フリーザ軍の料理長   作:宇迦之たま猫

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おまたせしました…ちょっと惑星ルビコンに行って独立傭兵してたので遅れました…



メニュー6 ベジータ王と粗挽きハンバーグ

 

クウラ様とコルド大王様にうな丼を作ったあの日からはや数ヶ月、私は今フリーザ様と共にあの惑星ベジータに視察に来ていた。

 

私たちの前でフリーザ様に跪いて平伏しているのはこの惑星ベジータに住むサイヤ人の王ベジータ王。

 

ベジータ王と言えば、惑星ベジータが滅ぶ原因を作ったと言っても良い男でもある。

 

元々フリーザ様はサイヤ人を戦闘力はそこそこ高くて使えるけど無駄にプライドが高く忠誠心の無い、いつ反乱を起こすか分からない不穏分子でもある人材として認識していた。

 

破壊神ビルス様から気に入らないからと言う理由で惑星ベジータを破壊する様に言われていたが、この段階ではそこまで乗り気では無かったはず。

 

超サイヤ人の誕生を危惧していたと言うのも確かにあるが、そこそこ使える人材を滅ぼすのは勿体ない程度には考えていたと思われる。

 

……が、ベジータ王がサイヤ人のエリート戦士たちを引き連れて謀反を起こしたが為にフリーザ様の怒りに触れてしまい、諸々の理由もあり滅ぼされる事になった……と言うのがドラゴンボール超のはず。

 

そんな惑星ベジータの滅びの引鉄を引いたのが目の前の男、ベジータ王である。

 

 

「そ、その…フリーザ様、そちらの男は…」

 

「彼は我が軍にて料理長を務めているシェフィーさんです。戦闘力こそ無いですが、彼の作る料理は絶品の一言に尽きます。今日は貴方たちサイヤ人にも紹介しておこうかと思いましてね」

 

「初めまして、シェフィーと申します」

 

そう言って私はペコリと頭を下げる。

 

「ほ、ほぉ……そうですか……」

 

フリーザ様の手前、下手な事をする訳にもいかないベジータ王は顔を引き攣らせながら冷や汗を流す。

 

「あなたたちサイヤ人はあまり好きでは有りませんが、仕事はしっかり行ってくれてますからね。褒美と言ってはなんですが…シェフィーさんの料理をご馳走しようかと思いまして」

 

「そ、それは……」

 

ベジータ王がチラリと私の方を見てくる。

 

どうやら私の事を警戒しているのだろう。まぁ、無理も無いが……

 

とりあえず、ベジータ王の事はフリーザ様に任せて料理しよう。

 

サイヤ人と言えば超のつく大食いだ。

 

ならある程度ボリュームがあって腹に貯まりやすい物…肉料理が良いだろう。

 

フリーザ様にもお出しする事を考えると……粗挽きハンバーグなんかが良いかもしれない。

 

 

よし、まずは…牛粗挽きミンチ200gに岩塩とナツメグを小さじ1、黒胡椒を好みで入れる。

 

私はピリッと効いている方が肉の味が際立って好きなので小さじ1入れる。

 

そしたら全体が良く馴染む様にしっかり混ぜこねる。

 

パン粉大さじ2を牛乳大さじ1に入れて浸す。

 

最後に溶き卵1つと浸したパン粉を混ぜこねた牛粗挽きミンチに混ぜて再びこねる。

 

そしたら1度冷蔵庫に入れて寝かせておく。

 

 

次はミンチを寝かせている間に付け合せの野菜を用意する。

 

まずにんじんを食べやすい様に櫛形にカットして、じゃがいもを8等分にカットし、耐熱ボウルに入れてふんわりラップを掛けて大体5分ほどレンジで温める。

 

温めたら取り出して、バター10gを入れたフライパンで軽く炒める。

 

 

付け合わせの準備が出来たら冷蔵庫からハンバーグを出して、ぺちぺち叩いて空気抜きをしながら形を小判型に整えて真ん中をくぼませる。

 

次にフライパンでサラダ油を熱し、弱火で両面をこんがり焼く。

 

両面にこんがり焼き色がついたらチーズをのせ蓋をして、チーズを溶かす。

 

チーズがしっかり溶けたら、ハンバーグと付け合せの野菜をお皿に盛り付ける。

 

 

最後にハンバーグを焼いたフライパンの中の肉汁にウスターソース大さじ2、ケチャップと赤ワインを大さじ4、醤油を小さじ1、バターを10g、水を大さじ4入れて中火で混ぜながら煮詰めればソースの完成。

 

 

このソースをハンバーグに回し掛けたら…粗挽きハンバーグの完成!

 

これを2人分用意して……

 

 

「はい、お待たせしました。粗挽きハンバーグです。付け合せはバターで炒めたじゃがいもとにんじんになります」

 

出来上がった料理をテーブルに並べて行く。

 

「おぉ!」

 

「こ、これは……なんと言う香りだ……実に美味そうだ!」

 

2人は目を輝かせながらテーブルの上に置かれた料理を見つめる。

 

「さぁ、冷めない内にどうぞ召し上がって下さい」

 

「うむ、では頂くとしようか」

 

2人がナイフとフォークを手に取ってハンバーグをカットする。

 

中から肉汁が溢れ出て来て、チーズがとろりと糸を引く。

 

そしてそのまま口に運んで噛み締める。

 

「「ッ!?」」

 

その瞬間、2人は目を見開いて硬直する。

 

そのままモグモグと咀嚼しゴクリと飲み込むと、今度は無言のまま一心不乱にハンバーグを食べ始めた。

 

「これは……美味い!粗挽き故に弾力のある食感が強く、噛めば噛むほど旨味が溢れ出てくる!チーズもとろりととろけて濃い風味がハンバーグに良く絡む…ソースが濃いが、むしろそれが肉汁と合わさり食欲をそそる……!」

 

「付け合せのジャガイモと人参のバターソテーも非常に美味しいですね……シンプルな料理なのに、しっかり味が染みていて素材の味を引き立てています……!シンプル故の奥深さを感じさせる……!」

 

2人は夢中でハンバーグを食べ続ける。そしてあっという間に完食してしまった。

 

「ふぅ……美味かった…あんな美味いものを食ったのは初めてだ……」

 

「ホッホッホ。私の言った通り、シェフィーさんの料理は絶品だったでしょう?」

 

「ええ、それはもう……素晴らしい味でした」

 

「気に入ってくれた様で何よりです。シェフィーさん、今後も料理長として引き続き働いて下さいね?」

 

「はい、お任せ下さい」

 

 





ハンバーグは粗挽き派の猫です。

次は誰を書く?(惑星ベジータはまだ破壊されてないものとする)

  • ギニュー隊長
  • ジース
  • バータ
  • リクーム
  • グルド
  • ベジータ
  • ナッパ
  • ラディッツ
  • ベジータ王
  • ギネ&バーダック
  • コルド大王
  • クウラ

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