八幡は小学校の時に、サトノダイヤモンドの同級生だった。
八幡は彼女の為にトレーナーになりたかった。

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八幡、トレーナー試験に挑戦

サトノダイヤモンドに卑屈かつ厭らしく欲望を剥き出しにしてにじり寄った八幡は、サトノダイヤモンドに抵抗されて蹴り飛ばされた。

 

裁判の結果、サトノダイヤモンドは無罪となった。

まあ普通にそうなるよね。

普通に陰気なボッチを好きになったりはしないのに、大人しそうな見た目の美少女に優しくされたら勘違いしてしまったのが八幡だ。

 

そもそも八幡はトレーナーの資格なんて持っていなかった。

 

 

八幡は、清楚系の見た目の女の子が好きだった。

でも清楚系の見た目の女の子は、八幡みたいなのは嫌いだった。

それだけの話なのだが、八幡は諦めたくなかった。

かといって、努力してもトレーナーの資格を取るのも無理だと分かっていた。

 

努力せずにサトノダイヤモンドのトレーナーになって、慕われて、あわよくば…という希望を八幡は捨て切れなかった。

 

 

結果、八幡は苦悩する。

マイクロキメリズム現象といって、複数の牡の遺伝子を吸収した牝は、その後別の牡の遺伝子で妊娠しても、以前の牡の遺伝子を混ぜて産むという事がある。

 

サトノダイヤモンドが他の男のものに一度でもなってしまえば、その後八幡のものになっても、生まれてくる子供は八幡の遺伝子を押し退けて、前の男の遺伝子も引き継いで生まれてくるのだ。

 

 

八幡はそういうのが嫌だった。

弱者男性は結婚出来たとしても、そのようになることが多く、故に八幡も本能的にマイクロキメリズムを理解していたのだ。

処女厨の八幡は、そういうのが嫌だった。

清楚系の見た目の女の子が大好きなのだ。

勿論、男を求めなくても男に求められる美少女は、わざわざそういった男は選ばない。

 

 

金があれば結婚は出来る。

顔があれば恋愛は出来る。

一般的にはそう言われているが、八幡にはどちらもなかった。

 

八幡はウマ娘と恋愛結婚したかったが、ウマ娘は基本美少女なので八幡を選ばない。

だから、最初からウマ娘には興味がないフリをしていたが、優しくされて、自分でもイケると勘違いしてしまったのだ。

 

 

 

材木座は八幡にアドバイスした。

ウマ娘を狙って駄目なら、八幡自身がブタ息子になれば良いと。

 

全くもって意味不明だった。

 

 

 

そうして迷走(迷走していなくても変わりないが)している間に、葉山がウマ娘のトレーナー試験に合格した。

 

 

やはり出来る者は何をやらせても出来る。

基本となるステータスが高いので、そこから派生するステータスも高くなるのは当たり前。

 

育ちも大切だが、何より大切なのは生まれ。

ウマ娘も両親が優秀かどうかで決まる部分はかなり大きい。

 

 

何か普通にサトノダイヤモンドのトレーナーに内定した葉山を見て、八幡は狂った。

 

「俺が、俺がダイヤの男になる筈だったんだぁーーーー!!!!」

 

八幡は折り畳みナイフで葉山を襲ったが、普通に躱されて押さえ付けられた。

その八幡を見るサトノダイヤモンドの目は、本当に迷惑と語っていた…気がした。




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