テイワットを旅する少女が出会った人物とは…

1 / 1
みんなもホワイトランで説法を聞こう!


世界任務 タロスの使者

蛍たちはいつものように冒険者協会からの依頼を終え万民堂で食事を取ろうとした

 

パイモン「なあ、なんか騒がしくないか?」

 

確かに璃月は商業が栄えていて賑やかな場所ではあるがいささか賑やかすぎる

合成台近くの広場では多くの人が集まっていた

普段であれば講談が行われていることも珍しくない場所であるがその日は違った

異国風の黄土色のローブを着た男性が集まった民衆に対し説法を行っているそうなのだ

ここは「契約の国」多くの人は岩神モラクスの信者である国で異国の説法者が何を語るのか、蛍は少し気になったため食事を後で取ることにして説法を聞いてみることにした

 

パイモン「え!?食べないのか!?おいらお腹すいたぞ!っておい!無視するなよ!」

 

パイモンの言葉を無視し広場で声を張り上げている男に目をやった

あの衣装はどこの国のものだろうか今まで行ったことのある国のものではないのは明らかであったがどことなく教令院の服装と似ている

 

蛍「パイモンはあの服装みたことがある?」

 

パイモン「うーん、おいらもあまり見たことがないぞ。確か遠い北の大地の衣装だった気がするぞ」

 

テイワットの案内人であるパイモンもあまり見たことがない衣装であったことに驚きであったが見た限り普通の説法者であった

珍しいと思い蛍は彼の言葉に耳を傾けるのであった

 

説法者「私を信じよテイワット!ヘイムスカーを信じよ!なぜなら私こそがタロスに選ばれし者だからだ!私こそが彼の神聖な言葉を広めるために、八つ目の神から任命されたものである!」

 

蛍「(タロス!?八つ目の神!?テイワット大陸は七神のはず、世界樹による記憶の改竄の可能性?どういうことなのだろう)」

 

蛍はヘイムスカーの発言に対し違和感を覚えパイモンに声を掛けようとしたが説法者の大声によりさえぎられた。

 

ヘイムスカー「恐ろしく強力なタロス!無価値なしもべである我々は称賛する!貴方の慈悲と善意によってのみ我々は真の悟りに到達できる!そして、称賛に値する!なぜなら、我々は一つだからだ!」

 

民衆の多くはヘイムスカーによる説法で声を上げることができずにいた

ヘイムスカーの説法によって広場は熱を帯びているのがわかる

しかし、タロス、八つ目の神という言葉に対し違和感を覚え困惑していた

 

ヘイムスカー「タロスが昇華し、七神が八神になる前!タロスは我々とともに歩まれた!偉大なタロス!神としてではなく、人間として!しかし、貴方はかつて人間であった!」

 

蛍「(八神になる前?人間から神に昇華した?こんなことがありえるのだろうか、現人神ではなく人から神に?)」

 

ヘイムスカー「そうだ!人間としてあなたは言った!北の大地に生まれしストームクラウンのタロスの力を見るがいい!我が息が長き冬となるうぅぅぅ!!」

 

パイモン「おお!凄いなあいつ!吟遊野郎の歌よりも引き込まれるような話だな!」

 

蛍「パイモン、何かおかしいよ。八つ目の神なんて聞いたことがないよ」

 

パイモン「そうなのか?おいらが覚えている限りタロスという神はここテイワットではかなり有名な神だぞ?」

 

確かに引き込まれる話ではあったがここは契約の国、普通他国の神など信仰するわけがない

しかし民衆の反応を見るに多くの人がタロスという神に引き込まれているように見えた

 

そして私がタロスに対しおかしいと感じていたがテイワット大陸の案内人パイモンでさえ疑問に思っていない

疑問に思っているのは私だけのようだ。

 

ヘイムスカー「人間としてさえ!タロスは我々を大事にしてくださった!彼が我々一人ひとりの中にテイワットの未来を見ていたから!

 

ヘイムスカー「そして見よ!友よ!この醜い!真実!俺たちは人間の子どもである!タロスは人間の真なる神である!人間から昇華し、神の心を得て名実ともに神となった!まさにこの考えがスナージナヤの神には想像も及ばないことなのだ!」

 

北国銀行があるこの璃月でスナージナヤの神を侮辱するのは過激な発言であると蛍は感じた、元もそこまで問題になるとは思っていなかったが

 

ヘイムスカー「神の心を独占する!?氷の女皇が!はぁっ!?彼女は我々がタロスを信仰することさえほとんど我慢できないのに!今日彼女はタロスの神の心を奪おうとした!しかし明日はどうだ!その時は!ファデュイにあなたの家、国を奪わせるか!子どもたちは!?あなたの命は!?」

 

ヘイムスカー「そして!他の神は何をしているか!何もしていない!いや、何もしていないよりも酷い!モンドの神は心を明け渡し!稲妻の神は国を統治すらしていない!この璃月の神でさえ契約の上で心を明け渡した!自身の国民に説明もなしに!立ち上がれ!立ち上がれテイワットの子らよ!立ち上がれ璃月の民よ!」

 

ヘイムスカー「人間でもあり神でもある無敵のタロスの言葉を受け止めよぉぉぉ!!無敵のタロス!的確なタロス!難攻不落なタロス!あなたを称賛するぅ!!」

 

演説が終わり民衆の熱が徐々に冷めていった

他国から来たであろう民は熱に浮かされタロス!と叫んでいたが璃月の民たちは彼らを冷めた目で見ていた、やがて璃月の民はその場を離れいつもの璃月に戻っていった

 

 

 

 

その後説法をしていたヘイムスカーは岩王帝君を侮辱した罪によって仙岩軍に連れていかれた

 


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。