ハニー・ポッターシリーズ   作:鹿太

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賢者の石編③


ハニー・ポッター「賢者の石は、どうなったのかしら」

追加: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 01:28:38.37 ID:mAHxf6NP0

 

ハニー「(……)」

 

ハニー「(下へ、下へ、下へ。落ちていくような感覚が、記憶していた最後だわ)

 

ハニー「(暗い暗い、今いる、闇の中へ……)」

 

キラッ

 

ハニー「(! 何か、光ったわ)」

 

ハニー「(あれは、スニッチ、かしら)」

 

ハニー「(獲らなきゃ、獲らなきゃ、私、わたし、が……)」

 

ハニー「(……駄目、手、届かない……)」

 

ハニー「(どうして……どうしてあのスニッチ)」

 

ハニー「(半月型、で……)」

 

ハニー「ん、んん……?」

 

医務室

 

ハニー「……」

 

ダンブルドア「やぁ、ハニー。起き抜けに手を伸ばして、ふむ、わしの半月型の眼鏡が気になるかね?かっちょいいじゃろう?」

 

ハニー「……そうね、起き抜けの私の顔を勝手に覗き込んでいた人の眼鏡なんて、取り上げて放り投げても許されるんじゃないかしら」

 

ダンブルドア「ほっほ……許して欲しい。君がいつ起きるか待ちわびておったのだから……わしは運が良い。つい先程まではミス・グレンジャーとミスター・ウィーズリーの番だったのじゃ」

 

ハニー「! 二人は、大丈夫なの?ロンは平気?ハーマイオニーは、怒って、なかった?」

 

ダンブルドア「すこぶる健康じゃ。ミス・グレンジャーは献身的に君の世話をしておったし、それを見た包帯が取れたはずのミスター・ウィーズリーが血の涙を流すので再入院させられかけたがのう」

 

ダンブルドア「つまり、ミス・グレンジャーが言い放ったところの『通常運転です』だそうじゃ」

 

ハニー「……そう。よかったわ、えぇ……それじゃああれから、何日たったのかしら」

 

ダンブルドア「おぉ、聡い子じゃ。自分の状況をよく理解しておる……三日じゃよ、ハニー。君はあの地下でおきた出来事から、三日。ここで寝込んでおったのじゃ」

 

ハニー「……」

 

ハニー「賢者の石は、どうなったのかしら」

 

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 01:34:26.78 ID:mAHxf6NP0

 

ダンブルドア「もちろん、無事じゃ。ヴォルデモートの手にはない、という意味でなら、もちの君の豚でじゃ」

 

ハニー「いくら校長でも、私の豚を豚呼ばわりしていいのは私だけよ。それで」

 

ハニー「……そんなことが聞きたいんじゃないの。あなたは、あの『石』をどうしたの?」

 

ダンブルドア「うーむ、病み上がりの君を興奮させるな、とマダム・ポンフリーに言われておるのじゃが。君はその分だと『石』意外の話はしたくないらしいの。いいじゃろう」

 

ダンブルドア「『石』じゃがの。あれは、壊してもうた。ハニー。君が命を賭して守ってくれた事は、感謝してもしきれない程じゃ。じゃが……」

 

ハニー「……あの『石』があると、あいつが復活するチャンスを増やしてしまう」

 

ダンブルドア「そうじゃ。その手段の一つを、いつまでも残しておくわけにはいられぬからのう」

 

ハニー「……良かったの、校長先生。ニコラス・フラメルのこと、調べたけれど……あの人はあなたの、その……友達、だったのでしょう?」

 

ダンブルドア「おおう、そうとも。気のおけない友人じゃった……彼の最期の一世紀を共有出来た事はわしの誇りだよ」

 

ハニー「確かもう、六六五歳とか……つまりもう、あの『石』無しじゃ生きていけないじゃない。そんな……最期を、なんて……」

 

ダンブルドア「そうじゃな、ニコラスはとても良い友人だった。でも、だからこそ、なのじゃ。ハニー」

 

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 01:44:54.16 ID:mAHxf6NP0

 

ダンブルドア「わしの友人たるニコラスと、その妻のペレネレ。二人は言っておったよ。もう十分すぎるほど生きた、とね。今所有している命の水の残りで、身辺整理をするだけの時間は十分あるそうじゃ」

 

ハニー「……」

 

ダンブルドア「とても愉快にはしゃいでおった。二人が出会ったボーバトン魔法アカデミーに行き、彼らを愛する人達と、彼等の名を冠した泉で語り合い、オペラを観劇し、美しいピレネー山脈を眺め」

 

ダンブルドア「そして二人で死ぬのだ、と」

 

ハニー「……二人は、怖くないの?死んでしまうのが」

 

ダンブルドア「君のように若い者には想像も出来んじゃろうが、ニコラスとペレネレにとって死とは長い1日の終わりに眠りにつくようなものなのじゃ」

 

ハニー「長い、眠り……」

 

ダンブルドア「何より、自分達の存在が奴の復活の鍵になるのならば。奴が心底恐れる死も、二人にとってはなんのためらいもない選択なのじゃよ」

 

ハニー「……分からないわ。悔しいけれど」

 

ダンブルドア「ほっほ、年の功、と言うものじゃろうて。彼らのそれにはこのわしさえも遠く及ばんよ。だからハニー、今分からなくて良い。ただ知って欲しいのじゃ。気高く、美しい、二人の死をのう」

 

ハニー「……そうしてさしあげる」

 

ダンブルドア「ありがとう。二人に代わって、礼を言おう」

 

 

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 01:52:06.52 ID:mAHxf6NP0

 

ダンブルドア「さぁ、ハニー。いつかの夜君に許した質問は一つじゃったが、今日はいくらでも答えてしんぜよう。君は、それに足る働きをしてくれたのじゃ」

 

ハニー「えぇ、まったく。どこかの誰かさんがまんまとおびき出されて留守にしてくれたおかげでね」

 

ダンブルドア「あぁ、大いなるしくじりであった……ロンドンに着いた途端わしが今おるべき場所はここではないと気づき、すぐに引き返したのじゃ。カムバック・ホグワーツってやつじゃの」

 

ハニー「……ハグリッドからの手紙を受け取った訳ではないのね」

 

ダンブルドア「あぁ、どうも空中ですれ違ったようじゃ……わしにもこの君の友人や崇拝者からの贈り物のように山ほど届いておれば気づいたのかもしれんのう」

 

ハニー「あぁ、それでここに小山が築かれていたわけね。友人や……崇拝者?城中からそっぽを向かれていたはずの、私に?寝顔の写真でも出回ったのかしら?」

 

ダンブルドア「出回った、という点では正解じゃ。君と、あの地下でクィレル先生との間に起きたことは『秘密』でな」

 

ダンブルドア「秘密ということは、つまり。このホグワーツ城においてはみんなの知るところ、ということじゃろうて」

 

ハニー「あぁ、ホグワーツってステキね。おかげで私の素晴らしさまで、城中あますところなく伝わっているのだから」

 

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 01:59:36.11 ID:mAHxf6NP0

 

ハニー「私と、クィリナスの間にあったこと……ねぇ、校長」

 

ダンブルドア「なんじゃねハニー。わしもヒンヒン鳴いたほうがいいのかね」

 

ハニー「あなたの立場を考えてそうさせないであげるわ……例え『石』が無くなってしまっても、あいつは、ヴォル……あー、『例のあの人』は……」

 

ダンブルドア「ハニー、ヴォルデモートと呼びなさい。名前を恐れると、そのもの自身に対する恐れも大きくなる」

 

ハニー「恐れ?私が?私が恐れるのは退屈と体重計だけ、それだけよ。そう、その、ヴォルデモートは……きっと『石』がなくたって、他の手段で戻ってこようとするんでしょう?違う?」

 

ダンブルドア「……そうじゃの。確かに奴はまだ滅んでおらん。滅び切っておらん、と言うべきか。君も薄れゆく意識で覚えておったことじゃろう。君とわしへ恨み節を残す姿を」

 

ハニー「えぇ……あなたが現れてからは一気に燃え上がって、それで、すぐに萎んだような気もするけれど」

 

ダンブルドア「浮かされやすいのも沈むのが上手いのもあ奴そのものじゃ。仕掛けるのは今ではないと悟ったのじゃろう……そう、ヴォルデモートはどこかに行ってしまっただけじゃ。君のやったことは、もしかすれば奴が力を取り戻すのを遅らせただけ、なのかもしれん」

 

ダンブルドア「取り憑ける者がおらぬ間はこちらに手出しも出来なかろうが、かといって本当に生きているわけではないから殺すことも出来ぬ、厄介な存在に成り果てておるじゃろう」

 

ダンブルドア「じゃが、君は行動した。結果、奴を挫いた。この事が大事なのじゃ、ハニー」

 

ハニー「うん、分かってる。私、そうしてよかった、って思ってるわ。意味がなくっても、少しのことでも」

 

ハニー「何度でも何度でもあいつに、この私っていう存在を分からせてやれば。あいつもいつか尻尾を巻く日がくるもの。そうでしょ?」

 

ダンブルドア「……強い子じゃの、ハニー」

 

ハニー「そんな言葉で装飾するのはやめて。褒める言葉は高貴で可憐で儚げで、伝説的から受け付けるわ」

 

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 02:06:28.16 ID:mAHxf6NP0

 

ダンブルドア「確かに、儚げではあるのう……わしが駆けつけた時の、ハニー。君といったら、全身が震え、腰が砕け、まるで生まれたての子鹿のようで……」

 

ハニー「校長、それ以上言うと……」

 

ダンブルドア「産まれたての……子鹿……グスッ……」

 

ハニー「……ちょっと、自分で言ってて何に感動して何に感極まっているのよ。本当に投げ捨てるわよ今外したその半月型の眼鏡。子鹿がなんなわけ?」

 

ダンブルドア「老人の戯言じゃ、気にせんでおくれ。鼻をかんでも良いかね?」

 

ハニー「……尊厳ってものがないのね、あなた。今に始まったことじゃないけれど……それで、質問の続きよ」

 

ダンブルドア「うむ、ばっちこい」

 

ハニー「うるさいわ……ずっと、考えていたのだけれど」

 

ダンブルドア「わしの豚名かね?半月豚とかどうかの」

 

ハニー「正しい名前云々を話した後にそれはなんなの。いいから。ヴォルデモートはそもそも、どうして赤子の頃の私なんかを狙ったわけ?」

 

ダンブルドア「……」

 

ハニー「あいつの口ぶりは、おかしかったわ。パパとママが勇敢に戦う人達だったのは分かる。それを狙うのも、許せないけど、分かる。でもあいつの言い方じゃ、まるで私を殺すことが目的だったかのような……それに、ママを殺す気は無かったって言うのは、なんの……」

 

ダンブルドア「おぉう、ハニー……君は、本当に……わしの想像の、いいや想像を超えた、聡い子じゃのう」

 

ハニー「当然よ、私だもの。それで?」

 

ダンブルドア「……なんでも答えてしんぜようと言うたが、すまぬ。早速答えられぬ質問をされてしもうた。それに答えられるのは、今では、ない」

 

ハニー「……なぁに、それ。今では、って」

 

ダンブルドア「許してほしい、ハニー……今では、ないのじゃ」

 

ハニー「……はー。そんなに悩む顔をするくらいなら言ってしまえばどうなの?とは思うけれど。いいわ。聞かないであげる」

 

ダンブルドア「そうしてくれるととても助かるのう」

 

ハニー「はいはい。後から悔やんでも知らないわよ、先生」

 

ダンブルドア「そうじゃのう」

 

ダンブルドア「………………そうならないと、いいのじゃがのう」

 

 

 

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 01:52:06.52 ID:mAHxf6NP0

 

ハニー「ヴォルデモートが乗り移ったクィリナスが私に触れなかったのは、あいつとクィリナスが拒否反応を示しだしたのと同じ、そう考えていいの?」

 

ダンブルドア「そうじゃろうて。奴が理解できないものがあるとすれば、それは『愛』じゃ。君が母上から授かった、まっことすばらしい愛情」

 

ダンブルドア「そして、なんと君がクィレルに示した愛情。なんともわしの想像を超える子じゃ、君は」

 

ハニー「……あいつは言ってたわ。常に自分に心を許して身体を差し出す者がいる、ってそれが、クィリナスで……」

 

ハニー「それを後悔して、最後にはあいつへの服従じゃなくて……私の、愛を受け取った」

 

ダンブルドア「そうじゃ。憎しみや欲望、野望に満ちたヴォルデモートという者は、彼奴の魂はそんな身体にとりついていられなかった」

 

ダンブルドア「——激しい後悔と、愛により自責する魂の者などには共存出来ぬのじゃ。想像を絶する苦しみだったことじゃろう。君を触れる事にも同様じゃ」

 

ダンブルドア「母上が君に残した力、確かに君に刻まれておるもの……あぁ、額の傷でも守護の力そのもののことではない。言ったじゃろう、ハニー。君の母上、父上の愛情は……生きる君を今も支えておる。そういう、ことじゃ」

 

ハニー「……愛、ね。なんだか、むずかゆいわ。豚って言ってあげるほうが、みんな喜ぶのに」

 

ダンブルドア「どうしてだか、君の周りはそうじゃのう。どうしてかは、君がよく知っておるはずじゃが」

 

ハニー「……私の始めたことよね、もう」

 

追加: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 02:28:50.85 ID:mAHxf6NP0

 

ハニー「クィリナスが言ってたわ。この一年、スネイプが自分を——」

 

ダンブルドア「スネイプ先生、じゃよ、ハニー」

 

ハニー「……その人が私を守っていたせいで、計画を邪魔をされた、って。でも、どうして?ハグリッドが言うには……」

 

ダンブルドア「うむ。あのハグリッドの言ったことの、どれのことじゃね?」

 

ハニー「えぇ、色々と教えてくれたわ、本当に……私のパパとあの人は、仲が悪かった、って。それで私におかしな態度を取ってるんだろうって、最初は思うくらいだったわ」

 

ダンブルドア「そんなことまで口を滑らせておったのは予想以上じゃった……もう一方について滑らせなかっただけよしとするかの……そうじゃ、君のお父上とスネイプ先生はお互いに嫌いあっておった」

 

ハニー「ふぅん。私と、マルフォイみたいなものかしら」

 

ダンブルドア「良い例えじゃ。そして君のお父上が、あー」

 

ダンブルドア「——スネイプ先生の命を救ったことを、スネイプ先生は今でも許せておらぬのじゃ」

 

ハニー「…………はぁ???」

 

ダンブルドア「そうじゃ、なんとも、人の心とは不思議じゃのう」

 

ハニー「……パパがあの人を救って、それで?」

 

ダンブルドア「それで、スネイプ先生は君のお父上に借りがある事が我慢ならなかった。うん、それが為にこの一年君を護るために尽力してくれたのじゃ、そうなんじゃ。君の命を救うことでやっと対等になり、心から君のお父上を憎んでいられる……」

 

ハニー「……」

 

ダンブルドア「それでゆこう、うむ。そうなのじゃ」

 

ハニー「今考えてるでしょ」

 

ダンブルドア「そんなことはない。全て、とは言えぬがのう。少なくとも君を救うために大怪我までしたことは真実じゃよ」

 

ハニー「……そう」

 

ダンブルドア「後大火傷と胃潰瘍とストレス性の蕁麻疹とガリオン禿……ウォッホン」

 

ハニー「よく分からないけれど。それじゃ……すこーしだけ、感謝しておいてあげるわ」

 

ダンブルドア「うむ。両目を瞑るくらい微笑んでお礼を言っておやり」

 

ハニー「……なんだか最近よく聞くワードなのだけれどなんなの?あの人、人の眼が苦手なの?それはまあ、分かってあげなくもないけれど」

 

ダンブルドア「眼が苦手と言うか、何と言うかぁ……おぉハニー、すまぬ。これもまた答えられぬ質問じゃ。一生の約束、じゃったからのう」

 

 

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 02:28:50.85 ID:mAHxf6NP0

 

ハニー「あの鏡で『石』を取り出すのも、あなたの考えね?クィリナスがそう言っていたわ」

 

ダンブルドア「おぉ、これは聞いてもらえて嬉しいのう。よいか?使いたい者でなく、手に入れたい者だけがあの鏡から『石』を取り出せる」

 

ダンブルドア「ほっほ、わしの脳みそもまだまだ、自分でも驚くことを考えだすものじゃ」

 

ハニー「……ダンブルドア校長」

 

ダンブルドア「なんじゃね?」

 

ハニー「私はどうしてだか、あの『鏡』をクリスマスに見ているわよね?それで、あの『鏡』のことを知れた。そうじゃなきゃ、到底『石』は取り出せなかったわ」

 

ダンブルドア「そうじゃな、うむ」

 

ハニー「……あの鏡をあそこに置いたのは、あなただったのよね?そこから賢者の石を護る間に移動させたのも?」

 

ダンブルドア「その通りじゃ、うむ」

 

ハニー「……なんとなく気づいていたけれど、透明マントを私に贈ったのはあなたよねえ?」

 

ダンブルドア「ほっほっほ、バレては仕方ない……いかにも。君が頬を染め足長おじさんと喜んでおった透明マントを送ったのは何を隠そう……ワシじゃよ!脚も長いしのう!」

 

ハニー「……おまけに、今のもそうだけれど、まるでその場にいたかのような話しぶり……もしくは、その時の様子を逐一確認できていたかのように聞こえるわね?ダンブルドア?」

 

ダンブルドア「……あー」

 

ハニー「……一体どこからどこまでが、あなたの手の内だったのかしら?」

 

ダンブルドア「手の内などと、ホッホッホ、。ハニーよ、誤解があるようじゃなッホッホ。つまりはその、ほっほー、ほー」

 

ハニー「……さっき、豚名がどうとか言っていたわよね。決めたわ」

 

 

 

 

ハニー「腹黒豚、って呼んであげるわ!この豚!!まったくもう!!!!あのねえ!!!!私が!!!私が!!どれ!!!だけ!!!!!」

 

バシンッ!バシンッ!バシンッ!

 

ダンブルドア「すまぬ!すまぬハニー!怖かったのう!君が最奥の間の石畳に倒れ込むのを見てわしも心臓が止まる思いじゃった!あぁ!まさかこんなにも早く対決しようとは!ここまでとは思わんかったんじゃ!ほんとじゃ!だから枕で殴打は勘弁しておくれ!」

 

ハニー「はあっ、はあっ、っ、本当、でしょうね!」

 

ダンブルドア「ホントジャヨー」

 

ハニー「こっ!!!!!の!!!!!!この!!!!!この!!!!」

 

バシンッ!バシンッ!バシンッ!

 

ダンブルドア「本当なんじゃ!ハニー!この通り!」

 

ハニー「知ーらない!マダム・ポンフリー!おはよう!!!!起きたわ、私!」

 

ガチャッ

 

ポンフリー「そうでしょうとも……校長先生、あなたじゃなかったら永久に面会拒否ものの騒ぎですよ。さあさ、席をお外しください」

 

ダンブルドア「う、ううむ。誤解を解きたいところじゃが、あいわかった。それではのう、ハニー。お大事に。ヒンヒン!」

 

ハニー「はいはい。ついでみたいに鳴かないで、全く……」

 

ガチャッ バタンッ

 

ダンブルドア「……」

 

ダンブルドア「本当、なのだよ……ハニー」

 

ダンブルドア「……まさか、君が……こんなにも……」

 

ダンブルドア「……さて、セブルスと地獄の反省会inハグリッドんちとでも洒落込もうかのう!おぉう!怖い怖い!」

 

ツカッ ツカッ ツカッ ツカッ……

 

 

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 02:35:34.87 ID:mAHxf6NP0

 

ロン「ハニー、僕のハニー、流石だぜ!さっきすれ違ったけどさあ!あのダンブルドアを羽毛まみれにしっちまうなんて!」

 

ハーマイオニー「な、なにをしたの、ハニー?」

 

ハニー「むしろされたのよ」

 

ロン「よーし僕、クーデターしてくるぞぉ」

 

ハーマイオニー「やめなさい。ねぇ、ハニー。あぁ、意識が戻って良かったわ……大丈夫?」

 

ハニー「全然平気よ。よく眠れたし、むしろ傷の痛みが無い分先週よりもいい気分だわ。まあ?私がいつも完璧なのは今に始まったことではないけれど?」

 

ロン「そうだね。完璧って言葉が産まれたのが先か、君が存在したのが先か、みたいなところあるし」

 

ハーマイオニー「絶好調のようで何よりよ……そんなのいいの。あぁ、ハニー」

 

ギュッ

 

ハーマイオニー「手、温かいわ……無事で良かった……帰ってきてくれて、良かった」

 

ハニー「……うん……ロン?」

 

ロン「ヒンヒン!最高の再会シーンだね!続けて……なんだいハニー!……えーっと……えーっと?え?なんで二人が手を合わす方を顎で……そ、その、上に?僕も手を?えっと、あー僕はあの遠慮するよだってそこはさ神聖な園なわけじゃないか僕みたいなのがあー挟まろうとするのは何ていうか罪深いって言うか二人でどうぞっていうか」

 

ハニー「いいから。罪って言うならね、えぇ。罰よ、あなたへの」

 

ロン「う、あー……それを言われると……あ、あの、それじゃ、失礼して……キャノンズが一失点キャノンズが二失点キャノンズが……」

 

ギューッ

 

ハニー「……あんなことして。信じられない……私に、歯向かうなんて」

 

ロン「あ、あぁ……だって、僕はさぁ」

 

ハニー「あなたもよ、ハーマイオニー。あの時のロンの眼を見ていたから、なんとか分かったけれど……自分を犠牲にして私だけ戻そう、だなんて」

 

ハーマイオニー「……それはお互い様だわ、ハニー。あなたは最後、一人で行ってしまったんだもの。私が、どれだけ……どれ、だけ……」

 

ハニー「……」

 

ロン「そういうことさ。僕ら三人とも、命からがらだったんだ。取り敢えず、生きてお天道様を拝めたことを感謝しない?僕の場合は君っていう太陽が入れば例えこの城の何キロ地下であっても悪魔の罠とタップダンスしちまえるけどさあ」

 

ハニー「……そうね。そう……私達みんな、無事でよかった」

 

ハーマイオニー「えぇ……あれからあなたに何が起こったの?城の中で流れてる噂じゃなくて、あなたの口から聞きたいわ」

 

ロン「そうそう、僕がぶっ倒れっちまった後からすぐのことを聞きたいんだけどさぁ。なんでだか、ハーマイオニーはどうやって戻ってきたのかはぐらかすばっかりで話したがらないんだ」

 

ハニー「そうね、ハーマイオニー。約束だったもの、ロンの前で実演してあげる?」

 

ハーマイオニー「わ、私が約束したのはハンカチの件だけよ!ち、ちがうわ、ちがう!新しいリップなんてつけてきてないんだから!!」

 

ロン「いや君ここ数日何故かずっとそのリップクリームの新商品カタログ見てたよイタタタタタタタタタタハーマイオニー足踏まないで痛い痛い痛いなぜかハニーには頭を撫でてもらえてるなんでだろう天国と地獄とマーリンの髭!髭!」

 

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 02:42:04.29 ID:mAHxf6NP0

 

ロン「……おったまげー。君、クィレルを豚にしちまったのか」

 

ハニー「クィリナス、ね」

 

ロン「その豚さ。ま、ハニーの愛情注がれちゃぁ『例のあの人』だろうとなんだろうとお手上げだよな。だってそれってたとえテストの最中でも思い出すだけで顔がにやけっちまうレベルだもんな」

 

ハーマイオニー「あなた、テスト中にやけにニヤニヤしてて気持ち悪かったってラベンダーたちに噂されていたけど……」

 

ハニー「ロン、あなたがそういう評価だと私の印象まで下がってしまのだけれど?」

 

ロン「ご、ごめん、ごめんよ僕のハニー!気をつけます!」

 

ハーマイオニー「……普通は女の子の豚って名乗ってるだけでもうすでにどん引きよ」

 

ロン「君は引いてないじゃないか?」

 

ハーマイオニー「そう見えるのならば褒めちぎって欲しいわね」

 

ハニー「髪の毛がふわふわよね、ハーマイオニー」

 

ハーマイオニー「そうじゃなくて。それでもいいけど。そうじゃなくて。いいけどそれでも」

 

ロン「本当、どの口が何言ってるんだろうって僕思うなあ、たまに。あ、たまにって言った?毎日の間違い。もちの僕で」

 

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 03:00:19.92 ID:mAHxf6NP0

 

ロン「ふぅ。で、とかくダンブルドアってぶっとんでるよな、ってことだよね」

 

ハニー「えぇ、まったくあの腹黒豚。私をヴォルデモートとどうしても対面させたかったみたいよね、総合的に見ると」

 

ハーマイオニー「なぁに、それ!それじゃ、あの人は全部知ってて、ハニーが涙目になるのを楽しんでいたっていうわけ!?」

 

ハニー「……そうとも言えるけれど、ちょっと違うわね。対決させたかった、と言うよりは……そうなった時に正しく向き合うための手助けをしていた?と言えるのかしら」

 

ハーマイオニー「あなたが殺されるところだった、のに?」

 

ハニー「そうならないように、ね。さっきはつい頭に血が登って、枕で殴打しちゃったけれど。そういうことだわ、きっと」

 

ハーマイオニー「あぁ、だからダンブルドア校長がまみれていた羽毛とあなたの枕の匂いが広がってるのねここ、全く」

 

ロン「そうだね……そうなの?」

 

ハニー「そう。そういうわけであの人を今後腹黒豚って呼ぶから」

 

ハーマイオニー「どういうわけ???」

 

ロン「ヒエー!大型新人だ!僕もウカウカしてられないなあ!」

 

追加: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 03:06:45.90 ID:mAHxf6NP0

 

ロン「腹黒豚のダンブルドア校長……首輪は免除なので名誉豚である、っと……豚リストにしっかり書いておいたよハニー!」

 

ハーマイオニー「出てくる単語全部信じたくないことのオンパレードだわ」

 

ハニー「ありがと、ロン……あら、随分と数が……戻っているようだけれど?」

 

ロン「むしろ増えてるね、君の止まることの知らない輝きくらいに」

 

ハニー「そう。私がまた、伝説的な活躍をしたからかしら?」

 

ロン「うん。それと、君が医務室送りになった日の夜、だったよね?ハーマイオニー」

 

ハーマイオニー「えぇ。あなたとロンはいなかったけど、晩餐の時に……大広間にハグリッドが駆け込んで来たの。随分と酔っ払って」

 

ハニー「……ハグリッドが?」

 

ハーマイオニー「えぇ。私達からダンブルドアに手紙を送れって言われて、それから、自分が何をしてしまったか思い至ったみたいね。それからずーっと飲んで、で、大広間で、大泣きし始めて」

 

ロン「ぜーんぶ自分のせいだ、そんで、グリフィンドール生徒全員にも大土下座だったらしいよ。お前さんたちが頑張って稼いだ点が無くなったのも俺のせいなんだー、ってね」

 

ハニー「! まさか、ノーバートのことまで!?」

 

ハーマイオニー「いいえ……いいえ、というか、ほら、ベロベロで呂律も回っていなかったから……とんでもない大声で壁が揺れるくらい反響していたし……本人は言っていたつもりかもしれないけど、詳しく聞き取れたのは事を知っている私くらいだったんじゃないかしら?」

 

ハニー「……それと、ダンブルドアね。どうせ」

 

ハーマイオニー「そうかもしれないわ。突然空中に現れた大樽で大量の水をハグリッドに浴びせ始めたから」

 

ロン「とにかく、みーんな、何が何だか分からないけどどうやら君やハーマイオニーはハグリッドがとんでもない大ポカをかましたのを庇って、そんで大減点されて、それなのにその事を一切言い訳しなかった、って思い至ったのであった」

 

ロン「マルフォイの野郎が騙された件の詳細までは周りに漏らして無かったから助かったよな、うん」

 

ハーマイオニー「そこへ来てのあの、『賢者の石』の噂話でしょう?そうよ、『賢者の石』って言葉まで出回ってるんだから」

 

ロン「そして、医務室から復帰した僕の一日の大半は——君が大事に大事に取っておいた一人一人の首輪の再配布と、新規受付の大立ち回りだったのでした、ってね」

 

ハーマイオニー「私は贈り物の選別ね。フレッドとジョージなんて酷かったわ。トイレの便座を被って便座カバーを手足にぶら下げて『俺達って言うこのクソ野郎どもを文字通り流してくれ!』って大騒ぎしてたのよ」

 

ハニー「……あぁ、嘘みたい」

 

ロン「うん、嘘みたいな掌返しだよな……一人を除いて」

 

ハーマイオニー「えぇ……マルフォイね。そうよ、マルフォイもいたわ。ハグリッドの言ってたことが理解できた人……今更どうこう出来ないって諦めてはいたみたいだけど、ずーっとこっちを睨んでいたわ」

 

ハニー「……ざまあ見ろ、だわ」

 

ロン「ほんとほんと」

 

ハーマイオニー「……来年以降、ハグリッドに目を付けなければいいんだけど」

 

ハニー「そうしたらまた、なんとかするわ。私たちでね」

 

ロン「そうだね……次はなるべく大人しいバケモノがいいなあ!ドラゴンよりもうちょっと毛むくじゃらな奴でさあ!」

 

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 03:11:48.77 ID:mAHxf6NP0

 

ロン「そういうわけで四日前とは打って変わって僕らは城中みんなから声かけられて、グリフィンドール生徒なんて廊下ですれ違う度に手持ち花火炸裂してくるから煤だらけさ」

 

ハーマイオニー「あー、あれは、クィディッチ最終戦で使えなかったのを消費したかったのもあるんでしょうね……シェーマスがそんなようなことを言ってたわ」

 

ハニー「クィディッチ、最終戦……クィディッチ最終戦!!そうよ!だから私、あの時眼鏡がスニッチに見えたんだわ!?」

 

ロン「え?何?ハニー、君眼鏡をかけたいのかい?新しい扉だなあ」

 

ハーマイオニー「立ち上がらないで、ハニー!まだ安静にって言われてるでしょ!」

 

ハニー「安静に、なんて!だって、私がグリフィンドール唯一のシーカーで!代わりは、いなくって……!」

 

ハーマイオニー「えぇ、それで、代わりのシーカーを見つけられなかったグリフィンドールチームは六人で試合開始して」

 

ロン「レイブンクローにめっちゃくちゃにやられて、歴史的大敗でウッドが試合後三時間芝生から起き上がらなかったよ」

 

ハーマイオニー「……観客席のマクゴナガル先生もね。リーがあんなに気を使ってたの初めて見たわ」

 

ハニー「そんな……じゃ、それじゃ、クィディッチ杯だけじゃなくて……寮対抗杯だって」

 

ロン「うん、スリザリンが勝ったよ。でもいいじゃないか、そんなこと。返ってきた平凡な日常って奴を謳歌できるんだよ?ハニーも目が覚めたし」

 

ハーマイオニー「えぇ。そうよ、あなたが起きたんだもの。些細なことだわ、全部」

 

ハニー「……はぁ。えぇ、ちょっとだけ残念だけれど……仕方ないわよね」

 

ロン「僕としては君の美しさにグリフィンドールへ170点くれても何にもおかしくないと思ったけどなあ」

 

ハーマイオニー「それで、今晩の学年末パーティはその発表でしょうけど……もう出歩けそうなの?ハニー」

 

ハニー「えぇ、無理してでも行くわ……だって私が行かないと寂しがる大事な豚さんが多いみたいだから」

 

ロン「あぁ、ハニー!僕のハニー!そうだね、このところ僕なんて十センチも背が縮んだようにおもうよ」

 

ハーマイオニー「……普通に座っていたからむしろいつもより目線は高かったでしょ、大広間では」

 

ロン「あ、僕ってそういえばこんなにノッポだったっけ?って再確認したよね」

 

ハニー「えぇ、そうね。ロンには今の……私のクッションとしての役割を全うする義務があるものね?」

 

ロン「ヒンヒン!羽毛?そんなもの必要ないね!あぁ!ロニー毛さ!」

 

ハーマイオニー「……あぁ、返ってきた平凡な日常って感じだわ、本当」

 

 

追加: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 03:24:32.32 ID:mAHxf6NP0

 

ハニー「マダム・ポンフリーを説得してきたわ。外出していい、ですって。ロン、背中はちゃんと綺麗にしているかしら?」

 

ロン「おぉっとハニー!ちょっと待ってくれる!?そうとなったらローブを念入りにブラッシングしなきゃ!不出来な豚でごめんよ!ヒンヒン!」

 

ハニー「えぇ、そうしてあげる。気遣い出来る豚は好きよ?」

 

ハーマイオニー「……背負うのは初めて正しい気がするわ。ハニーをあまり歩かせるわけにいかないもの」

 

ロン「うん、方向音痴だからね……よい、しょっと。えーっと、ブラシブラシ……」

 

ハーマイオニー「えぇ……えっ?」

 

ハニー「……ロン?」

 

ロン「懐かしいなあ。ほら、新学期の最初、大広間から寮へ向かう途中さあ。僕は後ろからついていく感じかな?と思ったら」

 

ハーマイオニー「え……あー、そういえばそうね?私に着いて来なさいってムーブをしていたもの……それで?」

 

ハニー「……ロン」

 

ロン「うん。パーシー兄貴が先導してるのに……なんだろうな、よっぽど考えることが多かったんじゃないかな、組分け以降。なーんだか上の空で歩いてて、気づいたら全然違う階段登り始めちゃって」

 

ハニー「ロン」

 

ロン「それで、そうだ!僕が背負えばハニーに恥をかかすことなく……って……あ……しまった……ここのところハーマイオニーだけだったから……つい……」

 

ハニー「…………へーぇ、そう。そうなの。私がいない間、随分と二人で、仲良くなったようね?」

 

ロン「だ、だだだだだだ誰が!?」

 

ハーマイオニー「そ、そそそそそうよ!?」

 

ハニー「ロン」

 

ロン「ヒンヒン!何だいハニー!僕のハニー!」

 

ハニー「そこのマダム・ポンフリーが処方する魔法薬棚の薬、全部飲んだら、どうなるのかしら」

 

 

 

 

コンコンッ、ガチャッ

 

ネビル「あ、ハニー!聞いたよ!もう、ぼくったらまた余計なことしちゃって!君たちってほんと、凄いこと——ロ、ローーーーーン!?!?!?!?耳から蒸気吹き出して口から緑色の泡吐き出して腕の骨がなんだかボコボコなってその他全身すんごいことに何がどうなってそうなってこれからどうなるのローーーーーン!?君はどうなっちゃうんだいローーーーーン!?!?!?」

 

 

 

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 03:34:04.55 ID:mAHxf6NP0

 

廊下

 

ロン「ネビルの奴、驚いてたなあ。君が起きてるのがよっぽど嬉しかったんだろうね」

 

ハーマイオニー「あなたの身に起きていたことに驚いてたのよあれは」

 

ハニー「ネビルに謝ったけれど、気にしてないって言ってくれて良かったわ……逆に謝られてしまったし」

 

ロン「あいつの自己評価の低さは良くないよなあ。これまであれだけ漢を見せてるのにさ」

 

ハーマイオニー「そうよね。あの時はああするしかなかったけど……気高かったわ、ネビルって」

 

ハニー「そうね。勇敢な豚よ……豚……あぁ、そうだわ。大広間に向かう前に、少し。よりたいところがあるの」

 

ロン「どこだいハニー、今なら僕が僕自身にレビオーサしてかっ飛ぶぜ」

 

ハーマイオニー「あれは人体浮かせられないわよ、ロン。ハニー、どこに行きたいの?」

 

ハニー「……」

 

ハニー「クィリナスの、ところ」

 

ハニー「もうすぐ……魔法省に引き渡されるそうだから」

 

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 03:34:04.55 ID:mAHxf6NP0

 

クィリナス「やぁ……ハニー。私の光、ハニー!ヒンヒン!」

 

ハニー「ハァイ、クィリナス。お別れを言いに来たわ」

 

ロン「……」

 

ハーマイオニー「ロン、無言で壁を殴るのはよして、怖いわ。ほら、2人にしましょう?ハニーともそういう約束だったじゃない」

 

ロン「あー、ちくしょう。そうだね……ハニー!何かあったら呼んでくれよ!」

 

ハーマイオニー「そうよ!ロンは地の果てからだって飛んでいくし、私は地の果てまでその人を飛ばして見せるわ!」

 

ハニー「大丈夫よ……心配性なのよ、二人とも」

 

クィリナス「……良い友人、ですね。私が……諦め、自ら拒否し、そして目を背けてきたものだ。他者だけではない。自分自身からも」

 

ハニー「……でもあなたは、最後で止まれたわ」

 

クィリナス「あぁ……あぁ、そうですね。私は君の豚としてとても嬉しい。アズカバンの掃き溜めに入る前のたった一瞬でも、君の……」

 

クィリナス「君の、愛を。この世で一番尊いものを受け止められる存在で、いられたのだから」

 

ハニー「いられた?勘違いしないの、クィリナス。あなたは一生私の豚よ。大事な、大事なね」

 

クィリナス「……ありがとう。さぁ、もう行った方がいいでしょう。魔法省の者に、あなたが… …ハニー・ポッターが私のようなものと関係があるとは、思われない方がいい」

 

ハニー「そんなの」

 

クィリナス「いいのです、いいのです…ハニー、私の光、ハニー・ポッター。ですが、私から一つだけ」

 

ハニー「なぁに?」

 

クィリナス「……君は、あの二人の事を大切に思っている。それを言葉にも、できている。ですが……私に叫んでくれた時より、私の手を取ってくれた時よりも」

 

クィリナス「少しだけ、遠慮があるように思います」

 

ハニー「……必死だったもの、あの時は。ふぅん、あなた……私の心でも覗いたの?」

 

クィリナス「……あの力の一端だったのでしょう、許してほしい……眼を見れば分かってしまったのです。二人を見る、あなたを」

 

ハニー「……そう」

 

クィリナス「正直に言えないあなたを、二人も知っているでしょう、奥底に秘めていても、理解はしていることでしょう……」

 

クィリナス「ですがたまには、彼と彼女にも、本心から言葉を贈っていいと思いますよ」

 

クィリナス「私に、本心からぶつかってきてくれたように。何も、鏡に全てを映せとは言いません。二人へ、あなた自信を知ってもらうのです」

 

ハニー「……おぼえとく。じゃぁね、クィリナス。離れていても、心でも、いつだって、私の豚でありなさい」

 

クィリナス「えぇ、ご機嫌よう、ハニー・ポッター……この命が、果てるまで」

 

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 03:41:41.39 ID:mAHxf6NP0

 

ロン「……あいつ、『吸魂鬼のキス』を食らうのかなあ……アズカバンのおっかない看守がやる、一番キッツイ刑がそれなんだって聞いたことあるよ、僕」

 

ハニー「……」

 

ロン「あ……ハニー、気を悪くしたなら、ごめんよ。でもね、ハニー。君のしたことは、間違っちゃいない。僕はそう思う。君はいつも正解だけど」

 

ハーマイオニー「えぇ、その通りよ。ハニー……あなたが彼を許したことって、とっても気高いことだと思うわ」

 

ハニー「……うん。少しでも、クィリナスを救ってあげられた、って……納得してるわ」

 

ハニー「……あなた達がいなかったら、無理だったでしょうね。何せ私……わたしみたいな腰抜け、一人じゃ。何も、できなかった」

 

ロン「は、ハニー!何を言ってるのさ、君は最高さ!」

 

ハーマイオニー「そう、そうよ、ハニー。私たち、私たちだって、あなたがいたから」

 

ハニー「うん……ロン、ハーマイオニー」

 

ハニー「あの……あのね」

 

ハニー「……その……し、知ってる、とは、思うんだけれど」

 

ロン「? 君の古今東西老若男女一切合切含めた素晴らしさとか?」

 

ハーマイオニー「なぁに、ハニー?」

 

ハニー「そ、の……ね?」

 

ハニー「私……わたし、二人が大好き。ロン、ハーマイオニー。あなたたちが、大好きよ」

 

ハニー「ずっと、ずっと……一緒にいて、ね?」

 

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 03:46:59.44 ID:mAHxf6NP0

 

ロン「」

 

ハーマイオニー「」

 

ハニー「……」

 

ロン「」

 

ハーマイオニー「」

 

ハニー「……な、何か、言いなさいよ。私だけがその、バカみたいじゃ……」

 

ガバッ

 

ハニー「きゃあ!?あ……あら?ふふっ、ハーマイオニーはそうするだろうと思ったけれど……ロン、あなたさっきは手を握るだけでも随分照れていたのにね?こんな——」

 

ハニー「——抱きしめる、なんて」

 

ロン「あー、なんて、分かっちゃいたけどさあ、ここまでとは……何をおっしゃる、僕のハニー。僕が君にすることで戸惑う事なんてこの世に一つも存在しないよ」

 

ハーマイオニー「ずっと一緒よ、ハニー。ずっと同じ。ハニー。私達だって……あなたが大好き!大好きよ!」

 

ハニー「…………うん!ありがと!」

 

ギューーッ

 

ロン「……あの笑顔をこの至近距離で浴びて失神してない僕ってマーリン勲章勲一等もんだと思うんだけどさ」

 

ハーマイオニー「そうね。二人とも必死で自分の手の甲をツネッて意識を保つので精一杯よね、分かってるわ」

 

ハニー「もう、余計なこと言わないで」

 

ロン「すいません僕たちハニー馬鹿なもので」

 

ハーマイオニー「否定はしないわ」

 

ハニー「何それ……ふふっ。あははっ!」

 

ハニー「だーいすきよ!二人とも!」

 

ロン「」

 

ハーマイオニー「」

 

ハニー「………………………」

 

ハニー「本当に失神することないじゃない?ねえ?」

 

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 03:51:52.69 ID:mAHxf6NP0

 

大広間

 

ザワザワザワザワ

 ヒンヒン!ヒンヒーン!

ザワザワザワザワ

 

<おかえりハニー!

 <待ってたよハニー!!!!

 

ワーー!ワーーー!

 

ハニー「えぇ、ありがと。私の凱旋を祝うのにはあまり相応しくなさそうな場だけれど、許してあげるわ」

 

ロン「確かに優勝したスリザリンカラー一色だけどさ、今の僕にはありとあらゆるものが僕のことを祝福しているように見えるよ。正確には僕とハーマイオニー」

 

ハーマイオニー「言い得て妙ね。寮対抗杯なんてもう本当にどうだっていいわよね。スリザリンの皆さーん、おめでとう。私とロンだけは心から拍手ができると思うわ」

 

ハニー「二人ともしゃんとして、もう。なによ、私がちょっと、その……す、素直に?なった?だけなのに」

 

ロン「いやいやいやそんな次元の話じゃないよハニー申し訳ないけど」

 

ハーマイオニー「あなた自分をもうちょっと客観視した方がいいわよ」

 

ハニー「してるわよ!……し過ぎてるの!」

 

ハーマイオニー「……それもそうね」

 

ロン「なるほどなあ、僕も大変だ……えぇっとなんだっけ?おさらいすると、大広間中がスリザリン寮の色に飾りつけされてるね、うん。すんごいや」

 

ハーマイオニー「スリザリンカラーの緑と銀色の垂れ幕とか、テーブルクロスね。全寮スリザリンになったみたいで、良い気分に水を差された感じだわ」

 

ハニー「そうね、ほんと、趣味が悪いわ。蛇のマークだけじゃない?可愛いのは」

 

ハーマイオニー「最後はよく分からないけど」

 

カンカンカンカン

 

ダンブルドア「みなのしゅう!しずかに、静かに!」

 

ザワザワザワ

 ザワザワ

ザワ

  

シーン

 

ダンブルドア「瞬く間に一年がすぎた!なんという一年だったじゃろう」

 

ダンブルドア「皆大いに学び、そして明日から始まる夏休みで大いに忘れることと思う。解放的で自由な時間を迎える前に、この老いぼれのたわ言をお聞き願いたい」

 

ダンブルドア「学年末パーティ恒例の寮対抗杯の授与の時間じゃ……が、先ずは一度、点数をおさらいしようかのう」

 

 

ザワザワザワ 

 ザワザワザワザワ

 

 

リー「点数のおさらい?そんな恒例があったっけなあ?」

 

 

 

ハニー「……」

 

 

ダンブルドア「まず第四位、グリフィンドール。三一二点」

 

 

ワアアアア!

  イエエエエエイ!!

 

 

アンジェリーナ「最下位上等だよ!ね!みんな!」

 

ケイティ「そうよ!」

 

アリシア「そうよそうよ!」

 

フレッド「ともあれ名誉ある誇り高きビリッケツのぼくらに拍手を送ろう!」

 

ジョージ「友想いの英雄ちゃんにもな!見ろ!ビリビリ痺れる稲妻の傷を!」

 

パチパチパチパチ!!!

 

ハニー「……えぇ、ありがと。お生憎と傷は見せてあげられないけれどね。受け取ってあげるわ」

 

ロン「クルクル回る掌で打ち付ける拍手はよく響くなあ」

 

ハニー「よして、もう」

 

ハーマイオニー「そうよ。きっとこんなことはもうないわ……多分……おそらく」

 

ハニー「よしてったら」

 

 

ダンブルドア「続いて、第3位。ハッフルパフ!三五二点!」

 

 

 

ウオオオオオオオ!

 

ハッフルパフ生徒「すごい!最下位じゃないぞ!」

 

ハッフルパフ生徒「やったぜ!歴史的快挙だ!今夜はお祝いだ!!」

 

ハッフルパフ生徒「僕、この点数をあしらったバッジを作るよ!みんなでお揃いにしようよ!」

 

 

 

 

ダンブルドア「第二位、レイブンクロー!四二一点!」

 

 

 

フゥーーーーーーッ!!!

 

レイブンクロー生徒「一位は逃したけどいい点だな!」

 

レイブンクロー生徒「素数の美しさは魔法界もマグル界も変わらないわね」

 

レイブンクロー生徒「来年はもっと高く飛べるさ!」

 

 

 

ダンブルドア「そして、スリザリン!四七二点!!!」

 

 

 

いええええええええええええええ!!!!!

 ドンドンドンドン!!!

    バンバンバンバン!!

 

ドラコ「はーーーっはっはっはっは!!!見たか、ポッター!!!これが現実だ!!!!どれだけお前たちが粋がっても!!!僕らが王者だ!!!

 

いいぞマルフォーイ!!

 フォイフォーーイ!!!!

 

ドラコ「うるさいな!!黙……えぇい!!黙ルフォイ!!!」

 

ゲラゲラゲラゲラ!!

 

クラッブ「ゴアーッハッハッハ!」

 

ゴイル「ウォーッホッホッホ!」

 

 

 

ハニー「……足を踏み鳴らして、テーブルを叩いて、嫌な喜び方だわ」

 

ロン「下品だよな。そんなことだからヒンとすら鳴けない奴らばっかりなんだ」

 

ハーマイオニー「品についての定義は話し合う必要があるわね」

 

 

 

ダンブルドア「よーしよし、スリザリン生徒よ、ようやった。しかしのう」

 

 

 

ダンブルドア「つい最近の出来事も、勘定に入れねばならぬ。対象者がようやっと、目を覚ましてくれたじゃろう?」

 

ザワザワザワザワ

 

ロン「……お?……は、え!?」

 

ハーマイオニー「それ、それって……ね、ねぇハニー!ひょっとして!!」

 

ハニー「……ほんと、腹黒い豚だわ、こんな場面でなんて」

 

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2012/10/11(木) 06:03:15.73 ID:mAHxf6NP0

 

ダンブルドア「えー、えへん。駆け込みの点数を、いくつか与えよう。えーと、そうそう。まずは……ロナルド・ウィーズリー」

 

 

ザワザワザワザワ

 

 

ロン「ぼ、僕!?ハニーじゃなくて!?」

 

 

ダンブルドア「この何年か、ホグワーツで、いや、魔法界全てを見渡しても見ることの出来なかった最高のチェス・ゲームを讃えて!グリフィンドールに五十点を与える」

 

ウワアアアアア!!!

 

フレッド「おい、おい!鼻垂れロニー坊や!ぼかぁいつかお前がやるやつだって思ってたぜ!」

 

ジョージ「まったくさ!いま思えばお前がたれていたものは、いつだって光り輝いてたなあ!」

 

パーシー「僕の兄弟さ!一番下の弟だよ!マクゴナガルの巨大チェスを破ったんだ!あぁ、あの子は僕らの誇りさ!」

 

ロン「は、はは……ぼ、僕が、そんな?だってさあ、ハニー?」

 

ハニー「……えぇ!誇りなさい!あなたは素晴らしいわ!ロン」

 

ロン「! ヒンヒン!もちの、僕さ!なにせ僕は君の一番の豚だからね!僕のハニー!」

 

 

 

ダンブルドア「ちなみに、マクゴナガル先生からはリベンジ・マッチに付き合うか課題二倍のどちらがいいかお選びなさい、と言伝を預かっておるよ」

 

 

 

ロン「なにそれ!?」

 

 

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 06:13:17.48 ID:mAHxf6NP0

 

ダンブルドア「続いて、ハーマイオニー・グレンジャー嬢に!火に囲まれながらの冷静な論理力と、思慮に富んだ判断力に!グリフィンドールへ五十点」

 

 

ワアアアアアアアア!!!

 

 

ハーマイオニー「わ、私、が……!?」

 

ハニー「えぇ、えぇ!当然じゃない!さあハーマイオニー?あの時の約束通り、続きをしましょう?」

 

ハーマイオニー「ちょ、ちょっと待ってここでは待って後にして後ならいつでもあっいつでもって言ったわけじゃその嗚呼ハニー……」

 

 

ダンブルドア「うぉっほん!!お熱いところ申し訳ないのじゃが」

 

 

 

ロン「ほんとだよ」

 

 

 

ダンブルドア「そうなのじゃが……ハニー・ポッター!」

 

 

 

ハニー「……えぇ、校長」

 

 

 

ダンブルドア「その完璧な精神力と、並外れた勇気、そして」

 

 

ダンブルドア「……溢れる、愛に!グリフィンドールへ、六十点!」

 

ワァアアアアアアアアア!!

 ハニー!ハニー!ハニー!ハニーーー!!

 

ロン「やったぜハニー!僕のハニー!同点だ!これで、スリザリンと同点だ!あぁ、ダンブルドアのやつ君にやるのは八二一点で良かったじゃないか!出来ない豚だな!!!!」

 

ハニー「全くだわ、にくいことをする人よ、ほんと」

 

ハーマイオニー「? どういうこと?」

 

ダンブルドア「静まれ、静まれい!皆の衆!まーだ、終わっておらん!」

 

ザワザワザワザワ

 ザワザワ

 

ダンブルドア「うぉっほん。勇気にも、色々ある」

 

ダンブルドア「敵に立ち向かう勇気にも、もちろん大いなる勇気。じゃが時として、友人に立ち向かうのもまた同じくらい勇気がいるものじゃ」

 

ダンブルドア「それを評して、わしはグリフィンドールのネビル・ロングボトム君に。まっこと漢な君へ、十点を与えたい」

 

 

ネビル「すごいなあ、すごいなあ!同点だよ!同点!わぁ!すごいや、あと一点でも入れば……え?10点!!!!すごい!みんな!大逆転だ!!!すごいよ、ネビルロングボトムって人!そいつあれじゃないかなあ!胴上げ…………僕だぁああああああ!?!?!?!?!?」

 

うわあああああああああああああああ!!!!!

 ネビルーーーーー!!!!

 

ネビルーーーーーーー!!!!

   すごいぞネビルーーーーーーーー!!

ワアああああああ!!!!

 

ハニー「ロン!!!!!!」

 

ロン「もちの僕さ!おいみんな!!!ハニーからの、そんでもって本人からのリクエストだ!!!ネビルを、胴上げだあああああ!!」

 

ワアああああああ!ワアああああああ!!

 ネービール!オイ!! ネービール!!オイ!!  ネービール!!!オイ!!!

 

ネビル「う、うわああああああああああん!!!!!!」

 

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 06:13:17.48 ID:mAHxf6NP0

 

グリフィンドール!グリフィンドール!

 グリフィンドール!グリフィンドール!!

ハニー!!!ハニーーー!ハニーーー!!

 

ダンブルドア「大盛り上がりというところで、さて?飾り付けを、ちょいと変えないといかんのう?」

 

パンッ サァァァァァァァッ

 

ハニー「……銀と緑の飾りが、金色と赤に変わって行くわ」

 

ロン「君カラーでいいなあ。そんで、デカデカと僕らのシンボルのライオンさ。これも君の肖像画にならないかなあ来年から。伝説に残る大逆転劇を記念してさ」

 

ハーマイオニー「伝統をなんだと思ってるのよ……ううん。でもそれくらいしてもいい程凄いことだわ。ねっ、ハニー」

 

ハニー「いいのよ、そんなの……見たいのは見れたわ。ネビルがみんなに讃えられて、私達みんなが喜んで……レイブンクローや、ハッフルパフの生徒たちまで」

 

ロン「まあ、うん、スリザリンが負けるのを期待する奴らが多いからね……スリザリンと言えば、ほら、あれ見なよ」

 

ハーマイオニー「マルフォイね……さっきまで固まっていたけど、今は憎々しげな眼でこっちを睨めつけてるわ」

 

ハニー「放っておきましょ、悔しくて仕方ないんでしょ……眼、ね……そうね……」

 

ワーーーワーーーー!

 わアアぁぁァァアアア!

 

 

スネイプ「……フンッ。マクゴナガル先生。来年は、我輩達がいただきましょう?」

 

マクゴナガル「えぇ、えぇ、スネイプ先生。受けて立ちましょう。わたくしとしても、クィディッチ杯と一緒に手にしてこそと思っていますから。さあ、検討を讃えて握手を」

 

スネイプ「……どうも」

 

ダンブルドア「素晴らしい光景じゃのう。じゃがマクゴナガル先生?そろそろグリフィンドールテーブルの方をご注意頂きたいのじゃが、あのままではミスター・ロングボトムが打ち上げ花火になりそうで」

 

ヒュ〜〜!ドーーン!!!

 

ダンブルドア「遅かったようじゃ」

 

マクゴナガル「……失礼。グリフィンドール!!!!!!!!!節度をわきまえなさい!!!!また減点されたいのですか!!!!!」

 

 

リー「そりゃないぜ先生!そんな満面の笑顔でさあ!!!!!」

 

 

マクゴナガル「リーーーー!!!」

 

 

スネイプ「……お気楽なものですな、みな」

 

ダンブルドア「苦労をかけるのう、スネイプ先生」

 

スネイプ「……」

 

ダンブルドア「のう……セブルス。あの子は君が、自分を守ろうとしたと聞いて、とても感謝しているようじゃよ?」

 

スネイプ「だから、なんだというのですかな。我輩に言うならまだしも、校長に零しただけならば……」

 

ダンブルドア「いいや、わしに言ったわけでもないのじゃが。あの子はのう、あぁ見えて中々、恥ずかしがりなのじゃ」

 

スネイプ「………………ふーーーっ。興味がありませんな。活発に見えて少し奥手だったりしたリリーと全く、いいや全く被ってなどおりませんな、校長。そうはさせない、我輩をまたもその気にさせるというあなたのあの手この手その足どの足なのでしょうがそうはいかない」

 

ダンブルドア「信用ないのう」

 

スネイプ「こちらこそ……っ」

 

 

ハニー「……」

 

 

ダンブルドア「どうしたね……おぉ、噂をすればハニーじゃ。皆に囲まれる中から、こちらを見ておるよ」

 

スネイプ「……えぇ。あれで目元が何かの拍子にこう、隠れれば、こう……」

 

 

ハニー「……っ」

 

パチンッ

 

 

スネイプ「」

 

ダンブルドア「おぉ、ウィンクじゃ。ホッホ、これはこれは、セブルスよ、君には……セブルス?」

 

スネイプ「」

 

ダンブルドア「…………難儀じゃなあ、君も」

 

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 06:34:45.30 ID:mAHxf6NP0

 

ワアアアア!ワアアアア!

ハニー! ハニー!

   ハニー!ハニー!僕らのハニー!!!

 

シェーマス「おいロン、なんだよお前のその首輪!ちょっと大きいんじゃないか!?」

 

ディーン「ずるいぞこの豚!」

 

ロン「HAHAHA、僕はハニーの一番の豚だぜ? おいやめろよ!ハニー以外が豚って呼ぶのは禁止だろやめろよ!」

 

ハーマイオニー「結局、グリフィンドールの男の子の殆どはハニーの豚……もう、ハニー。あなたは何になりたいの?」

 

ハニー「そうね、あなたの生涯の友達には、もう慣れたようだし?これ以上望まないわよね」

 

ロン「僕のハニー!僕も生涯君の豚さ!もちのロンでね!!」

 

ハニー「知ってるったら……あぁ、なんて騒がしくて」

 

ハニー「……なんて幸せ、なのかしら」

 

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 06:45:00.30 ID:mAHxf6NP0

 

ハニー「(あぁ、ハニー。ちっぽけで弱いわたし)」

 

ハニー「(私が撒いたタネのせいでいつも怖い想いをしてるわよね。知ってるわ、だってわたしのことだもの)」

 

ハニー「(ありのままでなんてちっとも落ち着けない、私)」

 

ハニー「(わたしが足を引っ張るせいでいつも大変よね。知ってるわ、だって私のことだもの)

 

ハニー「(でも、ひとまず安心しましょ。やっとやっと、手に入ったんだから)」

 

ハニー「(ホグワーツらしい、正常な毎日が。私たちと、ロンと、ハーマイオニーと。大事な人たちとの、ステキな毎日が)」

 

ハニー「っふふ」

 

ハニー「さぁ、私の大事な豚たち。お祝いを始めましょ!」

 

ロン「もちのロンさ!ちょっと僕、丸焼きになってくる!」

 

ハーマイオニー「……ネビルだけで十分でしょ、それは」

 

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 06:51:26.78 ID:mAHxf6NP0

 

最終日

 

大広間

 

ロン「見てよ、ハニー!僕、全教科通ったよ!やったぜこれで来年もハニーの座席は僕のものだ!」

 

ハーマイオニー「素直に進級したことを喜びなさいよ……あぁでも、随分余裕があったわね。もっとギリギリだと思っていたわ」

 

ハニー「出来る豚ね、ロン。偉いわ」フーッ

 

ロン「まぁね、僕の君への想いにかかればこんなもnうひゃぁ!ヒンヒン!」

 

ハニー「ハーマイオニーも、学年首席おめでとう。私ももう少し頑張ればよかったわ」

 

ハーマイオニー「あなたの場合、ハニー。ふふっ。実技ですこーし……緊張するのがなくなればいいんじゃないかしら」

 

ハニー「あら、じゃあもっともっと緊張することで馴れさせてもらおうかしら?」

 

ハーマイオニー「あっ、そ、そういうことを言ってるんじゃなくって、だめ、だめよ、ロンが、あぁ、あぁ、ハニー、あなたの目、綺麗……」

 

ロン「つづけて、どうぞ」

 

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 07:03:09.80 ID:mAHxf6NP0

 

ドラコ「……ふんっ、問題だらけの女王様は、校長先生のお気に入りで何をしてもOK、ってことかい」

 

ハニー「ハァイ、フォイフォイさん。私があれのお気に入り?冗談、私があれを愛玩しているだけよ。勘違いしないのね」

 

ドラコ「どっちにしてもとんでもない女だなお前は!」

 

ロン「今頃気付いたの?君、そこの両脇のゴリラ並みに鈍いやつだな」

 

ドラコ「うるっさいぞウィーズリー!」

 

ハーマイオニー「あなたこそよ。私たち、トランクを校庭に運ぶので忙しいの。マルフォイ、どいていただける?」

 

ドラコ「ふんっ、言われなくったってどいてやる、マグル生まれの出来損ないめ」

 

ハニー「あぁ、分かったわ。ドラコ、あなたってあいつ、ヴォルデモート並に救いがない」

 

ハーマイオニー「やめましょ。きっと、学年首席がとれなかった魔法界名族さんの嫉妬だわ」

 

ドラコ「っ、~~~っ!!行くぞ、クラッブ、ゴイル!」

 

クラッブ「ゴァ」

 

ゴイル「ウホ」

 

ドラコ「……いいか、ポッター。お前たちがいくらあの老害に気に入られていようと関係ない。あいつごと、お前ら全員に分からせてやる」

 

ハニー「えぇ、その分野では全問正解できるといいわねえ?」

 

ドラコ「〜〜〜っ!覚えていろよ!!ポッター!!!」

 

ツカッツカッツカッツカッ

 

ロン「……ほんと、どこまで実に負け犬らしい捨て台詞を吐けるんだろうね、あいつ……そういえば、いつか君が言ってた、君がマグル生まれだっていうのをバカにするのって。ああいう奴のことかい?」

 

ハーマイオニー「……そうよ。私が一人の頃、そうやって絡んできてたわ」

 

ハニー「あんなののいう事を気にしてたのね。当時のあなたって」

 

ハーマイオニー「だ、だって!だってあの時は……あなたともお話できなくて、悲しかったんだから!」

 

ハニー「……わたしだってそうだったわよ!何よ!」

 

ハーマイオニー「な、何……へぇ?」

 

ハニー「……だから、今が嬉しいの。わかるでしょ」

 

ロン「へい世の豚たち。僕が美少女二人を侍らせていて裏山?そこ代われ?爆発しろ?HAHAHA!やだねっ!!!!!!

 

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 07:19:22.29 ID:mAHxf6NP0

 

ホグズミード駅

 

ロン「荷物運んでおいたよハニー!ヒンヒン!」

 

ハニー「えぇ、ロン。そうね。私はもうちょっとここで風に当たっておくから、席を温めておけばどうかしら?」

 

ロン「オッケー!君を想う僕の心くらいに盛らせておくよ!つまりは本日のホグワーツ特急は火事で運休ってね!」

 

ハーマイオニー「はいはい……でもハニー?もうすぐ発車時刻よ?いつまでそうしているの?」

 

ハニー「……もうちょっと。きっと、もうすぐで……」

 

 

 

ハグリッド「おーーーーい!おーい、ハニー!おーーーい!」

 

 

ハニー「! ハグリッド!」

 

ロン「あ、ほんとだ。我らが同胞だけどここのところずっと小屋を留守にしてたハグリッドが向こうから駆けてくるぜ。すんごい迫力」

 

ハーマイオニー「学年末パーティにもいなかったものね……ハニー、あなたハグリッドを待っていたの?」

 

ハニー「……お別れを言えないなんて、やよ」

 

 

ハグリッド「ふー、ふーっ、よかった、あぁえがった、間に合った。おぉハニー、待たせてすまねえ……いや、そんなことじゃねえ」

 

ハグリッド「……すまんかった。お前さんたちみんな、俺のせいで酷ぇ目に合わせっちまった。みんな俺の、バカみてぇなしくじりのせいだ」

 

ハニー「……あなたが漏らしていなくても、きっとヴォルデモートは何か他の手段を見つけ出していたわ」

 

ハグリッド「それでも、そんでもだ。そんで、あいつの名前を呼ばんでくれ……」

 

ハニー「ヴォルデモート!」

 

ハグリッド「うお!?」

 

ハニー「いい、ハグリッド。私は私の呼びたいように呼ぶし、したいことをしたいようにする。だから、いいの。気にしないで。それよりも私は、わたし、あなたと会えなくて……寂しかったわ、ハグリッド」

 

ハグリッド「なんだこの天使」

 

ロン「わかる、女神だよな」

 

ハーマイオニー「わかるけど真面目にやって」

 

ハグリッド「うぉっほん。ハニー、あぁ、ありがとうよ……実はダンブルドア先生様もお前さんがそう言うだろうと言ってくだすった。そんでも、それじゃ俺の気が済まねえ。何か償いをさせて欲しい、そう頼んで、お休みを貰っとったんだ……これを作るためにな」

 

ハニー「? なぁに……大きい、これ……本?」

 

ロン「ハニー学の教科書かな?きっとこのくらいの大きさは必要だよね」

 

ハーマイオニー「だとしたら小さすぎるわよ、倍用意しなさいよ倍」

 

ロン「そっちかぁ」

 

ハグリッド「これぁな、アルバムだ。これに入れる写真を集めるために方々を巡っておったんだ……あん人があんなところで暮らしてるとは思わんかったがなあ。とにかく、ほれ。たーくさんの人が、協力してくれた」

 

パラパラッ

 

ロン「……ワァーオ。誰だい、ハグリッド。この写真に写ってるハニーそっくりな超絶美女」

 

ハーマイオニー「あ、隣の写真……くしゃくしゃ髪の男の人、ハニーとおんなじ目だわ……綺麗な、ハシバミ色の」

 

ハニー「……パパと、ママ?これ、全部、全部?」

 

パラパラパラパラッ

 

ハニー「っ、全部、全部なの、ハグリッド……!この、大きなアルバムに……数え切れないくらいの、パパと……ママ……!」

 

ハグリッド「おう、そうさ!なにせお前のお父さんとお母さんは、みーんなに愛されとったからなあ!」

 

ハニー「みん……な……?」

 

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 07:26:30.29 ID:mAHxf6NP0

 

パラッ

 

ハニー「……」

 

ロン「へぇ、すっごいや。学生時代の写真なんて、そのまま君が上級生になっただけに見えるよハニー、君はこれからもいつまでも最高ってことだね、僕のハニー!」

 

パラッ パラッ

 

ハーマイオニー「お父様の写真は、大抵何人かと楽しそうに騒いでいるものばかりね。楽しい人だったのね、きっと」

 

ハグリッド「おぉ、今度ゆっくり話そうや。もう列車が行っちまうしな……あー、ハニー?あー……」

 

ハニー「……」

 

ハグリッド「あー、あんまり気に入らなかったかい?下向いちまって、その、すまねえ、俺にはこれくれぇしか……うぉう!?」

 

ギューーーッ

 

ハニー「……っ!っ!」

 

ハグリッド「ど、どどどどうしたハニー!?なんで泣いちょる!?泣いちょったよなあ!?でもその一瞬見えた顔も俺の腰辺りを抱きしめられちょるから見えないわけども何がどうしてそうなっちょるんだ!?お、俺ぁまたなんかやっちまったのか!?」」

 

ハーマイオニー「ハグリッドは大きいから、抱きしめようとするとこうなるのね」

 

ロン「あぁなりたいなあ、もちの僕で」

 

ハニー「あり、がと……ありがとう、ハグリッド。うん。あぁ……わたし、だけじゃなかったのね……パパとママを想って、くれていた人達……こんなに……こんなにも」

 

ハグリッド「……おぉ。これでもほんの一部さ、そりゃあ二人は立派だった。そう言ったろうが?」

 

 

ハニー「うん、うん……ありがと!だいすきよ!ハグリッド!」

 

ハグリッド「」

 

ロン「ハグリッド、頼む、頼むからそのまま倒れるのやめてくれよ。今倒れたらハニーが危ないから君の無駄に大きい図体を僕が受け止める羽目に重い重い重い重い重いうぉおおおおお!マーリンの髭っ!髭っ!!髭っ!!!」

 

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 07:34:04.82 ID:mAHxf6NP0

 

キングズ・クロス駅

 

ロン「あぁ、思えばここが、僕の人生の出発点でもあるよな。ハニーの豚としての僕の、つまりは真実の僕の」

 

ハーマイオニー「詩的ね、聞こえはとっても悪いけど。そう……私はそれより早くダイアゴンで会ってるけど」

 

ロン「なんだ、やるか?今日こそ負けないぞ、古今東西ハニーの何かしらで!」

 

ハニー「不毛な真似はやめて、もう。何にせよ……お別れね、二人とも」

 

ロン「あぁ、考えないようにしてたのに!ハニー!ハニー、とっても辛いよ僕!」

 

ハーマイオニー「手紙、たくさん出すわ。また返事を頂戴ね?冬休みみたいに」

 

ハニー「豚が主人に会えなくてそうなるのは当然よね、えぇ。手紙?ふぅん、そんな覚えはないけれど……気が向いたらね」

 

ロン「おい白豚、お前、この一年で随分たくましくなったよなぁ」

 

白豚「ピピィ、ヒンヒン」

 

ハニー「当たり前よ、この私のペットなのだから……でも」

 

ハニー「……ねえ」

 

ハーマイオニー「……ハイハイ。手を繋いでもらっていい?ロン、あなたは?」

 

ロン「! あー、うん!僕もそうして欲しいな!是非とも!あ、僕みたいな豚がお願いするのはおこがましいけどさ出来れば!出来ればうん!」

 

ハニー「……そうしてあげる」

 

ギュッ

 

ハニー「……出来れば、本当は。手紙じゃなくて……もっと早く、二人に、会いたい、な」

 

ロン「……もちのロンさ、ハニー。ママが是非、夏休みは君を招待しなさいって言ってたよ。ハーマイオニーもね」

 

ハーマイオニー「えぇ、楽しみにしてるわ。魔法使いの暮らしって、どんな感じなのか……それよりなにより、あなたに会えるのもね。ハニー」

 

ハニー「……どこであっても、あなたとハーマイオニーがいるならそれでいいわ。それだけで、いいの。元気でね……それで、ロン」

 

 

 

 

ハニー「……魔法使いのお家っていうのは、この私を楽しませてくれるのかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

アズカバン牢獄

 

ピチョン ピチョン ピチョン 

 

うぅぅぅ

 うわあああああ

 

助けて、助けてくれえええええ!!

 

 

 

クィリナス「……」

 

 

 

「おい、お前。そこの……新入り」

 

 

クィリナス「… … 私、ですか?」

 

 

「あぁ、そうだ。新入り、どこから来た?ここに来たのはすぐおかしくなるからな、少しでも話し相手が欲しいんだ。なにせここは……酷く退屈だ」

 

 

クィリナス「……このアズカバン監獄の、それも奥底に近い場所でそんな言葉が聞けるとは思いませんでした。退屈、とは……」

 

 

「ハッハ、そうだろうな。これは……友の受け売りさ。そいつは嫌いだったんだ、退屈って奴がね」

 

 

クィリナス「あぁ、私は……きっと暫くの退屈しのぎにはなれると思いますよ。吸魂鬼が近くとも……どうやら私の中の光は曇らせられないようだ」

 

 

「それは、いいな。で?どこから来たんだ?」

 

 

クィリナス「私は……ホグワーツにいました。ハニー……ハニーという、私の光がいて」

 

 

「……ハニー?」

 

 

クィリナス「えぇ。ハニー・ポッターが——」

 

 

「……ハニー……ポッター……ハニー・ポッターーーー!?!?!?!?ホグワーツ!?!?!?!?!?」

 

 

クィリナス「ひっ!な、なんですか……」

 

 

「もう、もうそんなに年が!?そんなに、歳が!?!?!?!?なんてことだ、なんてことだおい吸魂鬼!!!!!!!なんで教えてくれなかったこいつめここから出せ!!!!!!!!あの子がホグワーツにいるのになんで!!!!!!!なんで私が杖を選んで教科書を買ってあげて前の日に不安で眠れないあの子にご両親の話をしてやれない!!!!ここから出せ!!あの子は……あの子は」

 

 

 

「あの子は、ホグワーツにいる!!!!!!!!!!」

 

 

クィリナス「……なんだか、犬のようにうるさい人ですね……?」

 

 

今度こそ、完

 

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2024/03/24(日) 07:51:22.23 ID:mAHxf6NP0

思ったより時間かかってもうたけど賢者の石はこれで!

秘密の部屋も早めに手をつけたいところやで!

じゃあの!




賢者の石編

ハニー・ポッター「私が、魔法使い?」

ハニー・ポッター「賢者の石、ですって?」

ハニー・ポッター「賢者の石は、どうなったのかしら」


秘密の部屋編

ハニー・ポッター「秘密の部屋?なぁに、それ」

ハニー・ポッター「スリザリンの継承者?なんなの、それ」


アズカバンの囚人編

ハニー・ポッター「脱獄囚の、シリウス・ブラック……?」

ハニー・ポッター「『エクスペクト・パトローナム!』」

ハニー・ポッター「『守護霊よ、来たれ!』」


炎のゴブレット編

ハニー・ポッター「勝つのは私、そうでしょ?」

ハニー・ポッター「何が来ようと、受けて立つわ」

ハニー・ポッター「いつか必ず、来るものは来るのよ」

ハニー・ポッター「来るものは来る、来た時に受けて立てばいいのよ。勝つのは、私よ」


不死鳥の騎士団編

ハニー・ポッター「騎士団、いいえ。私の豚団ね、そうでしょ?」

ハニー・ポッター「『私は、嘘をついてはいけない』……?」

ハニー・ポッター「誰一人だって、欠けさせないわ」

ハニー・ポッター「進まなきゃ、前に。そうでしょ?」


謎のプリンス編

ハニー・ポッター「プリンス、だなんて。なんなのかしら」

ハニー・ポッター「暴いてみせるわ、マルフォイの企み」

ハニー・ポッター「どうして、スネイプなんかを」

ハニー・ポッター「アルバス・ダンブルドアと、わたし」


死の秘宝編

ハニー・ポッター「分霊箱を、探す旅」

ハニー・ポッター「死の、秘宝……?」

ハニー・ポッター「最後(いやはて)の、敵なる死だって……超えてみせる!」
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