『レイヴンの火』。独立傭兵レイヴンによって引き起こされた、星系を焼いた大災害。
しかし彼は生き延びていた。
使命を果たし死にそびれ、しかし主人の願いにより死ねず、それからはただ無意にと。
だがやはり、生き方は一つしかなかった。他に何も知らなかった。そんな全てを滅ぼす生き方の果て、やがて彼は死神と呼ばれることとなる。
それから、40年。彼は再び火を付けた。
今度こそ、終わらせるために。
完全に放棄された星系で犠牲になるものはもはや居らず…その残火はただ、弱く静かに。しかし星の命と共に、確かに燃え尽きていった。
名をつけるとするならそれはやはり『死神の火』だろうか。
しかし、というべきか。
死神はまた、死ねなかった。
しかし彼は生き延びていた。
使命を果たし死にそびれ、しかし主人の願いにより死ねず、それからはただ無意にと。
だがやはり、生き方は一つしかなかった。他に何も知らなかった。そんな全てを滅ぼす生き方の果て、やがて彼は死神と呼ばれることとなる。
それから、40年。彼は再び火を付けた。
今度こそ、終わらせるために。
完全に放棄された星系で犠牲になるものはもはや居らず…その残火はただ、弱く静かに。しかし星の命と共に、確かに燃え尽きていった。
名をつけるとするならそれはやはり『死神の火』だろうか。
しかし、というべきか。
死神はまた、死ねなかった。