鬱要素なしのギャグです。
一回チートテンプレ転生者ものを書いてみたかったんです。
勢いで書いたので誤字脱字がひどいですが、あんまり気にせず軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。
「アイは俺が殺すんだ……!邪魔すんなぁあああ!!!」
パーカーを着て目がイッちゃってる男が、手にそこそこの刃渡りのナイフを構えて向かってくる。
対峙している俺はついこの前20歳になったばかりの小娘だ。
そんな常人から見れば『今から殺される3秒前』みたいな場面。
俺は向かってくる男を見ながら、この世界に産まれるまでのことを思い返していた。
いや、走馬灯じゃないよ?
◇◆◇
俺は転生者だ。
前世ではアラサーの会社員だった俺は、自宅であるアパートへの帰り道で空から降ってきたロードローラーに潰されて死んだ。
俺を転生させてくれた神様いわく、俺が死んだことは想定外であり、チート能力を授けた上で転生させてくれるというのだ。
トラックかロードローラーかの違いはあるが、その点を除けばひと昔前のテンプレなろう系主人公の設定だ。
しかしそんなことはどうでもいい。
チート能力貰って異世界転生とか…自分がそんな境遇になったらテンション上げざるをえないよね。
ウキウキして転生先の世界を聞いた俺だったが、残念なことに異世界ではなく、俺が生きていた現実世界に限りなく近い世界への転生らしい。
『推しの子』という漫画が元になっている世界のようだ。
その作品の名は聞き覚えがある。
漫画は読んだことないが、CMとかアニメ化にともなう予告映像?は見た記憶があった。
俺は学生時代から社会人まで、数多くのアニメを見てきた生粋のオタクである。
情報は少なかったが、それでも俺ならどんな作品かを推察することが可能だ。
映像には椎茸っぽい瞳をした黒髪の美少女アイドル―アイって言ったか?―と、金髪の赤ん坊が二人いた。赤ん坊なのに喋ってたな…
そして黒髪のそれなりの顔をした医者。
他にも記憶にある映像と覚えているキャラのセリフを総括すると…
子持ちの美少女アイドルと医者のドタバタラブコメディ、ってところか。主人公はどちらかわからんが……たぶん医者の方だろう
アイドルアニメでもあるってことは、たぶんメンバー同士でぶつかり合ったりいざこざもあったりして、でも最後はみんなで友情を深めて強力なライバルや問題に立ち向かう…みたいな展開もあるんだろうな。
俺が推察した内容を伝えると、ガンダ〇フっぽい見た目をした神様は優しく微笑んだ。俺の考えに間違いはないようだ。当然である。
俺がいくつかのチート能力を希望すると、神様はそれらをすべて叶えてくれると約束してくれた。
性別が指定できなかったのは残念だが……仕方ない。仮に女で産まれたとしても、俺にはチート能力がある。きっと誰よりも楽しく、自由な人生を送ること出来るだろう。
その後、空間に開いた謎の穴に落ちていくというテンプレ…テンプレ?な方法で、俺は転生者としてこの世に生まれ落ちたのだった。
◇◆◇
私、『星野アイ』があの子と出会ったのは、所属しているアイドルグループ『B小町』がデビューして2年が過ぎた頃だった。
その頃の私は、精神的に少々…というか、かなり不安定な時期だった。
B小町結成当初、私は他のメンバーたちとそれなりに仲良く出来ていたけど、それも時が経つごとに怪しくなっていった。
事務所の社長が私だけを露骨に贔屓しているせいか、私の性格が気に食わないのか、私の人気だけが突出してきたせいか…あるいはその全てか。
表面上はいつもと変わらないように私もみんなも振る舞っていたけど、プライベートで私がみんなと会うことはなくなって、それでいて私以外のみんなは仲良くしているようだった。
…苦しかった。悲しくて、辛くて、でもみんなは私に完璧な『アイ』を求めるから…私は自分の心に『嘘』で作ったボロボロの着ぐるみのような鎧を着て、何も気にしてない風を装って過ごしていた。
そんな時、社長が直々に追加メンバーとしてスカウトして来たのがあの子だった。
「
私と同い年の中学生の女の子。
顔はかわいい系だろうか。綺麗な黒髪をボブにしていて、人形さんのような愛らしさがある。
背は私と同じくらいかな。胸がぺったんこなのを除けばスタイルは良い。
アイドルとしては完全に素人で、何かの実績があるわけでもない。どういう出会いだったかはわからないけど、社長が気に入る何かがあったのだろうか。
その時はまだ、私も他のメンバーも、その子に特段興味があるわけではなかった。無難な自己紹介を終わらせて、メンバーの増えたB小町は再びアイドル活動を再開した。
「(すごい…)」
一緒にレッスンをする中で、私は歌恋の能力に驚いていた。
ダンスレッスンでは私を含めたメンバーのみんなが汗だくになる中、歌恋は最初から最後まで涼しい顔でこなしていた。ダンスの技術もあっという間にB小町の誰よりもうまくなった。
ボーカルも同じ。音を外すようなことは一切なく、どんな曲でもすぐに覚えて誰よりも完璧に歌って見せた。もちろん、踊りながらでも余裕だし、他のみんなの足並みを乱すようなこともない。
ビラ配りや合同ライブでも、決して目立ちすぎることがないよう、古参のメンバーである私たちに配慮した、完璧な立ち回りをしていた。
「…」
私は終始驚きっぱなしで、だからこそ、他のメンバーが歌恋をどう思っているか、なんてわからなかったのだ。
ある日のこと。
レッスンが終わって、私はみんなより一足早くスタジオを出ることになったんだけど、忘れ物をしてしまって途中で引き返してきていた。
「(あれ、まだみんな残ってる…?)」
私がスタジオを出てそれなりに時間が経つはずだが、まだ皆の靴が残っていることに気が付いた。
不思議に思いながらもロッカーのある更衣室に向かう途中で、何だか話し声が聞こえた。
怒鳴るような…言い争うような…あまりよろしくない言葉も聞こえる。しかも言った人間の声は、よりによってB小町の他のメンバーの声だった。
私は更衣室の中にいるみんなに気づかれないよう、静かに入り口で聞き耳を立てた。
「ちょっと、あんた私たちの話聞いてんの?」
「…」
案の定、責められているのは歌恋だった。私の知る限りは責められるような失敗は何もしていないはずだけど…
「あなたにとっては私たちのやってるレッスンなんてお遊びみたいなものなんでしょ?私たちを見下してるのはわかってるんだから!」
「…」
「いっつも澄ました顔して…私は他とは違う、みたいな態度…ほんとイラつく!」
責めているのは、なんとアイと歌恋以外のメンバー3人全員だ。アイが聞き耳を立てている間も、3人はどんどんヒートアップしていく。
「(ど、どうしよ…私が割って入っていいのかな…)」
「さっきから黙ったまま…何とか言いなよ!」
「…」
先ほどから無言で3人の話を聞いていた歌恋は、ゆっくりと頭を下げながら言葉を放った。
「大変、申し訳ございませんでした」
「っ、なに謝ってんのよ!」
「いえ…私は芸能界に入ったばかりの新参者です。先輩方に不快な思いをさせてしまったのは、私の態度に原因があったんだと実感してます。本当にすみませんでした」
頭を下げたまま、全面的に自分に非があると認める発言に3人は戸惑っているようだった。
「あ、謝ったぐらいで許すと思うの!?」
「そうだよ!本当は心の底で私たちのこと馬鹿にしてるんでしょ!」
しかし、歌恋は一度頭を下げてしまっている。謝罪が逆に火をつけてしまったのか、3人は先ほどよりも興奮しているようだった。
「(…これ、止めないとまずいよね。でも…)」
私は止めようか迷っていた。だって、ここで私が割り込んで歌恋の味方をしてしまったら、3人と私の仲に致命的な溝が出来てしまうと思ったからだ。
私は結成当初からいる3人…高峯、ニノ、渡辺ともう一度仲良くしたかった。
だから、私は自分自身のために、入ったばかりの同い年の後輩を見捨てようとしていたのだ。
「(ごめんなさい…ごめんなさい…)」
私が心の中で歌恋に謝っている時だった。
「胸だって小さいし…てか胸ないじゃん!あなた本当は男なんじゃないの?」
事実ではあるが、決して女性に言っていいことではない。同じ女なら体型のことを言うのはよくないと分かるはずだが…いや、男相手でもよくないけど。
しかし、その言葉を放った瞬間、更衣室の…否、歌恋の雰囲気が変わった。
「おい…先輩…」
「え?」
「あんた、今あたしの胸のことなんつった…!?」
歌恋は下げていた頭をゆっくりと上げると、凄まじい怒気を発しながら先ほどのセリフを言った少女…渡辺の腹を超スピードで殴った。腹パンである。
「ごはっ…!」
吹き飛んだ渡辺は、そのまま他の二人を巻き込んで床に倒れ込んだ。
「ごほっ…おぇ…」
お腹を抑えたまま吐きそうになっている渡辺をよそに、歌恋はゆっくりと3人に歩み寄りながら語り掛けた。
「あたしの胸をバカにしてムカつかせた奴は、先輩だろうと許さねぇ…!」
歌恋はさらに怒気を強めながら、その可愛らしい顔には似合わない鋭い眼光で3人を見下ろした。
「あたしのこの胸がビートバンみてぇだとぉ!?」
「そ、そこまでは言ってな「確かに聞いたぞゴラァ!」ぐへっ!!」
渡辺の腹に今度を蹴りを入れると、歌恋は両手の骨をボキボキと鳴らす。
…これヤバいのでは?
「安心しな。あたしも先輩方もアイドル……体は大事だからな。傷も痣もつけねぇように、上手に痛めつけてやるよ。昔っからそういうのが得意なんだあたしは」
「ヒェ」
「おっと、そっちの二人も逃がさねぇぞ…全員まとめて根性叩き直してやるぞコラァ!」
―――その後、これはヤバいと思って割り込んだ私は、どうにかこうにか場を収めることに奮闘した。
当時は大変だったけど、今思えばこの出来事があったから、私はもう一度みんなと仲良くなることが出来たんだと思う。
いや、怒り狂った歌恋を宥めるのは本当に大変だったけど。死ぬかと思ったけど。
何でかわからないけど、いつの間にか機嫌を直した歌恋は私たち全員で食事に行くことを提案してきた。歌恋に怯えていた3人は首を縦にふり、私も放置したらまずいと思って一緒について行くことにした。
…3人とファミレスで食事をするなんて何だか随分久しぶりだった。みんなは庇った私にお礼を言ってきたけど、歌恋はそんな表面上の薄っぺらい会話なんてしないで、みんなで腹を割って話そうと言って来た。
私たちは最初は渋っていたけど、歌恋の圧に負けて互いに思っていたことをポツポツと話し始めた。
3人が私に抱いていた思いの多くは負の感情で、話を聞いて私はショックを受けた。逆に私が、もう一度仲良くしたいと言うと、3人がショックを受けていた。
結局私たちの間にあった問題は、きちんと話をしないから拗れてしまっただけだったんだ。
もっと早くこうしていればよかった…
その後は、久しぶりに楽しく食事が出来てとても楽しかった。
苦手な白米も、その時は全然気にならないくらいお腹いっぱい食べることが出来たんだ。
歌恋には本当に感謝してる。
きっかけは…その、あれだったけど…
あと、歌恋がアイドル活動中は猫を被っていたことは驚いた。誰にでも敬語で、物腰もお嬢様みたいに丁寧だし、いいところの生まれなんだろうな~とかみんなで思ってたのに。
どうやら、地元では不良をしばき倒して回っていたり、年上の高校生や大学生のチンピラ相手でも容赦なく暴れまわっていたようだ。家はお金持ちなのに…
◇◆◇
「(あれからもう6年か…あっという間だったなぁ)」
私は歌恋との出会いから、今まであった出来事を思い出していた。
互いの蟠りが解消されてからは、私たちB小町は以前より一層アイドル活動を頑張った。大変なことも、みんなと一緒だったらなんて事はない。私たちに乗り越えられないことなんてないって、本気で思っていた。
追加でやってきた数人のメンバーも加え、私たちB小町は弱小プロダクション所属とは思えないほどの大人気アイドルグループになった。
…だからこそ、私が妊娠してみんなに迷惑をかけたのは今でも本当に申し訳ないと思っている。
私が16歳で妊娠した時、そのことは社長を含め、メンバーのみんなにすぐに打ち明けた。
最初はものすごく怒られたけど、私が産もうと思っていることを伝えると、みんなは最終的に私に協力してくれることになった。
歌恋が最初から私の味方をしてくれたのはちょっと驚いた。一発殴られるくらいは覚悟してたんだけど…
私が妊娠中はみんなは最低限の仕事だけにして、代わる代わる病院に来て世話を焼いてくれた。入院中はいつも賑やかで、寂しい思いをすることは一度もなかった。
出産した後はB小町のみんなでお祝いに来てくれて、嬉しすぎて涙が止まらなかった。
…ただ、私を担当してくれた先生が来てくれなかったことだけが気がかりだ。
みんな先生のことを心配していたけど、特に歌恋は慌てていた。
『主人公じゃないのか…?どう考えてもメインキャラのはず…』
何かぶつぶつ呟いていたけど、しばらくするといつもの歌恋に戻った。歌恋はあんまり悩むことがない。大抵のことは即断即決、とてもさっぱりとした性格をしていた。
私が産んだ双子の子供、兄の
赤ん坊なのにオタ芸したり、夜泣きしなかったり、難しい言葉を使いこなしていたり…
きっと二人は天才なんだろう。さすがは私の子供だ。
『この赤ん坊の魂は…?えっ、これ転生ものだったの?あれぇ?』
歌恋はまた何かを呟いていたけど、誰よりも私の育児に積極的に協力してくれた。
歌恋はいつの間にか、私にとって誰よりも頼れる、心のそこから信頼出来る大親友になっていた。
私が出産してからもB小町は快進撃を続け、今日はとうとう初のドーム公演の日を迎えた。
「(そろそろ歌恋が迎えに来てくれるはずだけど…)」
私が寝室で子供たちと待っていると、ピンポーンというチャイム音が鳴った。
「歌恋だ!ちょっと行ってくるねっ」
「うん」
「ふぇ…」
アクアの返事と、寝ぼけているルビーの返事?を聞きながら、私は玄関へ向かって小走りに向かう。
「はーい!今開けるねー!」
私が玄関の扉を開けると、そこには―――
「おいコラ。ちゃんとインターホンで確認してから開けろよ。危ないなぁ」
「えー?だって絶対歌恋だと思ったんだもん……?」
歌恋がいた。
歌恋はここ数年ですっかり背が伸びて、今では170cmはあるだろうか、本人は遅い成長期だと言っていたけど、今の歌恋はザ・和風美人といったスレンダーな美人さんになっている。
胸だけはまったく成長してないけど…言うとプッツンするので絶対に言わない。
歌恋はなにやら片手に…男の人?を持っているようだ。
「歌恋、それどうしたの?ついに人殺しちゃったの?」
「してねぇよまだ生きとるわ!」
歌恋は掴んでいた男の人を玄関に放り投げた。
…よく見ると服がズタボロになっている。顔面がぼこぼこになっていて誰なのか判別がつかない。なんか全身から血が滲んでいるような気もするし、もしかしたらどこか骨が折れてるかもしれない。
「どうしたのこの人?」
「いや、なんかここのドアの前で花束なんか持って立っててよ。あたしが声かけたらいきなりわけわかんねぇこと喚きだしてさ」
歌恋はポッケから何かを取り出した。
鈍い輝きを放つそれは、どこからどう見てもナイフである。そんな無造作にポッケに入れてちゃダメでしょ…
「これ持って切りかかってきたからボコしたんだ」
「可哀そう…」
「いや、被害者はあたしだからな?」
◇◆◇
「(こっからどうなるんだろうか…)」
ドーム公演も無事終了し、社長夫妻とB小町メンバー、それにアイの子供たちを加えて、俺達はアイの新居で身内だけの打ち上げパーティーをしていた。
俺は『推しの子』という作品を詳しく知らない。
予告映像やCMの情報から俺は色々推察したわけだが、主人公だと思った医者は何か死んじまったし、アイが産んだ双子の兄に死んだ医者の魂が入っているし、妹の方も少女くらいの魂が入ってるし、何が何やらである。
調べた限り、どうやら俺がボコした不審者は医者を殺した実行犯と同一人物だったようだ。
こいつも何やら誰かにそそのかされたらしく、その黒幕がアイの新居の住所を不審者に伝えたらしい。まぁ、その黒幕に住所を漏らしちゃったのはアイなんだが。
「(まさかカミキが黒幕とはな…アイには申し訳ないが、カミキは後で片付けておくか)」
アイは俺にだけ、子供たちの父親を教えてくれた。
カミキヒカル…どうやらアイはそいつのことを信用していたらしく、住所を教えたのもきっとカミキが祝いに来てくれると思っていたからのようだ。
しかしアイの信用を裏切り、カミキはまさかのアイを殺そうとしたわけである。つーか医者を殺すように仕向けたのもカミキっぽいしな…
というわけで、明日あたりにカミキを始末することにした。
俺のチート能力ですでに居場所は把握している。さすがに人殺しはまずいから、記憶を書き換えて海外にでも放り捨てよう。あいつの容姿ならうまくやっていけるだろう。金髪だから外国人っぽいし。
「か~れ~ん~、なにしてるの~?」
「(うわ酒くさっ)」
ベランダで涼んでいた俺のところに、ワインボトルを手にしたアイがふらふらと寄ってきた。
二十歳になったからと早速酒を飲んだようだが、こいつはあまりアルコールに強くなかったらしい。顔を真っ赤にして完全に酔っぱらっている。
「ちょっと将来のことを考えてただけだよ。それ寄越せ」
「あー!わたしのおさけー!」
俺はアイの手からワインを奪い取るとそのままラッパ飲みした。
「あははっ、間接キスだー」
アイは何が楽しいのか、そのまましばらく笑いっぱなしだった。
「…ねぇ歌恋」
「ん?」
少しは酔いが醒めたのか、アイは俺の肩にもたれかかってきた。
傍からみるとロマンチックな雰囲気に思えるかもしれないが、アイの吐く息はとにかく酒臭いし、完全に脱力して俺に体を預けている。俺としては雰囲気もくそもない、酔っ払いの介護をしてる気分である。
「ありがとう」
「なんだよ急に…」
「歌恋がいてくれたから、ここまで来れたんだと思うんだ。他の…B小町のみんなは…友達だけど、歌恋は違うの…私は…歌恋…が………」
「…寝ちまいやがったよ」
何やら言おうとしていたようだが、アイはすっかり熟睡してしまっていた。
俺はアイを抱え上げると、そのまま寝室へと向かった。
これからどうなるかはわからないが……まぁ何とかなるだろう。なにせ俺はチート転生者だしな。
俺は幸せそうに眠るアイをベッドに寝かせて、まだどんちゃん騒ぎを続けている連中の元に戻った。
「……大好き…だよ…」
・日野 歌恋(オリ主)
ts転生チート絶壁ヤンキー美少女。
推しの子についてアニメ1話分の知識すら持っていない完全なにわか。
原作におけるサスペンス要素のほとんどを排除してしまったので、今後は完全に日常系ほんわかストーリーになります。
・星野アイ
だいたいずっと幸せ。
知らん間に昔の男が消息不明になったけど仕方ないね。
オリ主にはだいぶ好意を抱いているが、別に恋愛的なあれではない。たぶん。
・B小町メンバー
なんか強制的に和解させられた。
でもみんなアイドルとして成功したし、B小町解散後も各々新たな道を歩き出して幸せな人生を送っている。
B小町はみんなズッ友。
他の人たちもだいたい幸せな人生を送る。
芸能界のどろどろしたものはオリ主が力業で何とかするのでたぶん大丈夫。
チート能力ってスゲー!