進撃する綾小路   作:もと将軍

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何者

 

「エレン…大丈夫?顔色が悪い…」

 

 ミカサが心配してエレンに駆け寄る。

 

「あ、ああ。大丈夫だ」

 

 そう言うエレンだったが、その顔色は悪く足取りが不安定だった。

 エレンに何か変化があったと考えるのが妥当だろう…ヒストリアは王家の血を引く者。それと接触したことにより、変化があったのかもしれない。

 本当に未来を見ることが出来たとして、その未来はどのようなものだったのか。

 オレと言う異物はその未来では、存在していたのか…もし、オレが見えていないのであれば、その時の世界はどのような未来となっていたのか…。

 それを知ることで、オレがこの世界での立ち位置を知ることになるだろう。

 

「エレン」

 

 オレはエレンの肩に手を置き、一歩を踏み出そうとしたエレンを止める。

 エレンは後ろを振り返ると、大層驚いた顔をしていた。

 

「え……だ、だれ……?」

 

 オレを見て誰か分からないと言った顔をしている。本当に分からないのだろう。

 だが、エレンの皆を見る反応から、記憶を失ったわけではないようだ。

 

「「「「「「え?」」」」」」

 

 皆は驚愕し固まる。だが暫くしてエレンはオレを思い出したようだ。

 

「……はっはぁはぁはあ。キ、キヨン…な、何で…」

 

 振り向き、肩で荒々しい息をしながらエレンはオレの両肩を掴む。

 エレンの様子を見た限り、見えた未来では、どうやらオレは存在していないようだ。

 

「エレン。オレはお前を信じているぞ」

 

 ボロボロと涙をこぼす。エレンは足に力が入らなくなったのか、へたり込んだ。

 

「どうしたの?エレン?何があったの、キヨン」

「そうですよ。いきなり顔色が悪くなったり、急に泣き出したり…明らかに変ですよ。変はいつもか…ならこれは普通…そもそも普通とは何でしょうか?」

「キヨン…エレンは大丈夫なの?」

 

 皆が詰め寄ってくるが一度無視し、エレンに言う。

 

「お前がどんな未来を見たのか、話してみろ。お前のそのクルミサイズの脳みそで考えても悪い方向にしかならないだろう」

「「「「未来?」」」」

 

 エレンの巨人の名は…進撃の巨人。その巨人はいついかなる時代においても自由を求めて進み続けた。初代王の思想に支配されないことも本で読んだが、それ以外にあるのは明らかだった。

 

「エレン…戦争を終わらせよう」

 

 オレはお前を理解している。そしてオレ達で…と意味を込めてエレンに手を差し伸ばす。

 

「…ああ」

 

 オレの手を握り立ち上がる。

 当然一部始終を見ていた人たちにも話は聞かせなければならない。

 それは構わない。今の現状を皆にも正しく理解しておいてもらう必要はある。

 そこで、オレ達は20名ほどが入る大部屋に集まり話し合いが開始された。

 

「あぁ~それで…どう言う事なんだい?」

 

 ハンジさんが切り出す。エレンはまだ俯いているため、その問いにはオレが応える。

 

「エレンの能力が未来を見ることができる巨人で、先の勲章授与のときにその未来の扉が開いたのでしょう」

「なるほど…?それで、え~っと…」

「あ、はい、そこからはオレが話します。」

 

 エレンは決心し口を開く。

 

「頼むよ」

 

 皆はエレンの話を真剣に聞くため姿勢を正す。

 

「えっと…厳密には全ての未来を見た訳ではありません。オレの能力は…未来の継承者の記憶を見ることができるのです。

 父の過去を見て、その父を経由して未来を見ました」

 

 エレンは弱々しい声で話した。

 

「話が難しいですね、分かりましたか?コニー」

「さっぱりだな」

 

 後ろでコソコソ話している二人は置いておこう。

 

「まぁ私もよく分からないところはあるけど、今はそこが詳しく知りたいわけじゃない。だから話を進めるが、その見た未来ではどうだったの?」

「それが…その…オレが父を誘導し、レイス家を殺させて…いました。それで、始祖を奪ったんです。ここからが未来の話なんですが、地鳴らしを発動し……その…人類の8割を殺しました」

 

 未来のエレンがおじさんを誘導ていたと…。

 過去を改変することも可能なのか。

 一気に周りが騒然となる。

 皆が一様に驚き、声を上げるが話が進まないのでエルヴィン団長が止め、エレンに話を再開させる。

 

「そして、調査兵団がオレを止め、アルミンやミカサ達が世界の英雄となり、戦争が終わったのです。そして巨人の力は消滅しました」

「まさか…そんなことになるのか…エレンを悪役に仕立て私達が英雄になるねぇ…」

 

 ミカサは自分がエレンを殺すことを知って声も出ていない。それはアルミンもだ…。

 だが、まさか未来がそんなことになるとはな。エレンは、よく…ここで話してくれた。エレンがそうせざるを得ない事情があったのだろう。

 だが、それを捨ててオレ達に話した。それはオレの存在が大きく影響していることは間違いなさそうだ。

 絶望的な未来と、今を見比べて今を生きるとエレンは決心した。オレ達と共に生きると。

 

「それで…」エルヴィン団長が口を開く。「何故それを話す気になったんだ?私を見て驚きキヨンを見て泣き崩れた。それは何故だ」

 

 その問いに対し、エレンは一度俯き溜めてから話す。

 

「……本来ならここにいる調査兵団は…もう9人しか存在していなかったからです…」

「「「「「は?」」」」」」

「9人だって…⁉皆死んでんのかよ…おい」

 

 ジャンが言った。

 

「ああ、ヒストリアは女王になっていたから調査兵団ではなかった。あとの皆は…トロスト区襲撃時では殆どの訓練兵が死んだ。調査兵団に入ったのは、確か20人程度だった。

 その後もアニと戦って数多く死んで、ライナーと戦ってまた死んで、ウォール・マリア奪還は成功したものの…オレ、ミカサ、アルミン、ジャン、サシャ、コニー、リヴァイ兵長とハンジさんとあと一人だけだった」

 

「そんな…」

 

 未来というか別の世界では自分は死んでいたのだと知らされ、絶望している兵士も少なくはなかった。

 

「キヨンも…死んでいたの…?」

 

 ヒストリアがそう零した。

 それにピクッと反応し、エレンは言う。

 

「いや…キヨンは………そもそもキヨンだけは……存在していなかった」

 

 全員、驚愕し目を見開いている。

 

「一体…お前は、何なんだ…?生まれてから一緒に育ってきたのに…何でお前だけ見えないんだ?過去も未来も変わっている。まるで、ここが別の世界だ」

 

 エレンはオレに向いて言う。エレンが一緒に生きていくと決めた以上、オレも正直に言った方が良いな。

 オレも仲間だと思い始めてる。今ならこんなオレでも受け入れられるだろう。

 

「さぁ…それはオレが知りたいことだな」

 

 だが、オレは言えなかった。誰かに引き止められた。

 いや、誰かではない。オレにだ。

 うるさい。出てくるな。とオレはオレに言い聞かせる。

 

「…そうか」

 

 あまり信じて貰えてはないが、一先ずオレへの質問は終わった。

 だが、何故オレがこの世界に生まれ落ちたのか、甚だ疑問だ。

 いや…そんなことは何も意味は無いのかも知れない。ただ偶々生まれ落ちただけということもある。

 

「まあ分かった。君が話してくれた理由も。キヨンの存在がこれだけの兵士を存続させたことに変わりはない。これからもよろしく頼むよ」

「はい」

「だけど問題が多いな…」

「一先ず今日は解散だ。私たちも時間が欲しい」

 

 話を聞くだけの時間だったが、一度情報を整理したいのだろう。

 ここで解散となり、オレ達は宿に向かう。その間、誰も話さなかった。

 食堂に向かい、皆で食卓を囲むも静かで食器の音だけが聞こえる。

 皆が死んでいたこと、エレンが虐殺していたこと、そしてオレが気味が悪いのかも知れない。

 

「はいっ!」

 

 静寂を破ったのはサシャだった。

 まさかのサシャがオレにパンをくれた。ほんの一かけらだったが…。

 

「キヨポンはキヨポンです」

 

 そう言いながらオレの口にパンを無理やりねじ込んだ。それを見たミカサとヒストリアはムッとしたが、何も言ってこなかった。というか、なぜヒストリアがここで昼食を取ってるのかは、オレも分からない。

 

「未来とか過去とか良く分かりませんが、今を見ましょう!」

 

 実にサシャらしい考えに安心感を覚える。サシャの言い分に皆はふっと小さな笑みを見せた。

 

「そうだな」

「お前はただ理解できなかっただけだろ」

 

 ジャンがサシャに言う。

 

「ギクッ…さ、さあ何のことでしょう…」

 

 分かりやすく動揺するサシャ。

 

「うんうん!皆、生きててよかった。私は死んでたみたいだけど…」

「だぁから、そんな話はしなくて良いってなったろ」

「あははは、そうだね。ごめんごめん」

 

 昼食を食べ終わり、オレは104期の同期と街をブラブラと歩いている。

 

「なんでエレンは…私達から離れて行ったの?」

 

 ミカサが聞く。ずっと気になっていたのだろう。皆が今を生きると言っても、そう簡単に割り切れるものじゃない。

 特にミカサの場合、ずっとエレンと暮らしていただけに、そこに恋愛感情が無かったとしても衝撃だっただろう。

 

「オレは…キヨンに人類は滅びてないって聞いた時、ガッカリしたんだ。多分、未来でも壁の外で人類は生存していると聞いて同じように思ったんだろう。

 そして許せないって思った。なんでこんな壁の中に閉じ込められなくてはならないんだって…。

 だから、平らにしたかったんだ」

「…」

「壁の向こうには海があって、海の向こうには自由がある、と思っていた。だけど、違った。海の向こうにいるのは敵だった。オレは憎いと思ったんだ」

「憎い?」

 

 オレは思わず、そう聞き返す。

 

「え?あ、ああ…こういうのを憎いって言うだろ?だって…向こうは自由なんだから」

「ああ。そうだな」

「どうかしたの?キヨン」

 

 ミカサが訊いてくる。

 

「いや、何も。ただそういう感情は余り理解できないと思ってな」

「キヨンらしい。いつも無だから」

 

 失礼な…。

 

「オレにも感情はある」

「そう…」

 

 ミカサはオレの言葉を右から左へと聞き流した。

 

「そんな事よりも!!しゅ!く!しょう!かい!!ですよ!!

 ウォール・マリア奪還したんだから、肉を食べましょうよ!前回よりも大きい肉を…ぐへへへへ」

「お前、前回あんま食べてねぇだろうが」

「え、そんな馬鹿な…こ、この私が食いそこねるなど…」

「教官の頭突きで忘れたんじゃねーのか?」

「そういや、教官を呼びに行ったのはサシャだったよな?」

「あ、あ、あ…ああ頭が割れそうですぅ〜!!」

 

 教官は多分、サシャに肉を与えたはずだが、教官というワードがもうトラウマなのだろう。

 

「ま、行くか」

「ハンジさんが用意してくれてるってよ!」

「うおおおおおお!!行っきますよぉ!」

 

 サシャが真っ先に駆け出し、コニーが続いて走り出す。それを見たジャンは「はっガキかよ」と馬鹿にしながらも我慢できなかったのか走って行った。

 その後を皆も追う。アルミンもエレンも走って行った。

 

「行こう」

 

 ミカサがオレの手を引いて、走る様に促す。仕方なくオレも走ってついていく。

 住宅街で芝生の上では無いが、昔、よく4人で走っていたのを思い出した。

 

 

 

 大講堂に集まり、目の前に並べられた肉や肉や肉に皆が目を輝かせていた。

 

「ウォール・マリア奪還成功じゃあ!!!カンパーーーイ!!!」

 

 ハンジさんが叫ぶ。

 前進したと思えば、エレンのことと言い、世界の事など厄介な件が増えた。

 ストレスが溜まっていたのだろうな。

 長い言葉はいらない。短い言葉で快哉を叫んだ。

 

「「「「「「「うおおおおおおおおお!!!カンパーーーイ!!!!!!」」」」」」」

 

「てんめえ芋女!!!!まぁた一人で食ってんじゃねえか!!!」

 

「んう゛~~~!!!」

 

「またサシャがジャンの手を食べてる」

 

 ははは、と笑いながら乱闘を見物しているのはヒストリア。

 

「偶には混ざって来たらどうだ?」

 

「女王に殴り合いをしに行けというの??」

 

「いや、そこまでは言ってないだろ…」

 

 また何か厄介な命令をされるのは勘弁なので、ここは引いておく。

 皆の乱闘が治まる気配がないため、オレは外に出て風に当たることにした。

 

 

 

 

 オレはここに来て変わっただろう。

 それは自分でも良く分かっている。

 変われたことに素直に嬉しいと思う。そして、変化を与えてくれた奴らには…どれだけ感謝していることか。だから、こいつらと居る時間を失いたくないと思っている。

 奪われないために、ライナーや獣を倒した。その結果、壁の中は安泰だ。

 皆も楽しそうにはしゃいでいる。

 オレは心から思っている。この居場所を失わなくて良かったと…。

 

 だが…。

 それでも…オレは……モヤが晴れない。

 この鳥籠のように囲われた不自由な世界が嫌なのだろう。

 

 

 憎い。

 

 

 オレは今まであやふやだった感情を理解した。

 戦争を終わらせるには、エルディア人以外の人間を滅ぼせば良い。

 そうすれば、戦争が今後起こることはないだろう。

 今度はエルディア人同士で戦争が起こる可能性は否めないが…それでもオレ達が生きている間に戦争が起こることはない。

 話し合いで解決したとして、またいつの日か戦争が勃発するのは目に見えている。

 

 オレがこいつらと自由に暮らしていくには、全ての国を滅ぼすことが最も確実だ。

 

 だがそれをするには問題点がある。

 オレがオレ自身が何も思わず人を殺し回れるかだ。できるだろうか…いつか思い留まるのでは無いだろうか…。

 優しさ、人を思う気持ちを手に入れた。

 それは良いことであると思うが…こういった場面では甘さとして出てしまうのでは無いだろうか…不安だな…。

 

「ふぅ…」

 

 らしくもないと思い、一度息を吐く。お腹の中の空気がなくなるまで吐いた。

 

 「キヨンは…キヨンだから…」

 「さっすがキヨポンですぅ〜!!」

 「キヨンは私達を勝たせてくれるんだよね?」

 

 そもそもだ…これを話せば皆といつも通り話すことが出来なくなる可能性が高い。

 戦争を終わらせたとしても、あいつらと居ることが出来なければ、終わらせる意味がない。

 そのようなことをするのは…愚かだ。

 

 

 オレは…キヨン・ジェイルーン。今を生きよう。

 

 

 どちらにしても戦争は続くが、話し合いに持っていけば終わらせることも可能だ。

 オレはそう今後の方針を定め、中に戻ろうと踵を返す。

 

 

 

 

 

 

 「さっすが、私の清隆ね!信じていたわ」

 「お前という駒を動かすためにしたまでのこと。」

 

 

 

 唐突にフラッシュバックした記憶。

 今まで、オレはあいつのことを思い浮かべることなど無かった。

 

 忘れていたわけじゃない。

 

 過去の自分を記憶と共に封印していた。

 

 変われたわけじゃなく…隠していた。

 

 

 

 

 

 

 

 そうだ。

 

 

 どれだけ変わろうとオレはオレだ。

 

 目的の為なら手段を選ぶ必要はない。

 

 この世は『勝つ』ことが全てだ。

 

 過程は関係ない。

 

 どんな犠牲を払っても構わない。

 

 最後にオレが『勝って』さえいればそれでいい。

 

 憎いなら、外の世界を掃除してしまえば良い。

 

 オレはオレの目的を果たすために、皆を……そして、オレ自身を道具として扱おう。

 

 自由を得る。

 

 そのためなら…エルディア人以外が絶滅しようとどうでもいい。

 

 これから行うことは既に決まっている。

 

 

 

 オレは綾小路清隆。敵国を進撃する。

 

 

 

 生まれたての赤子や、あと数秒で死ぬ老人だろうと関係ない。

 

 どんな小さな小石も見逃さない。

 

 しかし、ここでの暮らしで甘さが混じってしまったのも変わりようのない事実。

 いや…違う。甘さを…優しさを手に入れた。

 この感情を利用しない手はない。

 

 後ろの扉が『ガチャ』と開き、オレに声を掛けてくる。

 

「キヨン…一人で居ないで皆と居ようよ。

 せっかくの祝いなんだからさ!」

 

 ヒストリア・レイス

 

「ああ、そうだな」

「どうしたの?憑き物が落ちたみたいにサッパリして」

「酷い言い方だな。だが、まあ迷いが無くなったからな。気分が良い」

 

 中へ入り、皆の元に歩いていく。

 

「あっ!キヨポーン!聞いてくださいよ!私にだけ肉を食べさせてくれないんですぅ〜」

「それは日頃の行いだ」

「ええ〜そんなァ〜」

「えっ…キヨポンが今、普通に笑ったぞ…」

 

 コニー・スプリンガー

 

「オレも変わり続けているからな」

「らしくねぇじゃねぇか!キヨン。お仲間が生きていたことが嬉しかったのか?え??」

 

 ユミル

 

「まぁそうだな。それは否定しない」

「あんた…顔つき変わったね」

 

 アニ・レオンハート

 

「さっきヒストリアにも言われたな。少し気分が晴れただけだぞ」

「そ、そう…い、いいんじゃない?」

「キヨンは最近、優しくなったよね?」

「まぁ昔から皆を守るために暗躍してただけだよね」

 

 ミーナ・カロライナ

 マルコ・ボット

 

「そういや、オメェ結構前に…安心しろ。オレにとっての…………とか何とか言ってたな。オメェさてはツンデレって奴か!ぷひゃっひゃ」

 

 ジャン・キルシュタイン

 

「ジャンボ…口を閉じてろ」

「て、てめぇ」

「キヨン!まずは海だよ!海を見に行こう!!」

 

 アルミン・アルレルト

 

「お前はそればかりだな」

「ま、まあね…へへ」

「キヨンは…これからどうするの?」

 

 ミカサ・アッカーマン

 

「決まってるだろ?戦争を終わらせるだけだ」

「そ、そう…」

「ミカサ、今はその話は良いだろう?楽しいときは楽しく食べるべきだ」

「そうね。私が悪かった…」

 

 だが、その隣りにいるやつはオレの言葉に反応し、ぼそほぞと呟く。

 

「鬱陶しい壁…海の向こうには自由があって……」

 

 エレン・イェーガー

 

「おい、腰巾着。今はそんな事を考えなくて良いと言っただろう?

 楽しまないと損だぞ」

「お、お前の笑顔ほど、見慣れねえもんはねえな……まあ…そうだな。今は楽しむべきだな…」

「そうです!そうです!!皆、お肉を手に持って〜〜かんぱーーい!!」

「「「「かんぱーーい」」」」

 

 サシャの掛け声に皆が釣られて肉を高らかに上げる。

 

 それをサシャは飛びつき食らう。

 

 笑いが堪えない場。

 

 良いものだ。

 

 オレも笑っているのだろう。

 

 自然と…これは決して作り笑いじゃない。

 

 だからこそ、何も疑われることはない。

 

 それで良い。

 

 全ての人間は道具でしかない。

 

 それらを操るためにオレは新たな教科書の一ページを捲った。

 

 




エレンの過去視や未来視…それから、巨人の力などは全てキヨンには効かない。そう言う設定です。
なので、キヨンが巨人化することもできないし、過去視に映ることもない。故に過去も未来も同じ世界であっても現在を帰ることはできない。なんか言ってて分からなくなってきましたが…とにかく、エレンやユミルからキヨンを見ることはできない、ということ。
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