支部だけ投稿してましたすいません!
ちなみにこの1話のみです。
いやー、2年で1話…やばいっすね。
それと、こんなに亀更新の話にも関わらず感想とか、評価とか、ありがとうございます!本当に執筆の原動力になってます!絶対完結させるのでみなさん気長に待っててくださいー!!
二年の始まりと訓練メニュー
夏休みが明け、俺はホグワーツの2年生になった。
2年目にもなるとここでの生活にもだいぶ慣れてきた。学校生活にも余裕が出て、1年生時よりも更に勉学に励み、青春を謳歌する…はずだったのだが…
「エル!本気でやってるの!?もっとこう、トロールやヴォルデモートと対峙した時みたいに派手な魔法撃てないの!?」
「無茶言うな!これでも本気でやってるんだよ!」
俺は朝っぱらから必要の部屋でひたすら魔法を人形に打ち続けていた。
俺の杖先から出た武装解除呪文は練習用の人形に当たり、そのまま霧散する。人形は何事も無かったように突っ立っている。ハリーはそれを見てブーブーと文句を言う。
こんな事をかれこれ数十分やり続けている。
「おかしいじゃん!クィレルを吹っ飛ばした魔力は何処に行ったの!?」
「だー!思い出させんなよ!地味にトラウマなんだよ!!ていうかこれでも2年生が使う魔法にしては上出来だと思うんだが!?」
俺は今ホグワーツの休日と休み時間のほとんどを必要の部屋でのハリーの研究に費やしている。
事の発端は1年生の終わり、ホグワーツ特急でハリーにある秘密を打ち明けられたからだ。
ホグワーツの7年間を何度も繰り返していること…何度繰り返しても恩師であるスネイプ先生を助けられないこと…
そんな中、俺の持つ魔法の力が状況を打開する鍵になるかもしれない…
ハリーのそんな話を聞いて俺はつい同情してしまい、コイツに協力する事を了承してしまった。
別に後悔している訳では無い。あれからハリーのストーキング行為も無くなったので、むしろ協力して良かったとまで思っている。
ただ1つ不満点を述べるとするならば…
「あのさ…これ、クッソ疲れるんだよな」
「何言ってんの!?まだ始めてから三十分も経ってないよ!?」
「お前の体力がバケモンすぎるんだよ!普通三十分も魔法撃ち続けてたらバテるに決まってんだろ!」
コイツの俺の魔法の研究が思っていたよりだいぶしんどいのだ。
学校が始まった日の夜にはこの必要の部屋に連れてこられ、それからは毎日毎日時間が開くたびにここでひたすら魔法を撃ちまくる…
今日だって朝食を食べてから一限目が始まるまでの僅かな時間にこうして必要の部屋に来ている。
学校が始まってまだ一週間も経っていないが、もう既に俺の疲労はピークに達していた。
俺、この世界でも過労で死ぬかもしれない。
「だー!もう無理だ!しぬ!!」
何十回目の呪文が人形に弱々しく当たった所で俺はその場に寝転がる。
このままやっていれば確実にこの後の授業まで体力がもたない。
「えー!?もうちょっと頑張ってよー!」
「いーや、もう無理だ!そもそもこの方法で本当に合ってるのかよ!?一週間近くやっても一度も強化魔法出てないぞ!?」
「うーん…それは確かにそうなんだよね…そろそろやり方を変えようか…」
「始めからそうしてくれ」
強化魔法、というのはハリーが俺の例の魔力暴走のような現象に付けた名前だ。普通の魔法よりも明らかに威力が跳ね上がってるから強化魔法。安直だが分かりやすいネーミングだ。
「今まで強化魔法が発動したのはトロール、ヴォルデモートと対峙した時だよね…あとユニコーンを保護しに行ってクィレルに追いかけられた時もその兆候が見られた筈…どれも危険な目に遭っている時なんだよね…」
「あとお前と対峙した時も追加な」
「えー!?僕の事危険存在みたいに言わないでよ〜!」
「悪いがあの時のお前は俺にとって十分危険な奴だったぜ」
むくれるハリーに俺は寝転がったまま答える。
あの後一瞬でコイツに追い付かれた時はマジで心臓止まるかと思った。正直今までで一番ビビったと言っても過言では無い。
遠い目をして回想に耽る俺の横でハリーは考え込む。
「うーん…やっぱり普通に魔法撃つだけじゃダメなのか…もっと危険な場所で魔法の練習してもらったらいいのかな…?」
「は?嫌だが?」
「バジリスク…リドルの日記は回収したから害もないし正直どうでもよかったんだけど、こういう事なら一応退治しておこうかな…」
「おーい?」
「あ、どうせならアクロマンチュラも駆除しとこうかな!」
「聞いてる?」
「あ!どっちもいい魔法薬の材料になるじゃーん!せっかくだから先生のプレゼントにしちゃお!」
「なんかヤバい計画立ててるみたいだが、俺は行かないからな!?」
危険を感じて猛抗議する俺の声をガン無視してハリーはしばらく考えていたが、やがて俺の方を向き、目を輝かせて言った。
「ヘビ退治とクモ退治、どっちからがいい!?」
「は?」
俺は眉根を寄せて起き上がる。コイツは何故急に害虫駆除の話を?いや、どうせただの害虫駆除じゃ無いんだろう。ユニコーンの時のように何か裏があるに違いない。
「今決めなくてもいいよ!クリスマスまでで大丈夫!新鮮な状態のを先生へのプレゼントにするから、クリスマス前日くらいまでは殺らないよ!」
「ヘビかクモをスネイプ先生のクリスマスプレゼントに…?」
「あっ、余った方は誕生日プレゼントにするから!先生、誕生日はクリスマスの割とすぐ後だからクリスマス休暇は狩りしまくりになっちゃうけど、別に良いよね!?」
「よかねぇよ!どうせどっちもえげつないバケモンだったりするんだろ!?」
「御名答〜!どっちもデカくて猛毒持ち!クモはコロニーを作って大量に居るし、ヘビは目を見たら死んじゃうよ!」
「…………」
「だからクリスマスまでにここで魔法の練習沢山しないとねぇ〜!油断したらサクッと死んじゃうよ〜!」
「…………」
「あっ、今のウソウソ!僕がついてるから絶対に死なないよ〜!」
もう言葉も出てこない。俺は思わず両手で頭を抱える。何とかして断る言葉を捻り出そうと口を開けた俺の前でハリーが部屋の時計を見てばっと立ち上がった。
「あっ!大変だ!もうすぐスネイプ先生の授業始まっちゃうよ!しかも2年生初授業!僕一番前に座りたいから、先に行くね!」
「あっ、ちょっと待て…俺はやるとは一言も…」
「じゃあね!早めに決めといてね〜!」
そう言うと俺が止める間もなくハリーは必要の部屋を飛び出して行った。
ぽつんと1人残された俺はしばらく呆然とハリーが出ていった扉を眺めていたが、やがて大きなため息をついてその場に再び寝転んだ。
「やっぱ協力しなきゃよかったかなぁ…」
「はぁ〜あ…」
「どうしたのエル?元気無いけど」
「いや…ちょっと今究極の二択を迫られてる…いや、二択つっても最終的にはどっちもやらないといけねぇんだけど…」
「なんだいそれ?そんならどっちもさっさとやっちゃえばいいじゃないか!」
「うーん…でもなぁ…」
魔法薬学の授業で俺は薬草を刻みながら俺とペアを組んでいるロンと小声で話す。チラチラと俺が目線を向ける先にはハリーに難癖を付けて減点するスネイプ先生。ハリーのペアのハーマイオニーは理不尽な減点に不満そうだがハリーは嬉しそうにヘラヘラ笑っている。
この様子ではしばらくスネイプ先生がコチラに来ることは無さそうだ。薬の調合中に雑談してるとこなんて見られたら最後、嫌味とともに減点が飛んでくるからな。
俺の視線を追ってロンもハリーを見て、ふと思い出したように言った。
「そういえばハリーとエル、2年生になってから授業でペア組まない事増えたよね。別にケンカしたようには見えないっていうか寧ろ仲が良くなったように見えるのに…」
「あ〜、そうか?」
「そうだよ!君達、1年生の時はずっと一緒で誰がどう見てもニコイチだったよ!」
「…そんなにか?」
俺はわざととぼけてみせる。
ホグワーツ特急で共同戦線を組んで以来、ハリーは俺と無理に行動を共にしたり、授業でペアを組んだりする事は無くなった。だからその変化がロンには不思議に思えるんだろう。
「…まあ、俺達も大人になったんだよ。もうちょっと自立しないといけないって事でな?」
「なんだいそれ?というか、君達1年の頃から随分大人びていたような…」
ロンが怪訝な顔で俺の顔を見た時、不意に俺達に影が掛かった。
俺とロンは何事かと後ろを振り向き…顔を引き攣らせた。
「これはこれは…Mr.トライアンにMr.ウィーズリー。授業中に私語を慎むようにと習わなかったかね?」
そこには思いっきり眉間にしわを寄せ、俺達を見下ろすスネイプ先生の姿があった。
なんてこった。スネイプ先生はばっちり俺たちの様子まで見ていたらしい。話すのに夢中でこっちに来ているのに気が付かなかった。
「ましてや魔法薬の調合中に雑談など…よっぽど調合の腕前に自信があると思われる。完成が楽しみだな?」
「や、期待させて悪いですけど全然ダメっすよ」
「エルぅ!?」
ロンの叫びと同時に俺の頭に教科書が振り下ろされる。
「いでっ!」
「グリフィンドール十点減点だ。それとトライアンは残れ。罰則だ」
「は!?なんで俺だけ!?」
しかしスネイプ先生は俺の抗議の声など聞こえていないように教室の見回りに戻った。説教が終わったと見るや俺達を見ていた生徒達も各々の作業に戻っていく。…ハリー、羨ましそうな顔したの見逃さなかったからな。
「てか今の普通に体罰だろ…」
ロンは無言で俺の肩に手を置いた。
魔法薬学の授業が終わり、他の生徒が教室を出ていった後、スネイプ先生は教室に残っているのが俺達二人だけになったのを確認するとすっと杖を取り出した。
…え、杖?何、俺更に体罰されんの?
一瞬ビビった俺の目の前で先生は杖を振るう。すると教室の扉からガチャリと鍵が閉まる音が聞こえた。
「…え?」
俺は驚いてスネイプ先生を見る。
え、この人今鍵閉めたよね?なんで?
一瞬俺の頭の中で先生とハリーの姿が重なる。なんかハリーもちょっと前に三頭犬の部屋でこんな事してたような…何?意外と似た者同士なの?
続けてスネイプ先生は杖を振るって何やら呪文を唱える。
「マフリアート」
え、もうなんなの。怖い。純粋に。
スネイプ先生は杖をしまうとずかずかと俺に近付いてきた。
「あの…」
「どういう事なんだトライアン、あの呪文を使わなかったのか?」
「あの呪文…?あー…」
一瞬何の話か分からずにポカンとしたが、すぐにスネイプ先生はレビコーパスの事を言っているのだと気が付く。
そうか、スネイプ先生とはクィレルと対峙して以来話していなかった。そりゃ先生目線俺があんなに嫌ってた筈のハリーと共に唐突にクィレルにカチコミし、更には急に仲良くし始めてさぞかし疑問に感じるだろう。
「それに何故ポッターと共にあのような事…生徒二人で賢者の石を守りに行くなど、何を考えている!?」
「嫌々巻き込まれたんですよ!俺は賢者の石なんてどうでも良かったけど、ハリーが無理やり…」
「それにしてはポッターと随分と親しくするようになったでは無いか」
「うーん、まあ…なんか可哀想だし、別に付き合ってやってもいいかなって思って…」
「何!?」
スネイプ先生はこれでもかと目を見開いた。この人なんでそんなに驚いてるんだ…?まあ、確かに端から見れば俺のハリーへの態度の変貌っぷりには驚かされるのかもしれない。
でもまあ、あんな経験談聞かされれば、アイツの計画に付き合ってやりたくないなるのも仕方無いだろ。
しかし、そんな事情はつゆも知らない先生は、一人で何やらブツブツ呟いている。前にハリーの話聞いて思ったけど、この人もだいぶハリーへの感情拗らせてるんだよな。正直、だいぶお似合いなのではないかと思う。
俺がハリーのスネイプ先生への激重感情が成立するか否かについて考えていると、先生は自分の中で何やら結論を出したようで、やがて無表情でこちらを振り向いて言った。
「…まあいい、それは最早吾輩の預かり知らぬ領域だ。とやかくは言うまい…むしろ下手に介入した吾輩が野暮だったな」
「……はあ」
何やら盛大な勘違いをされているようだが、俺はあえて気が付かないフリをした。勝手に一人で解決してくれたならそれでいい。これ以上この話を蒸し返す意味は無いからな。
「てか、もしかしなくてもそれを聞くためにわざわざ俺一人に罰則受けさせたんですか?職権乱用ですよ」
「うるさい。元はと言えばお前が真面目に授業を聞いていなかったからだろう。それと、聞きたいことは他にもある」
「…まだあるんですか」
俺があからさまに嫌な顔をしてみせるとスネイプ先生は一瞬眉間にシワを寄せたが、すぐに真面目な顔に戻ると、頷いてみせた。
「ああ…クィレルの事だ」
その瞬間、辺りの空気に緊張が走る。否応なしに俺の脳裏にクィレルの最後がちらついた。
なぜ今になってそんな事を聞いてきたんだ。だってクィレルはハリーに返り討ちにされて灰になって死んだ事になっているのに。
ハリーがそう工作したのだ。こうしなければダンブルドアに怪しまれると言って。それに、その場に駆けつけたダンブルドアにも上手く取り繕っていた。
ハリーに事情を説明された今だからこそ納得できるが、何も知らなかった当時はいきなり死体に細工しはじめるハリーにかなり、いや、ものすごく恐怖したのを覚えている。
…今思えばハリーはあの時なぜあんなにもダンブルドア校長を警戒していたのだろうか。思い返せばハリーからはスネイプ先生の話は腐る程聞いたが、校長など、その他の人物の話はあまり聞いたことが無かった。……後で聞いてみるか?
それにしてもなぜスネイプ先生はそんな事を聞いてくるのか。話はダンブルドア校長から聞いてるんじゃないのか?
まさかハリーの隠蔽工作がバレたのでは無かろうか。
俺はそんな事に思い至り、戦々恐々としてスネイプ先生に尋ねた。
「…何でですが?事の顛末はあの後ハリーがダンブルドア校長に説明してましたよ?先生も校長から聞いたのでは?」
「ああ、確かに聞いた。だか当事者からの話はまだ聞いていない」
「これ以上話せる事なんて無いと思いますけど…」
それにそういう事はクィレルを倒した(事になってる)ハリーに聞けよ!なんで俺に聞くんだよ!
思わずそう言いかけたが、すんでの所でギュッと口を噤む。
スネイプ先生はやたらと神妙な顔で尋ねてきた。
「クィレルはポッターに触れた途端に崩れたのだったな」
「…はい」
「…どんな感じだった?」
「???」
どんな感じだった?
スネイプ先生にしてはやたらと抽象的な質問に俺は首を傾げかけ、そこで1年の終わりにハリーに教えてもらった事を思い出す。
そういえばこの人、ハリーの母親、リリーさんに想いを寄せていたんだったか。なるほど、だからリリーさんがハリーに遺した愛の魔法に興味があるんだな。
俺はハリーからあらかじめ教えてもらっていたカバーストーリーをなぞりながら答える。
「うーん、かなり痛々しい感じでしたよ。クィレルがハリーに触れるとそこから砂みたいにボロボロと…。正直、トラウマになりそうでしたよ。目の前で人がみるみるうちに崩れていくものですから」
「…そうか」
スネイプ先生はそういったきり何を考えているのかよくわからない顔で黙りこんでしまった。
それっきり辺りには沈黙が満ちる。ものすごく気まずい。これ俺が悪いのか?
なんとなくいたたまれなくなって俺は口を開く。
「あの後部屋に来たダンブルドア校長が言ってましたよ。愛の魔法って言うんですよね。ハリーのお母さんが残した魔法だって」
「…ああ」
「すごいですよね。亡くなって尚ハリーの事を守ってる」
「そうだな」
スネイプ先生は肯定だけを返すと再び黙り込んでしまった。今度は心なしか先ほどよりも表情が暗い気がする。
うん…まあ、それにひきかえ自分は…とか思ってるんだろうな。正直、最後の言葉は余計だったかもしれない。
「……」
「……」
まずいぞ。一層気まずい雰囲気にしてしまった。
今やスネイプ先生からは隠しきれないほどの自己嫌悪の感情が溢れてる…気がする。
というか前から思ってたがこの人、ちと俺に気を許しすぎては無いか?こんな人前で感情出すタイプじゃないだろアンタ。
…いやそもそも去年に個人授業なんてものつけてくれた時点から異常だったか。あの時はハリーから逃れることに必死で何も思わなかったが、今思えばスネイプ先生が生徒の個人的な事情の為に呪文を教えるなんて相当稀有な例なのでは無いだろうか。
…まずい。それにもかかわらず今回無駄にスネイプ先生との距離を縮ませてしまった気がする。クソッ、どれもこれもハリーがスネイプ先生の悲劇を隙あらば語ってきてたせいだ。それで同情的な気持ちになって、俺らしくなく共感するような言動をとって、結果スネイプ先生との親密度を上げてしまった。こんな事がハリーに知られたら嫉妬でボコボコにされるに違いない。
…なんなんだこの負のスパイラル。ハリーに始まりハリーに終わってるじゃねぇか。
まあ、やってしまったものは仕方がない。とにかく、今から取れる行動を取るしかない。迅速な撤退。今取れる最善の策はそれだ。
俺は未だブルーな雰囲気なスネイプ先生に控えめに声を掛ける。
「あー、この質問をしたかったから俺だけ罰則で呼びつけたんですよね?じゃあ俺はこれで…」
この様子ならあっさり返してくれるだろう。俺はそう高を括っていたが、予想に反してスネイプ先生は俺の発言に大して恐ろしい程のスピードで俺の方を向いてみせた。
「待て、罰則は罰則だ。そこの試験管を洗っていけ」
「……え?」
「当たり前だろう。ここには授業中に私語を話した罰則で呼び出したのだ。さっきの質問はついでにすぎない」
スネイプ先生が指し示した方向を見れば、先ほどの授業で生徒が使った大量の試験管。え、あれ全部俺1人で洗うのか?1時間はかかるぞ。
思わず縋るような目でスネイプ先生を見上げると、先生は先ほどまでの様子が嘘だったかのように、いつも通りの様子で、早くしろと言わんばかりに試験管の山を見やる。
「言っておくが魔法は禁止だ。すべて手作業で洗え。」
「…マジですか?」
やっぱりスネイプ先生とは全然距離を縮められてなかったようだ。
結局、試験管を洗うのには1時間と少しかかった。