この国はおれの国で…… この城はおれの城だからだ!!   作:是夢

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何よりも先にお礼を。
前話を投稿した際、日刊ランキング1位を取ることができました。皆さんの愛顧のおかげで自分では夢のまた夢だと思っていた事が現実になり、ネガティブな筆者でも少しは自信を持てました。重ね重ね、本当にありがとうございます。

しかしながら筆者の能力もまだ未熟故、原作との相違点を本作ワポル視点をメインに思いついた良い所どりしていくダイジェスト型を継続していくことで、原作ワポルの出番分くらいは書ききりたいと思っていますので、お付き合いいただける方はこれからもよろしくお願いします。


〝いや〜〜〜死ぬかと思ったね、実際〟

「へー、カバのおっさん王様だったのか」

 

「あぁ、国外で初対面の海賊に王だとわざわざ名乗る事もねェだろうし、そも新聞を隅々まで読んでたりすれば誰だっておれ様の顔くらい知ってても不思議じゃねェ……だよな?そこの姉ちゃん」

 

「え、ええそうなんです新聞でお顔を拝見して……」

 

おほほと下手なごまかし笑いをする水色の髪の娘。彼女がこの船に乗っている深刻だったり複雑だったりする事情を俺は覚えて(・・・)いるが……今はこの適当なごまかしを"おれ様"が真実だということにしておこう。

忘れがちだが俺はこれでも独裁者で暴君ムーヴもできるので、"おれ様"がそうだと言えばドラム国民はそういうことにしておくこともできる。

世界政府とかに海賊相手でも治療する姿勢を突かれた時とか、「治療に気を取られて海賊だって気付かなかったんだ……!!」と口裏合わせる演技力は名役者軍団バロックワークス程ではないがかなりのものだ。でも後々間違いなく悪用される風習だからこんな風にしなくてもいいような時代になってほしいのも怠け者の俺の他力本願な本音なのであった。

 

そしてそんな願望が叶ってしまうかもしれないのがこれからやってくる激動の時代であり、俺の権力の根幹である世界政府の力とかにも関わってくる世界の枠組だとか仕組だとかごとひっくり返しかねない可能性を持つのがこの麦わらの一味なのだが……俺の知る別の話では俺みたいなのが動いた事で未来に影響が出て思うようにいかないとか難しい話が頻出するのが定番だった記憶がある。そんなちょうちょとか桶屋とかの話を麦わら当人と直接顔を合わせて、今後の為にカバなりに少しは考えてみようかと思い出してみたのだが……

 

「う〜〜〜おおお!!!しーーーーーまだァあああああァ!!!」*1

 

よし、この話やっぱやめよう。新しい島と大量の雪にはしゃぐ麦わらの姿見てるとカバカバしくなってくるしそもそもやっぱ俺難しいこと考えるの向いてねぇわ。ドラムにつくまでの交流の片手間に考えてただけなのに頭疲れるしストレス感じるしで良いことなんもねぇ。やっぱ『くよくよすんな!!いいことあるさ!!』の精神で行こう。そう気を取り直して、俺は一面の雪景色に感動する麦わらたちにドラムを紹介してやる。

 

「そう、あれがおれ様のドラム王国。常に雪に覆われる冬島であり、知っての通りの医療大国だ。そして麦わら、お前におれ様への感謝ポイントを追加してやる。ドラムは警備もしっかりさせているから本来身元不明の海賊は入国するのに色々確認があるが……お前らはおれ様が連れてきた患者だからその時間は大幅短縮してその分早く医者に診せられる。全く運がいい奴らだまーっはっは!!……でもその分何かやらかしたら『王様を騙した罪』も加算されて罪が重くなるので余計な事はしないでくれよ?頼むから」

 

「はーい」

 

例えばこれもすんなり入国することで麦わらとビビ姫が大事な話するくだりなくなるんだけど、それによる後の影響とか俺わかんねぇし、そもそも俺がこうだからドラムでの戦闘なくなるけど元からワポル戦の戦闘経験値とかあったのか疑問だし……と、気にしだしたらキリがねェ。

という訳で、今後は、というか今後“も”俺の影響でなんか未来が変わるとしても後の鉄人風に「それ……おれ様のせいか……?」の精神でいこうと改めて決めて我が国に帰還した俺であったのだが。

 

 

 

「おかえりなさいませワポル様!そちらが連絡の方々ですね」

 

「おう、すぐにババァの所に行くぞ、電々虫での連絡通り今日の患者は急ぎだ。悔しいがババァの治療が一番早ェ」

 

「それがワポル様、ロープウェイが……」

 

「何?黒ひげの時のアレで全滅したロープも直した奴がある筈だろ!」

 

「それが、突然複数の原因が重なり……」

 

「壊れた……?」

 

後にワポルは回想する。その時おれ様はいわゆる『ご都合主義』とか『歴史の修正力』という奴を無駄に感じたものだ。これは恐らく、物語的な都合かなにかで何かしらの冒険が求められているのに違いないと。*2

 

 

「なァ麦わら、お前……登山は得意か?」

 

 

 

 

 

 

      △ ▼ △

 

 

 

 

 

 

 

「いやーそれにしても何つーか……すげぇ王様だな、行動力があるというか……」

 

港に船をつなぎ、雪降り積もる中を歩き、ハイキングベアに登山マナーの一礼をして。他にも意外と豊富なドラム特有の野生動物を見ながらやってきた()"ビッグホーン"で、麦わらの一味はこの国の守備隊隊長ドルトンからこれから一味に割り振られる仕事についてやこの国の事について等、色々な説明を受けたりしていた。

 

「あの方は昔から思い立った時にやらないとその後は面倒くさくなって何もしなくなりかねないと自称していてな。あと書類仕事が嫌いだ」

 

「いいのかよそれで」

 

ワポルはロープウェイの修理より自身の能力とルフィの身体能力で山を登った方が早いと理由をつけ、ルフィと共に家来数名を引き連れドラムロッキーの頂上にあるDr.くれはの居城へとナミを輸送しに出発していた。

 

「それにしても、どうして山の上にもそんなお城が……?」

 

ビビは、ここに来るまでに見かけた、ビッグホーン近くの丘に建つもう一つの城(・・・・・・)を思い出しながら疑問を口にする。

 

「山の上の城には今はDr.くれはという医者が住んでいる。少々変わりものだが、腕は確かでね。王も度々その技術や知識を欲していた」

 

ドルトンは、仕事が少なく暇な時期になると金なら払うからこの国の為に働けと訪ねに行っては追い返されたり、イッシー20への勧誘を蹴られながら手持ちの本の交換をして互いに悪態をつきながら帰る王の姿を回想しながら話を続ける。*3

 

「数カ月前、この国は“黒ひげ”と名乗る海賊の襲撃にあい、国民も王も奮戦しなんとか退けたが負傷者も多く出た。医者の数も足りないとなった時の王の頼みで、ようやく彼女は重い腰を上げたんだ」

 

「それがどうして城の話に繋がるんだ?」

 

一見無関係に聞こえる話題に当然挟まれる疑問。しかし続く説明でその理由がはっきりとする。

 

「あの山の上にある城は、その時の代金としてワポル王がDr.に渡したんだ。元々、Dr.くれはは治療の代金に財産の半分を没収するということがあってね。それに対して王が『おれ様の財布は海賊の襲撃で空っぽだからな、財産の半分という代金をこのクソ立地の古〜い城で済ませられる最高のタイミングだァ!!』……等と言い出して我々も驚いたよ」

 

あっけにとられる一同。財産の半分を持っていく医者にも、それに対して自分の城を国の緊急事態の為に簡単に受け渡しながらも、ぼったくりを最小限に抑えるとんちみたいな事を言い出す王も。

だが、船上での彼の言動や振る舞いを思い起こせばその光景を容易に想像ができたし、なるほどうちの船長と気が合う訳だと納得したのであった。

 

「尤も、王は城の立地が街から遠いと度々私達に愚痴を言っていたから引っ越したがっていたのは事実でね。黒ひげとの戦いでもあと少し戦況が悪ければ城をバクバクの能力で戦闘に消費しようとしていたくらいだ。しかしDr.はその無茶苦茶が気に入ったようでね、イッシー20との技術交流もきまぐれにだがしてくれるようになった。ちょうど今も若い医者が住み込みで彼女に師事しているよ」

 

ワポルがその場にいれば、アラバスタのコブラ王も同じ立場ならそれ以上の事を屁理屈抜きでするだろうよと返すだろうし、それが事実である事をよく知るビビだけでなくこれから訪れる麦わらの一味も体験することになる。

が、どうであれ色々な理屈をつけた行動が結果として国民の為に私財を惜しまない国王という形で出力される逸話を聞くことになり。

 

「あの件も王は後になって新しい城の建設予算を捻出するのに顔を青くしたり、その為の仕事を我々臣下や国民に振ってきたりと、他にも苦労することになる部分はあるが……仕えがいのある我々の主君だよ」

 

そうドルトンの誇らしげな表情を見て、ビビはかつて世界会議で見かけ、父が話題にしたこともある王の統治を目の当たりにして、その父から聞いた彼が言ったという言葉が本当だったのだと知るのであった。

 

 

『カバカバしい、我が国では革命なんてもん起こす方がカバらしくなるような国政しとるんでな、捕まえたきゃ勝手にすればいいが……案外我が国に来て革命がカバカバしくなって辞めちまうかもな、まーっはっはっ』

 

 

もちろん、ワポルは悪政敷いてる国への皮肉混じりのブラックジョークのつもりで言っただけで実際の某革命家は善政の国を見ても他の国で起こす革命のモチベーションが上がるだけだと思われるが、それを知るものも証明するものもここにはいない。

 

「それと……能力の都合で何でも食べる事はできるが実は好き嫌いは多い方だ」

 

そしてその間にもドルトンは豆知識を付け加えていた。

 

 

      △ ▼ △

 

 

 

 

「まったく、お前はいつも面倒事を持ち込んでくるね」

 

「お前にとってはそんなに難しい病じゃねェはずだが?」

 

「小僧の方だよこのすっとぼけ王」

 

「成程お前天才か!!?」

 

ドラムロッキーの頂上、かつての居城である旧ドラム城現Dr.くれはのラボで俺はそのババァと小粋なジョーク(当社比)を交わしていた。

 

なんかシーン省略されてるような気がするので回想するがここにたどり着くまでにも麦わらと家来と共に雪山を走り、登山道のルート選んだはずなのに何故かラパーンどもに遭遇して戦闘になるも病人を背負っていない麦わらの無双を近くで観戦できただけだったり、雪崩から麦わらが子どもを助けて和解するくだりがあったりする冒険があった。アイツらが人に懐かないのは本当で俺も長年懐柔しようとして上手くいっていなかったのをこうもあっさり成し遂げる姿を目の当たりにすると、その……なんだ、うまい表現が俺には思いつかねぇがカリスマって奴なのかな、麦わらの*4

でもまぁ……さらっと和解できて良かったとか言ってるけど雪崩起こしたのはラパーン共だし、アレに巻き込まれた時は……いやー死ぬかと思ったね、実際。でもそれくらいの危険を負ったと言うことで冒険したという名目は立ったと思うので、ロープウェイが切れてたりする冒険を求めるご都合主義への奉納だと思いたいのが本音ですね!

 

でだ、それからドラムロッキーを登る訳だが、麦わらにワイヤーを持ってドラムロッキーをよじ登ってもらい、そのワイヤーをベースに俺がリフトになる作戦を俺はたてた。ドラムロッキーはほぼ垂直のくっそ高い山だからいくらバクバクの実の能力が割と何でも作れそうとはいえ実の能力だけでは真っ直ぐに頂上まで届かず、外周にらせん階段みたいなのを創るのはできそうな気がするが資材が大量に必要だったので、ワイヤーの周りを囲むように、こう……いい感じに俺が歯車とか滑車とか手回し発電の取っ手みたいなモノを食って取り込んでリフトに変形し、家来にハンドルを回させて登ろうとした訳だ。自分で言っててわかりづらいと思うが俺の知能ではこれ以上の表現はできねぇ、バクバクの実の能力と同じようにそういうものだと思うことにしてくれ。

 

しかし麦わらの奴、ピッケル的な道具も防寒対策も渡したりして負担は軽減させたと思うが、本当に一人であのほぼ垂直の山を登りきるとはな。しかも患者をリフトで運ぶ提案を断って一秒でも早く治療を受けさせる為に背負ってだぞ?俺はそれをできることを知ってはいたが、作戦を少しでも常識的に見せる為に途中で何度か中継基地を作ろうと提案したのに一発で登りきるんだもんなぁ!

このリフト建設にまつわるあれこれも麦わらの労働として医療費返済の一部と扱うと言っておいたが、ラパーンの件といい手紙の件といい既に相当な仕事をこなしてくれている。なのでアイツの仕事分はこれで十分だってことにして他の平時の作業はさせないようにしとこう。我が国をバラティエの厨房の二の舞にしてはいけない。

 

 

……とまぁ、こうして麦わらとの道中だからという事を差し引いてもアイツが近くにいるときの話題はアイツが中心になる。それくらいのエネルギーがあるというか常に何かしらやらかしてるような奴だからというのもあるが……え、なんだババァ急に鏡なんか渡しやがって。なに、わからん、こわっ、顔とか拭いた方が良いの?

うーむ極めて謎だが急に変な行動をとったババァは置いておくとしても、今だって件の麦わらといえば……

 

「待てっバケモノ!!!!おれ達の仲間になれェ!!!!」

 

トナカイを肉として扱う段階から変形する面白トナカイとして仲間に勧誘するフェイズに追いかける理由が移行していた。

……アレどうすりゃいいんだろ。肉が欲しいってんなら食料チラつかせてタゲ変更させるとかが止まるかはともかくとしてあるんだが……家来たちもどう対応していいか困ってるんだが病人がいるって説教も既にくれはがし終わってて患者のいる部屋からなるべく離れて走ってるのが見て取れるから持ち出し辛いしな……

 

「……いや、やっぱりすまねぇ、連中を拾っちまった責任くらいは取らなきゃならねェよな……」

 

「よしな、らしくもない。それにお前が申し訳なさそうな顔してるのはこのまま行けばあいつ(・・・)を何かしらに利用するからだろう?」

 

図星を突かれる。情けねえ。日頃自らを暴君だ独裁者だとふかしていながら、未だに『これ』を利用するのが怖いとは。

Dr.くれはは139歳、この世界には100年以上生きるのが当たり前の種族もいるが、この世界の人間でここまでの高齢かつ、走り回ったり包丁を投げたりできる健康を維持している存在を俺は知らねぇ。そして年の功という奴だろうか、あるいは“D”の事のように何かを知ってるからか、俺が取る行動を『いつものきまぐれ』で済ましちゃくれない素振りを見せる事がある。

だからだろうか。さっきやめたばかりのはずの、向かないなりに考えた俺にとっては難しい話を少し零したくなったのは。

 

「……麦わらは、アラバスタを目指して船を進めていた。記録指針でも永久指針でも、このドラムは本来訪れる必要のない島だ。それが偶然、船員が病に倒れ医者が必要になり、更に偶然、おれ様が通りかかり航路から逸れるが近くの島であるドラムに案内することになった。そして麦わらは航海を急ぐ為にこの国で最も早く治せるお前の所まで最速で辿り着くべくこのクソ高い山を登る選択をした」

 

実際この航路は俺の知る旅路でも同様に数々の偶然によって実現した。こちらでは俺が案内し、そうでなくても麦わらはドラムに辿り着いただろうが……こちらでは案内の分時間が短縮されたことでロープウェイが切れたタイミングと重なり、麦わらがはっきりとくれはの城に……トナカイのいる場所に行く道を選んで引き当てた。

 

「船員も東の海で名の知れた賞金稼ぎ、他の船を襲うわけでもない限られた稼ぎの食費で船員の健康状態を保つ程の腕のあるコック、本職でもねェのに船を航行可能なくらいにはできる手先の器用な狙撃手、患者の航海士だって描いてた海図の正確さだけでもその技量が伺える……そんな連中があの船長の所でうまく纏まっている、とんでもねェ精鋭だ。しかも旗揚げから僅かな期間でだぞ?」

 

他の船員だってそうだ。タルでの漂流から始まる偶然の出会いの連続なのに、こんなにも優秀で深い信頼を築ける仲間を麦わらは得ることができている。そんな船員に埋もれない程、トナカイの腕と人格はこの国の王として太鼓判を押せるものだ。海へ送り出す際、預けるのにこれ以上の環境はそうそうないだろう。

 

「そして、今勧誘を受けているアイツもまた、その最初の師の影響で海賊に興味を持っていて、未だに限られた相手にしか心を開かないはずが、麦わらはやり方はともかく既にああも近づいている」

 

王様が俺だからこのドラムもだいぶ違うものになってはいるが、それでも幼少期のトナカイの境遇は変わらなかった。ヒルルクが連れてきた先が俺の所になって、イッシー20の連中とは多少打ち解けられたみたいだが、結局ヒルルク以外で一番懐いたのは後から送り込んだDr.くれはのところだった。ヒルルクにキノコを飲ませるような事こそ無くなったが、寿命の来たアイツをじかに看取って夢を約束した今のトナカイにも、海へ出たい気持ちは十分にある。

 

「これ程条件が揃っちまってるんだ、流石のおれ様も何らかの『引き合うもの』とか『運命』みたいなちんけな言い方しか思いつかねェがそんなもんを感じちまう程だ」

 

くれはは「運命と来たか」とからかうように言葉を返すが、そんな事を言い出す俺を『らしくない』と言うくらいには彼女も理解している。この出来過ぎた状況は……確かに俺が何かを感じても不思議じゃないと。

 

「まぁ結局はトナカイ自身が外の世界を経験する事を選ぶかどうかだが……そしておれ様としても、奴が麦わらの船に乗る事にメリットがある理由付けも思いついちまった」

 

「王様の悪巧み、か……いつもこんなに後に利益の話を思いつくのかい?」

 

「……お前に城渡した時、国の復興におれ様が自由にできる金全部使ってからおれ様がお前に依頼すれば全財産の半分はゼロだぜ〜とか言いながら依頼したな」

 

「あれもそうだったのかいっあきれた王様だ」

 

実は最初に訪問して治療するなら財産の半分だと要求されたときに「おれ様の財産の半分はまずこの国と国民の半分だが婆さんは王様になるつもりか?」と言って、いらないし含まないよと返された辺りで既に俺達結構仲良かったのでは……?と思うくらいにはババァとの会話は互いに口が軽くなる。

だが、そんな相手にこちらから医療をより高いレベルで叩き込むように送り込んでおいて、これまたこちらの勝手な理由で彼女の元から引き離すのだ、その行為に対しての責任として、俺は俺の言葉にした。

 

 

「トナカイを……トニートニー・チョッパーをアラバスタへの医療支援として麦わらの船に乗せたい。あの国とそこに向かう麦わらの一味に、あいつの医術が必要だ」

*1
ワポルの声とは一切関係のないルフィが島を見つけた際の原作台詞です

*2
なお、筆者が展開に困ってやっているのは事実なのでワポルの勘は当たっている

*3
「おい来てやったぞババァ!金ならやるから今日こそ技術交流の話受けろ!」「お断りだよバカ王子、アタシがそこまでする義理はないよ」「強情なババァだな!話受けねぇならこんな所おれ様が一秒でもいる価値はねぇから帰るぞ、あとこの本蔵書から見つけたから置いてくぜー」「全く躾がなってない上世話しないバカだね。ほれ、本棚の本好きに一冊持ってとっとと山に帰りな!」「上等だババァ!風邪引くんじゃねぇぞ!」「アンタこそ怪我したら承知しないよ!」といった感じの回想だったそうな

*4
このワポルは頂上戦争のあのフレーズがぱっと出てくるような熱心なファンでは無かったようだ




・過去の世界会議
本編にねじこもうとしたけどワポルが愚痴るだけのパートになりそうなのでカット。ワポルからのマリージョアの印象は「おれ様より偉い奴がいるからなるべく行きたくない」
あそこに生息する偉い奴は王族相手でも一瞬で人権奪えるのでそれこそいつ今回のサブタイみたいな事になってもおかしくないのを常に警戒し続けるという特大ストレス環境なのだ。

・Dr.くれは
本作ワポルとの関係は恐らく悪友。
書いているうちに互いに気を使わずに悪態つきながら話を続けそうだなと思えてきた。案外似たもの同士なのかもしれない。

行動については原作サクラ王国時代での活動に数カ月早くなっただけと考えて良いと思われる。
なので筆者は調査できませんでしたが原作サクラ王国でもあのぼったくり辻医者してるなら本作でも続けてます。その場合本作ワポルは『くれは保険』とか作ってるかもしれない。

・Dr.ヒルルク
原作過去の時点でくれはが寿命というくらいなのでルフィ到着までもたないかと。……ここまで書いて思ったんですけどこれもしかしてチョッパー逆行とかだと生存ルートあるのか?

・最近の話を読んでの感想
ワポル「え、おれ様最終章でなんか役割こなさなきゃなの?」

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