしれない!

 

「もちろんいいですよ。あ、皆さんは大丈夫ですか?もしよろしければご一緒に…」

 

俺がそう言ったところで…。

 

 

 

 

 

「いや、出来ればセシリアと二人がいいんだけど」

 

 

 

 

 

――おっとぉ!?

 

 

 

 

 

一夏の“二人がいい”発言に俺は声にこそ出さないが驚く。

 

「「「えっ!?」」」

 

当然みんなも驚く。

 

そして一瞬の間をおくと…。

 

「あ、わ、私は大丈夫!」

 

「う、うん!私も!」

 

「二人の邪魔になっちゃったら悪いからまた今度ね!」

 

そう言ってみんなはサーッと擬音が聞こえる様に足早に去っていってしまった。

 

ありゃりゃ…。行っちゃた……。

 

てか、俺と二人がいいって一夏が言い出したとはいえ、今のみんなの反応は一夏が傷ついたんじゃないか?

 

俺がそう思ったところで一夏が口を開いた。

 

「セシリア、いいか?」

 

「あ、すみません、一夏さん。大丈夫ですよ。えっと、どこでしょうか?」

 

「ここなんだけど…」

 

「あ、はい。ここはですね…」

 

一夏に教えながら様子を窺う。

 

う~ん…。一夏の感じからして平気っぽい?、とは思う…。

 

まぁ、流石に「さっきの傷ついた?」って聞くわけにもいかないし、とりあえず大丈夫ってことにしておこう。そうしよう。

 

 

でも、なんで一夏は…

 

 

 

 

 

――俺と二人がいいって言ったんだろう?

 

 

 

 

 

もしかしてだけど……。

 

 

 

 

 

とある理由を俺は思いついたが、勘違いだったらなんか恥ずかしいし、今指摘することでもないので口には出さず一夏に勉強を教えるのだった。

 

 

 

 

 

 

やって来ました、昼休み!!

 

 

「一夏さんありがとうございました」

 

 

俺は昼食と今日からの方針を話し合うためにやって来た学園の屋上で一夏と向かい合わせに座りながら開口一番にそう言った。

 

「え、俺、なにもやってないんだけど…」

 

俺の突然の感謝の言葉に一夏が不思議そうに言うが、俺はちゃ~んと分かっているのだ。

 

「謙遜しなくてもいいんですよ?一夏さんは私に勉強を教えて欲しかったのも事実でしょうけど私がクラスの皆さんに質問攻めされないように助けてくれたんですよね?本当にありがとうございます」

 

そうなのだ。

 

一夏が俺と二人~、って言った理由を考えていて、始めは確信が持てなかったんだけど、三限目が終わったあとの休憩時間に分かったんだ。

 

休憩時間になってクラスのみんながまた来るかな~とか思ってたらみんなより先に一夏が再び授業で分からないところがあったので教えてほしいと俺の元へやってきたのだ。

 

俺はもちろんOKしたのだが、ふと周りを見ると一部の生徒達が“しまった”というような顔をしていた。

 

恐らく、俺にいろいろ質問したかったのだろうけど、一夏が俺の側にいたため躊躇したのだと思う。

 

それでも諦め切れないといった感じの生徒も中にはいたようだったがその時、一瞬ではあるが一夏が“ギロッ!”っと擬音が聞こえるような感じで睨むと完全に諦めたようだった。

 

 

この時に俺は確信したのだ。

 

 

一夏は質問攻めでしんどそうにしていた俺を助けてくれたのだと(まぁ、一夏が憎まれ役になっちゃう可能性があるからそこまで(睨んだり)しなくていいよとも思ったのだが…)

 

さて、俺の言葉に対して一夏は…。

 

 

「い、いや!?違うから!!そういうのじゃないから!?あれは、ほら、あれ!あれだから!?」

 

 

 

 

 

――分かりやすいくらい動揺していた。

 

 

 

 

 

分かりやすッ!!それにあれってどれだよ…。

 

と俺は思ったがそれを口にするのは野暮と言うものだろう。

 

「ふふ。ならそういうことにしておきますね?」

 

「そう!そうだから!!それよりもほら、方針を話し合うんだろ?時間もそんなにないし、そっちにしよう、そっちに!!」

 

 

お、おう…。

 

 

「そ、そうですね。では、まずは…」

 

 

あまりの一夏の勢いに若干引きながらも俺は今日からの方針について一夏に話し始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

そのあと一夏が使用する機体を学園にある機種の内どれにするかや、俺が一夏に教導する予定の内容などを昼食を二人で食べながら話した。

 

途中、俺の栄養食が気になったらしい一夏に一口あげたら口に合わなかったらしく、口直しにカレーパンを食べようとしたところで事件が発生。

 

「おわッ!?」

 

「だ、大丈夫ですか、一夏さん!?」

 

 

一瞬で俺達の間を通りすぎた黒い影。

 

 

なんと一羽の鴉が一夏が食べようとしたカレーパンを奪っていったのだ。

 

「あ、ああ。少し驚いたけど大丈夫…。クソ、泥棒鴉め、俺のパンを…」

 

パンを奪われた一夏が恨めしそうにそう言ったかと思うと何かに気付いた様な顔をした。

 

ん?どしたん?

 

「あ、そう言えば、鴉で思いだしたんだけど、イギリスだとロンドン塔で鴉が飼われてるんだったけか…。セシリア、なんで鴉なんて飼ってるんだ?別に珍しい鳥でもないのに…」

 

お、良い質問ですねぇ。

 

「ふふ、良い質問ですね一夏さん?ロンドン塔の鴉はですね、ただの鴉じゃないんですよ?」

 

「?、ただの鴉じゃない?」

 

「はい。一夏さんの知っている鴉は英名で『クロウ』と呼ばれるものなんですがロンドン塔にいるのは普通の鴉よりも高く、遠くへ飛ぶことのできる――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――『レイヴン(ワタリガラス)』と言う、すごい鴉なんですよ?

 

 

 

 

 




う~ん、短い!!

申し訳ありません!!

次話はもっと字数を増やせるようにがんばります!!

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