これは、一途でありながら何処か歪な恋人関係である1人の少年と少女が紡いで行く恋物語である。


注意事項

「本作は息抜き程度に作った作品ですのでタグにある通り、連載化については未定となります」

主人公の名前は未決定なので、〇〇表記となります。

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久々にハッピーシュガーライフを見て、何故かネタが思い付いたので試しに作りました。


幼き日の記憶/何処か壊れている恋人関係

 

 

昔々ある所に、1人の幼い少年と幼馴染の少女が居ました。

 

少年と少女は家が近所だった事もあり、毎日のように会っては共にのんびりしながら過ごしていました。

 

そんな日々を送っていたある日の事、いつものように過ごしていた際に少女が少年に対し一つの質問をして来ました。

 

曰く「愛するって、どういう事なのかな…」と、そう問い掛けられた少年は必死に悩んだ末に一つの答えを返しました。

 

「たぶんだけど、大切だと想える人を一途に想い続ける事なんじゃないかな…」と、少年がそう返すと少女は「自分には大切だと想える人が居ない」という事に深い悲しみを覚え泣き出しそうになる少女を見た少年は、少女に泣いて欲しくない一心でこう答えました。

 

「だったら俺が、君にとって大切だと想える人を一緒に探すよ」、そう返した少年の言葉に少女は驚いた様子を見せると次の瞬間には花が咲いたかのような満面の笑みを見せたのでした。

 

こうして少年は、幼馴染の少女にとって大切だと一途に想える人を探す手伝いをする事にしたのでした。

 

 

 

 

 

 

それから数年後…

 

 

 

 

 

月明かりが射し込むとあるマンションの寝室、そこで1人の少年が幼馴染の少女に寝室のベッドの上に押し倒されていた。

 

 

「ふふ、私も馬鹿だよね。 私にとって一途に想い続ける事が出来る大切な人は〇〇くんだったのに、それに気付くのに時間が掛かるなんて……」

 

 

そう言う少女の赤い瞳は酷く濁っており、何処までも深い深淵を思わせるものを宿していた。

 

そんな少女に瞳を覗かれる少年には抵抗する意思は既に無く、これから成されるであろう事を受け入れようとしていた。

 

 

「でも、そのお陰で〇〇くんと居られたんだって想えると、直ぐに気付かなくて良かったかな♪ 」

 

「さとう、俺は……」

 

「だから〇〇くん、これからも私の傍から離れないっていう証を頂戴……」

 

 

少年の言葉を遮るようにして少女、「松坂さとう」は少年の唇に自身の唇を押し当てると深い口付けを交わし始める。

 

それに対して少年は抵抗せず静かに受け入れているのを良い事に、さとうは少年との口付けを深く味わい、そして…………。

 

 

 

 

 

 

主人公side

 

 

窓から僅かに射し込む陽射しに照らされ目が覚めた俺は不意に右腕に微かな重みを感じて視線を向けると、そこには見知った桃色の髪が特徴的な幼馴染の少女が一糸纏わぬ姿で静かな寝息を立てている姿があった。

 

幼馴染の少女、さとうの顔を見た俺は昨日の夜の事を思い出すと自分の顔が熱くなるのを感じつつ、起こさないように気を付けながら空いた左手の人差し指で未だに眠り続ける幼馴染の頬を優しく突っつく。

 

柔らかな感触と体温を感じ取ると共に、彼女の口から僅かにくぐもった声が聞こえて来る。

 

 

「やれやれ……本当にどうしてこうなったかな〜?」

 

 

安心しきった寝顔を見せ続ける幼馴染の顔を見ていると、不意に自分の口からそんな言葉が漏れていた。

 

幼い頃の約束が思わぬ形で果たされ、そして気が付くと幼馴染と恋人同士になった事実に考え込みそうになるも、即座に考えるのを辞めた俺は隣で眠り続ける愛する少女を優しく抱きしめながら再び眠りにつくのだった。

 

 

 

 

 

 

これは本来とは違う歴史を辿った少女が、一途でありながら何処か歪な愛情を幼馴染である少年へと捧げる日々を描いた恋物語にして、共に依存しながら愛し合う日々を描いた「ハッピーシュガーライフ」である。

 

 

to be continued‥?




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