“正義のジャーナリスト”、或いは“無冠の帝王”。
そんな存在を目指し記者となった男は、殺された。
――デマで自殺へと追い詰めた人の、その娘の復讐によって。

そして――彼は転生を果たす。
高度に発達した蒸気機関が人々の生活を支える国へ。
止まぬ煙に彩られた、決して眠らぬ鋼の世界へと。

第二の生で、少年は足掻く。
前世の「罪」に苦悩しながら。深い煙の奥の「闇」へと対峙する。
それは贖罪か、義務か、それとも――「正義」か。

“正義のジャーナリスト”
少年は再び、あの昔日の憧憬に手を伸ばす。
古くて新しい、この蒸気の世界で――。

創刊号:「完全自殺」のプロローグ
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