サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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Zwei 《ツヴァイ》ep50「異界(ワンダーワールド)」

アリスの中……そこは不思議の国の森で、涼の姿をした何かと対峙する隼人であった。

騎士<ナイト>は隼人にここはアリスの世界だと注意を促していく。

 

 

【我らが母たる"アリス"の心を映す「不思議の国」にして外界を映し出す「鏡の国」!

 覚えている…我らARMSはこの世界で生まれたのだ!!】

 

 

涼の姿をしたものは、牙をむき出しにして笑い、隼人に襲い掛かってくる!!

こんなところでも涼と闘わなくてはならないのか、隼人の心に迷いが生じるが…そこに颯爽と救い主がやってくる。

 

 

「隼人君、目を覚まして!」

 

 

その時、突然放たれた突風に涼の姿をしたものは紙切れのように千切れてしまった。

 

 

「だまされちゃだめだよ! 

 それは高槻君じゃない!! 

 高槻君の"影"だ!!」

 

 

帰ってきた武士…白兎<ホワイトラビット>の姿を確認しや隼人の表情は喜びに変わった。

だが次の瞬間、衝撃を受ける一同だった!!

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

ユーモラスで丸みのある巨人達がいた……アーカムが遺跡を守る世界で存在する黄巾力士だ。

それは異様な光景だった。

 

杭を打ち込み———

土を掘り———

道を拓き———

そして———

黄巾力士達はどこまでも働き続けた。

 

 

「ヨイサヨイサ!ヨイサヨイサ!」

「なんだよ……アリスの世界はこんなヘンテコだったのか!?」

【否……!我も見たことはない!!】

 

 

隼人が困惑したが、それ以上に騎士も困惑した。

武士、白兎、アリスも困惑していた。

 

 

「え、私……知らない」

【黒いアリスが作り出した……のか?】

「でも、不思議の国のアリスにいたのかなぁ……?」

 

 

その疑問を回答する存在が現れた。

ロードスの巨人……いや<ヒポグリフ>が地面から現れた。

 

 

『これは私がジャバウォックが反物質砲を撃たないように取り押さえながら、ハッキング攻撃を仕掛けている』

「これは……ジャバウォック抑えていた巨人!?」

「そーなのか?」

『私はYAMA。ビルトビルガーに所属している。

 藍空市でのスナーク狩り対策でも支援を行っていたがな」

「確か……クリフ達をレッドキャップスやキース・レッドから助けた連中だっけな。

 なんでトンチキなことしてんだ?」

「(この人……もしかしてAI?でもARMSとは違う……)」

 

 

隼人は、YAMAの名前をクリフ達から聞いていたようだ。

アリスはYAMAは人間ではない事に直感的に気がついた。

 

 

『深部へ進むルートを作っているのと、<陣地構築>をしているからだ。

 急げ!高槻涼……いやユーゴー・ギルバートの生命が危うい』

「な……どういうことだよ!?」

「彼女はテレパシー能力で高槻涼の精神を追っていった。

 恐らくジャバウォック相手に差し違えてでも止めようとしている。

 以前渡した増幅装置で彼女の能力は上がっているが……それでも危うい。

 強力なサイキッカーであり彼女の精神に近いクリフ・ギルバートにサポートユニット*1を用意して追跡している」

「それなら案内しやがれ!」

 

 

そのころハートの女王の城では、悪しき者の軍勢の苛烈な攻めを受け、落とされるのも時間の問題であった。

世界が崩壊してもハートの女王に逃げる場所はない……そう語る彼女の側には恵の姿があった。

 

 

「私は…"アリス"自身に対する"審判者"として生を受けた…

 ヒトを憎み、また愛する二つの感情を引き裂かれた"アリス"は、ARMSと生みの親たる自分自身に深い疑いを抱き、私を生んだ…

 裁かれるべきはARMSか!?人類か!?

 しかし、久留間恵… そなたは結局何者への裁きも下さなかった…

 そなたを責めているのではない…許してほしいのだ…

 私も"アリス"も…人間の心をわかってはいなかった…」

 

 

空からの攻撃に塔も崩れようとしており、恵に逃げるように言うハートの女王。

女王はその誇りからか、自身が逃げることを許さなかった……恵もまた誇りを持って言い放つ。

 

 

「じゃあ、私も逃げない!!

 あなたと私は一心同体よ あなたが"女王"なら私は"リーダー"としての誇りがある!!

 ARMSに見込まれたときから覚悟はできてるわ!!

 私は…ヒトかARMSかを裁けるほど傲慢な人間になれない…

 でも、私は逃げない!! 最後の一瞬まで戦い続けるわ!!

 それがあなたと私に与えられた本当の運命じゃなくて?」

「………その言葉こそ私に対する真の"裁き"なのかもしれぬ…」

 

 

その言葉と共に、ハートの女王が光り輝く。

 

 

【久留間恵よ… 

 汝と出会えたことに感謝する… 

 我が運命…そなたに委ねよう!】

 

 

ハートの女王は一個の玉となり、恵と一つになる。

その時、悪しき軍勢が砲撃によって吹き飛ばされる。

ハートの女王の軍勢にもはやそんな戦力はなかったはずだった……

 

 

「ソイヤソイヤ!ソイヤソイヤ!」

 

 

【挿絵表示】

 

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【挿絵表示】

 

 

 

それは巨人の群れだった。

巨人の群れが神輿を担いでいた。

神輿についた大砲や巨人達の質量による体当たりで悪しき者を蹂躙していく。

巨人……黄巾力士が巨大な門を担いでおり、恵達の前に設置していく。

 

 

「え、何?」

【我も知らぬ……怖い】

「恵、その門に飛び込め!」

 

 

宇宙的恐怖を感じるハートの女王。

そして困惑している恵だったが門から隼人の叫びが響く。

飛び込んだ先には隼人と武士、そしてYAMAがいた。

恵の救出に成功した一行は、"黒いアリス"を探して涼の救出へと向かうのであった

 

*1
ユーゴーに渡した銀の十字架と対になっている黄金の十字架@オリハルコンと、備品ちゃんことアンナのサポート。何気にYAMAも彼女を人間でなく備品扱いしているようだ。




今日の新イラスト

【挿絵表示】


【挿絵表示】



原作通りの話な50話で申し訳ない。
鬼武者にかまけていました。

高槻始の本編最後の相手は……

  • 毒親ことキース・ホワイト
  • 糞実父こと高槻崖
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